JPS62269416A - ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 - Google Patents
ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路Info
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- JPS62269416A JPS62269416A JP61112237A JP11223786A JPS62269416A JP S62269416 A JPS62269416 A JP S62269416A JP 61112237 A JP61112237 A JP 61112237A JP 11223786 A JP11223786 A JP 11223786A JP S62269416 A JPS62269416 A JP S62269416A
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、発光ダイオードのようなダイオード特性を有
する回路素子の駆動回路に関するものであり、更に詳述
するならば、そのような駆動回路に使用されるスピード
アップ回路の改良に関するものである。
する回路素子の駆動回路に関するものであり、更に詳述
するならば、そのような駆動回路に使用されるスピード
アップ回路の改良に関するものである。
従来の技i哲
近年、従来の同軸ケーブルを用いた電気通信に代わり、
大容量情報伝送の可能な光ファイバを用いた光通信が脚
光を浴びている。光通信においては、情報の担い手は従
来の電気パルスではなく光パルスである。その光源とし
ては、発光ダイオード(以下” L E D″′という
)や半導体レーザ〈以下゛′l−5D ”という)が、
その高信頼性、小型軽量、低消費電力、低電圧駆動等の
優れた特性を有するため広く用いられている。
大容量情報伝送の可能な光ファイバを用いた光通信が脚
光を浴びている。光通信においては、情報の担い手は従
来の電気パルスではなく光パルスである。その光源とし
ては、発光ダイオード(以下” L E D″′という
)や半導体レーザ〈以下゛′l−5D ”という)が、
その高信頼性、小型軽量、低消費電力、低電圧駆動等の
優れた特性を有するため広く用いられている。
L DはLEDに比べて■光出力が大きい;■光スペク
トル幅が狭い;■光位相が揃っている:■動作点での直
流抵抗及び容量が小さく高速駆動が容易である等の長所
を持つが、その反面■熱的に不安定である;■価格が高
いなどの短所がある。
トル幅が狭い;■光位相が揃っている:■動作点での直
流抵抗及び容量が小さく高速駆動が容易である等の長所
を持つが、その反面■熱的に不安定である;■価格が高
いなどの短所がある。
そこで、比較的簡易な光通信システムにおいては、光源
としてL E Dを採用することが多い。
としてL E Dを採用することが多い。
第2図(a)、(1))は、l・ランジス9 T rを
使用した最も簡単な1.、 E D駆動回路の主要部を
示す。第2図(a)の回路では、バイポーラトランジス
タTrのエミッタにL E Dを接続し、第2図(b)
の回路では、バイポーラトランジスタTrのコレクタに
L E Dを接続し、それぞれトランジスタTrのベー
ス電圧を制御することよりトランジスタTrをオン・オ
フして、L E Dを駆動する。
使用した最も簡単な1.、 E D駆動回路の主要部を
示す。第2図(a)の回路では、バイポーラトランジス
タTrのエミッタにL E Dを接続し、第2図(b)
の回路では、バイポーラトランジスタTrのコレクタに
L E Dを接続し、それぞれトランジスタTrのベー
ス電圧を制御することよりトランジスタTrをオン・オ
フして、L E Dを駆動する。
これらの駆動回路ではL E Dに並列に接続している
回路はなく、従ってり、 E Dの端子間すなわち接合
部に蓄えられた電荷はL E D自体の抵抗により放電
される以外ない。そのため、第3図(a)に示すような
電流−電圧(I−V)特性と第3図α))に示すような
電流−光量(I−L )特性とを有するり、 E Dで
は、消光時、すなわちLEDの電流が少なくなった時に
L E D自体の直流抵抗(第3図(a)の原点と、曲
線上の動作点とを結んだ線の勾配の逆数に相当)は急速
に大きくなる。このため第2図(a)、(b)のような
回路構成では、LEDに充電された電荷の放電が急速に
は行なわれず、電流を切った後も発光が尾を引くことに
なる。
回路はなく、従ってり、 E Dの端子間すなわち接合
部に蓄えられた電荷はL E D自体の抵抗により放電
される以外ない。そのため、第3図(a)に示すような
電流−電圧(I−V)特性と第3図α))に示すような
