JPS62267102A - 木材の脱色方法 - Google Patents

木材の脱色方法

Info

Publication number
JPS62267102A
JPS62267102A JP11155186A JP11155186A JPS62267102A JP S62267102 A JPS62267102 A JP S62267102A JP 11155186 A JP11155186 A JP 11155186A JP 11155186 A JP11155186 A JP 11155186A JP S62267102 A JPS62267102 A JP S62267102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decolorizing
wood
bath
base
hydrogen peroxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11155186A
Other languages
English (en)
Inventor
伸一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11155186A priority Critical patent/JPS62267102A/ja
Publication of JPS62267102A publication Critical patent/JPS62267102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、脱色浴をくり返し使用する木材の脱色方法
に関するものである。
〔背景技術〕
一般に、酸化剤として過酸化水素を使用して脱色処理を
行う場合、pH9〜1)の範囲で最も効率よく脱色する
ことができるとされている。このため、脱色浴の管理は
もっばら浴のpHを管理することにより行われ、pH値
を上記範囲内に調整していた。
しかしながら、木材抽出骨等が多く含まれるくり返し使
用された木材脱色浴では、抽出分等の汚染物質が緩衝剤
のような働きをするため、p)(を調整すれば、脱色力
を維持できるとはかぎらず、逆にpi−1を上記範囲に
調整したために、木材がアルカリ焼けを起こし、浴のく
り返し使用ができなかった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、木材のくり返し脱色による長期使用
において高い脱色力を維持させることができる木材の脱
色方法を提供することである。
〔発明の開示〕
この発明の木材の脱色方法は、酸化剤および塩基を添加
した脱色浴に木材を浸漬して脱色する木材の脱色方法に
おいて、前記脱色浴中の塩基濃度を管理しながら、木材
の脱色による塩基の消費量を補充することを特徴とする
ものである。
前記酸化剤としては、たとえば過酸化水素が使用可能で
あり、このものは通常、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの塩基ととともに脱色浴中に添加される。
過酸化水素および水酸化ナトリウムを用いた脱色液中に
おいては次式に示す反応が行われる。
H20゜ −〇”+HO□−・・・(1)H20e” 
 H4→−0H−・・・(2)NaOH−→ Na” 
+OH−−(3)すなわち、1)1式は過酸化水素の分
解式を、(2)式は水分子の分解式を、(3)式は水酸
化ナトリウムの解離式をそれぞれ示している。
ここで、過酸化水素の脱色効果を最もよく発揮させるた
めには、0)式の反応を適当な状態にコントロールする
ことが必要であり、実際には+1)式のH+と(3)式
のOH−とを反応させて(1)式の反応を生成系へと進
める正反応を促す。その場合、OH−イオンの存在を(
2)式を介してpH値で知ることにより脱色浴を管理し
ていたのが従来の方法である。
しかしながら、木材の脱色をくり返し行った場合、木材
脱色液には木材抽出分や中性塩が多く含まれるため、上
記(2)式はそのままではなりたちにくく、(2)式に
なんらかの活性度を考慮しなくては、pH管理が困難で
あった。
そこで、本発明者はかかる問題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、脱色浴中の塩基の濃度で脱色浴を管理する
ことにより、畝上の問題を排除し、多数の木材の脱色に
脱色浴をくり返し使用するにあたって、脱色浴を長期に
わたって(少なくともIO回程度)使用できるという新
たな事実を見出しこの発明を完成するに至ったのである
脱色浴中の塩基濃度はOH−換算で0.025〜0.1
モル/Ilの範囲内であるのが、酸化剤の自己分解を防
止し、脱色力を維持させるうえで好ましい。したがって
、脱色浴の管理にあたっては、脱色液中の塩基濃度が上
記範囲をはずれた時点で直ちに必要量の塩基を補充する
ようにする。
脱色される木材は、通常原木をスライスするなどして得
た単板であり、この単板は脱色後、必要に応じて染色さ
れ、その複数枚を接着剤を介して積層し圧締接着して集
成フリッチを作成し、これをスライスして板目柄または
柾目柄を有する化粧単板を人工的につくるのに使用され
る。
脱色浴には、上記酸化剤、塩基のほかに、安定剤として
ケイ酸ソーダ、リン酸ソーダ、硫酸マグネシウムなども
適宜添加される。これらの安定剤もくり返し脱色による
消費分に応じて補充される。
次に実施例および比較例をあげてこの発明の方法を詳細
に説明する。
実施例: 被脱色木材として、厚さ1.0鰭のロータリ
ー単板(アガチス材)を用意した。また、脱色液として
、下記配合の脱色液をつ(った。
(成分)         (配合濃度)過酸化水素 
        2.0%水酸化ナトリウム     
 0.2%3号ケイ酸ナトリウム    0.3%硫酸
マグネシウム      0.01%なお、添加した水
酸化ナトリウムはOH−換算で0゜05モル/Ilであ
る。
かかる脱色液を60〜65℃に昇温し、ロータリー単板
を浸漬し脱色を行った。脱色は同−脱色液を使用して1
0回の(り返し脱色を行った。くり返し脱色の過程での
過酸化水素の補充はヨード法により脱色液中の消費分を
測定して行った。また、水酸化ナトリうムの補充は硫酸
滴定法により消費分を測定して行った。ケイ酸ナトリウ
ムおよび硫酸マグネシウムは液域少量に応じて上記濃度
で補充した。
比較例: 水酸化ナトリウムを脱色液のpHが9.5〜
l015になるように補充したはがば実施例と同様にし
て10回のくり返し脱色を行った。
これら実施例および比較例の結果を次表に示す。
(以下余白) 表において、液p f(は脱色処理開始時のp H値で
ある。また過酸化水素消費量とは過酸化水素2.0%中
の消費した量をいい、2.0%以上のものは途中追加を
行っている。さらに、単板Ll値とは脱色した単板に対
するC、1. E、のハンター表色値をいい、脱色した
単板を乾燥後、半分の厚さまで切削し、その表面を測色
したものである。
上表より、実施例では脱色液の長期使用にもかかわらず
塩基濃度の適正化が図られ、脱色液のくり返し使用にお
いて過酸化水素の自己分解防止および脱色力の維持が実
現されていることがわかる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、脱色力を維持させるのに最適な脱色
浴管理が可能となり、脱色浴を多数回にわたってくり返
し使用できるという効果がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化剤および塩基を添加した脱色浴に木材を浸漬
    して脱色する木材の脱色方法において、前記脱色浴中の
    塩基濃度を管理しながら、木材の脱色による塩基の消費
    量を補充することを特徴とする木材の脱色方法。
  2. (2)前記酸化剤が過酸化水素である特許請求の範囲第
    (1)項記載の木材の脱色方法。
  3. (3)前記塩基が水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウ
    ムである特許請求の範囲第(1)項記載の木材の脱色方
    法。
  4. (4)前記塩基濃度がOH^−換算で0.025〜0.
    1モル/lの範囲内に維持される特許請求の範囲第(1
    )項記載の木材の脱色方法。
JP11155186A 1986-05-14 1986-05-14 木材の脱色方法 Pending JPS62267102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155186A JPS62267102A (ja) 1986-05-14 1986-05-14 木材の脱色方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155186A JPS62267102A (ja) 1986-05-14 1986-05-14 木材の脱色方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62267102A true JPS62267102A (ja) 1987-11-19

