JPS62262061A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
- Publication number
- JPS62262061A JPS62262061A JP10526586A JP10526586A JPS62262061A JP S62262061 A JPS62262061 A JP S62262061A JP 10526586 A JP10526586 A JP 10526586A JP 10526586 A JP10526586 A JP 10526586A JP S62262061 A JPS62262061 A JP S62262061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- recording
- voltage
- recording medium
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims abstract description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 10
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 4
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、記録電極(マルチスタイラス)に電圧を印
加することによってトナーを被記録媒体に移動させこの
被記録媒体トに画像を形成する方法に関するもので、特
にこの記録電極への電圧印加条件に関するものである。
加することによってトナーを被記録媒体に移動させこの
被記録媒体トに画像を形成する方法に関するもので、特
にこの記録電極への電圧印加条件に関するものである。
(従来の技術)
従来から、トナー薄層に被記録媒体を近接させこのトナ
ー薄層の、被記録媒体とは反対側にもうけられた記録電
極に印加される信号電圧によってトナーを被記録媒体上
に移動させこの被記録媒体上に画像を形成する方法が提
案されている。このような画像形成方法を応用した装置
の代表的なものにページプリンタがある。この装置は高
速、高精細、高品質な記録が可能であると共に、ノンイ
ンパクト方式で印字が可能であるため、今後の情報出力
機として期待されている。
ー薄層の、被記録媒体とは反対側にもうけられた記録電
極に印加される信号電圧によってトナーを被記録媒体上
に移動させこの被記録媒体上に画像を形成する方法が提
案されている。このような画像形成方法を応用した装置
の代表的なものにページプリンタがある。この装置は高
速、高精細、高品質な記録が可能であると共に、ノンイ
ンパクト方式で印字が可能であるため、今後の情報出力
機として期待されている。
このような画像形成装置としては例えば特開昭58−1
71976号公報に開示されたものがある。第6図はこ
の文献に開示された画像形成装置を概略的に示す説明図
であり、以下、この図を参照して従来の画像形成方法に
つき簡単に説明する。
71976号公報に開示されたものがある。第6図はこ
の文献に開示された画像形成装置を概略的に示す説明図
であり、以下、この図を参照して従来の画像形成方法に
つき簡単に説明する。
先ず、トナー撹拌棒11の摩擦摺擦で発生させた帯電電
荷によって導電性磁性トナー■3をトナー担持体15上
に吸着させる。ところで、このトナー担持体15は、互
いに離間させ設けられた導体スリーブ17及び導体ロー
ラ19に帯状のものをループ状に掛けて構成したもので
あり、導体スリーブ17及び導体ローラ19によって図
中Fで示す方向に回動される。
荷によって導電性磁性トナー■3をトナー担持体15上
に吸着させる。ところで、このトナー担持体15は、互
いに離間させ設けられた導体スリーブ17及び導体ロー
ラ19に帯状のものをループ状に掛けて構成したもので
あり、導体スリーブ17及び導体ローラ19によって図
中Fで示す方向に回動される。
トナー13が吸着しているトナー担持体15をF方向に
移動させると、この画像形成装置に備わるマグネットロ
ール21及びブレード23によってこのトナー13が薄
層状にされてトナー薄層25が形成される。さらに、ト
ナー担持体15を移動させることによってこのトナー薄
層25が記録電極27と、これに対向して設けられてい
る対向電極29との両電極間に搬送されこの対向電極2
9上に予め用意されている被記録媒体31と対向する。
移動させると、この画像形成装置に備わるマグネットロ
