JPS62266053A - 歯槽骨の骨萎縮度評価法 - Google Patents
歯槽骨の骨萎縮度評価法Info
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- JPS62266053A JPS62266053A JP61108665A JP10866586A JPS62266053A JP S62266053 A JPS62266053 A JP S62266053A JP 61108665 A JP61108665 A JP 61108665A JP 10866586 A JP10866586 A JP 10866586A JP S62266053 A JPS62266053 A JP S62266053A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は歯槽骨の骨萎縮度評価法に関する。
yに詳細には、本発明は、中手骨前奏縮度等の判定法と
して知られるM D法を歯槽骨に応用したものであり、
歯槽骨のX線像の陰影濃度を測定して歯槽骨の濃度パタ
ーンを求め、該濃度パターンよシ、歯槽骨幅(d)、吸
収面積(ΣGS)等の指標を求め、これらの指標に基づ
いて歯槽骨の骨萎縮度を評価する方法、並びに該U価法
に使用するアルミニウム標準物質である。本発明の評価
法により、例えば歯槽膿漏等の歯周疾患の進行度等を客
観的且つ定量的K1ff’価することができる。
して知られるM D法を歯槽骨に応用したものであり、
歯槽骨のX線像の陰影濃度を測定して歯槽骨の濃度パタ
ーンを求め、該濃度パターンよシ、歯槽骨幅(d)、吸
収面積(ΣGS)等の指標を求め、これらの指標に基づ
いて歯槽骨の骨萎縮度を評価する方法、並びに該U価法
に使用するアルミニウム標準物質である。本発明の評価
法により、例えば歯槽膿漏等の歯周疾患の進行度等を客
観的且つ定量的K1ff’価することができる。
〈従来の技術〉
歯周疾患患者の歯槽骨の萎縮贋を評価する方法は、従来
よシ種々行われておシ、例えばX線像を撮影して骨陰影
濃度の変化、骨梁の変化、骨形頼の変化等を眼で見て、
総合的に判定する方法がある。この判定方法では個人差
が入ることは免れず、よシ客観的で且つ、定量的な前奏
縮度粁価法が望まれる。
よシ種々行われておシ、例えばX線像を撮影して骨陰影
濃度の変化、骨梁の変化、骨形頼の変化等を眼で見て、
総合的に判定する方法がある。この判定方法では個人差
が入ることは免れず、よシ客観的で且つ、定量的な前奏
縮度粁価法が望まれる。
一方、整形外科領域等において骨萎縮度の判定法として
、ミクロデンシトメトリー法(MD法)が知られている
。即ち例えば、整形外科領域で中手骨前奏縮度判定法(
井上哲部ほか:骨代謝、13:1g7.1980)並び
に小児科領域で撓骨前奏縮度゛判定法(鈴鹿騒人ほか:
日本新生児学会雑誌; 20(43):390,198
4.)などが知られている。
、ミクロデンシトメトリー法(MD法)が知られている
。即ち例えば、整形外科領域で中手骨前奏縮度判定法(
井上哲部ほか:骨代謝、13:1g7.1980)並び
に小児科領域で撓骨前奏縮度゛判定法(鈴鹿騒人ほか:
日本新生児学会雑誌; 20(43):390,198
4.)などが知られている。
中手骨前奏縮度判定法では、骨萎縮度を判定する際の指
標として、皮質骨比(棟側並びに尺側の皮質骨幅d+
+ d*を骨幅りで除した値)、骨髄幅d、最大骨密度
G S max (棟側並びに尺側のアルミニウム階段
の段数に換算したピーク高さGS+とGamとの平均値
)、最小前書KGSm l平均骨密度ΣGS/D(デ
ンシトメトリー面積をアルミニウム階段に換算して積分
した値ΣGSを骨幅りで除した値)並びに骨パターンを
用いており、又小児の撓骨骨萎縮判定法の場合には、骨
幅り、骨長りをも加えた指標を用いて評価している。し
かしながら、歯並びに歯槽骨のデンシトメトリーは、こ
