JPS6226995A - カラ−撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー撮像装置に係り、例えば単管式カラーテ
レビジョンカメラにおいて、色ストライプフィルタを設
けられた撮像管から色多重信号を得、色復調する装置に
関する。

従来の技術 従来の単管式カラーテレビジョンカメラでは、例えば本
出願人が特願昭５４−２８４５０号（特公昭５９−３５
５５０号）の「カラーテレビジョン信号発生装置」で提
案した装置のように、例えばＧ（緑）、Ｃ（シアン）、
Ｗ（透明）の繰返しからなる色ストライプフィルタの縞
の長手方向に対して直角方向に走査を行なって色多重信
号を得る。

発明が解決しようとする問題点 上記従来のものは、縞の長手方向と直角方向に走査を行
なっているので、Ｇ、Ｃ、Ｗつまり色ストライプフィル
タの一周期について４ＭＨｚもの比較的高い搬送波で色
多重されていることになり、ノイズは高域程高く、又、
撮像管の変調度は高域程低いことから、この結果、ＳＮ
比が低く、又、撮像管は色ストライプの状態を忠実に再
現できなくなるので色再現性が悪くなる問題点があった
。

又、このものは、縞の長手方向と直角方向に走査を行な
っているので走査方向に色多重された信号が得られ、こ
れにより、輝度信号帯域は色多重搬送波により期限を受
け、その帯域が狭くなり、良好な水平解像度が得られな
い問題点があった。

本発明は、比較的低い搬送波で色多重することにより、
ＳＮ比を高くとり得、又、良好な色再現性を得ることが
でき、更に、輝度信号帯域を広くとり得、良好な水平解
像度を得ることができるカラー搬送装置を提供すること
を目的とする。

問題点を解決するための手段 第１図中、色ストライプフィルタ１ａはその縞の長手方
向を撮像管１の走査方向と所定角度を以て傾斜させて配
置した光学的色分解手段、ＡＤ変換器３、メモリ４ａ、
４ｂ、切換回路５、ＤＡ変換器６、色復調回路７は縞の
長手方向と直角方向にＧ、Ｃ、Ｗ１組ずつ色多重信号を
得て色復調する手段の各一実施例である。

作用 色ストライプフィルタ１ａの縞Ｇ，Ｃ，Ｗと撮像管１の
走査線上隣合うサンプリング点との相対位置が走査線イ
の繰返しピッチの間に位置する如く縞の長手方向を撮像
管１の走査方向と所定角度を以て傾斜させて配置し、Ａ
Ｄ変換器３、メモリ４ａ、４ｂ、切換回路５、ＤＡ変換
器６にて縞の長手方向と直角方向に色多重信号を得て色
復調回路７にて色復調する。

実施例 第１図は本発明装置の一実施例のブロック系統図、第２
図（Ａ）に示す如く、Ｇ、Ｃ、Ｗのフィルタ縞条の繰返
しからなる色ストライプフィルタ１ａの縞の長手方向に
対して所定角度傾斜して走査を行なう構成とされており
、縞と撮像管の走査線上隣合うサンプリング点との相対
位置が走査線繰返しピッチの例えば１／２ずれる如く配
列されており、走査線イの数はＧ、Ｃ、Ｗの一組宛と略
直角方向上点ａ１１と点ａ１２との中間、点ａ１３は走
査方向と略直角方向上点ａ１２と点ａ２２との中間に配
列されており、この他の点もこれと同様の関係をもって
配列されている。

第１図において、第２図（Ａ）に示す色ストライプフィ
ルタ１ａを設けられた撮像管１から得られた信号はプリ
アンプ２を介してＡＤ変換器３に供給されてここでＡＤ
変換され、フィールドメモリ４ａ、４ｂ、に供給され、
切換回路５からの制御信号に応じてここに書込まれ、又
、ここから読出される。

