JPS6226510Y2 - - Google Patents

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JPS6226510Y2
JPS6226510Y2 JP15786080U JP15786080U JPS6226510Y2 JP S6226510 Y2 JPS6226510 Y2 JP S6226510Y2 JP 15786080 U JP15786080 U JP 15786080U JP 15786080 U JP15786080 U JP 15786080U JP S6226510 Y2 JPS6226510 Y2 JP S6226510Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はシーム溶接により組立構成した水泳
用金属製プールに関するものである。
〔従来技術〕 従来、金属製水泳プールとしては、(1)鋼板また
はステンレス板からなる多数の金属板を並べて配
置すると共に、隣う合う金属板を突合せ溶接また
はラツプ溶接等により結合して箱状の金属製プー
ル本体を構成し、そのプール本体を鋼製支持フレ
ームにより支持したもの、(2)鋼板またはステンレ
ス板からなる多数の金属板を並べて配置すると共
に、隣り合う金属板の折曲縁部をそれらの間にパ
ツキングを介在させて多数のボルトにより締付結
合して箱状の金属製プール本体を構成し、そのプ
ール本体を鋼製支持フレームにより支持したもの
等が知られている。
前記(1)の金属製水泳プールの場合は、厚い金属
板を使用すると著しくコスト高になり、また薄い
金属板を使用すると強度信頼性および水密性の完
全な突合せ溶接またはラツプ溶接を行ないにくい
という問題がある。また前記(2)の金属製水泳プー
ルの場合も、厚い金属板を使用すると著しくコス
ト高になり、また薄い金属板を使用すると、金属
板の折曲縁部におけるボルトに近い部分ではパツ
キング締付力が大きいので止水性が良好である
が、ボルトから離れるにしたがつてパツキング締
付力が低下するので金属板相互の接合部から漏水
することがある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は、前述の問題を有利に解決し、かつ
他の優れた効果をも奏する金属製プールを提供す
ることを目的とするものであつて、この考案の要
旨とするところは、多数の底部用金属薄板1の折
曲縁部2がシーム溶接部3により水密に結合され
て防水用金属製下部プール底板4が構成され、そ
の金属製下部プール底板4の周辺の折曲縁部と、
その金属製下部プール底板4の周辺に配置された
屈折接続部用金属薄板6における下部側板7とが
シーム溶接により結合され、隅部用金属薄板19
と屈折接続部用金属薄板6とはシーム溶接により
結合され、金属製プール側壁9は、金属薄板から
なる側壁板18とその下端部からプールの内側に
向かつて屈折連設された接続板10と前記側壁板
18の裏面に固着された補強用リブ8とにより構
成され、金属製プール側壁9における接続板10
と前記屈折接続部用金属薄板6における上部横板
11および前記隅部用金属薄板19における上部
横板26とはシーム溶接により結合され、前記金
属製プール側壁9における補強用リブ8と鋼製支
持フレーム12とは連結金具13を介して連結さ
れ、前記金属製下部プール底板4の上面にコンク
リートが打設されてコンクリート製上部底版14
が形成されていることを特徴とする金属製プール
にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案の実施例において用いられる
底部用金属薄板1を示すものであつて、薄鋼板等
の金属薄板の長尺物(通常コイル状になつてい
る)の巾方向の両側にロールによる曲げ加工が施
されて折曲縁部2が形成され、その折曲縁部2と
底板15の表面との角度αは90゜よりも僅かに
大きくなつている。
第2図はこの考案の実施例において用いられる
屈折接続部用金属薄板6を示すものであつて、薄
鋼板等の金属薄板の長尺物にロールによる曲げ加
工が施されて、横方向に延長する断面L字状部分
16とその断面L字状部分の底板および側板に屈
折連設された下部側板7および上部横板11とが
形成され、前記下部側板7と底板の表面との角度
αおよび前記上部横板11と側板の表面との角
度αは90゜よりも僅かに大きくなつている。
第3図はこの考案の実施例において用いられる
プール側壁構成用金属製側壁ユニツト17を示す
ものであつて、前記底部用金属薄板1よりも若干
厚い薄鋼板等の金属薄板からなる側壁板18の下
部に表面側にすなわちプールの内側に向かつて突
出する接続板10が屈折連設され、かつその接続
板10と側壁板18の表面との角度αは直角よ
りも僅かに大きくなつており、さらに側壁板18
の裏面に、帯状鋼板等の帯状金属板からなる多数
