JPS62268460A - 木質構造床の床下点検装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は木造住宅の床板上にタイル張りを施こした部屋
における床下点検装置に関し、特にセンチユリ−ハウジ
ングシステム（１００年住宅システム）に適用しうるち
のである。

なお、本発明は、純粋木造住宅に限らず、例えば鉄筋及
びコンクリート構造住宅等であって床下に空間が形成さ
れる構造の床にも通用される。

〈従来の技術〉 従来の木造住宅は、外周に基礎コンクリートが設けられ
るとともに、床下全体が布基礎コンクリートによりいく
つかの部分に仕切られ、浴室１台所、洗濯場０便所等の
水まわりは布基礎コンクリートにより特に小さく仕切ら
れていた。そして、所要の上下水配管を施工したのち、
埋土され、タイル張り等の防水処理が部屋全面に施こさ
れるのが普通であった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 そのため、居間などに床板を外して床下へもぐり込める
装置が設けられていても、浴室２台所。

洗濯場１便所等で上下水設備に漏水が生じた場合は、床
を構成するタイル張りやコンクリートを破壊し、或いは
床板を切断して人が通る開口部を形成し、さらには床下
の土を掘り出して漏水の調査及び補修を行わねばならな
かった。

翻って、最近、住宅の耐久性の向上、良好な住宅ストッ
クの整備を図ることを目的として、センチユリ−ハウジ
ングシステムの要請が高まりつつある。このシステムは
、居住者の家族構成や生活の変化に対応するとともに、
耐用年数の短い部品や設備を適時に交換し、また、技術
進歩の速い新製品を取り入れてゆくことにより、２〜３
世代にわたり常に満足した居住性を維持しうる住宅シス
テムである。

そこで本発明の目的は、従来量も難しいとされていたタ
イル張り床構造にセンチユリ−ハウジングシステムを導
入し、水漏れの点検、補修が容易な木質構造床の床下点
検装置を提供することである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明の床下点検装置は、床板上にタイル張りを施した
部屋に設けられる装置であって、床板に人体が通る大き
さの開口部を設けるとともに、その開口部を閉塞する蓋
板を設け、床全面に防水シートを敷き、その上に床タイ
ルをモルタル又は接着剤により張設されたことを特徴と
している。

〈作用〉 床下点検の必要が生じたときは第２図の線Ａに沿って床
タイルの目地を除去すると共にその目地に沿う防水シー
トをナイフで切断し、線Ｂで囲まれた長方形部分のタイ
ル７Ａを剥離すれば蓋板を取り外すことができる９点検
作業等が終了すれば新しい防水シートを継目から漏れな
いように接着したのち、床タイルを張設して復元する。

〈実施例〉 第１図に本発明実施例の施工過程における斜視図を示し
、第２図に本発明実施例の斜視図の部分切欠図を示す。

大引き１上に根太２−・−２を設け、その上に床板３が
敷かれる。床板３には人体が通り得る大きさ、例えば５
０ｃｍ〜７０ｃｍの開口部４が設けられるとともに、そ
の開口部４を閉塞する蓋板５が設けられ、蓋板５が嵌っ
た状態でその表面は完全な平面となる。蓋ｆ！５の両端
部は根太２に載っていることが好ましい。タイル張りす
べき床面の全面に防水シート６が敷かれる。この防水シ
ート６は例えば上面に予め接着剤が塗布されており、こ
の防水シート６の上にタイル張り７が施こされる。この
タイル張り７は、蓋板５の部分をカバーする部分７Ａ（
線Ａの内側）が後から剥離しうるように、タイル目地に
沿ってマークが付されている。蓋板５の下方の地面には
、人間の下半身が入る程度の大きさであって上方が開口
した容器８が埋設されている。

水もれ点検、薬品散布などのために人間が床下に入ると
きは、まずマークの付された線Ａに沿ってタイルの目地
を除去すると共に、その線Ａに沿ってナイフで防水シー
ト６を切断する。線Ａ内部の長方形のタイル群７Ａは切
断された防水シートにより一体化されているからタイル
群７Ａは連なつたまま取り外すことができる。次に蓋板
５を外せば開口部４ができ、人は容器８内に入った楽な
姿勢で作業を行うことができる。

作業が終了すると、蓋Ｆ９．５を載せて開口部をふさぎ
、切断防水シートの切断された長方形部分に新たな防水
シートを接着して防水処理を施し、その上に取り外され
た長方形のタイル群７Ａを接着し、線Ａに沿う目地を埋
めて復元する。

本発明の他の実施例として、蓋板５をはめた後、薄いス
テンレス鋼板、プラスチックシート等を予め線Ａ内に敷
き、その後、床全面に防水シートを接着敷設し、その表
面にモルタル又は接着剤でタイルを張設してもよい。こ
の場合はタイル群７Ａが更に翌年に一体化されるので、
取扱いが容易になる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、従来不可能とされていた、浴室１便所
、洗濯場などタイル張りされた床面に人間が床下へ入り
込むための開口部を形成しておくことができるので、新
築後何十年か経過したのちであっても、上下水管の補修
、変更、白アリの防除対策などの床下作業が容易になる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の施工過程における斜視図を示し
、第２図にその実施例の外観斜視図の部分切欠図を示す
。 １−大引き　　　　　　　２−根太 ３−床板　　　　　　　　４・−関ロ部５−蓋板　　　
　　　　　６・−・防水シート７−タイル張り 特許出願人　　　　株式会社新洋商会 代　理　人　　　　弁理士　西１）新 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 床板上にタイル張りを施した部屋に設けられる装置であ
   って、床板に人体が通る大きさの開口部を設けるととも
   に、その開口部を閉塞する蓋板を設け、その床板及び蓋
   板上に防水シートを敷き、その上にタイルが張設された
   、木質構造床の床下点検装置。