JPS6226048A - 超音波診断用接触媒質 - Google Patents

超音波診断用接触媒質

Info

Publication number
JPS6226048A
JPS6226048A JP16573585A JP16573585A JPS6226048A JP S6226048 A JPS6226048 A JP S6226048A JP 16573585 A JP16573585 A JP 16573585A JP 16573585 A JP16573585 A JP 16573585A JP S6226048 A JPS6226048 A JP S6226048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
couplant
subject
probe
body surface
diagnosis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16573585A
Other languages
English (en)
Inventor
金子 長雄
和田 守叶
斉藤 史郎
本多 博樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16573585A priority Critical patent/JPS6226048A/ja
Publication of JPS6226048A publication Critical patent/JPS6226048A/ja
Priority to US07/230,867 priority patent/US4886068A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超音波診断の際に用いる接触媒質に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
超音波診断法とは、被検者の体表に超音波探触子を接触
せしめ、この探触子から超音波を体内に放射し体内から
の反射波を受波することにより、体内組織の異常の有無
や血流の脈動等を診断する方法であり、現在広く医療機
関等で用いられている。
この方法では、被検者体表と探触子との間に超音波の減
衰や異常反射を防止するための接触媒質が必要である。
この接触媒質としては、例えば水。
動植物油、グリセリンや天然もしくは合成高分子物質の
水溶液などがあげられ、これらを溶液状。
ゲル状もしくはシート状にして用いている。そして上記
接触媒質を被検者体表に直接塗布するかあるいはゲル状
やシート状のものは被検者体表1こ直接貼付することに
より、体表と探触子間に空隙が生じないようにして使用
される。このようにこれら接触媒質は、被検者体表に直
接塗布もしくは貼付されるものであ・す、被検者に不快
感を与えたり、皮膚などへ影響を及ぼさないことが必要
杷あり、かつ診断後において接触媒質の除去が容易であ
ることが要求される。
しかしながら一般に水や動植物油などの溶液状接触媒質
では、超音波透過性lこ劣ったり、さらに被検者体表に
おいてベトつきを呈し不感法を与えたり、また皮膚の脂
肪のために塗布した接触媒質が均一な層を形成しにくく
、塗布ムラを生じるなどの問題がある。また動植物油や
クリセリン、エチレングリコールなどでは、接触媒質の
ベトつきによる被検者の不快感に加え、診断後における
接触媒質の除去に手数がかかりこの点でも被検者の不快
感を助長する問題がある。
一方ゲル状もしくはシート状からなる接触媒質を被検者
体表に貼付する場合には、超音波の透過性が必ずしも充
分ではなく、超音波の減衰や体表もしくは探触子との接
触部分からの反射が多いなどの問題を抱えている。また
この方法は、例えば乳腺、甲状腺などの超音波診断部位
では、被検者の湾曲部分が多く、体表とシート状接触媒
質との密着性が充分ではないという問題がある。
このため乳腺、甲状腺をはじめとする湾曲部分や手術後
の縫合部位等の凸凹部分における超、音波診断では、被
検者体表と探触子との接触を良くするために、例えば探
触子の部分に脱気水などを充填した氷袋を用いたり、ゴ
ムもしくはプラスチック製の氷袋に探触子を挿入しこれ
を診断部位に接触せしめる方法がとられている。しかし
ながらこの場合においても被検者体表と氷袋とを完全に
密着させて気泡を取り込んだりすることがないようにす
る必要があり、やはり被検者体表と氷袋等との間に接触