の補強用リブ8が縦横に配置されて溶接により固
着されている。
第4図Bはこの考案の実施例において用いられ
る隅部用金属薄板19を示すものであつて、第4
図Aに示す形状の薄鋼板等の金属薄板20が折線
21に沿つて折曲げられて横断面L字状部分22
が形成されると共に、そのL字状部分における一
方の平板の端部に底板23が屈折連設され、かつ
その底板23の一側部に連設された接続板24と
前記L字状部分における他方の平板の端部に屈折
連設された接続板25とがシーム溶接により結合
され、さらに前記L字状部分22における各平板
の上端部および側部には、その平板の表面に対し
90゜よりも僅かに大きい角度で傾斜する上部横板
26および側板27が屈折連設され、前記底板2
3の他側部には、底板表面に対し90゜よりも僅か
に大きい角度で傾斜する下部側板28が屈折連設
されている。
前記底部用金属薄板1、屈折接続部用金属薄板
6、金属製側壁ユニツト17および隅部用金属薄
板19を使用してプールを製作する場合は、まず
プール設置場所の地盤に割栗石29が敷き並べら
れて突き固められ、その上に砂層30が設けられ
て平らに均され、かつその砂層30の上に多数の
底部用金属薄板1が敷き並べられると共に、隣り
合う底部用金属薄板1における折曲縁部2が相互
に重合されてシーム溶接3により水密に結合さ
れ、さらにシーム溶接された折曲縁部2の両端部
が底板15に重なるように折曲げられて防水用金
属製下部プール底板4が構成され、また金属製下
部プール底板4の周辺が折曲げられて折曲縁部5
が形成され、その折曲縁部5と金属製下部プール
底板4の表面との角度も90゜より僅かに大きくな
つている。
前記金属製下部プール底板4の周辺の折曲縁部
5と屈折接続用金属薄板6の下部側板7とはシー
ム溶接3により水密に結合され、かつ屈折接続部
用金属薄板6の端部の側板31および下部側板3
2と隅部用金属薄板19の側板27および下部側
板28とはシーム溶接により結合され、さらに屈
折接続部用金属薄板6および隅部用金属薄板19
の上部横板11,26の上に横方向に密接して並
べられた多数の金属製側壁ユニツト17における
下部の接続板10が載置されてシーム溶接3によ
り水密に結合され、さらに横方向に隣り合う金属
製側壁ユニツト17における側壁板18が突き合
せ溶接により水密に結合されて、プール側壁9が
構成されている。
プールの周囲に設けられた鋼製支持フレーム1
2の下部は、コンクリート基礎33に載置されて
アンカーボルト34により固定され、かつ多数の
鋼製連結金具13の一端部が前記側壁ユニツト1
7における補強用リブ8に対しボルト35または
溶接により固着され、さらに各連結金具13の他
端部は前記支持フレーム12の柱に対し溶接また
はボルトにより固着される。
前記支持フレーム12の上部にはコンクリート
床版36が載置され、かつ金属板に曲げ加工を施
して構成した排水溝37付きの接続部カバー38
は、前記コンクリート床版36におけるプール側
の上面とプール側壁9とにわたつて被せられ、前
記接続部カバー38の内側下端部は、プール側壁
9における側壁板18の上端部に突き合せ溶接に
より固着されている。
接続部カバー38における排水溝37の底板
は、前記支持フレーム12に固着された取付金具
39に対しブラインドリベツト40により固定さ
れ、また前記金属製下部プール底板4の上にコン
クリートが打設されると共に金ごてにより表面仕
上げされてコンクリート製上部底版14が形成さ
れている。
この考案を実施する場合、底部用金属薄板1の
裏面に予め発泡プラスチツクその他の断熱材を取
付けるか、または吹付けてもよく、また金属製下
部プール底板4の下に発泡プラスチツクその他の
断熱材を敷き並べてもよく、さらに前記プール側
壁9の裏面に前記断熱材を吹付けてもよい。
前記各金属薄板をシーム溶接により結合する際
に、シーム溶接線が切れる部分が発生する場合
は、その部分をスポツト溶接等の溶接またはロウ
付けにより結合してもよい。また下部プール底板
4の下に適当数の部分的なコンクリート基礎を設
け、このコンクリート基礎に金属薄板からなる吊
子の下部を埋込固定しておき、その吊子の上部を
隣り合う底部用金属薄板1における折曲縁部2の
間に介在させてシーム溶接により結合してもよ
い。
第14図に示すように、接続部カバー38にお
ける内側垂直板46の下部をプール側壁9の上部
内面に重合して隅肉溶接により固着してもよく、
また第15図に示すように、接続部カバー38に
おける内側垂直板46の下部とプール側壁9の上
部内面との間にシール材47を介在させて、それ
らをブラインドリベツト等の固着具48により結
合してもよい。
底部用金属薄板1および屈折接続部用金属薄板
等を構成する金属薄板材料をコイル状に巻いて運
搬すれば、運搬コストを低減することができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、防水用金属製下部プール底
