JPS6226895Y2 - - Google Patents

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JPS6226895Y2
JPS6226895Y2 JP1980139054U JP13905480U JPS6226895Y2 JP S6226895 Y2 JPS6226895 Y2 JP S6226895Y2 JP 1980139054 U JP1980139054 U JP 1980139054U JP 13905480 U JP13905480 U JP 13905480U JP S6226895 Y2 JPS6226895 Y2 JP S6226895Y2
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electrode
reinforcing plate
contact
coil
shaft
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電極に与えられる機械的強度に対する
補強構造を改良した真空しや断器に関する。
周知のように真空しや断器は少くとも10-4torr
以下の高真空になした真空バルブ中に一対の電極
を収納し、その電極間を開離することにより、真
空のもつすぐれた消弧性によつて電流しや断を行
うように構成されている。
ところで近年、系統の大容量化にともないしや
断容量も増加の一途をたどつている。この大容量
化に対処するために、例えば特公昭54−22813号
公報に示されるような電極構造を工夫し、電極裏
面にコイルを配置し、真空バルブ自身に流れる自
己電流により強力有効な軸方向磁界を発生させ、
真空アーワを電極径内に閉じ込める方式がある。
この方式の真空バルブを第1図および第2図につ
いて説明する。
軸方向磁界を発生する電極構造を有する真空バ
ルブは、絶縁性外筒2の両端開口を固定側端板3
および可動側端板4によつて密封して気密な容器
をなし、この内部を10-4torr以下の高真空に排気
している。固定端板3には固定電極5を支持した
固定軸6が支持固定されており、この固定電極5
と相対向して可動電極7が設けられ、この可動電
極7は図示しない外部操作器と連結した可動軸8
によつて支持されている。しかもこの可動軸8
は、可動端板3の開口端とそれぞれ耐気密接続し
た金属ベローズカバー10が金属ベローズ9を包
囲して設けられる。固定、可動両電極5,7を包
囲して絶縁性外筒2に固定されたシールド11が
ある。このシールド11は電流しや断時に電極
5,7から発生して拡散する金属蒸気が絶縁性外
筒2の内部に付着して、その内部沿面絶縁耐力が
低下するのを防止する。
電極部分の詳細を示す第2図において、軸方向
磁界発生用電極20は、アークと接触する接触電
極21およびその裏面に設けられたコイル電極2
2にて構成されている。そして外部回路との電流
通電を行なわせるための軸23がコイル電極22
の裏面に接続される。さらにコイル電極22の裏
面には、機械的振動によつてコイル部分が図面に
おいて、下方向へ移動するのを防止するために、
機械的に十分な強度をもつ高抵抗材料、例えばス
テンレス等で作られるコイル補強24が取り付け
られる。さらにコイル電極中心部分を中空にし、
この中空部分を通し接触電極21の裏面と軸23
の間に高抵抗を有するT形補強板25が設けられ
て、例えばしや断器の投入動作時の機械的衝撃力
に耐えるとともに、中央部分において接触電極2
1の裏面とコイル電極22が接触して軸方向磁界
を発生させる効果が失なわれるのを防いである。
このように構成された真空しや断器において、
この電極部分を組立てる場合は、接触電極21も
しくは軸23のいずれかを下方にし、各接合部分
にロー材をそう入し、ロー付炉内にて高温処理し
て各部を接合する。これはT形補強板25におい
ても同様であり、接触電極21との接触面26お
よび軸23との接触面27にロー材をそう入して
高温炉内により処理する。このときその他の接合
部分とのかねあいからT形補強板25は公差を大
きくとつているため、2つの接触面26,27の
いずれかはロー材の流れが大きくなりすぎて、良
好に接合しないことになる。このような状態の電
極を組込んだ真空バルブにおいて、大電流しや断
を行うときに、縦磁界電極であるためと電極近傍
の大電流の流れの方向が特定方向だけでないた
め、例えば接触電極21とコイル電極22間にふ
くらみを生じ電極変形をきたし、最悪の場合には
しや断不能を誘因する可能性がある。また上記T
形補強板25のような形状では、しや断器の投入
動作による衝撃力によりT形補強板25が軸23
の内部に入りこむ現象が生じ、電極変形もしくは
軸の縮みを生ずる。これによりワイプの減少をき
たし、しや断器の動作特性がかわり、しや断不能
現象が発生する場合もある。
本考案の目的は、開閉動作および電磁力による
電極変形を防止し、信頼性の高い真空しや断器を
提供するにある。
以下本考案の電極構造の詳細を示す第3図およ
び第4図について説明する。第3図において、1
01は接触子を兼ねた接触電極で、アークと接触
する反対方向には軸方向磁界を発生するためのコ
イル電極102がとりつけられている。このコイ
ル電極102は、アークに与えるべき軸方向磁界
の大きさにより4分割、3分割あるいは2分割に
分割されている。そしてコイル電極102は接触
電極101と接続され、電流通電路が形成され
る。また図示しない外部操作機構の動作により、
コイル電極102の軸103方向への変形を防止
するため、機械的強度の大きい高抵抗材料、例え
ばステンレス鋼等で作られるコイル補強104を
コイル電極102裏面に取付ける。