ここで、色ストライプフィルタ１ａのＧ，Ｃ，Ｗ１組の
周期はＮＴＳＣ方式で１Ｈに相当するように設定されて
いる。そこで、１Ｈ目において、ＡＤ変換器３からの信
号はメモリ４ａに第２図（Ａ）示す点ａ１１，ａ３２，
ａ１３，・・・，ａ２１，ａ２２・ａ２３，・・・ａ３
１，ａ３２，ａ３３，・・・の方向で順次割込まれる（
第３図（Ａ））、２Ｈ目において、メモリ４ａに割込ま
れた第１組Ｓ１の信号は走査方向に隣合う２点及び走査
方向と略直角方向に隣合う３点にて構成される合計６点
ずつを組として走査方向及びこれと略直角方向に隣合う
各点を交互に、つまり、点ａ１１、ａ１２、ａ２１、ａ
２２、ａ３１、ａ３２、ａ１２、ａ１３、ａ２２、ａ２
３、ａ３２、ａ３３、ａ１３、ａ１４、ａ２３、ａ２４
、ａ３３、ａ３４、・・・の順で順次読出される一方、
ＡＤ変換器３からの信号はメモリ４ｂに点ａ４１、ａ４
２、ａ４３、・・・、ａ５１、ａ５２、ａ５３、・・・
、ａ６１、ａ６２、ａ６３、・・・以下１Ｈ目の場合と
同様の方向で順次書込まれる（第３図（Ｂ））。

３Ｈ目において、メモリ４ｂに書込まれた第２組Ｓ２の
信号は第１組の場合Ｓ１の場合と同様に点ａ４１、ａ４
２、ａ５１、ａ５２、ａ６１、ａ６２、・・・の順で順
次読出される一方、ＡＤ変換器３からの第３組の信号は
メモリ４ａに新たに書込まれる。

以下、このように、１組ずつメモリ４ａ、４ｂに書込み
、読出しを交互に繰返し、結局、読出しとしては１組分
ずつつまり１Ｈ分ずつＮＴＳＣ方式の時間軸で読出され
、ＤＡ変換器６に供給されてここでＤＡ変換される。

この場合、隣合うサンプリング点は上記の如く設定され
ているので、上記の如く交互に読出せば、フィルタ縞条
１組宛走査方向と略直角方向に実質上２本走査線が存在
（Ｇ、Ｃ、Ｗ１組では実質上６本走査線が存在）したの
と等価となる。このものは、ステップエネルギ方式に対
応したものとされており、ステップエネルギ方式におい
ては基本波成分と第２次高周波成分とを再現すればよい
ので、走査線数はサンプリング定理から上記１組宛４本
以上あれば再現し得ることになる。

ＤＡ変換されて得た信号は第４図に示す如く１組分ずつ
同時時間軸に並べられた信号であり、一組のステップエ
ネルギ方式によって得られる色多重信号と同様の信号で
ある。この場合、点ａ１２、ａ３３はＧの情報を１個し
かサンプリングできないが、上記サンプリング定理条件
を満足していれば、ステップエネルギ方式によって色多
重された信号と同様の信号となり、サンプリングの位相
やその周波数が変っても基本は成分信号及び第２次高周
波成分信号を忠実に再現し得る。

ＤＡ変換器６から取出された信号はステップエネルギ方
式による色復調回路と同様の構成の色復調回路７に供給
されて色復調され、出力端子８より取出される。

なお、第２図（Ｂ）に示す如く、各走査線毎にサンプリ
ング周期Ｔの１／３ずつずらして書込み、これに対応し
て読出すようにしても同様の結果を得ることができる。

このように、本発明装置では色ストライプフィルタ１ａ
の縞の長手方向に走査しているので、Ｇ、Ｃ、Ｗ１組の
周期（ＮＴＳＣ方式で１Ｈに相当）について基本波成分
１５．７５ｋＨｚ×６＝９４．５ｋＨｚの比較的低い搬
送波で色多重されていることになり、これにより、従来
装置に比してＳＮ比が高く、又、撮像管は色ストライプ
の状態を忠実に再現できるので色再現性が良好になる。

