JPS62269724A - セラミツクフイルタ− - Google Patents

セラミツクフイルタ−

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JPS62269724A
JPS62269724A JP10969086A JP10969086A JPS62269724A JP S62269724 A JPS62269724 A JP S62269724A JP 10969086 A JP10969086 A JP 10969086A JP 10969086 A JP10969086 A JP 10969086A JP S62269724 A JPS62269724 A JP S62269724A
Authority
JP
Japan
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zirconia
filter
alumina
weight
ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP10969086A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Odaka
文雄 小高
Hirotaka Yamazaki
博貴 山崎
Keisuke Yamamoto
山本 慧介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPS62269724A publication Critical patent/JPS62269724A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、溶融鋼や溶融鋳鋼、などの溶融金属中に含ま
れる、夾雑物を濾過除去するために用いて有用な、セラ
ミックフィルターに関するものである。
(従来の技術) 溶融金属中には、精錬の過程で除去出来なかった不純物
が、夾雑物として含まれているため、薄板製造用、細線
製造用や精密鋳造用などの高品位の金属素材を得るため
には、これらの夾雑物を除去する必要があシ、このため
に、通常溶融金属を濾過することが行なわれている。
従来、この目的に対しては、合成樹脂発泡体を基体とし
、これにセラミック泥漿を付着させた後、余剰の泥漿を
除去後、−燥、焼成して得られる、三次元網状の内部連
通空間を有する、セラミックフォ°−ムが用いられてい
る。また、セラミックハニカム多孔体や、セラミック多
孔板などの利用も、併せて検討され七いる。
また、このセラミック材質として、は、現在、アルミナ
質、ムライト質やジルコニア質の単味の材料や、アルミ
ナ−ジルコニア等のブレンド質なトモ検討されているが
、有効な技術はまだ開発されていない。
(本発明が解決しようとする問題点) 従来1でのフィルターは、溶融鋼や溶融鋳鋼の濾過に使
用す予場合には、種々1問題が残されており、実用的に
、大規模に使用される段階には至っていない。その理由
は□、1600℃、あるいは、それ以上の高温の溶湯を
、大量に濾過するという、極めて苛酷な条件下で、使用
されるため、溶湯が流入した瞬間における熱衝撃や、長
時間にわたる高温で大量の溶湯との衝突による、損傷や
摩耗などに、耐えられる材質や、構造の選定が、困難で
あったためである。
材質面に就いてみると、アルミナ質は、ある程度の耐熱
性は有するものの、耐熱衝撃性に弱く、溶融鋼が流入す
ると亀裂が発生し、その強度は極端に低下する。このた
め、流入溶湯でたたかれる部位に、瞬時に穴がおいてし
まう場合が多い。また、ムライト質は、アルミナ質に比
し、耐熱衝撃性はやや改善されるものの、耐熱性が劣シ
、また機械的強度も低い。このため、同様に、溶湯でた
たかれる部位に、穴があき易い。
また、ジルコニア質は、温度変化によって、結晶の変態
がお°こシ、そのため亀裂発生を誘こし、強度低化がお
こる。また、部分安定化ジルコニア質も検討はされてい
るが、熱膨張係数がアルミナ質と同等、あるいは、それ
以上と大きいため、耐熱衝撃性に問題があシ、加えて価
格もアップするという欠点がある。
従って、単味の材質では、溶融鋼、あるいは溶融鋳鋼の
濾過フィルターとして、使用に耐えられる特性を発揮さ
せることは、極めて困難である。
そのため、2種以上のブレンド系も検討されているが、
まだ、溶融鋼の連続鋳造などには、実用化されるまでに
至っていない。
また一方、構造面については、前述の合成樹脂発泡体を
基体としたセラミックフィルターでは、苛酷な使用に耐
えられる、強度を持たせるためには、合成樹脂発泡体に
、多量のセラミック泥漿を耐着させ、骨格の太いセラミ
ックフオームとする必要がある。その結果として、目詰
まシも起シ易くなシ、圧力損失を招くと、いう欠陥があ
った。
従って、本発明では、耐熱性、耐熱衝撃性や強度等の特
性に優れ、且、目詰−1を起さない、溶融鋼等の溶融金
属濾過に用いて有用な、三次元連通空間を有する、セラ
ミックフィルターを提供することを目的としたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記4の観点から、本発明者等は、鋭意研究検討を重ね
た結果、その解決方法を発見し、既に%許出願を行なっ
ている(発明の名称;セラミックフィルター(昭61.