ール21及びブレード23によってこのトナー13が薄
層状にされてトナー薄層25が形成される。さらに、ト
ナー担持体15を移動させることによってこのトナー薄
層25が記録電極27と、これに対向して設けられてい
る対向電極29との両電極間に搬送されこの対向電極2
9上に予め用意されている被記録媒体31と対向する。
尚、図示せずも記録室Fi27は第6図の紙面に対して
垂直方向に多数個設けられている。
垂直方向に多数個設けられている。
次に、画像に応じ記録電極27の所定の電極と、対向電
極29との間に信号電源33から信号電圧を印加し、ト
ナー担持体15上のトナー薄層25のトナーを被記録媒
体31上に選択的に移動させて記録部を形成する。被記
録媒体31上に移動されたトナーは定着ローラ35によ
って定着され、この被記録媒体31)−に記録部及び非
記録部から成る画像が形成される(印刷が行われる。)
。
極29との間に信号電源33から信号電圧を印加し、ト
ナー担持体15上のトナー薄層25のトナーを被記録媒
体31上に選択的に移動させて記録部を形成する。被記
録媒体31上に移動されたトナーは定着ローラ35によ
って定着され、この被記録媒体31)−に記録部及び非
記録部から成る画像が形成される(印刷が行われる。)
。
この画像形成方法の場合、記録電極及び対向電極間に印
加する電圧の大きさを信号電極27と、被記録媒体31
との間の距離等によって変えているが、例えば記録電極
27を対向電極に対して一500ボルトの信号電圧で駆
動していた。
加する電圧の大きさを信号電極27と、被記録媒体31
との間の距離等によって変えているが、例えば記録電極
27を対向電極に対して一500ボルトの信号電圧で駆
動していた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来の画像形成方法のようにトナー薄層
と、被転写媒体との間の距離に応じ両電極間に印加する
電圧値を調整する方法であると、被記録媒体トの、トナ
ー薄層からトナーを移動させてはならない領域(非記録
部)にもトナーが付いてしまう、いわゆる、かぶりが発
生し易いという問題点があった。
と、被転写媒体との間の距離に応じ両電極間に印加する
電圧値を調整する方法であると、被記録媒体トの、トナ
ー薄層からトナーを移動させてはならない領域(非記録
部)にもトナーが付いてしまう、いわゆる、かぶりが発
生し易いという問題点があった。
さらに、トナーとして高抵抗トナーを用いた場合はトナ
ー電位が無視できず、かぶりは更に発生し易くなるとい
う問題点があった。
ー電位が無視できず、かぶりは更に発生し易くなるとい
う問題点があった。
この発明の目的は、卜述した問題点を解決し、かぶりの
無い良好な画像(印刷結果)を得ることと、従来と比較
してより低電圧で画像を形成することとが可能な画像形
成方法を提供することにある。
無い良好な画像(印刷結果)を得ることと、従来と比較
してより低電圧で画像を形成することとが可能な画像形
成方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
この目的の達成を図るため、この発明によれば、トナー
担持体上に薄層状に形成されたトナーをこのトナー担持
体の裏面に設けた複数の記録電極に電圧を印加して前述
のトナー担持体と対向する被記録媒体に移動させこの被
記録媒体上に記録部及び非記録部を形成して画像を形成
するに当り、記録電極に印加する電圧をバイアス電圧及
び信号電圧の合成電圧とし、 前述のバイアス電圧を記録部ではトナー担持体とトナー
との境界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部で
はトナーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値に設定し及び前述の信号電圧を記録部ではトナー
担持体とトナーとの境界面でトナーに働く力が零となり
かつ非記録部ではトナーの被記録媒体側表面に働く力が
零となるような電圧値以Fに設定することにより画像を
形成することを特徴とする。
担持体上に薄層状に形成されたトナーをこのトナー担持
体の裏面に設けた複数の記録電極に電圧を印加して前述
のトナー担持体と対向する被記録媒体に移動させこの被
記録媒体上に記録部及び非記録部を形成して画像を形成
するに当り、記録電極に印加する電圧をバイアス電圧及
び信号電圧の合成電圧とし、 前述のバイアス電圧を記録部ではトナー担持体とトナー