又、本発明装置では、縞の長手方向に走査しているので
、水平方向には色多重されておらず、これにより、白黒
と同一の解像度が得られ、輝度信号帯域は色多重搬送波
により制限を受けることはなく、その帯域を広くとり得
、良好な水平解像度を得ることができる。

ここで、色ストライプフィルタ１ａの基本波成分、高次
高調波成分とサンプルによる折返し歪との関係について
考えてみる。色ストライプフィルタ１ａの基本波成分及
び高次高調波成分は第５図に示す如くとなり、Ｇ、Ｃ、
Ｗ１組宛３サンプルとすると、サンプル周波数と第２次
高調波成分との折返し歪（側波帯）（１）が基本波成分
の近傍に生じ、サンプル周波数と基本波成分の折返し歪
み（２）が第２次高調波成分の近傍に生じ、この結果色
ビートを生じる。

例えば第２図（Ａ）をみると、各サンプリング点は隣合
うサンプリング点の中間にあるので、点ａ１１、ａ２１
、ａ３１の組（Ａ）と組（Ｂ）とで互いに逆極性の関係
にあることを示す。そこで、上記実施例のようにサンプ
リングを行なえば、組（Ａ）と組（Ｂ）との折返し歪み
は互いに相殺され、これにより、色ビートを生じること
はない。

なお、隣合うサンプリング点の位置は走査線繰返しピッ
チの１／２より小さくなるようにずらしても、又、これ
とは逆に大きくなるようにずらしても、基本波成分、第
２次高調波成分を再現し得る。

なお、撮像管の走査方向を垂直方向にした場合は、色ス
トライプフィルタの縞の調手方向も垂直方向になるよう
に設置し、メモリ４ａ，４ｂには垂直方向に書込み、こ
れに対して直角方向に読出すようにすればよい。

発明の効果 本発明装置によれば、色ストライプフィルタの縞の長手
方向に撮像管の走査を行なっているので、比較的低い搬
送波で色多重されることになり、これにより、ＳＮ比を
高くとり得、又、良好な色再現性を得ることができ、更
に輝度信号帯域を広くとり得、良好な水平解像度を得る
ことができ、又更に、色ストライプフィルタの縞と走査
線上隣合うサンプリング点との相対位置が走査線繰返し
ピッチの間にある如く縞の調手方向を走査方向と所定角
度を以て傾斜させて配管したため、同じ解像度を得るの
に走査線が少なくて済み、これにより、信号帯域が少な
くてよく、しかも縞の長手方向と直角方向のサンプリン
グ位置がサンプル間隔の１／２だけシフトしているよう
にすれば、折返し歪を互いに相殺し得、色ビートを生じ
ることはない等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明装置の一実施例のブロッ
ク系統図及び本発明装置に用いる色ストライプフィルタ
の概略図、第３図はメモリへの書込み状態を説明するた
めの図、第４図は本発明装置における色復調回路の入力
信号波形図、第５図はサンプルによる折返し歪を説明す
るための図、第６図は本発明装置の他の実施例によるサ
ンプリング点を説明するための図である。 １・・・撮像管、１ａ・・・色ストライプフィルタ、３
・・・ＡＤ変換器、４ａ、４ｂ・・・メモリ、５・・・
切換回路、６・・・ＤＡ変換器、７・・・色復調回路、
８・・・出力端子■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 色ストライプフィルタの縞と撮像管の走査線上隣合うサ
   ンプリング点との相対位置が走査線繰返しピッチの間に
   位置する如く該縞の長手方向を該撮像管の走査方向と所
   定角度を以て傾斜させて配置し、該縞の長手方向と直角
   方向に色多重信号を得て色復調するように構成してなる
   ことを特徴とするカラー撮像装置。