れら中手骨並びに撓骨のデンシトメトリーとは全く異な
シ、中手骨並びに撓骨に用いた指標は、そのままでは全
く使用することは出来ない。
標として、皮質骨比(棟側並びに尺側の皮質骨幅d+
+ d*を骨幅りで除した値)、骨髄幅d、最大骨密度
G S max (棟側並びに尺側のアルミニウム階段
の段数に換算したピーク高さGS+とGamとの平均値
)、最小前書KGSm l平均骨密度ΣGS/D(デ
ンシトメトリー面積をアルミニウム階段に換算して積分
した値ΣGSを骨幅りで除した値)並びに骨パターンを
用いており、又小児の撓骨骨萎縮判定法の場合には、骨
幅り、骨長りをも加えた指標を用いて評価している。し
かしながら、歯並びに歯槽骨のデンシトメトリーは、こ
れら中手骨並びに撓骨のデンシトメトリーとは全く異な
シ、中手骨並びに撓骨に用いた指標は、そのままでは全
く使用することは出来ない。
又、中手骨並びに撓骨のX線像撮影に際しては、1段の
高さ1m1Nで20段で長さ200關。
高さ1m1Nで20段で長さ200關。
幅30Uのアルミニウム階段(最小高さ1 wx 。
最大高さ20u)又は最小高さ11で最大高さ15 m
J、長さ150 am 、幅15mのアルミニウムスロ
ープを用いているが、高さにしろ長さにしろ、これらの
標準物質をそのまま歯槽骨のデンシトメトリーに用いる
ことは出来ない。
J、長さ150 am 、幅15mのアルミニウムスロ
ープを用いているが、高さにしろ長さにしろ、これらの
標準物質をそのまま歯槽骨のデンシトメトリーに用いる
ことは出来ない。
〈発明が解決しようとする問題点〉
そこで、本発明者は、MD法を歯槽骨の評価に応用する
ことに着目し、歯槽骨の骨萎縮度の評価に適したアルミ
ニウム階段並びに指標につき鋭意研究した結果、歯及び
歯槽骨のX線像撮影に適した高さ及び大きさを持つア収
L−#に関する3指標を見出し、本発明の歯槽骨の骨萎
縮度を評価する方法に到達した。
ことに着目し、歯槽骨の骨萎縮度の評価に適したアルミ
ニウム階段並びに指標につき鋭意研究した結果、歯及び
歯槽骨のX線像撮影に適した高さ及び大きさを持つア収
L−#に関する3指標を見出し、本発明の歯槽骨の骨萎
縮度を評価する方法に到達した。
く問題点を解決するための手段〉
即ち、本発明方法は、歯槽骨のX線像の陰影濃度を測定
して歯槽骨の濃度パターンを求め、次いで該濃度パター
ンよシ歯槽骨幅(d)。
して歯槽骨の濃度パターンを求め、次いで該濃度パター
ンよシ歯槽骨幅(d)。
吸収面積(ΣGS)および最大吸収度(G S may
)の少なくとも1つの指標を求め、該指標によ゛ル歯
槽骨の骨萎縮度を評価することを特徴とする歯槽骨の骨
萎縮度評価法である。
)の少なくとも1つの指標を求め、該指標によ゛ル歯
槽骨の骨萎縮度を評価することを特徴とする歯槽骨の骨
萎縮度評価法である。
本発明方法では、先ず[1骨のXl1jl像を得るため
K例えば、上顎又は下顎中切歯を中心とするX線像を、
アルミニウム階段を標準物質として挿入して撮影する。
K例えば、上顎又は下顎中切歯を中心とするX線像を、
アルミニウム階段を標準物質として挿入して撮影する。
その際、アルミニウム階段は、第1図の如<’−h歯−
と下歯との間に挿入し、歯と重ならない様にする必要が
ある。X線像撮影条件は、通常の条件で差支えない。又
、中切歯を中心とするX線像が最も簡単に且つ正確に撮
影しうるので好ましいが、必要なら他の歯、例えば犬歯
並びに臼歯についても同様に実施し得る。X線像を撮影
するに当り、標準物質として、第3図に示した如さアル
ミニウム階段を挿入する。アルミニウム階段は、そのX
線像の光学密度範囲に、測定しようとする歯の光学密度
範囲が入る必要があるので、その高さが特に重要である
。そのためには、アルミニウム階段の最大高さは15w
以上、好ましくは20m以上、特に好ましくは25wで
ある。その最大高さを、例えば5等分して1段当シの高
さが決る。又、アルミニウム階段の長さは、歯科用X線
