JPS62262720A

JPS62262720A - オイルストレ−ナおよびその製造方法

Info

Publication number: JPS62262720A
Application number: JP61103138A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Akita; 宏明秋田; Masaaki Ono; 正明小野
Original assignee: YUUSAN GASKET KK
Current assignee: YUUSAN GASKET KK
Priority date: 1986-05-07
Filing date: 1986-05-07
Publication date: 1987-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ドライサンプ方式により潤滑を行う内燃機関
において、オイルパン内に設けられて、潤滑油中の鉄粉
あるいはアルミ扮等を濾過するオイルストレーナーに関
する。

従来の技術ドライサンプ方式（エンジンのサンプ、すなわちクラン
クケースに潤滑油を溜めないで潤滑を行う潤滑方式）に
より潤滑を行うエンジンにおけるオイルストレーナは、
シリンダヘッド、シリンダブロック等を経てエンジン下
部に降下して来る潤滑油中の異物、待にエンジン各部の
ｌ雪動部等において発生する鉄粉、あるいはアルミ粉等
を、オイルパン内で濾過する機能を果すものである。そ
して、このオイルストレーナにより濾過された潤滑油は
、オイルポンプにより再度エンジン上部に送り込まれる
。

第４図は、従来のこの種のオイルストレーナおよびその
取付構造を示す。同図に示されるように、従来のこの種
のオイルストレーナ１は、鋼板を絞り加工してなる枠体
２に、金網３を溶接して製作されており、このオイルス
トレーナ１とは別体のガスケット４をオイルパン５との
間に介装された状態で、取付ボルト６によってオイルパ
ン５へ組み付けられていた。

なお、第４図において、７はシリンダブロック、８はオ
イルパンガスケット、９はオイルパン５の底部からエン
ジン上部（図示せず）に延びる■滑油管路でおり、この
管路９の途中には、オイルポンプ（図示せず）が介装さ
れている。そして潤滑油は、本来は、矢印Ａのように金
網３を通過して異物を濾過された後、管路９を経由して
エンジン上部に戻される。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、上述のような従来のオイルストレーナに
おいては、次のような欠点があった。

（イ）枠体２と金網３とを溶接する作業にコストがかか
る上、枠体２および金網３に予めメッキ処理が施されて
いても、前記溶接ににりそのメッキ層が破壊されてしま
うので、前記溶接後、枠体２および金網３を再度メッキ
処理する必要がおるため、製造コストが高くなる。

（ロ）前記溶接により枠体２に熱変形（熱ひずみ）が生
じ、枠体２とガスケット４との間のシールが不十分にな
り、潤滑油の一部が金網３を通過しないで、矢印Ｂのよ
うに枠体２とガスケット４との間を通過してしまいがち
でおり、オイルストレーナ本来の機能を十分束さない虞
がおる。

（ハ）枠体２と金網３とが均一に溶接されないと、潤滑
油の一部が矢印Ｃのように枠体２と金網３との間をも通
過してしまい、前項の場合と同様にオイルストレーナ本
来の機能を十分に果さない虞がある。

（ニ）ボルト６の締付力が過大でおると、ガスケット４
が破壊する。

（ホ）オイルストレーナ１とガスケット４とが別体のた
め、オイルパン５への組み付は作業の作業能率が悪くな
るとともに、部品管理が難しくなる。

発明の目的本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされた
もので、？Ｊｆｆｉコストが安価で、枠体とガスケット
との間や、枠体と金網との間を潤滑油が通過してしまう
虞がなく、しかも、取付ボルトの締付力が過大になって
もガスケットが破壊されることがなく、また、オイルパ
ンへの組み付は作業の作業能率を著しく向上することが
できるとともに、部品管理も容易になるオイルストレー
ナを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段本発明によるオイルストレーナは、金網と、この金網の
周縁部に固着された枠体とを有してなり、前記枠体は、
前記金網を挟んだ状態で互いに固着され、かつ板厚方向
に圧縮された、アラミド繊維、石綿等の圧縮性繊維を含
むシート状の第一ガスケット材および第二のガスケット
（Ａと、前記第二のガスケット材の前記金網と反対側の
面に接着された金属板とを有してなるものである。