4.16出願))。
本発明も、その一連の研究成果に係るものである。即ち
1本発明は、少なくともその表面が、セラミック材質よ
り構成されており、該セラミック材質カジルコニア〜ア
ルミナ系であシ、その組成割合が、ジルコニア35〜5
重量%、アルミナ65の嵩比重が、0.6以上、1.5
以下の、三次元連通空間を有する、多孔体構造であるこ
とを特徴とする、セラミックフィルターに関するもので
ある。
以下に、本発明に就いて、より詳細に説明する。
本発明者らは、耐熱性、耐熱衝撃性や機械的強度等の特
性の優れた材料を開発するため、アルミナの機械的強度
と耐熱性とを十分活かしながら。
併せて、ジルコニアの耐熱衝撃性と低熱膨張性を活カス
狙いで、ジルコニア−アルミナ系に就いて種々検討を重
ねた。その結果、材料配合組成として、単斜晶ジルコニ
ア含量が50重量%以下、好ましくは30重量%以下の
ジルコニア35〜5重量%、アルミナ65〜95重量係
が有効であり、ジルコニア20〜10重量%、アルミナ
80〜90重量係が、より好ましい組成であることが判
った。また、この系に対して、粒成長抑制剤、焼結助剤
、バインダーや、その他の添加剤などを、必要に応じて
添加して使用するのが通常である。
また一方、溶融鋼の通過時における、フィルターの損傷
を防ぐためには、フィルターの骨格は、ある程度以上に
、骨太にする必要がある。このためには、嵩比重を増大
させる必要があるが、合成樹脂発泡体を基体とした系で
、セラミックフィルターを炸裂する場合には、嵩比重の
増加とともに目詰まシの傾向が起こる。
種々、検討の結果、必要な嵩比重は0.6〜1.5の範
囲であることが判った。
なお、この合成樹脂発泡体を基体とした系で社、セラミ
ックフィルターの作製に手間がかかるというプロセス面
の検討課題もある。
ただ、この対策には、セラミックの棒状押出品、あるい
は網目構造の板状成型品を積層、組合せて、作製する等
の手段を講することが有効である。
なお、溶融鋼濾過フィルターの用途には、フィルターの
耐熱性として、その軟化温度が1570℃以上、好まし
くは1600℃以上とする必要がある。
(作用) 本発明のジルコニアルアルミナ配合系では、ジルコニア
;35重量tlI〜5重量%、アルミナ:651111
〜95重量係の特定の組成で、且、単斜晶ジルコニアの
含量が全ジルコニア量の50重量係以下のときに、熱膨
張係数も、大兄?、7X10”’(室温〜1000℃)
程度であシ、アルミナに比し、耐熱衝撃性が向上するば
かシでなく、機械的強度や軟化温度の面からも優れた領
域があることが判明した。
即ち、ジルコニアの割合が、35重量係を越えると、加
熱、冷却の過程で、ミクロクラックを発生し、矢きい強
度低下がおきる。一方、ジルコニアの割合が、5重量係
未満では、ジルコニア添加の狙いである低熱膨張性と耐
熱衝撃性の向上効果が認められない。
また、ジルコニア中の単斜晶ジルコニアの含量が多い場
合には、耐熱衝撃性が不良となシ、また、機械的強度も
低下する。そのため、ジルコニア中の単斜晶°ジルコニ
ア含量を50重量係以下にすることが不可欠の構成要件
である。
加えて、この組成範囲で、よ)高い軟化温度が得られる
ことも判明した。
また、合成樹脂発泡体を基体としたフィルターの場合に
、この組成範囲内であれば、さしたる目詰まりもなく、
圧力損失が僅少であることが判った。
また一方、溶鋼フィルターとしての実用性について、種
々試験した結果、フィルターを構成する骨格の太さは、
ある範囲内にあるととが必要である。この骨格の太さの
代用特性として、嵩比重で表わすと、実用に耐える範囲
としては、その値が0、6以上、1.5以下の範囲が、
必要であることが判った。その理由は、0.6未満であ
ると、溶融鋼の流入時に、フィルターの損傷を引き起す
ことが多い。また、1.5を越えると、フィルターの熱
容量が大きくなシ、溶融金属の流入時に、これ等の凝固
がおこシ、目詰まシを引き起こし支障を来たすためであ
る。
(実施例) 以下に、本発明に就き、実施例と参考例により、より具
体的に説明する。
なお、最初に実施例や比較例に共通した事項につき、ま
とめて簡単に説明する。
軟化温度は、TMA (熱機械分析装置)を用いて、サ
ンプ/L/l−加熱昇温した時の、最大膨張寸法に対し
て、軟化収縮による2%の寸法減小を示す最大温度であ
る。
(イ)耐熱衝撃性とその測定 1000℃のブンゼン/4−ナー火炎に、サンプルを、
1分間、直接接触前後の1曲げ強度の保持率を表わす。
め底面ノズル部に取シ付け、アルゴンガス雰囲気下で、
温度、約1000℃に予熱後、温度、約1600モの溶
融鋼を、約200〜300kgを導入して、評価した。
実施例1〜3 比較例1〜4 ジルコニアおよびアルミナの配合・組成比を変えた、セ
ラミック混合粉体100部に、M機バインダー5部、分
散剤1部、および適量の水を加えて、粘度約6ポイズの
、セラミックスラリ−を調製した。
このスラリー中に、1インチあたシ、平均6ケのセルを
有する、ポリウレタン発泡体を浸漬、引き上げ、余剰の
泥漿を除去後、乾燥した。この操作を繰シ返して、所定
