JPS6226225A - 無毒性眼科製剤 - Google Patents

無毒性眼科製剤

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JPS6226225A
JPS6226225A JP61121405A JP12140586A JPS6226225A JP S6226225 A JPS6226225 A JP S6226225A JP 61121405 A JP61121405 A JP 61121405A JP 12140586 A JP12140586 A JP 12140586A JP S6226225 A JPS6226225 A JP S6226225A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、眼科製剤並びに眼球表面へ眼科製剤を施こす
方法に関するものである。ざらに詳細には、本発明は、
眼球表面の粘液を含有する杯状細胞をほぼ正常に維持し
うる眼科製剤に関するものである。
[従来の技術] 目の粘膜上皮は、粘液含有の杯状細胞を含有する。これ
らの細胞は粘液を調節して分泌する。したがってこれら
細胞は目の表面を、限定はしないが、感染物質を含む有
害な異物から保護する生物系の主たる要素を構成する。
さらに、杯状細胞は目の涙膜の重要な層を形成して、目
の表面を乾燥しないJ:う保護する。さらに、これら杯
状細胞内に含有される粘液は眼球表面の主たる天然潤滑
剤となる。杯状細胞が正常密度で存在することは、健全
な眼球表面の維持にとって重要である。
薬物症は、局部的に薬物及び(又は)溶液を目に頻繁に
投与することにより生ずる目の表面の病気である。この
病気は眼球刺戟、輝所恐怖症、結膜充血及び角膜炎を引
起こすことがある。この病気の原因は不明である。しか
しながら、今回、目の表面を標準的眼科製剤溶液に露出
させると、粘膜杯状細胞からの粘液損失を加速すること
が判明した。この粘液損失は、眼球表面を異常に低い粘
液含有杯状細胞の密度にする。この異常な杯状細胞粘液
の損失は、使用した溶液が有毒である証拠となる。
薬物症を発生する原因となる1つのメカニズムは、標準
的な眼科製剤溶液への露出が引起こす杯状細胞粘液の徐
々に進行する欠乏であることが今回判明した。杯状細胞
粘液の混乱は有害な異物を除去する目の能力を低下させ
、眼球表面の乾燥を引起こし、かつ表面の潤滑性を低下
させる。たとえば目を潤滑すべく設計した溶液は、事実
、杯状細胞粘液(最も重要な天然潤滑剤)を目から奪う
と潤滑目的に対し逆作用する。
眼科製剤の毒性を最小化させることが望ましい。
要求されることは、眼球表面の液体及び電解質の要求を
満足さIる本質的に無毒の眼科製剤でおる。
涙液の組成は蛋白質、酵素、脂質、代謝物及び電解質を
含むことが決定されている。蛋白質は涙アルブミン、リ
ゾデーム、ラクトフェリン、トランスフェリン、ケルロ
プラスミン、免疫グロブリン、補体、グリコ蛋白質及び
アンチプロテナーゼを包含する。酵素は糖類分解酵素及
び1〜リカルボン酸サイクルの酵素並びに乳酸デヒドロ
ゲナーゼ、すゾソーム酵素、アミラーゼ、ペルオキシダ
ーゼ、プラスミノーゲン活性剤及びコラゲナーゼを包含
する。脂質はコレステロールを包含するが、他の種類の
脂質から生ずる脂質も存在する。代謝物はグルコース、
ラクテート、尿素、カテコールアミン、ヒスタミン及び
プロスタグランジンを包含する。また、電解質はナトリ
ウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物及
び重炭酸塩を包含する。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、眼球表面の粘液含有杯状細胞をほぼ正
常に維持しうる眼科製剤を提供するにある。他の目的は
、実質的に無毒である眼科製剤を提供するにおる。さら
に他の目的は、目の乾燥障害のスペクトルを改良処置す
るための製剤を提供するにある。また他の目的は、涙膜
の滲透性を選択的に増大させ又は低下させるための製剤
を提供するにある。さらに他の目的は、コンタクトレン
ズに適用し、薬物用のベヒクルとして使用し、或いは一
般的な目の快感を与えるよう選択して適する上記性質の