また、本発明によるオイルストレーナのｌｊ造方法は、
前記第一のガスケット材および前記第二のガスケット材
を予圧縮しておいた上、前記第一のガスケット材および前記第二のガスケツ１〜
材の互いに対向されることとなる面の少なくとも一方、
並びに前記第二のガスケット材ｄ３よび前記金属板の互
いに対向されることとなる面の少なくとも一方にそれぞ
れ接着剤を塗布した状態で、前記第一のガスケット材、
前記金網、前記第二のガスケット材、および前記金属板
を重ね、これらを板厚方向に圧縮し、前記第一のガスケ
ット材、前記金網、前記第二のガスケット材、および前
記金属板を一体化するものである。

作用本発明においては、金属板を含む枠体と金網とを溶接を
用いないで一体化することができるので、枠体と金網と
を一体化する作業のコストを低減することができる。ま
た、溶接を用いないので、金属板および金網のメッキ層
が破壊されることもなく、枠体と金網とを一体化した後
、金属板および金網のメッキをやり直す必要がないため
、これによっても製造コストを低減することができる。

また、溶接を用いないので、金属板に熱変形を生じるこ
ともないため、枠体を常に適正な形状に維持できる。

また、金網と第一および第二のガスケット材とが一体化
され、金網の網目にガスケット材が充填されるため、従
来の場合のようにガスケットとストレーナとの間や、枠
体と金網との間を潤滑油が通過する虞は全くなくなる。

また、第一および第二のガスケット材は、それらの内部
に金網を挿入されること、および金属板と一体化される
ことから、機械的強度を著しく補強される。したがって
、取付ボルトの締付力が過大になっても、ガスケット材
が破壊される危険性は極めて少なくなるし、取付ボルト
の保持力も贈入する。

ざらに、ガスケットとオイルストレーナとが一体化され
るので、オイルパンへの組み付は作業の作業能率が著し
く向上するとともに、部品管理も容易となる。

実施例以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図および２図は、本発明によるオイルストレーナの
一実施例を示し、第３図は同実施例のオイルストレーナ
１１のオイルパン５への組み付は状態を示す。

この実施例において、１２は第一のガスケット材、１３
は第二のガスケット材であり、これらのガスケット材１
２．１３は例えばアラミド繊維等の合成繊維ビータ−・
シート、アスベスト・ビータ−・シート、その他のよう
な、圧縮性繊維を含むシート状のガスケット材である。

１４は５ＰＣＣメツキ鋼板等の予めメッキ処理を施され
た金属板である。これらのガスケット材１２．１３およ
び金属板１４は枠状に打ら央かれており、後述するよう
にして一体化されることにより、枠体１５を構成する。

１６は大略矩形状に打ち扱かれた金網であり、この金網
１６も予めメッキ処理を施されている。

上述のガスケット材１２．１３、金属板１４および金網
１６は、次のようにして一体化されている。

まず、第一および第二のガスケット材１２，１３を板厚
方向に予圧縮しておく。この了圧縮により、ガスケット
材１２．１３は、例えば比重１．０ｇ／ｃｍ３程度とさ
れる。

また、第二のガスケット材１３の両面に接着剤を塗布し
ておく一方、第一のガスケット材１２および金属板１４
には、いずれの面にも接着剤を塗布しておかない。

そして、下から順に、第一のガスケット材１２、金ＷＪ
１６、第二のガスケット材１３および金属板１４を積み
重ね、これらを板厚方向に圧縮する（この圧縮工程によ
り、ガスケット材１２．１３の内部密度は、例えば、比
重１．３〜１．４ｇ／ｃｍ３程度とされる）。すると、
ガスケット材１２，１３、金属板１４および金１ｆ１１
６は一体化する。また、金網１６のうちのガスケット材
１２．１３に挟まれた部分においては、該金ｗＪ１６の
網目にガスケツ１〜材１２．１３が充填される。

第３図は、このオイルストレーナ１１のオイルパン５へ
の取付状態を示す断面図である。同図に示されるように
、このオイルストレーナ１１は、他のガスケットを介す
ることなく、取付ボルト６によりオイルパン５に直接取
り付けられる。