量のセ°ラミックを耐着させたフオーム構造体を得た。
このフオーム構造体を、・1650℃で2時間焼成し、
その物性を測定した。
またその一部のものについては、溶融鋼濾過テストを行
なった。
その結果を第1表に示す。
第1表の結果より、ジルコニア/アルミナの組成割合が
、フィルターの物性、ひいては、そのフィルター性能に
極めて大きい効果があシ、フィルターの機能を果たすた
めには、特許請求範囲記載の、特定の組成範囲が、必要
であることが明らかである。
実施例4〜6.比較例5〜8 実施例1〜3と同様の配合と操作にて、ジルコ諷ア中の
単斜晶ジルコニア含量の異なる、セラミック7#−ムフ
ィルターを襲シ、その性能評価を実施した。結果を第2
表に示す。
第2表の結果から、単斜晶ジルコニアの含量が、50重
量嗟以下が必要であること、またジルコニア/アルミナ
配合比が、ジルコニア35〜5重量部とアルミナ65〜
95重量部の範囲であっても単斜晶ジルコニアの含有量
が50重重量上越えると、実用に耐えられるものは、得
られないことが判る(比較例7,8)。
また、嵩比重が0.6未満でも実用性のある強度のもの
が、得られないことが判る(比較例5.6)。
実施例7 ジルコニア15重量部とアルミナ85重量部の合算10
0重量部に、有機バインダー5部と、適量の水を加えて
混練した後、スリット巾3日角の成形用ダイスを用いて
、押出成形を行ない、長さ150■に切断後、乾燥、棒
状成形体を作成した。
この棒状成形体を、約10w間隔に平行に並べ、第1層
とした。その上K、この棒状成形体を、第一層のものと
、直角に交叉するようK、第1層と同間隔で、千行く配
列して、第2層を形成した。
同様にして、第3層は、第2層の棒状成形体とは直角に
交叉するように形成した。なお、交叉部は接着固定した
このようにして、縦、横、厚みが、それぞれ、15′O
w、150wn、50部mの大きさの3次元連通空間を
有する、セラミックフィルターを作製した。このものの
嵩比重は1.05であった。
このフィルターを用い、溶融鋼の濾過テストを行なった
その結果、フィルターは外観上、何等の損傷は認められ
なかった。また溶融鋼中の夾雑物が、綿状にt格に付着
、捕集されているのが認められた。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の完成によって、優れた耐
熱衝撃性、耐熱性や機械的強度等の特性とともに、濾過
時の目詰まシを起さない、セラミックフィルターの製造
、実用化の道がより一段と広く開かれ、今後の金属工業
における技術面の進歩、ひいては、金属業界等の発展に
寄与するところが、大きいものと期待される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも、その表面がセラミックス材質より構成され
    ており、該セラミック材質がジルコニア〜アルミナ系で
    、その組成割合が、ジルコニア35〜5重量%、アルミ
    ナ65〜95重量%よりなり、該ジルコニア中の単斜晶
    ジルコニアの含量が、50重量%以下であり、且、その
    嵩比重が0.6以上、1.5以下の三次元連通空間を有
    する、多孔体構造であることを特徴とするセラミックフ
    ィルター。
JP10969086A 1986-05-15 1986-05-15 セラミツクフイルタ− Pending JPS62269724A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0445067A2 (de) * 1990-02-26 1991-09-04 Selee Corporation Poröser Keramikkörper
US5881353A (en) * 1994-03-31 1999-03-09 Hitachi Chemical Company, Ltd. Method for producing porous bodies
WO2017211920A1 (de) 2016-06-10 2017-12-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Zirkonoxid-keramik, zellularer werkstoff daraus und verfahren zur herstellung der zirkonoxid-keramik

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102016210378A1 (de) 2016-06-10 2017-12-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Zirkonoxid-keramik, zellularer werkstoff daraus und verfahren zur herstellung der zirkonoxid-keramik

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