製剤を提供するにおる。ざらに他の目的は、涙腺及び(
又は)分泌腺の小人な障害及び(又は)連続的若しくは
ほぼ連続的な目の洗浄及び(又は)薬剤治療が望ましい
ような他の眼病を有する患者に対し洗眼液及び(又は)
薬剤ベヒクルとして作用しうる眼科製剤を提供するにあ
る。
本発明の他の目的は、以下の記載から明らかとなるであ
ろう。
[問題点を解決するための手段] 眼球表面の粘液含有杯状細胞を、はぼ正常に維持しつる
向上した能力を有するような目に使用する合成製剤が開
発された。この製剤は、たとえば12時間のにうな長時
間の浸漬後でさえ目の粘膜を白色かつ非膨服状態に保つ
。この製剤は無毒でおり、天然涙液に見られる電解質の
組合せを含有すると共に、眼球表面の要求を満足させる
。好適具体例において、この合成製剤は実質的にヒスタ
ミンを含有しない。他の具体例において、この製剤は実
質的に免疫グロブリン、神体、剥落上皮細胞、細菌及び
(又は)微生物を含まない。
一般に、この製剤は主として多量のナトリウム及び塩化
物と、少量のカリウム及び重炭酸塩とよりなっている。
好ましくは、これはさらに他の天然要素をも含有する。
最終製剤の特定目的、たとえば潤滑用軟膏として、或い
は緑内障や眼球表面の感染を治療する薬剤としての目的
に応じて、他の成分を存在させることもできる。
製剤は、典型的には112当り約22.0〜43.Oミ
リモル(以下、mHo1/eという)のカリウムと、1
18.0〜136.5mHo1/ Itの塩化物と、2
9.0〜50mHo1/f!の重炭酸塩と、130.0
〜140.0m)fol/jのナトリウムとを含有する
。好適具体例において、カリウム濃度は約23.0〜4
2.0m)lot/ Itであり、塩化物濃度は約12
4.0〜136.0m)to+#であり、重炭酸塩濃度
は約31.0〜48.0m)iol/ flでありかつ
ナトリウム濃度は約131.0〜139.0m)fol
/ eである。
限定はしないが、溶液中にカルシウム、マグネシウム及
びリン酸塩を含むことが望ましい。生細胞に対するこれ
ら要素の望ましい作用は周知されている。たとえば、次
の文献:エーデルハウザー、Am、J、 Ophta1
mol’、 、第81巻、第473頁(1976) :
ケイ等、Invest、 Ophthalmol、 V
is、 5ci0、第7巻、第53頁(196B) :
エーデルハウザー等、Arch。
0phtt+a1mol、 、第93巻、第648頁(
1975) :エーブルハウ)アー等、Arch、 O
phthalmol、 、第96巻、第516 (19
78) :メリル等、Am、 J、 Ophtalmo
l、、第49巻、第895頁(1960)を参照するこ
とができる。好適)成度は約0.5〜2.0mN01.
lのカルシウム、約0.3〜1.1m)iol/ffi
のマグネシウム及び約0.8〜2.2111M01/ 
NのリンM塩である。より最適には、カルシウム深度は
約0.6〜0.8mHo1/ eであり、マグネシウム
濃度は約0.5〜0.6mHo l / jであり、か
つリン酸塩濃度は約1.0〜2.0mHo1/でである
。得られる好適溶液は約7.0〜8.0のpl−1値を
有する(フィッシャーDI−1アキュメットモデル60
0形で測定)。しかしながら、このpH範囲は厳守する
必要はなく、たとえば眼球表面に対する眼薬浸透を向上
させるためこの範囲外でpHを変化させるのが望ましい
こともある。本明細書の教示に鑑み、当業者は他のρト
1範囲を使用することもできる。
好適具体例において、製剤は等張性である。しかしなが
ら、最終的な滲透性は、涙膜又は眼球表面に存在する条
件にしたがって調整することができる。たとえば、高張
性涙膜の処理は希釈製剤を好適にする。或いは、再発性
角膜剥離の治療に対する局部的組成物におけるような治
療上望ましい場合には、製剤を高張性濃度まで濃縮する
ことができる。R柊的眼科製剤の上記電解質の好適割合
を維持することにより、最終製剤の望ましくない性質又
は目的としない作用を最小化させながら、これら製剤を
濃縮し又は希釈することができる。
製剤は1:0.6〜1:2.3m1(01/j2の範囲
、好ましくは1:0.7〜1:2.1の範囲のカリウム
対組炭酸塩の比と、1:3.0〜1 :  6.4m)
fol/ lの範囲、好ましくは1:3.1〜1:6.
