JPS62263418A - 穀粒等の粒状被処理物流量の測定装置 - Google Patents

穀粒等の粒状被処理物流量の測定装置

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JPS62263418A
JPS62263418A JP10714386A JP10714386A JPS62263418A JP S62263418 A JPS62263418 A JP S62263418A JP 10714386 A JP10714386 A JP 10714386A JP 10714386 A JP10714386 A JP 10714386A JP S62263418 A JPS62263418 A JP S62263418A
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JP
Japan
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granular
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Application number
JP10714386A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Inada
稲田 哲哉
Akira Maruoka
丸岡 章
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自走自脱式コンバインや据え扉き式の脱穀機
における脱穀装置、穀粒選別装置、籾乾燥装置、精米器
等において、穀粒等の粒状被処理物の単位時間あたりの
流量をill定するための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、コンバイン等の脱穀装置における扱室にて脱穀
された籾や穀粒等の被処理物は、扱室の下方に備えられ
た揺動選別機構と、その前方下部に配置された唐箕ファ
ンによる選別風とにより穀粒と藁屑とに比重選別され、
精粒としての穀粒を一番樋に集める一方、枝梗付着粒や
穂切れ粒等の゛二番還元物は二番受樋に集め、その二番
還元スロワ−から二番還元筒を介して前記扱室に還元し
て再処理する。
この場合、単位時間あたりの脱穀量が多過ぎるとこれに
つれて二番還元物の量が多くなり、扱室内での処理量が
多過ぎて過負荷の状態が生じる。
この状態を感知して扱室への殻稈の供給量を減少させた
り、揺動選別機構におけるチャフシーブの水平に対する
傾斜角度を変更したり、コンバインの前進速度を減速さ
せて脱穀量を減少させたりするため、実開昭60−12
1741号公報では、二番還元筒に超音波センサーを設
けて、二番還元筒内の単位時間当たりの穀粒の流量を検
出することが開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この種の超音波センサーは、前記先行技術のように前記
超音波センサーにおける発信器と受信器の対を、二番還
元筒等、被処理物が通過する通路を囲む四側板に相対向
して設けて通路内の被処理物の流量が多いと超音波の透
過量が少なくなる現象を利用して流量検出するいわゆる
超音波透過型検出装置や、反対に被処理物の流量が多、
くなるにつれて、発信器から発射された超音波が被処理
物にて反射された反射量が増大することを受信器にて受
信して検出するいわゆる反射型検出装置に大別できる。
そして、前記いずれの場合においても、発信器から発射
した超音波が二番還元筒内において乱反・射して受信器
にて受ける超音波ノイズや、二番還元筒内においては二
番還元スロワ−の回転羽根によって起こる風の超音波ノ
イズも受信器にて拾うことになり、流量の検出作業時に
おいては、実際の粒状の被処理物の単位時間当たりの流
量に伴う前記超音波の透過量や反射量に前記超音波ノイ
ズが加重されて受信器にて検出するので、流量検出値に
誤差が生じると云う問題があった。
また、流量検出作業に先立ち、予め発信器から発射され
る超音波の強さを検出していない場合には、発信器から
の超音波が所定の出力であるのか、また発信器若しくは
受信器の前方に塵やほこりが堆積していることにより、
所定の強さの超音波が発射さているのかが判断できない