媒質が用いられるため、前述したような従来の接触媒質
の有する問題の解決にはいたらなかった。
この他にも、これまでの接触媒質では濡れ性。
すべり性等の面で必ずしも最適な性質を写しているとは
いいがたく、これらの問題を解決した接触媒質が望まれ
ていた。また超音波診断法は、不特定多数の被検者を対
象に診断を実施するが、この場合けっして被検者の伝染
性疾患を他の被検者に伝染させないことが重要である。
そのため通常超音波診断法では、被検者ごとに被検者と
直接接触する部位を滅菌もしくは殺菌した探触子を用い
ることが望ましいが、作業性や探触子のコスト等を考え
れば現状ではかなり困難である。特に超音波診断法は簡
便でかつ被検者に対し苦痛を伴なわないため広く用いら
れており、集団検診等に適用されるが、このような場合
では特に前述の1回の検査毎の探触子の滅菌、殺菌作業
はその必要性が非常に高いにもかかわらず大きな困難性
を伴なっていた。
「発明の目的〕 本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので
、超音波透過性にすぐれ、かつ被検者や探触子との濡れ
性を大幅に改善し、しかも接触媒質によるベトつきによ
る不快感を解消した超音波接触媒質を提供するこさを目
的とする。
〔発明の試散〕
本発明者らは、上述した目的に対して種々検討した結果
、広く用いられているエチルアルコール溶液に着目し、
該エチルアルコール溶液にシリコーン系オイルを含有せ
しめることによりベトつきに対する被検者の不快感を低
減せしめ、しかも被検者の皮膚脂肪により従来接触媒質
の塗布ムラや皮膚表面からのはじきをなくし、体表面と
探触子の密着性を大幅に向上できることを見い出した。
すなわち本発明の超音波診断用接触媒質はエチルアルコ
ール溶液中に、前記エチルアルコール溶液に可溶もしく
は一部可溶なシリコーン系オイルを含有してなることを
特徴とする。このエチルアルコール溶液に可溶もしくは
一部可溶のシリコーン系を含有させることにより、ムラ
なく体表面に塗布することが可能になり、また接触媒質
を塗布した被検者体表と探触子とのすべりが極めてスム
ースになって、探触子の移動に伴う気泡のだき込みも防
止される。
さらに本発明の接触媒質に消毒用作用を有するエチルア
ルコール浴液を用いることにより、被検者体表もしくは
探触子に該媒質を塗布あるいは接触する際に、滅菌、殺
菌効果がなされるので、極めて衛生的であるばかりでな
く、超音波診断による簡便なる集団検診も可能となるの
で好ましい。
本発明に用いられるエチルアルコール溶液は、−” 般
1c x −f−/L/ 7 /l/コールと水等を混
合した混合アルコール溶液を総称し、限定されるもので
はないが、消毒作用を有するものが特に好ましい。
本発明に含有せしめるシリコーン系オイルは、上記エチ
ルアルコール溶液に可溶もしくは一部可今 溶であれば良く、環状ポリジメプルシロキサン。
高級脂肪酸変性シロキサン、ポリオキシアルキレン共重
合体ポリシロキサン、アミン変性シロキサンなどのシリ
コーン系オイルなどの中から選択され、単独もしくは混
合して用いても良い。これらシリコーン系オイルは、接
触媒質の粘度、濡れ性。
すべり性lこ加え発泡性、使用後の除去性などを勘案し
て選択すれば良い。
本発明に係る超音波診断用接触媒質に用いるシリコーン
系オイルがエチルアルコール溶液に可溶もしくは一部可
溶な状態とは、上述のシリコーン系オイルが完全に相溶
(可溶)もしくは沈澱物が出来ない状態であり、安定し
て分散白濁(一部可溶)している状態を示す。またこの
シリコーン系オイルの添加量は、そのシリコーン系オイ
ルがエチルアルコール溶液に添加されてなる接触媒質の
うち、75重量−〜0.1重量%特に50重量%〜1重
量%の範囲内の割合であることが良好な効果を得るため
にも好ましい、これはシリコーン系オイルの割合が75
重量%を越えると、接触媒質は被検者体表でベトつきを
呈し不快感を与えやすく、また消毒作用を有するエチル
アルコール溶液を用いた場合には、そのエチルアルコー
ル溶液の滅菌。
殺菌効果が低下するなどのおそれがあるからである。一
方シリコーン系オイルが0.1重i−1より少ない場合
は、接触媒質の粘度が低く、被検者体表での均一な層の
形成に困難を伴ないやすく、がっ探触子との密着性をそ
こなう恐れがあるからである。
本発明の接触媒質は、被検者の診断部位によっては、粘