0の範囲のカリウム対ナトリウムの比と、1:2.7〜
1:6.2mHo1/jの範囲、好ましくは1:  2
.9〜1:  5.9の範囲のカリウム対塩化物の比と
を有する。他の具体例において、製剤はさらにに〇、0
1〜1:0.09曲of/!lの範囲、好ましくは1:
0.01〜に0.04の範囲のカリウム対カルシウムの
比と、1 :  0.005〜1 :  0.05 m
)fol/ I!の範囲、好ましくは1:0.01〜1
:0.03の範囲のカリウム対マグネシウムの比と、1
:  0.015〜1:  0.1mHo1/2の範囲
、好ましくは1:  0.02〜1:0.09の範囲の
カリウム対リン酸塩の比とを有する。
この製剤は種々の方法で眼球表面に投与することができ
る。たとえば、−製剤は点眼薬、軟膏又はゲルとし眼球
表面に局部投与することかできる。
さらに、製剤は目を浸漬するようなアイカップによって
投与することもできる。さらに、この製剤は、眼球表面
の洗浄及び(又は)湿潤化及び(又は)薬剤供給のため
の連続的又はほぼ連続的な注入装置を用いて使用するこ
ともできる。これら製剤は単独で幅広い眼科用途を有す
るだけでなく、眼球表面の毒性を最小化させながら目の
局部的治療に使用することが望ましい場合、医薬上及び
(又は)生理学上活性な成分と組合せることもできる。
[実 施 例] 以下、本発明の特徴及び目的を一層充分理解するため、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明によれば、無毒性眼科製剤は、所望とする種々の
方法のいずれによっても眼球表面に局部投与しつる製剤
を形成するよう複数成分を組合せる。本発明の無毒性眼
科製剤は、約22.0〜43.0m)lol/ e (
7)カリウムと、118.0〜136.5111MO+
/12の塩化物と、約29.0〜50.0mHo I 
/ (lの重炭酸塩と、130.0〜140.0m)i
ol#!のナトリウムと、0.5〜2.0mN01/ 
jのカルシウムと、0.3〜1.1m)iol/Cのマ
グネシウムと、0.8〜2.2m)iol/ Rのリン
酸塩とを得るように作成される。
製剤は実質的に等張性とするのが一般に望ましいが、溶
液の最終的滲透性若しくは緊張性を変化させることがで
きる。事実、低張性及び高張性の点眼薬はそれぞれ涙膜
からの水の出入はよって急速に等張性になるので(これ
は最初にモーリスによりExp、 Eye、 Rcs、
、第11巻、第30頁(1971)に示され、かつその
後にホーリー及びランバートによりInvest、 O
phthalmol、 Vis、 5(Jo、第20巻
、第236頁(1981)に直接確認されている)、好
適具体例は治療上望ましければ低張性濃度まで希釈する
ことができる。1つの例は、たとえば米国特許第4,3
71,522号公報に開示されたような高められた涙膜
滲透性の処理である。さらにこの製剤は、たとえば再発
性角膜剥離を治療するための局部組成物におけるように
、治療上望ましければ高張性i度まで濃縮することもで
きる。
得られる好適溶液は約7.0〜8.0のpH値を有する
(フィツシp−pHアキュメットモデル600により測
定)。しかしながら、このp)−1範囲は厳守する必要
はなく、たとえば眼球表面に対する眼薬浸透を向上させ
るにはこの範囲外でpHを変化させるのが望ましいこと
もある。本明細書における教示に鑑み、当業者は他のp
Hを範囲を使用すること二らできる。
粘液含有杯状細胞の密度に対する各種眼科製剤の作用に
つき検討し、これは次の実験及びその結果から理解する
ことができる。ウサギを用いた試験の結果はヒトに対し
近い相関関係を右し、したがってこれらの結果をヒトに
応用しうろことか了解されよう。
各種眼科製剤(代任かは本発明によるものであり、又代
任かは従来技術によるものである)の生体内試験を麻酔
