JPS6226425A - 電熱式床暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、熱源として電気発熱線をｍいた電熱式床暖房
装置に関するものである。

［背景技術］ 床暖房装置として従来より種々のものが提供されている
。例えばＰｔ５９図（ａ）のものは断熱材や補強板など
木質の基板６と表面材７どの間に電気絶縁された電気発
熱線２をサントイツナして床暖房パネルを形成したもの
であり、また第９図（ｂ）のものは床板８の表面に温水
通過路９を形成した温水パイプ１０を取り付けてカーペ
ットや木質７０７−材など表面材１１をこの上に設けて
床暖房パネルを形成するようにしたものであり、さらに
第９図（Ｃ）のものは床材８の表面に金属箔のエツチン
グ等で形成される発熱回路１２を絶縁相脂層１３内に設
けて形成した面状ヒーター１４を配設し、カーペットや
木質７０７−村など表面材１１をこの上に設けて床暖房
パネルを形成するようにしたものである。

そして第９図（ｂ）の温水パイプ１０を設けるようにし
たものや、第９図（ｃ）の面状ヒーター１４を設けるよ
うにしたものは、構造が複雑となってコストの面で割高
になると共に接続の構造が複雑になって施工が困難にな
るという問題がある。この点、電気発熱線２を設けるよ
うにした第９図（、）のものは構造が単純に形成され接
続を容易におこなうこともできる。しかしながら、この
電気発熱線２を用いたものにあって、電気発熱線２に断
線や接続不良が発生した場合、電気発熱＃ｉ２は基板６
と表面材７どの間にサンドイッチされた状態で一体に組
み込まれているために、電気発熱＃Ｉ２のみを取り替え
て補修するというようなことができず、床暖房パネル全
体を取り替えなければならないという必要が生じるもの
であった。特に、床暖房パネルを浴槽と洗い場とを合成
樹脂材で一体成形して形成した浴室ユニットの床面に取
１）付けて、例えば浴室ユニツＦにおける洗い場の床暖
房をおこなうようにした場合、床暖房パネルの全体を取
り替えるためには浴室ユニットを分解するなどの必要が
生じることになり、この取り替えをおこなうこと自体が
不可能に近いものである。

［発明の目的］ 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、電気
発熱線の取り替えを容易におこなうことができる電熱式
床暖房装置を提供することを目的とするものである。

［発明の開示］ しかして本発明に係る電熱式床暖房装置は、パイプ１に
パイプ１の内径より小さい外径の電気絶縁された電気発
熱線２を挿通し、このパイプ１を床３に設けて成ること
を特徴とするものであり、電気発熱線２を電気発熱＃ａ
２より内径の大きなパイプ１に挿通した状態で床３に設
けるようにして、パイプ１から電気発熱＃ａ２を抜き取
ることができるようにすることで上記目的を達成したも
のであって、以下本発明を実施例により詳述する。

パイプ１は熱伝導性に優れた金属材や電気絶縁性と耐熱
性を有する合成樹脂材など任意の材料で円管状に形成さ
れるもので、このパイプ１内に外周に樹脂被覆などして
電気絶縁が施されたヒータ線などで形成される電気発熱
線２を挿通し、これを床３（床パネルも含む）の裏面や
中間層内に設けることによって本発明の床暖房装置を形
成するものである。そしてこのとき、電気発熱＃Ｘ２は
その外径をパイプ１の内径よりも小さく形成され、パイ
プ１から電気発熱線２を引き抜いたり挿入したりするこ
とを自由におこなうことができ、電気発熱線２の点検や
取り替えを簡単におこなうことができる。

第１図は上記電気発熱＃１２入りのパイプ１を、洗い場
１５と浴槽１６とを合成樹脂材で一体成形して形成した
浴室ユニット１７の洗い場１５の底面と浴槽１６の底面
とを床３として、洗い場１５の下面に設けて洗い場末の
暖房をおこなうようにすると共に浴槽１６の下面に設け
て浴槽１６内の湯の保温がおこなえるようにした実施例
を示すものである。第１図において２０は架台である。