との境界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部で
はトナーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値に設定し及び前述の信号電圧を記録部ではトナー
担持体とトナーとの境界面でトナーに働く力が零となり
かつ非記録部ではトナーの被記録媒体側表面に働く力が
零となるような電圧値以Fに設定することにより画像を
形成することを特徴とする。
(作用)
この発明の画像形成方法によれば、トナー担持体トの、
被記録媒体の記録部を構成するためのトナーが被記録媒
体に完全に転写され、かつ、非記録部と対応する部分に
あるトナーは非記録媒体に転写されないような合成電圧
を構成する適切なバイアス電圧及び信号電圧が設定され
る。
被記録媒体の記録部を構成するためのトナーが被記録媒
体に完全に転写され、かつ、非記録部と対応する部分に
あるトナーは非記録媒体に転写されないような合成電圧
を構成する適切なバイアス電圧及び信号電圧が設定され
る。
(実施例)
以F、第1図〜第5図の図面を参照してこの発明の画像
形成方法につき説明する。
形成方法につき説明する。
第1図は、この発明の画像形成方法の説明に供する画像
形成装置を示す説明図である。尚、この第1図において
第6図に示した構成成分と同様な構成成分については同
一の符号を付して示すと共に、主要部以外の構成成分に
ついては一部を省略して示しである。
形成装置を示す説明図である。尚、この第1図において
第6図に示した構成成分と同様な構成成分については同
一の符号を付して示すと共に、主要部以外の構成成分に
ついては一部を省略して示しである。
トナー担持体15上にはプラスに帯電したトナー41b
(9層状に形成されている。又、トナー担持体15のト
ナー薄層に対向させて被記録媒体31が用意されている
。又、トナー担持体15の、トナー薄層の形成されてい
ない側には記録電極27が、一方、被記録媒体31の、
トナー担持体15側とは反対側に対向電極29がそれぞ
れ設けられている。又、43は記録電極27&び対向電
極29間に電圧を印加するための信号電源を示す。この
信号電源43からは記録電極27及び対向電極29間に
バイアス電圧vhと、信号電圧vsとの合成電圧が印加
されるように構成しである。
(9層状に形成されている。又、トナー担持体15のト
ナー薄層に対向させて被記録媒体31が用意されている
。又、トナー担持体15の、トナー薄層の形成されてい
ない側には記録電極27が、一方、被記録媒体31の、
トナー担持体15側とは反対側に対向電極29がそれぞ
れ設けられている。又、43は記録電極27&び対向電
極29間に電圧を印加するための信号電源を示す。この
信号電源43からは記録電極27及び対向電極29間に
バイアス電圧vhと、信号電圧vsとの合成電圧が印加
されるように構成しである。
尚、この実施例での画像形成方法は、対向電極に対して
記録電極に印加する合成電圧を、記録時には(Vb+V
、)とすることによってトナー41を被記録媒体31に
移動させ、非記録時には(’vb−■3)とすることに
よってトナー41をトナー担持体15に吸着させたまま
にして被記録媒体31):に画像を得るものであり、さ
らに、この印加電圧vb及びvlの関係を適切な値に設
定することによってかぶりの無い良好な画像を得ること
と、このような画像を従来よりも低電圧で得ることとを
可能とするものである。
記録電極に印加する合成電圧を、記録時には(Vb+V
、)とすることによってトナー41を被記録媒体31に
移動させ、非記録時には(’vb−■3)とすることに
よってトナー41をトナー担持体15に吸着させたまま
にして被記録媒体31):に画像を得るものであり、さ
らに、この印加電圧vb及びvlの関係を適切な値に設
定することによってかぶりの無い良好な画像を得ること
と、このような画像を従来よりも低電圧で得ることとを
可能とするものである。
このような合成電圧条件につき以下詳細に説明する。
この発明の発明者は第2図に示すような解析モデルを設
定し下記の条件の下で記録電極及び対向電極間に印加す
る合成電圧条件についてのシミュレーションを行った。
定し下記の条件の下で記録電極及び対向電極間に印加す
る合成電圧条件についてのシミュレーションを行った。
第2図に示す解析モデルはトナー担持体15、トナー薄
層25及び空気層45を含むもので、この空気層45は
被記録媒体31に接している。
層25及び空気層45を含むもので、この空気層45は
被記録媒体31に接している。
トナー薄層25のトナーはσb (クーロン/am3)