フィルムに収着る必要があり、そのためには20〜25
IIJが適当であシ、幅は5〜7u+が適当である。又
、以上アルミニウム階段で説明したが、同じ高さを有す
るアルミニウムスロープも同様に標準物質として使用し
得ることは勿論である。この様なアルミニウム階段を標
準物質として使用し、後述の如くアルZ=ク線像の撮影
条件が変動しても、同じ結果を得ることが出来る。但し
、余りにもX線像の撮影条件が異なると、アルミニウム
階段を標準物質として使用しても、同じ結果を得ること
は出来にくくなるので、出来るだけ同一条件でX線像を
撮影することが望ましいことは当然である。
と下歯との間に挿入し、歯と重ならない様にする必要が
ある。X線像撮影条件は、通常の条件で差支えない。又
、中切歯を中心とするX線像が最も簡単に且つ正確に撮
影しうるので好ましいが、必要なら他の歯、例えば犬歯
並びに臼歯についても同様に実施し得る。X線像を撮影
するに当り、標準物質として、第3図に示した如さアル
ミニウム階段を挿入する。アルミニウム階段は、そのX
線像の光学密度範囲に、測定しようとする歯の光学密度
範囲が入る必要があるので、その高さが特に重要である
。そのためには、アルミニウム階段の最大高さは15w
以上、好ましくは20m以上、特に好ましくは25wで
ある。その最大高さを、例えば5等分して1段当シの高
さが決る。又、アルミニウム階段の長さは、歯科用X線
フィルムに収着る必要があり、そのためには20〜25
IIJが適当であシ、幅は5〜7u+が適当である。又
、以上アルミニウム階段で説明したが、同じ高さを有す
るアルミニウムスロープも同様に標準物質として使用し
得ることは勿論である。この様なアルミニウム階段を標
準物質として使用し、後述の如くアルZ=ク線像の撮影
条件が変動しても、同じ結果を得ることが出来る。但し
、余りにもX線像の撮影条件が異なると、アルミニウム
階段を標準物質として使用しても、同じ結果を得ること
は出来にくくなるので、出来るだけ同一条件でX線像を
撮影することが望ましいことは当然である。
I11槽骨のX線像の陰影濃度は、通常デンシトメータ
ーを用いて測定する。X線像の陰影濃度をデンシトメー
ターを用いて測定するKあたり、その測定部位は例えば
中切歯全長の根尖部から115乃至1/2、好ましくは
1/3近辺に相当するX線像である(第1図参照)。
ーを用いて測定する。X線像の陰影濃度をデンシトメー
ターを用いて測定するKあたり、その測定部位は例えば
中切歯全長の根尖部から115乃至1/2、好ましくは
1/3近辺に相当するX線像である(第1図参照)。
余シ歯冠に近い部位では、特に歯周疾患患者では、歯槽
骨の吸収が起って、歯槽骨の測定にならず一方、余シに
根尖部に近いと、特に歯並びの悪い患者では、測定しよ
うとしている歯並びに歯槽骨全部を測定されない恐れが
あるからである。測定部位は、一度決めれば以後は同一
部位を測定する。デンシトメーターでIIIJ定して得
られる歯槽骨の濃度パターンは、5〜10倍に拡大して
チャートに配録する。拡大して記録することにより、後
述する歯槽骨幅等を、よシ正確に測定し得るからである
。又、標準物質として挿入したアルミニウム階段のデン
シトメトリーは、アルミニウム階段のほぼ中央部を測定
して、例えば2倍に拡大してチャートに配録する。
骨の吸収が起って、歯槽骨の測定にならず一方、余シに
根尖部に近いと、特に歯並びの悪い患者では、測定しよ
うとしている歯並びに歯槽骨全部を測定されない恐れが
あるからである。測定部位は、一度決めれば以後は同一
部位を測定する。デンシトメーターでIIIJ定して得
られる歯槽骨の濃度パターンは、5〜10倍に拡大して
チャートに配録する。拡大して記録することにより、後
述する歯槽骨幅等を、よシ正確に測定し得るからである
。又、標準物質として挿入したアルミニウム階段のデン
シトメトリーは、アルミニウム階段のほぼ中央部を測定
して、例えば2倍に拡大してチャートに配録する。