電流−光量(I−L )特性とを有するり、 E Dで
は、消光時、すなわちLEDの電流が少なくなった時に
L E D自体の直流抵抗(第3図(a)の原点と、曲
線上の動作点とを結んだ線の勾配の逆数に相当)は急速
に大きくなる。このため第2図(a)、(b)のような
回路構成では、LEDに充電された電荷の放電が急速に
は行なわれず、電流を切った後も発光が尾を引くことに
なる。
典型的な例として、L E Dの電流が500μΔとな
った時を考える。L E Dはダイオードの一種である
ので、LED端子間電圧は約0.5■である。
った時を考える。L E Dはダイオードの一種である
ので、LED端子間電圧は約0.5■である。
また、この時のL E Dの容量を200 p F程度
とすると、時定数τ(−CR=200pFxO,5V1
500μA)は200マイクロ秒となる。この例からも
明らかなように、消光比を大きくとったり、数MHz以
−にの変調をかけることが不可能となる。
とすると、時定数τ(−CR=200pFxO,5V1
500μA)は200マイクロ秒となる。この例からも
明らかなように、消光比を大きくとったり、数MHz以
−にの変調をかけることが不可能となる。
そこで、消光時にLEDの直流抵抗が増大し、時定数が
大きくなるのを防ぐ目的で、第4図(a)、(シ))に
示すようにLEDに並列に放電用抵抗R(数10Ω程度
)を接続する回路がある。この抵抗Rは、L E Dの
消光時にLEDに蓄えられている電荷を放電させ、速や
かに消光するのに役立つ。しかし、L E D発光時に
もこの抵抗を電流が流れてしまい、消費電力を増大させ
るという不都合が生じる。また、同様の目的から第5図
に示すように、抵抗Rbに直列に接続したLEDを、電
界効果トランジスタ(FET)により分路して消光を促
進する回路(シャント式L E D駆動回路)も用いら
れる。しかし、これもLEDの発光・消光に係わりなく
、L E DとFETのいずれか一方を電流が常時流れ
るため消費電力を増大してしまう。
大きくなるのを防ぐ目的で、第4図(a)、(シ))に
示すようにLEDに並列に放電用抵抗R(数10Ω程度
)を接続する回路がある。この抵抗Rは、L E Dの
消光時にLEDに蓄えられている電荷を放電させ、速や
かに消光するのに役立つ。しかし、L E D発光時に
もこの抵抗を電流が流れてしまい、消費電力を増大させ
るという不都合が生じる。また、同様の目的から第5図
に示すように、抵抗Rbに直列に接続したLEDを、電
界効果トランジスタ(FET)により分路して消光を促
進する回路(シャント式L E D駆動回路)も用いら
れる。しかし、これもLEDの発光・消光に係わりなく
、L E DとFETのいずれか一方を電流が常時流れ
るため消費電力を増大してしまう。
これに対し、容量性負荷の駆動に有効ないわゆるスピー
ドアップ回路は、消費電力を殆ど増加せずに、高速駆動
が可能なため、多くの回路で用いられている。このスピ
ードアップ回路を、第4図(a)及び(b)並びに第5
図のL E D駆動回路に適用した例を第6図(a)、
(b)、(C)に示す。また、これらのスピードアップ
回路の等価回路を第7図に示す。
ドアップ回路は、消費電力を殆ど増加せずに、高速駆動
が可能なため、多くの回路で用いられている。このスピ
ードアップ回路を、第4図(a)及び(b)並びに第5
図のL E D駆動回路に適用した例を第6図(a)、
(b)、(C)に示す。また、これらのスピードアップ
回路の等価回路を第7図に示す。
ここで、R5Xcsはスピードアップ回路の抵抗と容量
、RLED、CI、HDはLEDの動作点での固有抵抗
、固有容量を示す。人力■1..のインピーダンスは零
とする。V o u tはLEDの両端電圧に相当する
。この回路を解析するならば、 (二十JωC5)(Vi、−Vo、、) −Rs 、’、(=+ jωC5)Vil、− R8 となり、その伝達関数は、 となる。ここで、 : (+ ) −Cs: (C,+CtE
n)R,R−’ RLED となるためには、 Rs Cs = RLen Ctpn でなければならない。これが成立するように、R51C
6の値を選ぶと、伝達関数の値は実数値となりVlhの
ステップ入力に対し、Voutは波高値の違うステップ
応答を示す(第8図(a)参照)。また、R5Cs<R
LEDCLE[lではV i nのステップ入力に対し
て積分応答に近いレスポンスを示しく第8図(b)参照
) 、R5Cs>RLP、。CLEDでは■1..のス
テップ人力に対し微分応答に近いレスポンスを示す(第
8図(C)参照)。
、RLED、CI、HDはLEDの動作点での固有抵抗
、固有容量を示す。人力■1..のインピーダンスは零
とする。V o u tはLEDの両端電圧に相当する
