JPS62265Y2 - - Google Patents

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JPS62265Y2
JPS62265Y2 JP10751080U JP10751080U JPS62265Y2 JP S62265 Y2 JPS62265 Y2 JP S62265Y2 JP 10751080 U JP10751080 U JP 10751080U JP 10751080 U JP10751080 U JP 10751080U JP S62265 Y2 JPS62265 Y2 JP S62265Y2
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primary
horn
antenna
aperture
primary radiator
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JP10751080U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、開口面アンテナの一次放射器に関す
るものである。
開口面アンテナの一つである扇形ビームアンテ
ナは、小中容量多方向多重通信を行なうさいの親
局アンテナとして用いられる。このアンテナはサ
ービスエリヤ内に散在する複数の子局と同時に通
信するため、これら各子局のアンテナに対向して
配置され、その電気特性としては、第1図の実線
1に示すごとく利得が20dB以上、水平面内ビー
ム巾が45゜、F/B特性が30dB以上であつて、
使用周波数が1850MHz〜2110MHzであることが要
求される。しかるに開口面アンテナを使用して、
主ビーム指向性の形状を上記のごとき完全な扇形
指向性とすることは困難であるため、実現可能な
仕様としては、第1図に点線で示す曲線2のごと
く、主ビーム先端のリツプルを3dB以内とし、
F/B特性が30dB以上であることを満す最小指
向角度を±60゜と規定している。
特願昭54−78900号(特開昭56−2704号)に係
る扇形ビームアンテナは、この仕様を満すものと
して提案されたものであつて、第2図および第3
図に満す構成の複合曲面反射鏡3を適合する照度
分布を有する一次放射器で励振して、規定する整
形された扇形ビームを放射する作用をなす。上記
複合曲面反射鏡3は、第3図に二点鎖線で示す軸
対称回転放物面反射鏡4をその光軸Zを含む平面
で二等分することによつて得られる放物面反射鏡
部5,7を、それらの焦点Fを中心として角度α
だけ偏位させ、両放物面反射鏡部5,7の切断端
縁間で形成される鏡面欠損部を閉塞した構成をも
つ。上記閉塞部は平板を上記放物状切断端縁に沿
わせた構成を有し、放物筒面反射鏡部6を形成し
ている。
上記特願昭54−78900号(特開昭56−2704号)
では、第3図に示した原形の軸対称放物面反射鏡
4をその光軸Zに平行なかつ該軸から互いに距離
lだけ離間させた二つの対向する平面で二分割し
て上記放物面反射鏡部を得ているが、第3図図で
は上記反射鏡4を二分割しており、これは上記距
離lをl=0とした場合に相当する。しかして上
記放物筒面反射鏡部6の曲面の方程式は、下式で
l=0としたものになる。
4.f/cosα・(Z+l/sinα・f・cosα
) =X2+l2 なお、上記放物面反射鏡部5,7を角度αだけ
偏位させてある理由は、それらの鏡面による指向
性の尖鋭さを利用して扇形ビームの立上りを急峻
にすると同時に、該反射鏡部5,7の指向性電力
半値幅を加味して扇形ビームのビーム幅45゜を確
保するためである。
上記複合曲面反射鏡3を第5図に示すリヤーフ
イード方式による同軸ホーン形一次放射器(同図
において11は給電同軸管、12は一次ホーンを
示す)で励振した場合の広角度指向性を第4図の
実線の曲線8に示す。同曲線に示すようにかかる
アンテナの主ビーム指向性およびF/B特性は所
期のごとく良好であるが、指向角度50゜付近のサ
イドローブレベルが高い。また帯域内の低域の特
性を一点鎖線の曲線9で、高域の特性を点線の曲
線10で各々示すように、60゜方向で上記規格値
を割つている。
第4図において、指向角度50゜付近のローブ
は、上記一次ホーン12のスピルオーバー量が主
であつて、その他に、中央の放物筒面反射鏡部6
の第2サイドローブと放物面反射鏡部5又は7の
第1サイドローブが重畳されているが、これらの
量は僅少である。上記一次ホーン12のスピルオ
ーバー量は、その開口部からホーン外壁に漏洩す
る回折電流による放射波に基因して発生し、その