にプラスに一様に帯電しておりトナー担持体15の表面
電荷σa (クーロン/cm2)と静電気的につりあっ
ている。又、第2図中に示すZは被記録媒体31の表面
に垂直にトナー担持体I5方向にとフだ距離を示し、X
は記録電極27の配列方向を示す。尚、Z=0(空気層
45と、被記録媒体31との境界位置)の位置での電位
を零とする。
にプラスに一様に帯電しておりトナー担持体15の表面
電荷σa (クーロン/cm2)と静電気的につりあっ
ている。又、第2図中に示すZは被記録媒体31の表面
に垂直にトナー担持体I5方向にとフだ距離を示し、X
は記録電極27の配列方向を示す。尚、Z=0(空気層
45と、被記録媒体31との境界位置)の位置での電位
を零とする。
このような配位の下でトナー担持体15の、トナー薄層
25とは反対側表面(z=L)に電位分布V=V、 +
V、 5ink、xを仮定して二次元のラプラス方程
式を解き、トナー薄層25の、電場EのZ成分Ezを求
める。このE2は Ez ” Eoc Es5lnk□X + Eto
ner ””(1)で表わされる。尚、EocはV、に
よって発生する一様電場を示し、EsはV3によって発
生する記録情報に対応する記録電場を示し、Eto。e
rは帯電トナーの、トナー担持体15へ吸引される力に
対応する電場を示す。このE、。。erは静電気力以外
の力例えばファン・デル・ワールスカ等を等価的に含ま
せることが出来る。又、このEg及びE tanerは
Zの値に依存する。
25とは反対側表面(z=L)に電位分布V=V、 +
V、 5ink、xを仮定して二次元のラプラス方程
式を解き、トナー薄層25の、電場EのZ成分Ezを求
める。このE2は Ez ” Eoc Es5lnk□X + Eto
ner ””(1)で表わされる。尚、EocはV、に
よって発生する一様電場を示し、EsはV3によって発
生する記録情報に対応する記録電場を示し、Eto。e
rは帯電トナーの、トナー担持体15へ吸引される力に
対応する電場を示す。このE、。。erは静電気力以外
の力例えばファン・デル・ワールスカ等を等価的に含ま
せることが出来る。又、このEg及びE tanerは
Zの値に依存する。
ここで・ σb = 5 (μC7cm3)、トナー薄
層の比誘電率ε2=2.0、トナー担持体の比誘電率1
:l =3.0、L= 65 μm、被記録媒体31の
表面からトナー担持体15とトナー薄層25との境界ま
での距!1a = 30μm、被記録媒体31の表面か
ら空気層45とトナー薄層25との境界までの距離b=
15μm、信号電圧の交番度を示す値つまり画像の解像
度(ko/2yr)=80 (cm−’) として、電
位V、に対する電場E。Cを求め、又、電位■、に対す
る電場E!をz=15μmと、2=30μmとの場合に
つきそれぞれ求める。これらの結果を第3図に、縦軸に
それぞれの電場をとり、横軸にV、及びVsをとり共に
示しである。
層の比誘電率ε2=2.0、トナー担持体の比誘電率1
:l =3.0、L= 65 μm、被記録媒体31の
表面からトナー担持体15とトナー薄層25との境界ま
での距!1a = 30μm、被記録媒体31の表面か
ら空気層45とトナー薄層25との境界までの距離b=
15μm、信号電圧の交番度を示す値つまり画像の解像
度(ko/2yr)=80 (cm−’) として、電
位V、に対する電場E。Cを求め、又、電位■、に対す
る電場E!をz=15μmと、2=30μmとの場合に
つきそれぞれ求める。これらの結果を第3図に、縦軸に
それぞれの電場をとり、横軸にV、及びVsをとり共に
示しである。
又、第3図にE LQn、、rについても示しであるか
、この値とV、、V、とは無関係であることが分かる。
、この値とV、、V、とは無関係であることが分かる。
又、E tonerは(z−b)の−次関数であり、E
3は(z−b)に関する増加関数である。
3は(z−b)に関する増加関数である。
(z−b)に対するE、の増加分の関係を第4図に示す
。
。
又、 ’21E taner / つ200、 つE
、1つz>0であり、上述したような条件若しくは通常
の記録を行う際の記録配位に対しては 従って、記録情報が電場に対応するような必要条件は次
のようになる。
、1つz>0であり、上述したような条件若しくは通常
の記録を行う際の記録配位に対しては 従って、記録情報が電場に対応するような必要条件は次
のようになる。
又、式(2)の条件は次のように書き直すことが出来る
。
。
さらに、式(3)の条件をVb、V、に対応させて書き
