JPS62261654A - 自動チヨ−ク装置の二段完爆機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関用気化器のチョーク弁開度を機関暖
機状態に応じて、適正に制御するためのチョーク弁制御
装置に関し、殊に二段完爆機構の改良に関する。

〔従来の技術〕

実開６０−１５９５６．実ｒＡ５４−１７７４２１　、
特開５４−６０６２６号公報等で知られる従来技術は二
段切換制御用ばねが内蔵されコネクチングロッドがケー
スをガイドとして摺動する構造であり、チョーク弁の開
度を制御するために調整機端が設けられている。

かかる構造は調整が非常にやりにくいこと、ぼるの挫く
つによる荷重変化があること、ロッド摺動のつりクショ
ンがあること、全体的に部品が重く振動変化が大きいな
どの欠点について配慮されていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は二段切換用の圧縮ばねの挫くつにより荷
爪特性が変る。ダイヤフラムロッドとガイドのＮ擦、コ
ネクチングロッド接合部のがたなどによりチョーク弁開
度が変化し易く、またコネクチングロッドは一般に鋼板
をプレスで成型したもの或いはφ３〜φ４の軟鋼棒が使
われているが重量が重いためエンジンの振動で連結部が
摩耗し易くチョーク弁開度の経時変化が大きい欠点があ
る。

本発明の目的は、ばね荷重を安定化させ、接合部のがた
をなくし、更に部品の軽量化をはかり常に安定したチョ
ーク弁開度を得るものである。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 上記目的は、二段切換制御用のばねを圧縮ばねから引張
りばねにしダイヤフラムロッドとチョークレバーとの間
に設け、更にコネクチングロッドを剛性のあるピアノ線
又はステンレス線等の針金で構成し両端をフック状に折
曲げその部分には樹脂製のグロメットを設けたものとし
大巾に軽量化することにより達成される。

〔作用〕

二段切換用のばぬを引張りばねにし、チョークレバーと
ダイヤフラムロッドとの間にセットするためコネクチン
グロッド連接部の遊びは一定方向に集約されるためダイ
ヤフラムのストロークが正確チョークレバーに伝えられ
所定のチョーク弁開度が得られる。

チョークレバーに設けられた複数個の小穴を設けること
により部品精度のばらつきによるばね力の誤差は吸収す
ることができる。

コネクチングロッドは剛性のある細い線を使っているた
め大巾に軽量化されエンジン振動による連結部の摩耗を
少なくすることができ常に安定したチョーク弁開度を得
ることができる。

〔実施例〕

本発明を説明する前に従来技術の実施例を第１図、第２
図、第３図により説明する。

第１図は完爆機構の部分図で、ダイヤフラム１はガイド
２と一体になりダイヤフラムチャンバ３にばね４と内蔵
されている。

ダイヤフラムロッド５は二段切換バネ６に抗してケース
２内を可動する。

チョークレバー７はチョークシャフト８を軸にした遊合
し、コネクチングロッド９を介してダイヤフラムロッド
５と接続している。

チョーク弁１０はチョークシャフト８に固定されている
。導管１１は絞弁下流の吸入負圧をダイヤフラムチャン
バ３に伝えるものである。

第２図はコネクチングロッド９の連結部を示す断面図で
ピン１２．１２’　を軸にしてグロメット１３．１３’
　を介して接続されている。

第３図はチョーク弁１０の開度特性図でエンジンの要求
混合比からり−ン側限界ａ、リッチ側限界す、従来技術
のチョーク弁開度特性のばらつき範囲Ｃ，Ｑ’　、本発
明のチョーク弁開度特性のばらつき範囲ｄ、ｄ’　を示
す。

従来技術の構造においては二段切換ばね６のばらつき及
びダイヤフラムロッド５とガイド２の摺動摩擦、コネク
チングロッド９の遊びなどがダイヤフラム１のストロー
クを正しくチョーク弁開度α°として伝達しない欠点が
ある。

このため、チョーク弁開度特性のばらつきが多く開きの
大きいものはリーン限界ａに近づき運転障害が発生し、
逆に開きの小さいものはリッチ限界すに近づき点火プラ
グの汚損、燃費の浪費、有害排出ガスの増加などの欠点
が生ずる。