から、いきなり粒状被処理物に超音波を発射して、その
透過率や反射率をもって実際に穀粒等の粒状被処理物が
通路内を通過するときの流量検出を行うと、検出の誤差
が生じ、後の制御も狂うと云う問題もある。
このような問題は、籾乾燥機、籾摺後における混合米か
ら玄米を選別するための回転式穀粒選別装置、精米機等
における穀粒等の粒状被処理物が通過する通路にその粒
状被処理物の流量検出用の超音波センサーを設けた場合
においても同様である。
本発明は、上記問題点を解決するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本発明では、通路内の穀粒等の粒状被処理物
に向けて発信器から超音波を発射し・・、粒状被処理物
による透過率又は反射率に応じて受信器にて受信した検
出信号の値により、被処理物の流量を測定する装置にお
いて、前記通路内に粒状被処理物がない状態にて予め発
信器から超音波を発射してそのときの受信器による検出
値を基準値とし、該基準値と粒状被処理物検出時におい
て前記受信された検出値との比または差等の適宜関数に
より、被処理物の単位時間当たり流量としての検出値出
力を得るように構成したものである。
〔発明の作用及び効果〕
もし、いきなり粒状被処理物に超音波を発射して、その
透過率や反射率をもって実際に穀粒等の粒状被処理物が
通路内を通過するときの流量検出を行うと、発信器から
の超音波が所定の出力であるのか、また発信器若しくは
受信器の前方に塵やほこりが堆積していることにより、
所定の強さの超音波が発射さているのかが判断できない
が、本発明のごとく、予め発信器から超音波を発射して
そのときの検出値を基準とすれば、通路内に粒状被処理
物がない状態での超音波の発射強さが考慮されることに
なる。
また、通路内に粒状被処理物がない状態における発信器
から超音波を発射した時の乱反射などの影響による超音
波ノイズや当該通路内の風などにより発生する種々の超
音波ノイズを受信した受信器による検出値を基準値とし
、実際に穀粒等の粒状被処理物が通路内を通過するとき
の受信器における検出値と前記基準値との比等の適宜関
数を作るのであるから、この関数により、実際に通路内
を通過する穀粒等の粒状被処理物に向けて発信器から発
射した超音波が粒状被処理物による透過率又は反射率に
応じて受信器にて受信すべき正確な検出値として把握で
きることになる。
従って、粒状の被処理物の流量を正確に測定できると云
う効果を奏する。
さらに、発信器から超音波を発射して、前記通路内に粒
状被処理物がない状態における受信器による検出値を基
準値として採用するに際して、粒状被処理物の流量検出
作業直前の適宜時間におけるものを採用すると、個々の
流量測定装置の特性や粒状被処理物が通過する通路の状
態の変化や、発信器、受信器の経年変化等による超音波
の強さを個別に且つ作業前毎に自動的にチェックするこ
とになり、所謂自動的な補償を行うことができ、粒状被
処理物の流量を正確に測定できると共に、作業者が一々
チェックしなくとも良く修業の繁雑さも回避できる。
また、前記基準値と粒状被処理物の流量検出作業時の検
出値との比による関数をもって粒状被処理物の流量の検
出値となるように制御すれば、粒状被処理物による超音
波の透過率又は反射率から被処理物の流量を換算する制
御が簡単となる。
〔実施例〕
次に本発明をコンバインに適用した実施例について説明
すると、符号1はコンバインにおける脱穀装置または据
え置き式の脱穀装置における扱胴2を内蔵した扱室を示
し、扱室1の下部の処理室21には、排塵口3を除いて
クリンプ網4が張設されている。
符号5は前記処理室21内にてリンク6に支持された揺
動選別機構を示し、該揺動選別機構5は、処理室21の
一側板21aと他側板21bに沿4て配設する左右両側
板7,7、その前部間に設けたフィードパン8、後部間
に設けた流穀板9、フィードパン8の後部側に排塵口3
の下方にわたって設けたチャフシーブ10とから成り、
揺動選別機構5は図示しない駆動手段により前記扱胴2
の軸線と同方向に前後揺動する構成である。
前記チャフシーブ10は前記揺動方向と略直角に長手の
細幅f!製のフィン11を適宜間隔にて多数枚並設して
なり、揺動選別機構5の下部に設けた唐箕ファン15か
らの選別風を上向き斜め後方に通過させる風量を調節可