したウサギで行なった。ウサギの瞼を、持上げたボス1
〜に縫合して持上げることににす、粘膜穴部を形成させ
た。別々の実験で、この穴部に全眼球表面か浸漬するよ
うに試験溶液を満たした。各ウサギの一方の目を試験溶
液で浸漬し、他方の目は処理せずに比較として用いた。
浸漬浴は、空気をバブリングさけた新鮮溶液で12時間
にわたり毎時間交換、した。
12時間の終了俊、浸漬した目並びに12 i+、y聞
つ、云った反対側の比較の目から4個の結膜生検試料を
採取した。これら生検試料は、こめかみ−F部、鼻下部
、こめかみ下部及び鼻下部の4分円領域にて5mmの穿
孔ブレードにより連接部に近接して採取した。幾つかの
実験においては冬目から2個の生検試お1しか採取しな
かった。組織を平面載置し、かつ粘液含イJ゛杯状細胞
をRASで染色した。この生検試料の連接部領域から直
接開始しかつ結膜円蓋の方向に外周でa1数することに
より、杯状細胞を0.3mm平方の8個の連続工り形て
h1故した。杯状細胞密度を冬目につき平均し、これを
反対側の比較の目にJ3ける平均密度と比較した。
12種の溶液につき試験を行ない、そのうら5種は公知
の溶液でありかつ7種の溶液は本発明にしたがって作成
した。試験した下記に示す公知溶液はユニツル(登録商
標)、バランスド・ソルト・ソリューション(登録商標
)、ラクテート・リンガース・ソリューション、グレメ
・S・ウィルソンス・ソリューション及びメジアム19
9を包含する。本発明により作成した溶液は実施例溶液
A−Gであり、これらの成分及び性Qjを第■表に示す
試験した公知溶液を下記に示す: (1)ユニツル(登録商標)〈クーパーヒション礼から
市販入手することができる)。これは塩化ナトリウムと
(醐酸と硼酸すI〜ツリウムを含有する保存料を含まな
い無菌の緩衝等張水溶液である:滲透度: 302m0
5m /L  (タリフ1〜ン・ナノリッター・オスモ
メーターで測定’):DH:  7.0(フィッシャー
pHアキュメットモデル600て測定〉。
(2)バランス(・・ソルト・ソリューション(登録商
標)(アルコン・ラボラドリース礼から市販入手できる
)。
(3)ラクテート・リンガース・ソリューション(アボ
ット・ラボラドリース礼から市販入手することができる
)、。
(4)グレメ・S・ウィルソンス・ソリューション(国
際涙膜シンポジウム(1984) 、テキリース州、ル
ポックに記載されている)。
塩化カリウム: 18.7n+H/ L、塩化ナトリウ
ム:  116.4m)t/L、重炭酸ナトリウム:2
5.9mH/L、塩化カルシウム:  0.4mt4/
L、塩化マグネシウム:  0.6mML、リン酸ナト
リウム:  0.7mH/L。
(5)メジアム199はバンクのバランスド・ツル1〜
・ソリューション及び1l当り1.4gの重炭酸ナトリ
ウムで改変した[−−グルタミンを含有する(M、△、
バイオプログクツ社から市販入手できる〉。
公知溶液を使用して行なった試験結果を第1表に示し、
かつ本発明により作成した溶液を用いて行なった試験結
果を第■表に示ず。
第T表:公知溶液を用いた試験結果 (特記しない限り、全実験は12時間)丑承    残
存する粘液含有杯状細胞の比率ユニツル       
 81.1(4分円2個)71.2(6時間、 4分円2個) ラクテート・リンガース 75.5(4分円2個)ソリ
ューション     67.1(6時間、4分円2個) バランスド・ソルト・  74.9(4分円2個)ソリ
ューション     81.7(4分円4個)84.9
(4分円4個) 93.4(6時間、 4分円2個) ウィルソンス・     36.5(4分円2個)ソリ
ューション     65.7(4分円4個)83 (
6時間、 4分円2個) メジアム199      55.5 (4分円2個)
76.5(4分円2個) 第■表: 債里(特記しない限り12時間) 実施例   残存する粘液含有杯状細胞の比率A   