。この回路を解析するならば、 (二十JωC5)(Vi、−Vo、、) −Rs 、’、(=+ jωC5)Vil、− R8 となり、その伝達関数は、 となる。ここで、 : (+ ) −Cs: (C,+CtE
n)R,R−’ RLED となるためには、 Rs Cs = RLen Ctpn でなければならない。これが成立するように、R51C
6の値を選ぶと、伝達関数の値は実数値となりVlhの
ステップ入力に対し、Voutは波高値の違うステップ
応答を示す(第8図(a)参照)。また、R5Cs<R
LEDCLE[lではV i nのステップ入力に対し
て積分応答に近いレスポンスを示しく第8図(b)参照
) 、R5Cs>RLP、。CLEDでは■1..のス
テップ人力に対し微分応答に近いレスポンスを示す(第
8図(C)参照)。
このようにスピードアップ回路の効果は、R5C5の積
の値で表わされ、第8図かられかるように、この値がR
LI!DCLEDの値に比べて大きいほどスピードアッ
プの効果が上がる。
の値で表わされ、第8図かられかるように、この値がR
LI!DCLEDの値に比べて大きいほどスピードアッ
プの効果が上がる。
しかし、R5の値を大きくすると、LEDに電流を流す
ために、より高い電源電圧を必要とし、同時にスピード
アップ抵抗R,での消費電力が増大するという不都合が
生じる。
ために、より高い電源電圧を必要とし、同時にスピード
アップ抵抗R,での消費電力が増大するという不都合が
生じる。
一方、Csを増大するにはコンデンサを大きくしなけれ
ばならず、必然的にそのリードインダクタが効いてくる
という不都合が生じ、そのためあまり大きなものは用い
られない。また、大きな容量Csとして用いることはオ
ーバドライブによりLEDの破壊も懸念される。
ばならず、必然的にそのリードインダクタが効いてくる
という不都合が生じ、そのためあまり大きなものは用い
られない。また、大きな容量Csとして用いることはオ
ーバドライブによりLEDの破壊も懸念される。
これらのことからR5とC3の値には適当な値があり、
それより大きくすることはできないという事情がある。
それより大きくすることはできないという事情がある。
ところが、LEDの動作時、RL E D SCL E
Dは動的に変化し、特に消光近くになった時にはRL
E。
Dは動的に変化し、特に消光近くになった時にはRL
E。
が急増する。RLEtlが急増したとき、R,C,>R
LEIICLE[lの関係が成立するようR5とCsを
選定することは、既に上に述べたように電源電圧を徒に
高くしなければならないかまたはオーバドライブの危険
が生じるため、全く不適当である。このため、LEDの
駆動回路にスピードアップ回路を組込んでもLEDの消
光を促進することは期待できないというのが実態であっ
た。
LEIICLE[lの関係が成立するようR5とCsを
選定することは、既に上に述べたように電源電圧を徒に
高くしなければならないかまたはオーバドライブの危険
が生じるため、全く不適当である。このため、LEDの
駆動回路にスピードアップ回路を組込んでもLEDの消
光を促進することは期待できないというのが実態であっ
た。
そこで、本件出願人は、第9図に示すようなスピードア
ップ回路を組み込んだ駆動回路を提案している。同図に
おいて、ダイオードD、は容量素子Csと並列に接続さ
れてスピードアップ回路と形成している。
ップ回路を組み込んだ駆動回路を提案している。同図に
おいて、ダイオードD、は容量素子Csと並列に接続さ
れてスピードアップ回路と形成している。
第10図に、第9図の回路の交流等価回路を示す(RD
−及びRLEI+は動作点により大きく値が変化するの
で、可変抵抗で表わしている)。
−及びRLEI+は動作点により大きく値が変化するの
で、可変抵抗で表わしている)。
第6図に示すような従来のスピードアップ回路において
は、LEDが消光近くになった時、RLEDCLEDの
積が増大する一方で、Rr、が定数であるため、R,C
,は一定値のままであり、そのためスピードアップの効
果が小さかった。しかし、第9図の駆動回路のように、
ダイオードD5の動的固有抵抗をスピードアップ抵抗と
して用いると、LEDが消光近くなり、RLEIICL
EDの積が増大すると同時にスピードアップダイオード
の直流抵抗R85も増大する。その結果、Rn sCs
の積も増大してスピードアップ回路がその効果を低下す
ることなく発揮する。
は、LEDが消光近くになった時、RLEDCLEDの
積が増大する一方で、Rr、が定数であるため、R,C
,は一定値のままであり、そのためスピードアップの効
果が小さかった。しかし、第9図の駆動回路のように、
ダイオードD5の動的固有抵抗をスピードアップ抵抗と
して用いると、LEDが消光近くなり、RLEIICL
EDの積が増大すると同時にスピードアップダイオード