能となるように、前記フィン11の傾斜角度を駆動モー
タ(図示せず)により調節自在に構成している。
前記チャフシーブ10の後部には、先端が排塵ファン1
2の方向に延びる篩線13を、チャフシーブ10の下部
には選別網14を各々備える。
前記唐′箕ファン15の後方には一番受樋16付き一番
スクリユーコンベア17が、その後方には二番受樋18
付きスクリューコンベア19が各々配設され、前記一番
受tii16のf&端には先端が二番受樋18の上方に
臨む傾斜角度調節自在な流穀板20が設けられ、当該流
穀板20上に落下した穀粒等を前記一番受樋16側又は
二番受樋18側に選択的に導(ことができるように構成
する。
前記二番受樋18から扱室1内に二番還元被処理物を還
元するするための二番還元筒22は脱穀装置における処
理室21の一例板21aに沿って設け、該二番還元筒2
2の下端には、前記二番受樋18の一側端において前記
処理室21の一側板21aに略直角な方向のスクリュー
コンベア19の軸端に二番還元スロワ−23を設けるの
である。
二番還元筒22は、断面矩形状等の任意形状であり、そ
の下端部から上端放出部に行くに従って断面積が小さく
なるように形成する。二番還元筒22の断面が矩形状で
ある場合、その下端部から上端部に行くに従って断面積
が小さくなるように相対向する二つの四側板22a、2
2a’及び/又は他の二つの四側板22b、22b’の
間隔が上に行くにしたがって狭くなるように非平行状に
形成する。
前記二番還元筒22の上部寄り位置には、超音波センサ
ーにおける発信器24aと受信器24bとを対向状にし
て設けて、当該二番還元筒22内の二番還元被処理物の
単位時間当たりの流量を倹出する。
また、発信器24a及び受信器24bの前部側には、各
々狭い指向性を保持するためホーン25を取付け、その
各ホーン25前端の開口部が相対向する凹側122a、
22a’の穿設孔に臨むように取付けし、各ホーン25
の前端の開口部を覆うように膜体26を張設することに
より透過減衰を低下させることなくホコリ、塵、穀粒等
の侵入を防止する。
この場合、例えば、ポリプロピレンやポリイミド樹脂な
どの膜体26は、固有音響インピーダンスが空気に近い
性質を有し、従ってこの種の膜体26では超音波は膜体
に対して略直角方向がらの侵入に対して良く透過できる
ものである。
さらに、前記二番還元筒22内壁面となる前記凹側板2
2a、22a’及び凹側板22b、22b′の内面側を
、発信器24a及び受信器24bによる検出箇所を通過
する粒状被処理物の通過前後の適宜区間長さくh)にわ
たって、超音波ノイズを吸収し易いような発泡性樹脂等
の吸音材27を張設する。これにより前記検出箇所近傍
において、受信器24bでの受信時には超音波ノイズを
減衰させ、通常の粒状被処理物の流量を測定する超音波
に影響を与えないように構成しても良い。
そして、前記超音波センサーの発信及び受信の制御はコ
ントローラ28により行い、その発振器32により発生
させた一定振動数の発振波により発信器24aから適宜
時間(TO)間隔毎に一定の微小時間(T1)の間一定
の強さの超音波発振信号(W)を発信する。
受信器24bでは、被処理物の流量の増大に応じて、超
音波の透過率が減少するのを受け、これを電気信号に変
換する。即ち、被処理物の流量少ないときには透過率が
多くなって強い受信信号(El)を、流量中程度のとき
には透過率がやや低(なって受信信号(E2)を、流量
大きいときには透過率が低くなって弱い受信信号(E3
)を各々検出する。
この場合、前記二番還元筒22内に穀粒等の粒状被処理
物が流れていない状態におけるその二番還元筒22内を
通過する風等による超音波ノイズの影響を除去するため
、当該粒状被処理物が流れていない状態において、受信
器24bにて前記超音波ノイズを検出し、該超音波ノイ
ズによる検出信号の値を基準値Vaとし、実際に穀粒等
の被処理物が流れている場合に発信器24aから発射し
て被処理物の存在により超音波が透過又は反射した結果
を受信器24bにて受信した検出信号の検出値vbと前
記基準値Vaとの比率に適宜比例常数を掛けた関数によ
り、いわゆる補償された結果の検出値Vcでもって、二
番還元筒22内に粒状被処理物が実際に流れる状態にお
ける流量であるとの判断にて以後の制御を行うのである