  67.5  (4分円2個)85   (4分円4
個) 82.3  (4分円4個) 98 (6時間、4分円2個) 8    93.5  (4分円2個)89.4  (
4分円2個) C98,55(4分円2個) 91.4  (4分円2個) 91.6  (4分円4個) D     99.3  (4分円4個)99.4  
(4分円4個) E     95.6  (4分円4個)94.4  
(4分円4個) F     88.3  (4分円4個)89.7  
<4分円4個) G     98.25 (4分円4個)93.37 
(4分円4個) 第1表及び第■表に示したように、本発明により作成し
た溶液は、公知溶液と比較して、より高比率で残存する
粘液含有杯状細胞を達成した。高比率の残存する杯状細
胞は、溶液A−GにJ、り達成される無毒性かつ眼球表
面の正常な維持を示している。残存する粘液含有杯状細
胞の割合は、カリウムと塩化物とカルシウムとマグネシ
ウムとリン酸ナトリウムと重炭酸塩とを含有する溶液A
−Fにつき高いだけでなく、カリウムと塩化物とナトリ
ウムと重炭酸塩とだけしか含有しない溶液Gについても
高い。
各種の公知溶液及び実施例溶液を用いて行なった試験の
結果をさらに第1〜4図に示ず。これらの図面は、各種
溶液における特定成分の濃度の関数として、残存する粘
液含有杯状細胞の比率を示している。図面から判るよう
に、成分の淵1良を変化させると、残存する粘液含有杯
状細胞の比率に著しく影響する。
本発明はこれらのみに限定されず、開示した眼科製剤は
人工涙液、眼球湿潤液、薬剤ベヒクル、目の快感を増大
させる溶液、コンタクトレンズの湿潤溶液、並びにコン
タクトレンズの浸漬溶液として使用することもできる。
これら製剤は局部的に点眼薬として、軟膏として、或い
はゲルとしてなどを含め常法にしたがって目に投与する
ことができる。さらに、これはアーrカップにより目に
投与したり、或いはポンプ及びカテーテル形の装置を用
いて連続的又はほぼ連続的に涙膜中へ注入することもで
きる。
[発明の効果コ 本発明によれば、眼球表面の粘液含有杯状細胞を正常に
維持することができ、本質的に無毒であり、涙膜滲透性
を選択的に増大若しくは低下させることができ、各種の
眼病に対し種々の形態で投与しうる眼科製剤が17られ
る。
以上、本発明を実施例につき説明したが本発明はこれら
のみに限定されず、上記の説明から種々の変更をなしう
ろことが当業者には了解されよう。
第1図は12時間浸漬した後に残存する粘液含有杯状細
胞の割合をカリウム濃度の関数として比較に対し示した
グラフとしての本発明の特徴の比較図であり、 第2図は12時間浸漬した後に残存する粘液含有杯状細
胞の割合を重炭酸塩濃度の関数として比較に対し示した
グラフとしての本発明の特徴の比較図であり、 第3図は12時間浸漬した後に残存する粘液含有杯状細
胞の割合をナトリウム濃度の関数として比較に対し示し
たグラフとしての本発明の特徴の比較図であり、 第4図は12時間浸漬した後に残存する粘液含有杯状細
胞の割合を塩化物濃度の関数として比較に対し示したグ
ラフとしての本発明の特徴の比較図である。
図面の浄書(内容に変更なし) マ(蔭イS任尾’、l+11q乙 /V 表 斉 シヘ合で5を評’ lad l化 1%) ・様妃0粁詠綽l化 1%ノ 1〜キイ3杆萩紳l化 1%ノ 丁、続袖正書(方式) 昭和61年8月25日 4、し’1ljk官黒田明雄殿 π(’lの表示 昭和61年特 願第121405 号
発IJI )名f+:  無毒性眼科製剤補正をする者

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)1l当り約22.0〜43.0ミリモルの
    カリウムと、 (b)1l当り約29.0〜50.0ミリモルの重炭酸
    塩と、 (c)1l当り約130.0〜140.0ミリモルのナ