の直流抵抗R85も増大する。その結果、Rn sCs
の積も増大してスピードアップ回路がその効果を低下す
ることなく発揮する。
また、第6図に示す従来のスピードアップ回路では、L
EDの消光時にもR5Cs>RLE[1CLF、。の関
係が成立するようR5とCsを選定した場合、電源電圧
を徒に高くして、それ伴い消費電力の増大が避けられな
かったが、第9図の駆動回路では、電源電圧を高くする
必要がないので、消費電力の増大を避けることができる
。
EDの消光時にもR5Cs>RLE[1CLF、。の関
係が成立するようR5とCsを選定した場合、電源電圧
を徒に高くして、それ伴い消費電力の増大が避けられな
かったが、第9図の駆動回路では、電源電圧を高くする
必要がないので、消費電力の増大を避けることができる
。
ところで、このようなスピードアップ回路をディスクリ
ート素子で構成すると、第11図に示すようにダイオー
ドDsの両端のリードインダクタL。
ート素子で構成すると、第11図に示すようにダイオー
ドDsの両端のリードインダクタL。
及び■72とスピードアップコンデンザC5で並列共振
回路を構成することとなる。そのような場合は、共振回
路が共振すると、インピーダンスが高くなって、高速駆
動が困難となることがある。第9図の回路を、c、 =
330 p Fとしてディスクリート素子で構成したと
ころ、光の立上りの途中1ナノ秒前後の時点で、光出力
のキンク(曲がり)が8忍められた。その周波数fを解
析すると、 !−1500M Hz となり、光出力のキンクは、500M1lz程度の並列
共振によるものと考えられる。
回路を構成することとなる。そのような場合は、共振回
路が共振すると、インピーダンスが高くなって、高速駆
動が困難となることがある。第9図の回路を、c、 =
330 p Fとしてディスクリート素子で構成したと
ころ、光の立上りの途中1ナノ秒前後の時点で、光出力
のキンク(曲がり)が8忍められた。その周波数fを解
析すると、 !−1500M Hz となり、光出力のキンクは、500M1lz程度の並列
共振によるものと考えられる。
^町l−解決しようすA/劃側j、u、yな本発明は、
この点に鑑み、高い電源電圧を用いることなく、七つ消
費電力を増大させることなく、更に、光出力のキング(
曲がり)がない、ダイオード特性を有する回路素子の不
動作状態への移行の高速化を図るスピードアップ回路を
組込んだ駆動回路を提供ずろことを目的としている。
この点に鑑み、高い電源電圧を用いることなく、七つ消
費電力を増大させることなく、更に、光出力のキング(
曲がり)がない、ダイオード特性を有する回路素子の不
動作状態への移行の高速化を図るスピードアップ回路を
組込んだ駆動回路を提供ずろことを目的としている。
」j−題、張全解決する友竺p」−耶
ずなわぢ、本発明によるならば、ダイオード特性を有す
る回路素子に直列に接続されるスピードアップ回路と前
記回路素子を駆動する駆動手段とを備える、ダイオード
特性を有する回路素子の駆動回路において、前記スピー
ドアップ回路は、ダイオードと容量素子との並列回路を
具備し、前記並列回路のダイオードを含む枝路と前記駆
動素子とがモノリンリックに集積化されて構成される。
る回路素子に直列に接続されるスピードアップ回路と前
記回路素子を駆動する駆動手段とを備える、ダイオード
特性を有する回路素子の駆動回路において、前記スピー
ドアップ回路は、ダイオードと容量素子との並列回路を
具備し、前記並列回路のダイオードを含む枝路と前記駆
動素子とがモノリンリックに集積化されて構成される。
作用
以」ユのような駆動回路において、駆動しようとするダ
イオード特性を有する回路素子が、その回路素子の遮断
時などにおいて、その動的固有抵抗を急増させても、そ
の回路素子と直列に接続されているスピードアップ回路
のダイオードの動的固有抵抗も同一条件において連鎖的
に急増する。一方、前記並列回路のダイオードを含む枝
路と前記駆動素子とがモノリンリックに集積化されてい
るので、ダイオードの両端のリードの寄生インダクタン
スはほとんどない。従って、ダイオード特性を有する回
路素子の動的固有抵抗及び容量をRLEI+及びC1,
211とし、スピードアップ回路のダイオードの動的固
有抵抗をRsとし、更に容量素子の容量をCs とする
と、回路素子の不動作状態への移行とき、RLEDCL
I+11が増大しても、R5C5も同様に増大し、R5
Cs>RLEDCLI!Dの条件またはR5Cs ”
RLEII CLHllの条件を維持できる。かくして
、回路素子の不動作状態への移行の高速化を図ることが
できる。
イオード特性を有する回路素子が、その回路素子の遮断
時などにおいて、その動的固有抵抗を急増させても、そ
の回路素子と直列に接続されているスピードアップ回路
のダイオードの動的固有抵抗も同一条件において連鎖的