この場合の測定制御は、コントローラ28により行う。
その作動を第7図のフローチャートに従って以下に説明
する。
まず、作業開始にあたって、脱穀装置のスイッチSWI
をONすると、扱胴2や選別機構5が作動し、二番還元
スロワ−23も回転する。
この状態にて、発信器24aから超音波を発射させて、
受信器24bを作動させサンプリング開始すると、穀粒
がない状態における二番還元筒22内の超音波のノイズ
や二番還元スロワ−23の回転等による二番還元筒22
内の超音波ノイズを受信できる。
適宜時間(T)における前記超音波ノイズの検出値デー
タを集計平均して検出値■を求める。
他方、フラグ0LDFは脱穀作業中か非脱穀作業中であ
るかを判断して示すものである。
即ち、前記フラグ0LDFがリセット状態(OLDF=
O)であるとは、コンバインの刈取前処理部又はフィー
トチエン等の脱穀装置への殻稈供給側に設けられた殻稈
長さ検出センサー(L)がOFFであり、従って殻稈が
脱穀装置に供給されていない非脱穀作業中(脱穀作業前
を含む)ことを判断した結果であり、反対に殻稈長さ検
出センサー(L)がONであると脱穀作業中と判断し、
フラグ0LDFがセット状B (OLDF=1)となる
さて、前記殻稈長さ検出センサー(L)がOFFである
と、フラグ0LDFのリセット状態(OLDF=O)を
保持し、その状態においては、RET(復帰)指令によ
り、流量検出の始めに戻り、再度前記のサンプリング作
動を繰り返す。
脱穀作業が開始されると、前記殻稈長さ検出センサー(
L)がONに変わるが、前記フラグ0LDFが前記の直
前のリセット状態(OLDF=’0)のままであるから
、前記サンプリングによる検出値Vを基準値Vaと置き
換え、フラグ0LDFをセント状態(OLDF=1)と
なってRET(fffi帰)指令により、流量検出の始
めに戻る。
従って、前記サンプリングによる検出値■は脱穀作業直
前の穀粒がない状態における二番還元筒22内の超音波
のノイズや二番還元スロワ−23の回転等による二番還
元筒22内の超音波ノイズを受信したいわゆる基準値V
aとして保持する。
その次の脱穀作業中において、発信器24aから超音波
を発射させて、受信器24bにて受信した検出信号を、
適宜時間(T)だけサンプリングして、検出値データを
集計平均して求めた検出値■はいわゆる実際の作業時の
検出値vbとなり、これと前記基準値Vaとの比率によ
る関数でもって、粒状被処理物の流量の大小に換算する
のである。
なお、殻稈長さ検出センサー(L)がOFFに切り替る
と、前記フラグ0LDFがリセット状態(OLDF=0
)に戻り、前記の検出作業を繰り返すから、前記基準値
Vaは、その後のサンプリングによる値と置き換えられ
ることになる。
また、前記関数は、基準値Vaにて零点補償するように
、f  (Vb−Va/Va) 、r  (Vb−Va
)とすることも考えられる。
前記受信器24bによる受信信号は、単位時間あたり被
処理物の流量の大小の検出結果として、アナログ信号で
検出されるが、アナログ信号−デジタル信号変換する際
に、前記コントローラ28におけるアンプ33にて増幅
し、ディスクリミネータ34においては、予め前記流量
を単位時間あたりに検出箇所を通過する穀粒等の粒の適
宜範囲ごとに区分した流量として把握して、前記各(E
l)、  (E2) 、  (E3)をそれに対応する
各区分毎の範囲に入るか否かを判別し、所定の区分内に
応じた周波数信号(F)を出力し、さらにこれをA−D
変換器35にてデジタル信号(D′)のように単位時間
当たりのパルス数の大小として出力する。
その後、反転回路36により前記デジタル信号(D′)
のパルスの正負を逆転させて第5図におけるようなデジ
タル信号(DI)、(口2) 、  (D3)  。
として外部に出力するのである。
そしてこのパルス数の大小に応じて出力するデジタル信
号(DI) 、  (D2) 、  (D3) ニより
、二番還元筒22内の被処理物の流量が大きいときには
、当該二番還元筒への大量を減少させたり、刈取り脱穀
量を減少させたりするように制御機構29への出力信号
を出すものである。
この構成により、例えばコンバインにおいては、適宜速
度で前進することにより、刈取られた殻稈はフィートチ
エン30に挟持されて扱室1内にて扱胴2にてJBi!