そしてこのものにあって、電気発熱線２入りのパイプ１
の下側には断熱材１８を配して覆い、囲い板１９によっ
て囲うようにしである。またバイブ１内には絶縁オイル
など電気絶縁性のある液体が絶縁と伝熱の目的のために
入れである。このようにパイプ１内に液体を入れると、
電気発熱線２の回りは液体で充填されることになるため
に、電気発熱＃Ｉ２で発熱された熱は液体に伝えられ、
パイプ１内の温度分布が不均一な場合には液体が対流を
起こして温度の均一を保つことができることになり、し
かも電気発熱＃ｉ２から床３への熱の伝達は液体を経由
してなされることになるために、電気発熱線２から直接
床３に伝えられる場合よりも床３への伝熱の変動を小さ
くすることができ、床３への加熱温度変化による悪影響
を小さくすることができることになる。また、電気発熱
＄２の絶縁被覆にピンホールがあったり、絶縁被覆のシ
ール部に隙間があったりしても、この部分に絶縁性の　
　　　　　　、、、。

液体が浸透して絶縁の確保をおこなうことができること
になる６従って電気発熱＃ｉ２の絶縁のため　　　　　
　、。

に〃ラスクロスなどを用いることも可能になる。

電気発熱線２の絶縁被覆が完全である場合には水や不凍
液を用いることらできる。

電気発熱＃１２とパイプ１の配置は、床３としての洗い
場１５や浴槽１６の底面への暖房の均一化を図るために
、第２図（、）のように渦巻き状にしたり第２図（ｂ）
のように蛇行状にしたりすることができる。ここで、第
２図（ｂ）のようにパイプ１を蛇行状に形成することに
よって、電気発熱ＭＡ２をパイプ１内に通すことが困難
になる場合には、第３図（ｂ）のようにパイプ１をＵ字
状のものに分割して用いるようにし、さらに電気発熱１
ｉ２を分割して＠４図に示すような分割した各電気発熱
線２ａの両端に接続金具２１．２１を取り付けると共に
各接続金具２１からリード線２２を導出させておき、各
Ｕ字状パイプ１ａに第４図の分割電気発熱線２ａを通し
て接続金８２１をＵ字状パイプ１ａの端部に結合させ、
隣合う各Ｕ字状パイプ１ａにおける分割電気発熱線２　
ａｔ　２　ａをリード線２２，２２で接続するようにす
為。このとき、分割発熱線２ａは床３としての洗い場１
５や浴槽１６の底面に対応するようにＵ字状パイプ１ａ
に通されるものであり、Ｕ字状パイプ１＆の両層部はｔ
ＩＩｉ３図（１１）のように洗い場１５や浴槽１６の底
面より突出されて上方へ立ち上がる立ち上がり部２３と
して形成してあり、Ｕ字状パイプ１ａの端部からの液体
２４の漏れが生じないようにしである。尚、分割電気発
熱＠　２　ａにはサーモスタット又はヒユーズなど安全
装置や温度コントロール用器共を設けてブロック化する
ようにしである。

さらにパイプ１をこのようにＵ字状パイプ１ａに分割す
る他、第５図（ｂ）のようにパイプ１を直線状に分割し
てこの直線パイプ１ｂを平行に配設し、第４図の分割電
気発熱＠　２　ａを各直線パイプ１ｂに通して接続金ｉ
４：２１を直線パイプ１ｂの端部に結合させ、隣合う各
直線パイプ１ｂにおける分割電気発熱線２　ａｔ　２　
ｍをリード線２２．２２で接続するようにすることもで
きる。このとき、分割発熱線２ａは洗い場１５や浴槽１
６の底面に対応するように直線パイプ１ｂに通されるも
のであり、直線パイプ１ｂの両端部は第５図（ａ）のよ
うに洗い場１５や浴槽１６の底面より突出されて上方へ
立ち上がる立ち上がＩ）ＷＳ２３．２３として形成して
あり、直線パイプ１ｂの端部からの液体２４の漏れが生
じないようにしである。上記Ｕ字状パイプ１ａや直線パ
イプ１ｂにおいて立上り部２３の先端は完全にシールせ
ず、一部を開放して液体２４の膨張や収縮によるパイプ
ｌａ、ｌｂ内での圧力変動が生じないようにしである。