に急増する。一方、前記並列回路のダイオードを含む枝
路と前記駆動素子とがモノリンリックに集積化されてい
るので、ダイオードの両端のリードの寄生インダクタン
スはほとんどない。従って、ダイオード特性を有する回
路素子の動的固有抵抗及び容量をRLEI+及びC1,
211とし、スピードアップ回路のダイオードの動的固
有抵抗をRsとし、更に容量素子の容量をCs とする
と、回路素子の不動作状態への移行とき、RLEDCL
I+11が増大しても、R5C5も同様に増大し、R5
Cs>RLEDCLI!Dの条件またはR5Cs ”
RLEII CLHllの条件を維持できる。かくして
、回路素子の不動作状態への移行の高速化を図ることが
できる。
それ故、本発明の駆動回路をL E Dの駆動回路に適
用した場合、消光時においても、RtEnCtEnに対
してRsC,を十分な値に維持して消光の高速化を達成
できる。
用した場合、消光時においても、RtEnCtEnに対
してRsC,を十分な値に維持して消光の高速化を達成
できる。
実施例
以下、添付図面を参照した本発明による駆動回路の実施
例を説明する。
例を説明する。
第1図は、本発明を実施した発光ダイオードの駆動回路
の概略構成図である。なお、第9図の回路と同一部分は
同一参照符号を付しである。第9図との比較かられかる
ように、第1図の回路は、基本的な回路構成については
第9図の回路と同一であり、相違点は、第1図に点線で
囲んだ部分をモノリシックに一体化したことである。
の概略構成図である。なお、第9図の回路と同一部分は
同一参照符号を付しである。第9図との比較かられかる
ように、第1図の回路は、基本的な回路構成については
第9図の回路と同一であり、相違点は、第1図に点線で
囲んだ部分をモノリシックに一体化したことである。
このようにスピードアップダイオードをディスクリート
素子とせず、駆動素子を構成するF E Tと一体化し
てしまうことによりインダクタ成分を減らしスピードア
ップ回路部の並列共振を防ぐことができる。
素子とせず、駆動素子を構成するF E Tと一体化し
てしまうことによりインダクタ成分を減らしスピードア
ップ回路部の並列共振を防ぐことができる。
このようにして駆動素子と、ダイオードと一体化した駆
動回路により第1図のようにLEDと駆動したところ、
光のキングも現れず、綺麗な光変調パターンと得ること
ができた。
動回路により第1図のようにLEDと駆動したところ、
光のキングも現れず、綺麗な光変調パターンと得ること
ができた。
なお、スピードアップ回路のダイオードとしてショット
キーバリアダイオードを用いると、一般にショットキー
バリアダイオードは立上りが鋭いので、LED消光時の
ショットキーバリアダイオードの直流抵抗の変化が、L
ED自体の直流抵抗の変化よりも急激なため、消光を一
層加速することとなる。
キーバリアダイオードを用いると、一般にショットキー
バリアダイオードは立上りが鋭いので、LED消光時の
ショットキーバリアダイオードの直流抵抗の変化が、L
ED自体の直流抵抗の変化よりも急激なため、消光を一
層加速することとなる。
第1図の本発明の駆動回路で、ダイオードD。
をショットキーバリアダイオードとし且つCs−330
p Fとして、LEDを駆動した。その時、光の立上り
時間は1.2ナノ秒、立下り時間は1.2ナノ秒となり
、且つ光出力のキンクは見られなかった。
p Fとして、LEDを駆動した。その時、光の立上り
時間は1.2ナノ秒、立下り時間は1.2ナノ秒となり
、且つ光出力のキンクは見られなかった。
更に、第1図に示す本発明による駆動回路に使用されて
いるスピードアップ回路は、第4図(a)及び(ハ)に
示す駆動回路にも同様に適用できる。
いるスピードアップ回路は、第4図(a)及び(ハ)に
示す駆動回路にも同様に適用できる。
また、第1図に示す本発明による駆動回路の実施例は、
ダイオード1個と容量素子1個だけのスピードアップ回
路を使用しているが、第12図(a)のようにダイオー
ドD、1、DS2、DS3を複数個直列接続すると共に
、それらダイオードに容量素子C1、C2、C3をそれ
ぞれ並列に接続してもよい。更に、スピードアップのか
け方の調整のために、第12図(b)に示すように、ス
ピードアップ回路のダイオードD5 に、抵抗rと容量
素子Cとの並列回路を直列に接続してもよい。
ダイオード1個と容量素子1個だけのスピードアップ回
路を使用しているが、第12図(a)のようにダイオー
ドD、1、DS2、DS3を複数個直列接続すると共に
、それらダイオードに容量素子C1、C2、C3をそれ
ぞれ並列に接続してもよい。更に、スピードアップのか
け方の調整のために、第12図(b)に示すように、ス
ピードアップ回路のダイオードD5 に、抵抗rと容量