第2図に1歯槽骨並びにアルミニウム階段のデンシトメ
トリー(濃度パターン)の−例を示す。このチャートで
は、光学密度が低い(Xi像で白い)と下方に、光学密
度が高い(X線像で黒い)と上方に記録されているので
切歯の部分に対して、斜線を引いた歯槽骨部は重症にな
り、骨吸収が大きくなる程X線像上では黒くなっている
ので、光学密度は高くなり、チャートの上方への切れ込
みは大きくなる。
トリー(濃度パターン)の−例を示す。このチャートで
は、光学密度が低い(Xi像で白い)と下方に、光学密
度が高い(X線像で黒い)と上方に記録されているので
切歯の部分に対して、斜線を引いた歯槽骨部は重症にな
り、骨吸収が大きくなる程X線像上では黒くなっている
ので、光学密度は高くなり、チャートの上方への切れ込
みは大きくなる。
そこで、第2図の如く隣接する歯と歯とのデンシトメト
リーの最下端の接線から上の斜線部分を歯槽骨部のデン
シトメトリーと見做し、下記3指標を設定した。
リーの最下端の接線から上の斜線部分を歯槽骨部のデン
シトメトリーと見做し、下記3指標を設定した。
(1)歯槽骨幅:d
濃度パターンにおいて、光学密度最大点から垂線を下し
、隣接する歯と歯との接線まで長さを2等分した位置で
の斜線部分の幅、所謂半値幅を、歯槽骨幅dとする。こ
れらの長さの測定は、物差し、ノギスなど通常の方法で
測定するととが出来る。このd値は、歯周疾患が重症に
なると共に一般に大きくなる。
、隣接する歯と歯との接線まで長さを2等分した位置で
の斜線部分の幅、所謂半値幅を、歯槽骨幅dとする。こ
れらの長さの測定は、物差し、ノギスなど通常の方法で
測定するととが出来る。このd値は、歯周疾患が重症に
なると共に一般に大きくなる。
(2)吸収面積:ΣGS
第2図の斜線の面積を、アルミ階段の高さに換算して積
分した値であジ、コンピューターを用いて計算すること
が好ましい。
分した値であジ、コンピューターを用いて計算すること
が好ましい。
吸収面積は、後述の実施例3に記数する如く、歯周疾患
が重症になる程大きくなり、健常者との差が特に顕著に
なるので、最も好ましい指標となる。
が重症になる程大きくなり、健常者との差が特に顕著に
なるので、最も好ましい指標となる。
(3) 最大吸収度: G S max光学密度最大
点のアルミニウム階段の段数に換算した値と、光学密度
最大点から垂線を下し、隣接する歯と歯との接線との交
点のアルミニウム階段の段数に換算した値との差を最大
吸収Ill G S maxとする。このG S ma
x値は、歯周疾患が重症になる程大きくなり、ΣGSに
次いで重要な指標となる。
点のアルミニウム階段の段数に換算した値と、光学密度
最大点から垂線を下し、隣接する歯と歯との接線との交
点のアルミニウム階段の段数に換算した値との差を最大
吸収Ill G S maxとする。このG S ma
x値は、歯周疾患が重症になる程大きくなり、ΣGSに
次いで重要な指標となる。
以上の3指標目、それぞれ単独で歯周疾患患者の歯槽骨
の萎縮度の評価法として用いるととも出来るし、2つ以
上の指標を組合せて、総合的に評価することも出来る。
の萎縮度の評価法として用いるととも出来るし、2つ以
上の指標を組合せて、総合的に評価することも出来る。
即ち、例えば吸収面積(ΣGS)が大きい場合には、歯
周疾患がかねてより進行していると評価することができ
、吸収面積(ΣGS)とともに歯槽骨幅(d)及び最大
吸収度(G S max)を併用することにより、歯周
疾患の進行度をよシ客観的且つ定量的に評価することが
できる。
周疾患がかねてより進行していると評価することができ
、吸収面積(ΣGS)とともに歯槽骨幅(d)及び最大
吸収度(G S max)を併用することにより、歯周
疾患の進行度をよシ客観的且つ定量的に評価することが
できる。
〈発明の効果〉
以上に詳述した如く、歯槽骨のI!!1度パターンより
得られる指標、歯槽骨幅(d)、吸収面積(ΣGS)、