さらにコイル電極102の中心部分は中空と
し、この中空部分を通し、接触電極101の裏面
と軸103の間に高抵抗を有するT形補強板群を
そう入する。このT形補強板群は第4図に示すよ
うに構成されている。すなわち、T形補強板10
5、リング補強106、補助補強板107よりな
る。T形補強板105は接触電極101と接触す
る平板105aと軸103と係合する軸105b
とからなり、その軸105bの端部に切り込み1
05cを設けている。この軸105bにリング補
強106をそう入した後に、その切り込み105
cへ分割された補助補強板107をそう入するよ
うに構成される。このT型補強板群を電極にそう
入し、接触電極101と接触する面109にてロ
ー材にて接合する。そしてT形補強板105とリ
ング補強106の間に、コイル電極102の中空
の内側端部102aが位置するように設置され
る。上記T形補強板群は、機械的強度が大きくか
つ高抵抗を有する材料、例えばステンレス鋼にて
作られる。また同様に機械的強度が大きく、かつ
高抵抗を有する材料で作られる補強軸108b
が、コイル電極102の扇状中央部分に接触電極
101とコイル補強104を接合するようにそう
入される。
このように構成された本考案の真空しや断器用
真空バルブにおいて、電極部分を組立てる場合、
第3図において、接触電極101を下方向とし、
補強板105との接合は、接触電極101とT形
補強板105aの平板105の接触面109にロ
ー材をそう入しこの面を完全に接合する。そうす
ると、例えば大電流が流れたときに、T形補強板
105しかないとき生ずる電極のふくらみがリン
グ補強106、補助補強板107のそう入より、
これとコイル電極102の中空の内側端部102
aにより電極の変形が防止できる。また、図示し
ない外部操作器による投入動作の衝撃力による変
形に対しても、これまでT形補強板105の裏面
110の小さい接触面で受入れていたものを、新
しくそう入した補助補強板107の裏面111と
いう大きい接触面で受けることになるため、T形
補強板105の軸103への内部へ入りこむ現象
を防止できる。さらにコイル電極102の扇状中
空部分に、コイル補強104をそう入することに
より、接触電極101が大きくなつた時の接触電
極の座くつ変形が防止できる。これらの電極変形
は、コイル電極により発生される電極内での磁界
分布を不均一とし、あるいは電極間関係を不定と
するため、大電流しや断に失敗する重要な要因に
なりうる可能性を秘めている。これらを防止でき
ることは、安定したしや断能力を真空バルブに与
えることができる。
また、接触電極101の背面に平板105aが
固着されたT形補強板105の軸端付近に二つ割
の補助補強板107を嵌合し、この補助補強板1
07とコイル電極102との間にT形補強板10
5の軸を挿通させてリング補強体106を設け、
T形補強板105がコイル電極104に直接接触
しないようにしたので、T形補強板105の軸を
通して流れる電流を極力小さくすることが可能と
なり、それだけコイル電極102による軸方向磁
界発生に大きく寄与させることができる。
以上のべたように、本考案によれば軸方向磁界
を発生する電極構造において、T形補強板、補助
補強板およびリング補助体を設けたことにより、
電極変形を生じさせることのない信頼性の高い真
空しや断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は軸方向磁界を発生させる電極を有する
真空しや断器を示す断面図、第2図はその電極部
分を示す断面図、第3図は本考案に係る真空しや
断器の電極部分を示す断面図、第4図はその補強
部材を示す斜視図である。 1……真空バルブ、2……真空容器、5,7…
…電極、101……接触電極、102……コイル
電極、105……T形補強板、106……リング
補強、107……補助補強板、108……補強
軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 真空容器内に接離する一対の電極を備え、そ
    の少なくとも一方の電極は相互に衝合接触する
    接触電極と、通電電流によつて接触電極間に縦
    磁界を発生させるコイル電極と、前記接触電極
    およびコイル電極を支持し電極の口出導体を兼
    用する支持軸とからなり、前記接触電極の背面
    に固着した平板と支持軸の端面に固着した軸と
    からなるT形補強板と、この補助補強板の軸端
    付近に嵌合した二つ割の補助補強板と、この補
    助補強板と前記コイル電極との間に設けられ前
    記T形補強板の軸が前記コイル電極に接触しな
    いように挿通させて設けたリング補強板とから
    なる真空しや断器。 (2) T形補強板、補助補強板およびリング補強板
    をステンレス鋼などの比較的高抵抗の材料で作
    つた実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の真空
    しや断器。
JP1980139054U 1980-09-30 1980-09-30 Expired JPS6226895Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4979569B2 (ja) * 2007-12-26 2012-07-18 株式会社日立製作所 真空スイッチギヤ
JP2015156274A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社日立製作所 真空バルブまたは真空バルブを有する開閉器

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