素子Cとの並列回路を直列に接続してもよい。
また、第13図(a)のようにダイオードDSI、DS
2、D S 3を複数個単に直列接続するだけでもよい
。更に、スピードアップのかけ方を単純に調整するため
に、第13図(b)に示すように、スピードアップ回路
のダイオードDsに抵抗rを直列に接続してもよい。
2、D S 3を複数個単に直列接続するだけでもよい
。更に、スピードアップのかけ方を単純に調整するため
に、第13図(b)に示すように、スピードアップ回路
のダイオードDsに抵抗rを直列に接続してもよい。
発明の効果
以上の説明から明らかなように、本発明によるダイオー
ド特性を有する回路素子の駆動回路によれば、高い電源
電圧を用いることなく、且つ消費電力を増大させること
なく、更に、光出力のキンク(曲がり)がない、ダイオ
ード特性を有する回路素子の不動作状態への移行の高速
化を図ることができる。
ド特性を有する回路素子の駆動回路によれば、高い電源
電圧を用いることなく、且つ消費電力を増大させること
なく、更に、光出力のキンク(曲がり)がない、ダイオ
ード特性を有する回路素子の不動作状態への移行の高速
化を図ることができる。
第1図は、本発明によるスピードアップ回路を組込んだ
LED駆動回路の実施例を示す基本回路図、 第2図(a)、(1))は、従来のLED駆動回路の基
本構成を示す回路図、 第3図(a)、ら)は、それぞれLEDのI−V特性と
I−L特性とを示すグラフ、 第4図(a)、(b)は、放電抵抗を施した従来のLE
D駆動回路を示す基本回路図、 第5図は、従来のシャント式LED駆動回路を示す基本
回路図、 第6図(a)、ら)、(C)は、従来のスピードアップ
回路を組込んだLED駆動回路を示す基本回路図、第7
図は、第6図に示す従来のスピードアップ回路とLED
の交流等価回路図、 第8図(a)、(b)、(C)は、第7図の回路におけ
る人力の変化とそれに対応しての出力の変化を示すグラ
、フ、 第9図は、本出願人が提案したスピードアップ回路を組
込んだL E D駆動回路の例を示す基本回路図、 第10図は、第9図に示す駆動回路の交流等価回路図、 第11図は、第9図に示す駆動回路のダイオードのリー
ドの寄生インダクタンスを示す回路図、第12図(a)
、(b)は、本発明の駆動回路に組入れるスピードアッ
プ回路の別の構成を示す回路図、第13図(a)、ら)
は、本発明の駆動回路に組入れるスピードアップ回路の
更に別の構成を示す回路図である。 (主な参照番号) Tr ・・トランジスタ、 L E D・・発光ダイオード、 F E T・・電界効果トランジスタ、CS ・・スピ
ードアップ容量素子、
LED駆動回路の実施例を示す基本回路図、 第2図(a)、(1))は、従来のLED駆動回路の基
本構成を示す回路図、 第3図(a)、ら)は、それぞれLEDのI−V特性と
I−L特性とを示すグラフ、 第4図(a)、(b)は、放電抵抗を施した従来のLE
D駆動回路を示す基本回路図、 第5図は、従来のシャント式LED駆動回路を示す基本
回路図、 第6図(a)、ら)、(C)は、従来のスピードアップ
回路を組込んだLED駆動回路を示す基本回路図、第7
図は、第6図に示す従来のスピードアップ回路とLED
の交流等価回路図、 第8図(a)、(b)、(C)は、第7図の回路におけ
る人力の変化とそれに対応しての出力の変化を示すグラ
、フ、 第9図は、本出願人が提案したスピードアップ回路を組
込んだL E D駆動回路の例を示す基本回路図、 第10図は、第9図に示す駆動回路の交流等価回路図、 第11図は、第9図に示す駆動回路のダイオードのリー
ドの寄生インダクタンスを示す回路図、第12図(a)
、(b)は、本発明の駆動回路に組入れるスピードアッ
プ回路の別の構成を示す回路図、第13図(a)、ら)
は、本発明の駆動回路に組入れるスピードアップ回路の
更に別の構成を示す回路図である。 (主な参照番号) Tr ・・トランジスタ、 L E D・・発光ダイオード、 F E T・・電界効果トランジスタ、CS ・・スピ
ードアップ容量素子、
Claims (5)
- (1)ダイオード特性を有する回路素子に直列に接続さ
れるスピードアップ回路と前記回路素子を駆動する駆動
素子とを備え、前記スピードアップ回路は、ダイオード
と容量素子との並列回路を具備しており、前記並列回路
のダイオードを含む枝路と前記駆動素子とがモノリンリ
ックに集積化されていることを特徴とするダイオード特
性を有する回路素子の駆動回路。 - (2)前記回路素子が発光ダイオードであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載のダイオード特性を
有する回路素子の駆動回路。 - (3)前記ダイオードがショットキーバリアダイオード