抑制法としては、一次ホーン12の外壁全体を電
波吸収体で覆う方法がある。上記電波吸収体とし
ては、耐顕性に優れ、かつ厚みが薄くても吸収効
果の大きな磁界吸収形のフエライトゴム板等が使
用されるが、かかる材料で上記一次ホーン12の
外壁全体を覆つた場合、一次放射器の重量が増加
して該一次ホーン12の開口中心を焦点位置に保
持することが困難となり、そのため給電同軸管1
の補強が必要となる。かつフエライトゴムそのも
のが高価であることと相俟つて、経済性が失なわ
れる。なお抵抗体系の電界吸収形電波吸収体は、
厚みを大きくしなければ期待する効果を得ること
ができないため、アンテナ開口前のブロツキング
損失を増大させるという欠点があり、また、湿気
により特性が劣化する等致命的欠点があるので、
日本ではあまり使用されていない。
いま一つのスピルオーバー量の抑制法として、
第6図に示すごとく一次ホーン12の開口周辺に
シユペルトツプ13を設けることが実施されてい
る。このシユペルトツプ13の深さd0は、使用周
波数帯域の中心周波数が該シユペルトツプ内
を伝播する同軸モードTE10波に対する管内波長
λg0の1/4となるように設定される。しかしてそ
の動作は、第7図に示すごとく一次ホーン12か
らの漏洩波14(実線の矢印)と、シユペルトツ
プ13内での反射波15(破線の矢印)が互に逆
相となつて打消し合うと考えるか、またはシユペ
ルトツプ13内の回折電流が第8図の実線の曲線
16に示すように開口部で零となる如く分布し、
電界が破線の曲線17のごとく開口部で最大とな
る分布を呈することから、オームの法則により一
次ホーン12の開口縁端よりみた抵抗Rが無限大
となつて、回折電流がなくなると解釈される。
しかるに上記シユペルトツプ13は、前記中心
周波数の近傍の周波数については適用できる
が、帯域内の高域あるいは低域の周波数について
は上記する作用条件が崩れ、そのため全帯域にわ
たつて一次ホーン12の外壁に流れる回折電流を
阻止することが困難となる。即ち、使用周波数帯
域の低域あるいは高域の周波数あるいは
については、第7図のシユペルトツプ13内の反
射波15が半波長とならず、それより短いか又は
長くなるため、該反射波が入射波に対し逆相とな
る条件が崩れる。また第8図におけるシユペルト
ツプ13の開口部において電流が零にまた電圧が
最大とならず、つまり上記抵抗Rが無限大となる
条件が乱れ、そのためシユペルトツプ13の外壁
に回折電流が現われて漏洩波が発生することにな
る。なお、シユペルトツプ13のギヤツプを拡げ
ることにより次に述べる管内波長λg2,λg0およ
びλg1の差を縮め、それによつてある程度の広帯
域性を持たすことができるが、この方法では上記
の小中容量多方向多重通信方式における使用周波
数全帯域を満すことはできない。
シユペルトツプにより広帯域にわたつて漏洩波
を完全に阻止するためには、第9図のごとく異径
のシユペルトツプ18,19および20を同心状
に多段配置すればよい。しかして中心周波数
とその両側の低域あるいは高域の適切な周波数
を選定し、これらに対応するシユペルト
ツプ内の管内波長λg2<λg0<λg1に応じて上記
各段のシユペルトツプ18,19および20の深
さをd2=λg2/4,d0=λg0/4およびd1=λg
/4とすれば、これら各段のシユペルトツプに
よる回折電流の阻止量は第10図の曲線22,2
1,23のごとくなり、総合的には曲線24とな
つて全使用周波数帯域にわたつて回折電流を阻止
することができる。しかしながら、かかる三段構
成のシユペルトツプを用いた場合には、一次ホー
ン12の全開口面積が大きくなるため、前記複合
曲面反射鏡3の開口面積に対するブロツキング面
積が大きくなり、アンテナの利得を低下させるこ
とになる。上記複合曲面反射鏡3においては、そ
の両側の放物面反射鏡部5,7が主ビームの立上
りを急峻とする目的で偏位給電される。それゆえ
利得に寄与するのは上記複合曲面反射鏡3の中央
部が主であり、したがつて、利得の高低を示す開
口能率は単一曲面反射鏡を使用したアンテナに比
較して著しく低い。かゝる点からして、大きな開
口面積の一次ホーンで上記複合曲面反射鏡3の中
心部をブブロツキングすることは、扇形ビームア
ンテナにとつては致命的とも云える。
本考案は、上記の点に鑑み、一段のシユペルト
ツプと少量の電波吸収体とを用いてスピルオーバ
ー量を広帯域にわたつて効果的に除去することが
できる開口面アンテナの一次放射器を提供するこ
とを目的とする。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案