板4を構成する底部用金属薄板1の折曲縁部2を
相互に重合してシーム溶接3により結合し、かつ
その金属製下部プール底板4の周辺に屈曲形成さ
れている折曲縁部5と、その金属製下部プール底
板4の周辺に配置された屈折接続部用金属薄板6
における下部側板7とがシーム溶接により結合さ
れ、隅部用金属薄板19と屈折接続部用金属薄板
6とはシーム溶接により結合されているので、金
属薄板を使用しても、突合せ溶接またはラツプ溶
接により結合する場合に比べて、水密性および強
度信頼性が完全な溶接を容易に行なうことがで
き、そのため前記従来の金属製水泳プールの問題
点を解決することができる。また金属製プール側
壁9を構成する金属薄板からなる側壁板18の裏
面に固着された補強用リブ8と鋼製支持フレーム
12とは連結金具13を介して連結されているの
で、金属製プール側壁9を安定状態で強固に支持
することができ、さらにシーム溶接は自動溶接機
により行なうことができるので金属製プールの組
立コストを低減することができ、かつ金属製下部
プール底板4の上面に打設した底部仕上兼底部補
強用コンクリート製上部底版14を利用して前記
金属製下部プール底板4の腐食を防止することが
でき、そのため底部用金属薄板1として非常に薄
いものを使用できるので経済的である等の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図は底部用金属薄板の一部を示す斜視図、第
2図は屈折接続部用金属薄板の一部を示す斜視
図、第3図は金属製側壁ユニツトの斜視図、第4
図Aは隅部用金属薄板の一例を示す展開図、第4
図Bは隅部用金属薄板の斜視図である。第5図は
底部用金属薄板の折曲縁部をシーム溶接により結
合した状態を示す斜視図、第6図はその一部を示
す拡大斜視図、第7図はシーム溶接された折曲縁
部の端部を折曲げた状態を示す斜視図、第8図は
金属製下部プール底板と屈折接続部用金属薄板と
をシーム溶接した状態を示す斜視図、第9図は金
属製下部プール底板と屈折接続部用金属薄板と隅
部用金属薄板とプール側壁との接続部を示す斜視
図、第10図は金属製下部プール底板と屈折接続
部用金属薄板とプール側壁との接続部を示す縦断
側面図、第11図はこの考案のプールの一部を示
す縦断側面図、第12図および第13図はその一
部を示す拡大縦断側面図である。第14図および
第15図は接続部カバーとプール側壁の上部との
結合部を示す縦断側面図である。 図において、1は底部用金属薄板、2は折曲縁
部、3はシーム溶接、4は防水用金属製下部プー
ル底板、5は折曲縁部、6は屈折接続部用金属薄
板、7は下部側板、8は補強用リブ、9は金属薄
板製プール側壁、10は下部の接続板、11は上
部横板、12は鋼製支持フレーム、13は連結金
具、14はコンクリート製上部底版、17はプー
ル側壁構成用金属製側壁ユニツト、18は側壁
板、19は隅部用金属薄板、29は割栗石、30
は砂層、36はコンクリート床版、38は接続部
カバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の底部用金属薄板1の折曲縁部2がシーム
    溶接部3により水密に結合されて防水用金属製下
    部プール底板4が構成され、その金属製下部プー
    ル底板4の周辺の折曲縁部と、その金属製下部プ
    ール底板4の周辺に配置された屈折接続部用金属
    薄板6における下部側板7とがシーム溶接により
    結合され、隅部用金属薄板19と屈折接続部用金
    属薄板6とはシーム溶接により結合され、金属製
    プール側壁9は、金属薄板からなる側壁板18と
    その下端部からプールの内側に向かつて屈折連設
    された接続板10と前記側壁板18の裏面に固着
    された補強用リブ8とにより構成され、金属製プ
    ール側壁9における接続板10と前記屈折接続部
    用金属薄板6における上部横板11および前記隅
    部用金属薄板19における上部横板26とはシー
    ム溶接により結合され、前記金属製プール側壁9
    における補強用リブ8と鋼製支持フレーム12と
    は連結金具13を介して連結され、前記金属製下
    部プール底板4の上面にコンクリートが打設され
    てコンクリート製上部底版14が形成されている
    ことを特徴とする金属製プール。
JP15786080U 1980-11-06 1980-11-06 Expired JPS6226510Y2 (ja)

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JPS5780557U JPS5780557U (ja) 1982-05-18
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