Family

ID=14564254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11155186A Pending JPS62267102A (ja) 1986-05-14 1986-05-14 木材の脱色方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62267102A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076307A (ja) * 1983-10-03 1985-04-30 松下電工株式会社 木材脱色液再生方法
JPS6132704A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 松下電工株式会社 木質材料の脱色法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076307A (ja) * 1983-10-03 1985-04-30 松下電工株式会社 木材脱色液再生方法
JPS6132704A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 松下電工株式会社 木質材料の脱色法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU576204B2 (en) Aqueous, injectable solutions of cis-platimum
US1758920A (en) Stabilized peroxide solution
JPS62267102A (ja) 木材の脱色方法
GB1484542A (en) Electric circuit boards
JPH0156194B2 (ja)
ES462964A1 (es) Procedimiento de obtencion de un producto aditivo para el lavado
ATE29537T1 (de) Verfahren zum bleichen von papierpulpen mittels wasserstoffperoxid.
HU9202560D0 (en) Method for producing 1-alpha-glyceryl-phosphoryl-d-mioinozite and its salts from raw or partially purified phosphatides
US2086123A (en) Compositions of hydrogen peroxide and iron salts and method of stabilizing them
GR3002383T3 (en) Process for reducing the agglomeration-tendency of particle-shaped active oxygen compounds
US1225872A (en) Process for rendering alkali percarbonates stable.
JPS6352116B2 (ja)
US1894277A (en) Bleaching composition and process
GB1397194A (en) Process for the regeneration of used photographic silver bleaching baths
JPS5842002B2 (ja) 木材の漂白法
JPS552708A (en) Preparation of sebacic acid diester
JPH06134712A (ja) 木材の脱色方法
JPS6144601A (ja) 木材の脱色法
JPS6151302A (ja) 木材単板の脱・染色方法
JPS6153005A (ja) 木材単板の脱色方法
US2507773A (en) Process for treating wooden battery separators
KR970011939B1 (ko) 용해성이 우수한 입상 표백제 및 그 제조방법
JPS6358958B2 (ja)
JPS58167557A (ja) 尿素・過酸化水素付加物の製造法
JPS58148719A (ja) 木材の脱脂・脱色方法