    トリウムと、 (d)1l当り約118.0〜136.5ミリモルの塩
    化物と からなることを特徴とするカリウムと塩化物と重炭酸塩
    とナトリウムとを含有する選択された滲透性を有する合
    成の無毒性眼科製剤。
  2. (2)ヒスタミン、補体、免疫グロブリン、剥落上皮細
    胞及び細菌若しくは微生物よりなる群から選択される天
    然涙液成分の少なくとも1種を実質的に含有しない特許
    請求の範囲第1項記載の眼科製剤。
  3. (3)等張性である特許請求の範囲第1項記載の眼科製
    剤。
  4. (4)約7.0〜8.0のpH値を有する特許請求の範
    囲第1項記載の眼科製剤。
  5. (5)(a)1l当り1:0.6〜1:2.3ミリモル
    のカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.0〜1:6.4ミリモルのカリ
    ウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.7〜1:6.2ミリモルのカリ
    ウム対塩化物の比と を有することを特徴とするカリウムと塩化物と重炭酸塩
    とナトリウムとを含有する選択された滲透性を有する合
    成の無毒性眼科製剤。
  6. (6)ヒスタミン、免疫グロブリン、補体、剥落上皮細
    胞及び細菌若しくは微生物よりなる群から選択される天
    然涙液成分の少なくとも1種を実質的に含有しない特許
    請求の範囲第1項記載の眼科製剤。
  7. (7)約7.0〜8.0のpH値を有する特許請求の範
    囲第5項記載の眼科製剤。
  8. (8)(a)1l当り約23.0〜42.0ミリモルの
    カリウムと、 (b)1l当り約31.0〜48.0ミリモルの重炭酸
    塩と、 (c)1l当り約131.0〜139.0ミリモルのナ
    トリウムと、 (d)1l当り約124.0〜136.0ミリモルの塩
    化物と からなる特許請求の範囲第1項記載の眼科製剤。
  9. (9)(a)1l当り1:0.7〜1:2.1ミリモル
    の範囲のカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.1〜1:6.0ミリモルの範囲
    のカリウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.9〜1:5.9ミリモルの範囲
    のカリウム対塩化物の比と を有する特許請求の範囲第5項記載の眼科製剤。
  10. (10)カルシウム、マグネシウム及びリン酸塩の少な
    くとも1種をさらに含む特許請求の範囲第1項記載の眼
    科製剤。
  11. (11)(a)カルシウムが1l当り約0.5〜2.0
    ミリモルの濃度で存在し、 (b)マグネシウムが1l当り約0.3〜1.1ミリモ
    ルの濃度で存在し、 (c)リン酸塩が1l当り約0.8〜2.2ミリモルの
    濃度で存在する 特許請求の範囲第10項記載の眼科製剤。
  12. (12)(a)カルシウムが1l当り約0.6〜0.8
    ミリモルの濃度で存在し、 (b)マグネシウムが1l当り約0.5〜0.6ミリモ
    ルの濃度で存在し、 (c)リン酸塩が1l当り約1.0〜2.0ミリモルの
    濃度で存在する 特許請求の範囲第10項記載の眼科製剤。
  13. (13)カルシウム、マグネシウム及びリン酸塩の少な
    くとも1種をさらに含む特許請求の範囲第8項記載の眼
    科製剤。
  14. (14)(a)カルシウムが1l当り約0.5〜2.0
    ミリモルの濃度で存在し、 (b)マグネシウムが1l当り約0.3〜1.1ミリモ
    ルの濃度で存在し、 (c)リン酸塩が1l当り約0.8〜2.2ミリモルの