最大吸収度(G S max )を用いることによって
、例えば歯槽膿漏等の歯周疾患患者の歯槽骨の萎縮度の
現状を客観的且つ定値的に把握することも出来るし、経
時的に測定することにより、治療効果の確認に用いるこ
とも出来る。
得られる指標、歯槽骨幅(d)、吸収面積(ΣGS)、
最大吸収度(G S max )を用いることによって
、例えば歯槽膿漏等の歯周疾患患者の歯槽骨の萎縮度の
現状を客観的且つ定値的に把握することも出来るし、経
時的に測定することにより、治療効果の確認に用いるこ
とも出来る。
〈実施例〉
以下本発明を実施例により更に詳細に駁明する。
実施例1
上顎又鉱下顎中切歯部を下記詔1表に示す種々のアルミ
ニウム階段を標準物質として入れ、露出時間0.51秒
で歯科用X線装置を用いて規格撮影する。そのX線像を
ミクロデンシトメーター(Joyee Loeb1社製
model M CS )を用いて中切歯全長で根尖部
から1/3の部位を測定し、その陰影!!度パターンを
5倍に拡大してチャートに記録し、同時にアルミニウム
階段の陰影濃度も測定する。チャートから歯槽骨幅d及
びアルミニウム階段の段数に換算した吸収面積ΣGS並
びに最大吸収FIE、G S maxを求めた。煮1〜
3のアルミニウム階段の光学密度範囲に、歯の光学密度
範囲に入らず、骨密度関係指標ΣGS並ひにG S m
azは測定出来なかった。
ニウム階段を標準物質として入れ、露出時間0.51秒
で歯科用X線装置を用いて規格撮影する。そのX線像を
ミクロデンシトメーター(Joyee Loeb1社製
model M CS )を用いて中切歯全長で根尖部
から1/3の部位を測定し、その陰影!!度パターンを
5倍に拡大してチャートに記録し、同時にアルミニウム
階段の陰影濃度も測定する。チャートから歯槽骨幅d及
びアルミニウム階段の段数に換算した吸収面積ΣGS並
びに最大吸収FIE、G S maxを求めた。煮1〜
3のアルミニウム階段の光学密度範囲に、歯の光学密度
範囲に入らず、骨密度関係指標ΣGS並ひにG S m
azは測定出来なかった。
実施例2
50才の男子の下中切歯を中心とするX線像を、1段の
高さ5WLMで5段のアルミニウム階段と共に同一条件
で3回撮影し、3枚のx#i!像を得た。
高さ5WLMで5段のアルミニウム階段と共に同一条件
で3回撮影し、3枚のx#i!像を得た。
その中の1枚のX!像につき、実施例1と同様にして3
回、ミクロデンシトメーターを用いて根尖部から173
の部位並びにアルミニウム階段の陰影濃度を測定してチ
ャートに記録した。
回、ミクロデンシトメーターを用いて根尖部から173
の部位並びにアルミニウム階段の陰影濃度を測定してチ
ャートに記録した。
3枚のデンシトメトリーの中の1枚については、3回、
ノギスを用いて歯槽骨幅dを、又コンピューターを用い
てアルミニウム階段の段数に換算した吸収面積ΣGS並
びに最大吸収1fGsmaxを計算した。それ以外のX
線像については、各1回のミクロデンシトメーターによ
る測定を行い、又各デンシトメトリーについては、それ
ぞれ1回のノギスによるdの測定並びにコンピューター
によるΣGS並びにG S maxの測定を行なった。
ノギスを用いて歯槽骨幅dを、又コンピューターを用い
てアルミニウム階段の段数に換算した吸収面積ΣGS並
びに最大吸収1fGsmaxを計算した。それ以外のX
線像については、各1回のミクロデンシトメーターによ
る測定を行い、又各デンシトメトリーについては、それ
ぞれ1回のノギスによるdの測定並びにコンピューター
によるΣGS並びにG S maxの測定を行なった。
以上の測定結果より、コンピューター、ノギスによる計
測誤差、ミクロデンシトメーターによる測定誤差並びに
X線像撮影誤差を変動係数CV−σ/ z X 100
(%)として求めると、第2表の様になり、いずれの
誤差も10チ以下となり、十分実用し得ることが明らか
である。