を詳細に説明する。なお以下の説明において用い
る符号のうち、第5図、第6図および第9図で用
いた符号と同一のものは同一の要素を示す。
第6図で示した構成の一次放射器においては、
第8図の実線の曲線16で示したように、中心周
波数についてのシユペルトツプ13内の回折
電流が該シユペルトツプ13の底面13aで最大
となる。また図示していないが、、使用帯域の
低、高域の適切な周波数に対しての上
記底面13aでの回折電流は、上記最大となる手
前の値あるいは最大値を少しすぎた値をとる分布
態様となるが、その変化量は余弦曲線上にあるた
め、ほゞ最大に近い値となる。
本考案に係る一次放射器は、以上の考察にもと
ずき、第11図に示す如く一次ホーン12の開口
部周辺にシユペルトツプ13を一段配設し、上記
回折電流の分布密度の高いこのシユペルトツプ1
3の底部部分に電波吸収体25を配置してある。
上記電波吸収体25は、上記シユペルトツプ13
の底面13aに密着する態様で上記一次ホーン1
2の外周面に沿わせて配設してあり、その巾は、
この実施例において上記シユペルトツプ13の深
さd0の約1/2に設定してある。またこの実施例で
は、上記電波吸収体25として磁界吸収形の吸収
体であるフエライトゴムを用いてある。
かゝる構成を有する本考案の一次放射器は、上
記フエライトゴム25が上記回折電流による反射
波をほとんど吸収するので、シユペルトツプ13
の作用と相俟つて上記なる低、高域の
周波数によるものを含むシユペルトツプ13内の
回折電流をほゞ完全に消滅させることができる。
すなわち、一次ホーン12の外壁に回折する電流
を広帯域にわたつて阻止することができる。
このように本考案の一次放射器は、開口寸法を
大きくすることなくかつ多重の電波吸収体を用い
ることなく、スピルオーバー量を広帯域にわたつ
て除去することができる。したがつて、軽量でブ
ロツキング面積の小さいことが要求される前記複
合曲面反射鏡を用いた扇形ビームアンテナに使用
する一次放射器として最適である。なお本考案の
一次放射器は、他の開口面アンテナたとえばパラ
ボラアンテナの一次放射器としても有効に適用し
うる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多方向多重通信方式用アンテナの電気
特性規格値を示す指向性図、第2図は扇形ビーム
アンテナの複合曲面反射鏡の平面図、第3図は第
2図に示す複合曲面反射鏡の構造説明のための横
断面図、第4図は第2図に示す反射鏡を従来の一
次放射器で励振した場合の実測指向性図、第5図
は従来の励振用一次放射器の一部切欠き構造図、
第6図はシユペルトツプ付き一次放射器の一部切
欠き構造図、第7図および第8図はシユペルトツ
プの動作説明のための主要部の断面図、第9図は
三段シユペルトツプ付き一次放射器の一部切欠き
構造図、第10図は第9図に示す一次放射器の動
作を説明するための特性図、第11図は本考案に
係る一次放射器の一部切欠き構造図である。 11……給電用同軸管、12……一次ホーン、
13……シユペルトツプ、25……磁界吸収形電
波吸収体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同軸ホーン形一次放射器において、一次ホーン
    の開口部外周辺にシユペルトツプを配設し、この
    シユペルトツプの底部に上記一次ホーンの外面に
    沿わせて電波吸収体を配置してなる開口面アンテ
    ナの一次放射器。
JP10751080U 1980-07-29 1980-07-29 Expired JPS62265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10751080U JPS62265Y2 (ja) 1980-07-29 1980-07-29

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JP10751080U JPS62265Y2 (ja) 1980-07-29 1980-07-29

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Publication Number Publication Date
JPS5734605U JPS5734605U (ja) 1982-02-23
JPS62265Y2 true JPS62265Y2 (ja) 1987-01-07

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