このオイルス１へレープ１１においては、金属板１４を
含む枠体１５と金網１６とを上述のようにして溶接を用
いないで一体化するので、枠体１５と金網１６とを一体
化するための作業コストを低減することができる。また
、溶接を用いないので、金属板１４および金網１６のメ
ッキ層が破壊されることもなく、枠体１５と金網１６と
を一体化した後、金属板１４および金網１６のメッキを
やり直す必要がないため、これによっても製造コストを
低減することができる。

また、溶接を用いないので、金属板１４に熱変形を生じ
ることもないため、枠体１５を常に適正な形状に維持で
きる。

また、金′ｆＡ１６とガスケット材１２．１３とが一体
化され、金網１６の網目にガスケット材１２゜１３が充
填されるため、従来の場合のようにガスケツ１〜とスト
レーナとの間や、枠体１５と金網１６との間を潤滑油が
通過する虞は全くなくなる。

また、ガスケット材１２．１３は、それらの内部に金網
１６を挿入されること、および金属板１４と一体化され
ることから、機械的強度を著しく補強される。したがっ
て、ボルト６の締付力が過大になっても、ガスケット材
１２．１３が破壊される危険性は極めて少なくなるし、
ボルト６の保持力も増大する。

ざらに、ガスケットとオイルストレーナとが一体化され
るので、オイルパン５への組み付【プ作業の作業能率が
著しく向上するとともに、部品管理も容易となる。

なお、前記実施例では、第一のガスケット材１２と第二
のガスケット材１３との接合、および第二のガスケット
材１３と金属板１４との接合部において、いずれも第二
のガスケット材１３の方に接着剤を塗布しているが、こ
れらの接合のために、第二のガスケット材１３の方では
なく、第一のガスケット材１２および金属板１４の方に
それぞれ接着剤を塗布してもよいし、互いに接着される
２つの面の両方に接着剤を塗布してもよいことは言うま
でもない。

また、第一のガスケット材、金網、第二のガスケット材
、および金属板を接着剤以外の手段を用いて一体化する
ことも可能でおる。

以上のように本発明のオイルストレーナは、製造コスト
が安価で、枠体とガスケットとの間や、枠体と金網との
間を潤滑油が通過してしまう虞がなく、しかも、取付ボ
ルトの締付力が過大になってもガスケットが破壊される
ことがなく、また、オイルパンへの組み付は作業の作業
能率を著しく向上することができるとともに、部品管理
も容易になるという層れた効果を）ｑられるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるオイルストレーナの一実施例の一
部を示す拡大断面図（断面位置は第２図のＩ−Ｉ線に相
当する）、第２図は前記実施例を示す平面図、第３図は
前記実施例のオイルパンへの組みイ」り状態を示す断面
図、第４図は従来のオイルストレーナのオイルパンへの
組付は状態を示す断面図である。１１・・・オイルストレーナ、１２・・・第一のガスケ
ット材、１３−・・第二のガスケット材、１４・・・金
、に板、１５・・・枠体、］６・・・金網。第３図 ′ＵＳ４図

Claims

【特許請求の範囲】１）金網と、この金網の周縁部に固着された枠体とを有
してなり、前記枠体は、前記金網を挟んだ状態で互いに固着され、
かつ板厚方向に圧縮された、圧縮性繊維を含むシート状
の第一ガスケット材および第二のガスケット材と、前記
第二のガスケット材の前記金網と反対側の面に接着され
た金属板とを有してなるオイルストレーナ。２）金網と、この金網の周縁部に固着された枠体とを有
してなり、前記枠体は、前記金網を挟んだ状態で互いに固着され、
かつ板厚方向に圧縮された、圧縮性繊維を含むシート状
の第一ガスケット材および第二のガスケット材と、前記
第二のガスケット材の前記金網と反対側の面に接着され
た金属板とを有してなるオイルストレーナを製造する方
法であって、前記第一のガスケット材および前記第二の
ガスケット材を予圧縮しておいた上、前記第一のガスケット材および前記第二のガスケット材
の互いに対向されることとなる面の少なくとも一方、並
びに前記第二のガスケット材および前記金属板の互いに
対向されることとなる面の少なくとも一方にそれぞれ接
着剤を塗布した状態で、前記第一のガスケット材、前記
金網、前記第二のガスケット材、および前記金属板を重
ね、これらを板厚方向に圧縮し、前記第一のガスケット
材、前記金網、前記第二のガスケット材、および前記金
属板を一体化することを特徴とするオイルストレーナの
製造方法。