直し縦軸に■3をとり、横軸にvbをとりVbと、v3
との関係を表わしたものが第5図である。第5図におい
て、Pで示す直線はE、=E、ocに対応するものであ
り、Qで示す直線はE3” E toner −E D
Cに対応するものである。第5図中、斜線を付した領域
工が式(3)の条件を満足する領域である。このことは
、E、<0であることがトナーの転写条件であることつ
まり第5図において直線Qより右上の領域がトナーの転
写の行われる領域であることと、一方、E、>0である
ことがかぶりの生じない条件であることつまり第5図に
おいて直線Pより左上の領域がかぶりの生じない領域で
あることとから決定される。従って、直線P及びQによ
って構成される四つの領域工〜■の、各領域毎のその領
域内で設定したVbと、■、とで決まる電圧を印加した
場合に被記録媒体上に得られる画像の性質(画質)は第
1表に示すように分類することが出来る。尚、第1表に
おいて記録部とは被記録媒体上の、トナーを転写させた
い部分をいい、又、非記録部とはトナーを転写させたく
ない部分をいう。さらに、転写良好とは記録部にトナー
が完全に転写されることをいい、転写不良とは記録部に
トナーが不完全に転写された場合或いは全く転写されな
い場合をいう。又、かぶりなしとは非記録部にトナーが
全く転写されないことをいい、かぶりありとは非記録部
にトナーが転写されることをいう。
直し縦軸に■3をとり、横軸にvbをとりVbと、v3
との関係を表わしたものが第5図である。第5図におい
て、Pで示す直線はE、=E、ocに対応するものであ
り、Qで示す直線はE3” E toner −E D
Cに対応するものである。第5図中、斜線を付した領域
工が式(3)の条件を満足する領域である。このことは
、E、<0であることがトナーの転写条件であることつ
まり第5図において直線Qより右上の領域がトナーの転
写の行われる領域であることと、一方、E、>0である
ことがかぶりの生じない条件であることつまり第5図に
おいて直線Pより左上の領域がかぶりの生じない領域で
あることとから決定される。従って、直線P及びQによ
って構成される四つの領域工〜■の、各領域毎のその領
域内で設定したVbと、■、とで決まる電圧を印加した
場合に被記録媒体上に得られる画像の性質(画質)は第
1表に示すように分類することが出来る。尚、第1表に
おいて記録部とは被記録媒体上の、トナーを転写させた
い部分をいい、又、非記録部とはトナーを転写させたく
ない部分をいう。さらに、転写良好とは記録部にトナー
が完全に転写されることをいい、転写不良とは記録部に
トナーが不完全に転写された場合或いは全く転写されな
い場合をいう。又、かぶりなしとは非記録部にトナーが
全く転写されないことをいい、かぶりありとは非記録部
にトナーが転写されることをいう。
第1表
ところで、例えばトナーを導電性トナーとしてトナー電
位が小さくなりトナーと、トナー担持体とが非静電気的
吸着効果のみで吸着している場合を考える。この場合、
第5図にQで示す直線の縦軸の切片が電圧零の方向に近
付くことになり領域■及び■は狭くなり領域工及び■が
広くなる。このような場合であっても、従来の電圧印加
条件のようにVb=V、の場合は第5図中Rで示すVs
=■、の破線からも明らかなように、この合成電圧(V
、”Vb )条件では領域■及び■に相当する画像品質
しか得ることが出来ない。従って、記録部の転写を良く
しようとするとかぶりが生じ、又、かぶりを減少させよ
うとすると記録部の転写が悪くなることになる。
位が小さくなりトナーと、トナー担持体とが非静電気的
吸着効果のみで吸着している場合を考える。この場合、
第5図にQで示す直線の縦軸の切片が電圧零の方向に近
付くことになり領域■及び■は狭くなり領域工及び■が
広くなる。このような場合であっても、従来の電圧印加
条件のようにVb=V、の場合は第5図中Rで示すVs
=■、の破線からも明らかなように、この合成電圧(V
、”Vb )条件では領域■及び■に相当する画像品質
しか得ることが出来ない。従って、記録部の転写を良く
しようとするとかぶりが生じ、又、かぶりを減少させよ
うとすると記録部の転写が悪くなることになる。
上述したようなシミュレーション結果を考察すると、■
、及びV3を第5図に示す領域工に含まれるような値に
設定すること、つまり、vb及びV、を記録部ではトナ
ー担持体と、トナーとの境界面でトナーに慟〈力が零と
なり非記録部ではトナーの、被記録媒体側表面に働く力
が零となるような電圧値にそれぞれ設定する必要のある
ことが分かる。さらに、この実施例の場合■5を40ボ