本発明はかかる弊害を除去するもので実施例の側面図を
図４に示す。

ダイヤフラムロッド１４はダイヤフラム１と一体で、ば
ね１５をかける穴１６を設けている。

チョークレバー１８にはバネ１５をかける複数個の穴１
９を設けている。ダイヤフラムロッド１４とチョークレ
バー１８はコネクチングロッド２０で連動している。

第５１！ｌは本発明の平面図でサーモスタットカバー２
１にはヒーター２２とバイメタル２３が設けてありバイ
メタル２３の一端はチョークシャフト８に固定されたレ
バー２４と接し温度の低いときはバイメタル２３が収縮
しそのばね力でチョーク弁１０を閉じる力が作用する。

チョークシャフト８に固定されたピン２５はチョークレ
バー１８の調節アーム２６と連動しチョーク弁１０を開
く。

第６図はコネクチングロッド２０の連動部の詳細を示す
。

コネクチングロッド２０の両端にはグロメット２７、グ
ロメット２８が設けてあり、グロメット２７には長溝２
９を設はピン１２との間に隙間ｅを設けている。スラス
トワッシャ３０．３０’はグロメット２７．２８の摺動
を円滑にするものである。

低温時エンジンを始動した場合、エンジンの吸入負圧が
ダイヤフラム１が吸引されストロークｆだけ移動しチョ
ークレバー１８を回動してチョーク弁１０を開く。ばね
１５の反力はバイメタル２３の反力との関係で設計され
、バイメタル２３の反力が強い状態のときはばね１５が
たわみ隙間ｅだけチョーク弁１０の開きが小さくなる。

エンジンの暖機が進むにつれてバイメタル２３がヒータ
ー２２で加熱され伸びチョーク弁１０を閉じようとする
反力が小さくなる６ 成る時点でばね１６の反力が優り、隙間ｅがなくなりチ
ョーク弁１０の開きが大きくなり二段完爆開度となる。

完爆開度の微調整はβで行い、一段と二段の差はｅで決
る。グロメット２７．２８部の遊びばばね１５で吸収す
る。ばね１５の反力の調節は穴１９の位置で補正し得る
。

第７図はコネクチングロッド２ｏの詳細図でピアノ線又
はステンレス線など剛性のある細線を両端とも長溝２９
及び穴３１を囲むように曲げたフック３２．３３を夫々
樹脂のグロメット２７゜２８で一体成型したものである
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、エンジンの暖機に応じた完爆開度のば
らつき巾を小さくできるので低温時の混合比リーンによ
る運転障害の防止とリッチによる点火プラグ汚損防止に
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術の完爆機構、第２図はそのコネクチン
グロッド連結部を示し、第３図は従来技術と本発明の完
爆特性図、第４図は本発明実施例の側面図、第５図は平
面図、第６図はコネクチングロッドの連動部の詳細を示
し、第７図はコネクチングロッドの構造を示す図である
。 １・・・ダイヤフラム、２・・・ガイド、３・・・ダイ
ヤフラムチャンバ、４・・・ばわ、５・・・ダイヤフラ
ムロッド、６・・・二段切換ばね、７・・・チョークレ
バー、８・・・チョークシャフト、９・・・コネクチン
グロッド、１０・・・チョーク弁、１１・・・導管、１
２．１２’　・・・ピン−１３，１３’・・・グロメッ
ト、１４・・・ダイヤフラムロッド、１５・・・ばね、
１６・・・穴、１８・・・チョークレバー、１９・・・
穴、２０・・・コネクチングロッド、２１・・・サーモ
スタットカバー、２２・・・ヒーター、２３・・・バイ
メタル、２４・・・レバー、２５・・・ピン、２６・・
・５Ｊ節アーム、２７・・・グロメット、２８・・・グ
ロメット、２９・・・長溝、３０．３０’・・・スラス
トワッシャ、３１・・・穴、３２．３３・・・フック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、バイメタルの変位によりチョーク弁の開閉を行うと
   ともに機関の吸入負圧で作動するダイヤフラムとチョー
   ク弁と連動するチョークレバーの間にバネを介し、バイ
   メタルとばねの開閉力の差でチョーク弁開度を二段に制
   御する完爆補正装置において、ダイヤフラムロッドとチ
   ョークレバーとの間にチョーク弁の二段切換を制御する
   引張りバネを設け、ダイヤフラムの動きをチョークレバ
   ーに伝えるコネクチングロッドを剛性の高い針金で形成
   すると共に、その両端をフック状に曲げその部分を樹脂
   で成型したグロメットとしたことを特徴とする自動チョ
   ーク装置の二段完爆機構。