尚、パイプ３を分割するにあたって、第３図や第５図の
ようにＵ字状や直線に分割する他、曲線２字状などに分
割することができ、電気発熱線２の通線のし易さに応じ
て分割の形状や組み合わせを適宜設定するようにすれば
よいものである。

第６図の実施例は、電気発熱線２入りのノくイブ１に金
属板などで形成した放熱板２５を設けるようにしたもの
であって、放熱板２５に屈曲形成した嵌合溝２７にパイ
プ１を嵌合してパイプ１に放熱板２５を取り付けるよう
にしてあり、放熱板２５を床３としての洗い場１５や浴
槽１６の下面に密着させた状態で電気発熱線２入りのパ
イプ１の取り付けをおこなうようにし、さらにパイプ１
の下側を断熱材２６で覆うようにしである。このもので
はパイプ１内の電気発熱線２から発熱される熱は放熱板
２５を介して洗い場１５や浴槽１６に良好に伝熱される
ことになり、また放熱板２５によってパイプ１内の電気
発熱線２からの発熱の分布が均一化され、洗い場１５や
浴槽１６の面における温度差を小さくすることができる
ものである。

第７図は放熱板２５を金網２８で形成するようにしたも
のであり、さらに放熱板２５を格子状に形成することも
できる。

上記実施例では床３としての浴室ユニット１７の洗い場
１５や浴槽１６の底面の下側に電気発熱線２入りのパイ
プ１を設けるようにしたが、このパイプ１の端部が突出
する状態で床３としての洗い場１５や浴槽１６の底部内
に埋入して取り付けるようにしてもよい。

第８図の実施例は、浴室ユニット１７の洗い場１５の下
面に設けた電気発熱線２入りのパイプ１の両端部を浴室
の内壁板２９の外側と家屋の浴室壁３０との間に沿って
上方へ立ち上げるようにし、この立ち上げた立ち上がり
部２３の上端を浴室壁３０の点検口３１などとなる孔の
高さにまで及ぶようにしたものである０点検口３１には
、嶽検口蓋３２が開閉自在に取り付けてあって、点検口
蓋３２の内面側にスイッチなどの電気器具３３が取り付
けてあり、パイプ１内の電気発熱線２に給電されるよう
にしである。このものにあっては、電気発熱線２の点検
や取り替えを点検口３１の高さにあるパイプ１の立ち上
がり部２３の先端において点検口３１から容易におこな
うことができ、またパイプ１内への液体２４の注入補給
などもパイプ１の立ち上がり部２３の先端において点検
口３１から容易におこなうことができることになる。

［発明の効果］ 上述のように本発明にあっては、パイプにパイプの内径
より小さい外径の電気絶縁された電気発熱線を挿通し、
このパイプを床に設けるようにしたものであるから、パ
イプから電気発熱線を引き抜いたり挿入したりすること
を自由におこなうことができ、電気発熱線２点検や取り
替えを簡単におこなうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図（ａ）（ｂ
）は同上のパイプや電気発熱線の配置状態を示す概略底
面図、第３図（ａ）（ｂ）は同上の他の実施例の一部の
断面図と底面図、第４図は同上に用いる電気発熱線の斜
視図、第５図（ａ）（ｂ）は同上のさらに他の実施例の
一部の断面図と底面図、第６図（ａ）（ｂ）及び第７図
（ａ）（ｂ）はそれぞれ同上の別の実施例の一部の底面
図と断面図、第８図は同上のさらに別の断面図、第９図
（ａ）（ｂ）（ｅ）はそれぞれ従来例の断面図である。 １はパイプ、２は電気発熱線、３は床である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）パイプにパイプの内径より小さい外径の電気絶縁
   された電気発熱線を挿通し、このパイプを床に設けて成
   ることを特徴とする電熱式床暖房装置。