ルトの近傍の電圧値とし、vSを117ボルトとした場
合に良好な画像を従来よりも低電圧で得られることが分
かる。
、及びV3を第5図に示す領域工に含まれるような値に
設定すること、つまり、vb及びV、を記録部ではトナ
ー担持体と、トナーとの境界面でトナーに慟〈力が零と
なり非記録部ではトナーの、被記録媒体側表面に働く力
が零となるような電圧値にそれぞれ設定する必要のある
ことが分かる。さらに、この実施例の場合■5を40ボ
ルトの近傍の電圧値とし、vSを117ボルトとした場
合に良好な画像を従来よりも低電圧で得られることが分
かる。
尚、この発明の画像形成方法において、バイアス電圧V
bとは記録部ではトナー担持体と、トナーとの境界面で
トナーに働く力か零となり非記録部てはトナーの、被記
録媒体側表面に働く力が零となるような電圧値の近傍値
も含むものである。
bとは記録部ではトナー担持体と、トナーとの境界面で
トナーに働く力か零となり非記録部てはトナーの、被記
録媒体側表面に働く力が零となるような電圧値の近傍値
も含むものである。
又、信号電圧Vヨを記録部ではトナー担持体と、トナー
との境界面でトナーに(動く力が零となり非記録部では
トナーの、被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値以上の値の中から設定しても良く、このような場
合信号電圧が大きくなるがかぶりのない良好な画像は得
ることが出来る。
との境界面でトナーに(動く力が零となり非記録部では
トナーの、被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値以上の値の中から設定しても良く、このような場
合信号電圧が大きくなるがかぶりのない良好な画像は得
ることが出来る。
又、この実施例ではトナーがプラスに帯電している場合
につき説明したが、トナーがマイナスに帯電した場合で
あってもこの発明の画像形成方法を応用することが出来
る。尚、この場合であれば合成電圧を記録時には(vb
v−)とし、非記録時には(V、+V、)とする。
につき説明したが、トナーがマイナスに帯電した場合で
あってもこの発明の画像形成方法を応用することが出来
る。尚、この場合であれば合成電圧を記録時には(vb
v−)とし、非記録時には(V、+V、)とする。
さらに、上述した実施例を正弦波の電位分布を仮定した
例につき説明したが、矩形波の電位分布を仮定して行っ
たシミュレーション結果もこの実施例と同様であった。
例につき説明したが、矩形波の電位分布を仮定して行っ
たシミュレーション結果もこの実施例と同様であった。
(発明の効果)
上述した説明からも明らかなように、この発明によれば
、バイアス電圧vbを記録部ではトナー担持体とトナー
との境界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部で
はトナーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値に設定し及び信号電圧V、を記録部ではトナー担
持体とトナーとの境界面でトナーに働く力が零となりか
つ非記録部ではトナーの被記録媒体側表面に働く力が零
となるような電圧値以北に設定し、これらV。
、バイアス電圧vbを記録部ではトナー担持体とトナー
との境界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部で
はトナーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような
電圧値に設定し及び信号電圧V、を記録部ではトナー担
持体とトナーとの境界面でトナーに働く力が零となりか
つ非記録部ではトナーの被記録媒体側表面に働く力が零
となるような電圧値以北に設定し、これらV。
と、■、との合成電圧によってトナーの転写を制御して
いる。これがため、かぶりのない良好な画像を形成する
ことが出来る。
いる。これがため、かぶりのない良好な画像を形成する
ことが出来る。
さらに、
E、=E、。。、、−EDc (z=a)Es=Eo
c (z=b)を満足するようにバイア
ス電圧を設定することによって信号電圧の極小値を得る
ことが出来るので、従来より低電圧で良好な画像を得る
ことが出来る。
c (z=b)を満足するようにバイア
ス電圧を設定することによって信号電圧の極小値を得る
ことが出来るので、従来より低電圧で良好な画像を得る
ことが出来る。
第1図はこの発明の画像形成方法の説明に供する、画像
形成装置の概略的説明図、 第2図はこの発明の画像形成方法の実施例において印加