?Uされ、その被処理物はクリンプ網4から漏下し、揺
動選別機構5におけるチャフシーブ10に載り、揺動選
別される一方、唐箕ファン15からの風にて風選別され
、精粒は一番受樋16に落下する。
藁屑混じりの穀粒等は篩線13上に送られてさらに揺動
選別を受け、軽いX屑や塵は排塵ファン12から機外に
排出される一方、枝梗付き穀粒等の比重の大きいものは
二番受樋18に落下し、スクリューコンベア19を介し
て二番還元スロワ−23に送られ、二番還元の被処理物
として二番遷元筒22を介して再度扱室1内に放出され
て脱穀作用を受ける。
このとき、二番還元筒22内に相対向して設けた発振器
24aから発振する超音波が二番還元筒22内を通過す
る被処理物に乱反射され、受信器24bに届く超音波の
エネルギーレベルが少なくなる度合を検出することによ
り、その間に流れる被処理物の流量を検出した結果を、
選別性向上制御のため等に用いる。
この結果、二番還元筒22内の被処理物の流量が大きく
なれば、コンバインの走行速度を減速して刈取り脱穀量
を減少せしめたり、揺動選別機構5におけるフィン11
を立てて一番受樋側への穀粒落下量を増大させまたは流
穀板20を二番受樋18上に臨ませて二番受樋18への
落下量を減少させたりし、反対に被処理物の流量が少な
い時には、刈取り脱穀量を増大するためコンバインの走
行速度を早めたり、さらには、揺動選別機構5の振動数
や振動振幅を大きくして揺動選別作用を増大せしめたり
、唐箕ファンエ5の回転速度を上げるなどにより単位時
間当たりの穀粒選別能力を増大させるなどの制御を前記
制御機構29の信号により達成することができるのであ
る。
そして、本発明に従えば、脱穀作業に入っていきなり流
量検出を行うのではなく、その直前の被処理物のない状
態の通路内の超音波の影響をも考慮するから、流量の検
出誤差を無くすることができるのである。
第8図は、二番還元筒22に発信器24a、受信器24
bを装着する場合の別実施例を示し、二番還元筒22の
対向する側板の穿設孔に連通するように適宜長さの筒体
37.37を接続し、該各筒体37.37の他端に各々
発信器24a、受信3524bを連設する。持寄26及
び27は前記実施例と同じく各々膜体、吸音材である。
このように構成すれば、発射及び受信における超音波が
筒体37.37を通過することによる制約を受けていわ
ゆる指向性を狭くでき、二番還元筒22内で超音波が乱
反射したものを受信器24bにて拾わないようにするこ
とができる。
なお、本発明では 別実施例として発信器24aと受信
器24bとを同じ側に設けて粒状の被処理物に超音波が
反射するときの、被処理物の流量が多くなるにつれてそ
の反射量が太き(なることを検出して流量測定するいわ
ゆる超音波の反射式とする場合にも通用できることは云
うまでもなく、また、コンバインばかりでなく、籾と玄
米の選別装置や精米装置等にも適用できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は脱穀装置の断面
図、第2図は第1図のn−m線視断面図、第3図は第2
図のm−m線視断面図、第4図は第3図のIV−IV線
線断断面図第5図は発信器、受信器制御機構における各
信号の状態を示す図、第6図はコントローラ28内のブ
ロック回路図、第7図はフローチャート、第8図は別実
施例を示す断面図である。 1・・・・扱室、2・・・・扱胴、5・・・・揺動選別
機構、10・・・・チャフシーブ、11・・・・フィン
、12・・・・排塵ファン、15・・・・唐箕ファン、
16・・・・一番受樋、18・・・・二番受樋、19・
・・・スクリューコンベア、20・・・・流穀板、21
・・・・処理室、22・・・・二番還元筒、23・・・
・二番還元スロワ−124a・・・・発信器、24b・
・・・受信器、25・・・・ホーン、26・・・・膜体
、27・・・・吸音材、28・・・・コントローラ、2
9・・・・制御機構、32・・・・発振器、33・・・
・アンプ、34・・・・ディスクリミネータ、35・・
・−A−D変換器、36・・・・反転器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、通路内の穀粒等の粒状被処理物に向けて発信器
    から超音波を発射し、粒状被処理物による透過率又は反
    射率に応じて受信器にて受信した検出信号の値により、
    被処理物の流量を測定する装置において、前記通路内に
    粒状被処理物がない状態にて予め発信器から超音波を発
    射してそのときの受信器による検出値を基準値とし、該
    基準値と粒状被処理物検出時において前記受信された検
    出値との比または差等の適宜関数により、被処理物の単
    位時間当たり流量としての検出値出力を得るように構成
    したことを特徴とする穀粒等の粒状被処理物流量の測定
    装置。
  2. (2)、粒状被処理物の流量検出作業直前の適宜時間に
    おいて、発信器から超音波を発射して、前記通路内に粒
    状被処理物がない状態における受信器による検出値を基
    準値とし、該基準値と粒状被処理物の流量検出作業時の
    検出値との比による関数をもって粒状被処理物の流量の
    検出値となるように制御したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の穀粒等の粒状被処理物流量の測定装
    置。
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