測誤差、ミクロデンシトメーターによる測定誤差並びに
X線像撮影誤差を変動係数CV−σ/ z X 100
(%)として求めると、第2表の様になり、いずれの
誤差も10チ以下となり、十分実用し得ることが明らか
である。
第 2 表
実施例3
健常者並びに重症度の異なる歯周疾患患者の上顎又社下
顎中切歯部のX線像を実施例2と同様にして撮影し、歯
槽骨幅d、吸収面積ΣGS並びに最大吸収度G S m
axを測定した結果を第3表に示す。
顎中切歯部のX線像を実施例2と同様にして撮影し、歯
槽骨幅d、吸収面積ΣGS並びに最大吸収度G S m
axを測定した結果を第3表に示す。
歯周疾患が重症になると共に、各指標の数値が大きくな
っており、本状各指標が歯周疾患患者の歯槽骨の前奏縮
度の重症度の評価に使用し得ることは明らかである。
っており、本状各指標が歯周疾患患者の歯槽骨の前奏縮
度の重症度の評価に使用し得ることは明らかである。
なお表中
L2−Llは左側第2切歯と左側第1切歯間の測定値。
T、 1− R1は左側第1切歯と右側第1切歯間の測
定値。
定値。
R1−R2は右側第1切歯と右側第2切山間の測定値
を示す。
第1図は、歯槽骨のX線像を得る際の、アルミニウム階
段及び歯の模式図を示したものであシ、第2図社歯槽骨
の濃度パターン及びアルミニウム階段の陰影濃度を示し
たものであり、第3図はアルミニウム階段の一例を示し
たものである。 =17− シ;つ41’言f( 手続補正歯 昭和61年 8月−す日 !侍i午庁艮′醒殿 1、事イ1の表示 特願昭 61 − 108665 @2、発明の名称 歯槽骨の骨萎縮度評価法 6、補正の内容
段及び歯の模式図を示したものであシ、第2図社歯槽骨
の濃度パターン及びアルミニウム階段の陰影濃度を示し
たものであり、第3図はアルミニウム階段の一例を示し
たものである。 =17− シ;つ41’言f( 手続補正歯 昭和61年 8月−す日 !侍i午庁艮′醒殿 1、事イ1の表示 特願昭 61 − 108665 @2、発明の名称 歯槽骨の骨萎縮度評価法 6、補正の内容
Claims (3)
- (1)歯槽骨のX線像の陰影濃度を測定して歯槽骨の濃
度パターンを求め、次いで該濃度パターンより歯槽骨幅
(d)、吸収面積(ΣGS)および最大吸収度(GSm
ax)の少なくとも1つの指標を求め、該指標により歯
槽骨の骨萎縮度を評価することを特徴とする歯槽骨の骨
萎縮度評価法。 - (2)歯槽骨の骨萎縮度評価法において、歯槽骨のX線
像の陰影濃度を測定する際に使用するアルミニウム標準
物質。 - (3)最大高さが15mm以上、長さが20〜25mm
のアルミニウム階段である特許請求の範囲第2項記載の
アルミニウム標準物質。
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JP61108665A JPH07102210B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 歯槽骨の骨萎縮度評価法 |
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JPH07102210B2 JPH07102210B2 (ja) | 1995-11-08 |
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ID=14490572
Family Applications (1)
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JP61108665A Expired - Lifetime JPH07102210B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 歯槽骨の骨萎縮度評価法 |
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