電圧条件を決定するためのシミュレーションに用いた解
析モデルの説明図、 第3図はこの発明の画像形成方法の説明に供するバイア
ス電圧及び信号電圧と、電場との関係をそれぞれ示す説
明図、 第4図はこの発明の画像形成方法の説明に供する距l1
Izと記録電場E、の増分との関係を示す説明図、 第5図はこの発明の画像形成方法の説明に供するバイア
ス電圧と、信号電圧とによる画像品質の区分を示す説明
図、 第6図は従来の画像形成方法の説明図である。 15・・・トナー担持体、 27・−記録電極29−
・・対向電極、 31−・・被記録媒体41−ト
ナー、 43・−信号電源。 特許出願人 沖電気工業株式会社15° トナー
手旦碕午ト 3f : fi擬4中す基4不2
7°甚斜11÷ 4f°トナー29 対間を
極 434ち青電ネこの発明の1イ[形へjじ
ムの説明の 第1図 この多8月のLI+4幕形へ刀ンスの寥1月国第2図 0 10 1oOt’;O
V齢、Vs (V) 二の発B月の1う龜升幻へ方ンz1の説1月口o
r to
ts(Z −b ) (Pm) この発E月のJL41形八えシ云の参〇月口第4図 0 50 100
IfθVb (V) この發盲月の、露ムイを刑へ勿シ天の絣明りコ1第5図
形成装置の概略的説明図、 第2図はこの発明の画像形成方法の実施例において印加
電圧条件を決定するためのシミュレーションに用いた解
析モデルの説明図、 第3図はこの発明の画像形成方法の説明に供するバイア
ス電圧及び信号電圧と、電場との関係をそれぞれ示す説
明図、 第4図はこの発明の画像形成方法の説明に供する距l1
Izと記録電場E、の増分との関係を示す説明図、 第5図はこの発明の画像形成方法の説明に供するバイア
ス電圧と、信号電圧とによる画像品質の区分を示す説明
図、 第6図は従来の画像形成方法の説明図である。 15・・・トナー担持体、 27・−記録電極29−
・・対向電極、 31−・・被記録媒体41−ト
ナー、 43・−信号電源。 特許出願人 沖電気工業株式会社15° トナー
手旦碕午ト 3f : fi擬4中す基4不2
7°甚斜11÷ 4f°トナー29 対間を
極 434ち青電ネこの発明の1イ[形へjじ
ムの説明の 第1図 この多8月のLI+4幕形へ刀ンスの寥1月国第2図 0 10 1oOt’;O
V齢、Vs (V) 二の発B月の1う龜升幻へ方ンz1の説1月口o
r to
ts(Z −b ) (Pm) この発E月のJL41形八えシ云の参〇月口第4図 0 50 100
IfθVb (V) この發盲月の、露ムイを刑へ勿シ天の絣明りコ1第5図
Claims (1)
- (1)トナー担持体上に薄層状に形成されたトナーを該
トナー担持体の裏面に設けた複数の記録電極に電圧を印
加して前記トナー担持体と対向する被記録媒体に移動さ
せ該被記録媒体上に記録部及び非記録部を形成して画像
を形成するに当り、記録電極に印加する電圧をバイアス
電圧及び信号電圧の合成電圧とし、 前記バイアス電圧を記録部ではトナー担持体とトナーと
の境界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部では
トナーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような電
圧値に設定し及び 前記信号電圧を記録部ではトナー担持体とトナーとの境
界面でトナーに働く力が零となりかつ非記録部ではトナ
ーの被記録媒体側表面に働く力が零となるような電圧値
以上に設定することにより画像を形成することを特徴と
する画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10526586A JPS62262061A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10526586A JPS62262061A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62262061A true JPS62262061A (ja) | 1987-11-14 |
Family