    濃度で存在する 特許請求の範囲第13項記載の眼科製剤。
  15. (15)(a)カルシウムが1l当り約0.6〜0.8
    ミリモルの濃度で存在し、 (b)マグネシウムが1l当り約0.5〜0.6ミリモ
    ルの濃度で存在し、 (c)リン酸塩が1l当り約1.0〜2.0ミリモルの
    濃度で存在する 特許請求の範囲第13項記載の眼科製剤。
  16. (16)(a)1l当り1:0.6〜1:2.3ミリモ
    ルのカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.0〜1:6.4ミリモルのカリ
    ウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.7〜1:6.2ミリモルのカリ
    ウム対塩化物の比と、 (d)1l当り1:0.01〜1:0.09ミリモルの
    カリウム対カルシウムの比と、 (e)1l当り1:0.005〜1:0.05ミリモル
    のカリウム対マグネシウムの比と、 (f)1l当り1:0.015〜1:0.1ミリモルの
    カリウム対リン酸塩の比と を有することを特徴とするカリウムと塩化物と重炭酸塩
    とナトリウムとカルシウムとマグネシウムとリン酸塩と
    を含有する合成の無毒性眼科製剤。
  17. (17)(a)1l当り1:0.7〜1:2.1ミリモ
    ルのカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.1〜1:6.0ミリモルのカリ
    ウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.9〜1:5.9ミリモルのカリ
    ウム対塩化物の比と、 を有する特許請求の範囲第16項記載の眼科製剤。
  18. (18)溶液が (a)1l当り1:0.01〜1:0.04ミリモルの
    カリウム対カルシウムの比と、 (b)1l当り1:0.01〜1:0.03ミリモルの
    カリウム対マグネシウムの比と、 (c)1l当り1:0.02〜1:0.09ミリモルの
    カリウム対リン酸塩の比と を有する特許請求の範囲第16項記載の眼科製剤。
  19. (19)カリウムと塩化物と重炭酸塩とナトリウムとを
    含むヒト若しくは動物の眼球表面に局部施用及び(又は
    )注入するための合成の無毒性眼科製剤を製造するに際
    し、 (a)1l当り約22.0〜43.0ミリモルのカリウ
    ムを供給し、 (b)1l当り約29.0〜50.0ミリモルの重炭酸
    塩を供給し、 (c)1l当り約130.0〜140.0ミリモルのナ
    トリウムを供給し、かつ (d)1l当り約118.0〜136.5ミリモルの塩
    化物を供給する ことを特徴とする合成の無毒性眼科製剤の製造方法。
  20. (20)(a)1l当り1:0.6〜1:2.3ミリモ
    ルのカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.0〜1:6.4ミリモルのカリ
    ウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.7〜1:6.2ミリモルのカリ
    ウム対塩化物の比と を有する特許請求の範囲第19項記載の方法。
  21. (21)(a)1l当り1:0.7〜1:2.1ミリモ
    ルのカリウム対重炭酸塩の比と、 (b)1l当り1:3.1〜1:6.0ミリモルのカリ
    ウム対ナトリウムの比と、 (c)1l当り1:2.9〜1:5.9ミリモルのカリ
    ウム対塩化物の比と を有する特許請求の範囲第19項記載の方法。
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