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項に記載のダイオード特性を有する回路素子の駆動回
路。 - (4)前記スピードアップ回路のダイオードに抵抗と容
量素子との並列回路を直列に接続したことを特徴とする
特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に
記載のダイオード特性を有する回路素子の駆動回路。 - (5)前記スピードアップ回路のダイオードは、直列に
接続された複数のダイオードで構成され、各ダイオード
にそれぞれ容量素子を並列に接続したことを特徴とする
特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に
記載のダイオード特性を有する回路素子の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61112237A JPS62269416A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61112237A JPS62269416A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62269416A true JPS62269416A (ja) | 1987-11-21 |
Family
ID=14581677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61112237A Pending JPS62269416A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62269416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011521578A (ja) * | 2008-05-21 | 2011-07-21 | シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー | 発光コンポーネントを制御するための回路構造と方法 |
DE102014105482B4 (de) | 2013-04-19 | 2020-01-16 | Infineon Technologies Ag | Treiberschaltung für ein lichtemittierendes Element und Laufzeitdetektor |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634226A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-06 | Toshiba Corp | Electric valve unit |
JPS57186831A (en) * | 1981-05-13 | 1982-11-17 | Hitachi Ltd | Driving circuit for transistor |
JPS5813698B2 (ja) * | 1978-11-02 | 1983-03-15 | 旭化成株式会社 | 断熱材打込工法 |
JPS5850486B2 (ja) * | 1979-11-01 | 1983-11-10 | 日立電線株式会社 | ケ−ブル布設方法 |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP61112237A patent/JPS62269416A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813698B2 (ja) * | 1978-11-02 | 1983-03-15 | 旭化成株式会社 | 断熱材打込工法 |
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---|---|---|---|---|
JP2011521578A (ja) * | 2008-05-21 | 2011-07-21 | シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー | 発光コンポーネントを制御するための回路構造と方法 |
DE102014105482B4 (de) | 2013-04-19 | 2020-01-16 | Infineon Technologies Ag | Treiberschaltung für ein lichtemittierendes Element und Laufzeitdetektor |
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