ID=14402828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10526586A Pending JPS62262061A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62262061A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03209482A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008273153A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Fukuoka Technoken Kogyo:Kk | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1986
- 1986-05-08 JP JP10526586A patent/JPS62262061A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03209482A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008273153A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Fukuoka Technoken Kogyo:Kk | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE3884814T2 (de) | Verfahren zur herstellung eines latenten elektrischen ladungsmusters und anordnung dazu. | |
JPH04505896A (ja) | 静電印刷機の印刷品質と反復精度の改善方法および該方法を達成するための装置 | |
US4658275A (en) | Image forming apparatus | |
JPS62262061A (ja) | 画像形成方法 | |
JP3282220B2 (ja) | 電気泳動型画像複写装置およびその複写画像を保持するための電気泳動型画像表示シート | |
US4476473A (en) | Electrostatic record image forming method | |
US3719484A (en) | Photoelectrophoretic imaging method | |
EP0816944B1 (en) | A direct electrostatic printing (DEP) device maintaining a constant distance between printhead structure and toner delivery means | |
JPS59229578A (ja) | カラ−画像表示方法 | |
US5030974A (en) | Image recording apparatus with recording electrode array | |
JPH0232872A (ja) | カラープリンタ | |
Bartscher et al. | ELPHI, a new approach to electrophoretic imaging | |
JPH02106367A (ja) | カラープリンタ | |
US3860337A (en) | Multiple exposure method and apparatus | |
JPH04326388A (ja) | 画像形成装置の誘電部材の除電装置及びこの除電装置を適用した画像形成装置 | |
US4935754A (en) | Electrophoretic recording apparatus | |
JPH04161356A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3518524B2 (ja) | 電気泳動型画像形成方法 | |
US6227655B1 (en) | DEP (direct electrostatic printing) device maintaining a constant distance between printhead structure and toner delivery means | |
JP2000347507A (ja) | 現像装置 | |
JPH0528378B2 (ja) | ||
JPS62290552A (ja) | 直接記録装置 | |
JPH0326524Y2 (ja) | ||
JPH03209482A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0353227Y2 (ja) |