度が低すぎて均一な接触媒質層を形成しにくい場合もあ
る。即ち乳腺、甲状腺などの超音波診断時には、被検者
体表の湾曲が著しく流動等によって接触媒質が流延する
ことも考えられるが、この場合には例えばグリセリン、
エチレングリエールや天然もしくは合成高分子などから
なる増粘剤を適宜添加することにより接触媒質の粘度を
高めて用いることができる。さらに必要により、防腐剤
2着色剤、芳香剤などを添加混合して用いても良い。
〔発明の効果〕
本発明の接触媒質は、超音波の減衰が極めて少なく透過
性にすぐれているため幅広い条件下での超音波診断を特
徴とする特に被検者体表と探触子あるいは氷袋材質など
との濡れ性が良好であり、例えば被検者の皮膚脂肪によ
る接触媒質の塗りムラやはじきをなくし、毛根部分での
気泡も除去でき均一な接触媒質層を形成することができ
る。さらにこの媒質は、被検者体表と探触子とのスベリ
が良く、探触子の移動もスムースである。
さら1こ本発明の接触媒質は、グリセリン単独で用いた
場合等に比較してベトつきは極めて少なく、かつ診断後
の除去が求めて簡単であることがら、該媒質の使用によ
り被検者の不快感を解消することができる。また該媒質
は、被検者に対しては無害であり、安全lこ医療用に用
いることができる。
さらlこは本発明の接触媒質に、消毒作用を有するエチ
ルアルコール溶液を用いると、被検者ならびに探触子へ
の滅菌、殺菌効果により極めて衛生的であるばかりでな
く超音波診断の集団検診を容易に行なうことができる。
〔発明の実施例〕
以下実施側番こより本発明を説明する。
実施例1〜4 日本薬局方消毒用エタノール(丸石製薬株式会社製)1
00gにシリコーン系オイル(東芝シリコーン製)を添
加し第1表に示す接触媒質を得た。
この接触媒質及び従来からの日本薬局方グリセリン(保
栄薬工業製)2日本系局方オリーブ油(告田裂薬■R)
よりなる接触媒質を比較例として用い、乳腺の超音波診
断を実施した。使用した装置は、乳腺、甲状腺用超音波
診断装置R(東芝%SAL−35A)である。この装置
はビニール製氷袋を用い、被検者の診断部位に接触媒質
を介して該氷袋をあて、氷袋中の探触子をアーク状に移
動せしめて乳腺組織の超音波診断を行うものである。
第  1  表 上記結果からも明らかな如く、本発明の超音波診断用接
触媒質は被検者の使用感、超音波診断像。
作業性などの面ですぐれていることがわかる。
実施例5 実施例1〜4で用いたのと同様の消毒用エタノール10
0gに対し、ポリオキシアルキレン共重合体ポリシロキ
サン、シリコーン系オイル(T S I”4440)2
00 g、グリセリン100 g、更に消泡剤としてシ
リコーン系消泡剤(東芝シリコーン製TSA737)0
.1 gを加え超音波診断用接触媒質を調製した。
この接触媒質と比較例(商品名アクアソニック。
HPg)とを用い、超音波診断装置(東芝製5AL−5
OA)により腹部の状態を観察したところ、本発明例は
、体表と接触媒質との境界線は狭く鮮明な超音波画像が
得られた。また該装置の探触子を移動しても探触子はス
ムースに移動することができ、探触子の移動に伴って気
泡を取り込むことがなく、被検者は使用に際して不快感
を示さなかった。
これに対し、比較例の接触媒質は、粘度が極めて高く、
探触子を2〜3回移動することにより体表と探触子との
境界にて気泡が入りやすく、超音波画像の低下がみられ
た。
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同    竹 花 喜久男

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチルアルコール溶液中に、前記エチルアルコー
    ル溶液に可溶もしくは一部可溶なシリコーン系オイルを
    含有してなることを特徴とする超音波診断用接触媒質。
  2. (2)シリコーン系オイルが環状ポリジメチルシロキサ
    ン、高級脂肪酸変性シロキサン、ポリオキシアルキレン
    共重合体ポリシロキサン、アミノ変性シロキサンの中よ
    り選択されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の超音波診断用接触媒質。
  3. (3)エチルアルコール溶液が消毒作用を有しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項のい
    ずれかに記載の超音波診断用接触媒質。
JP16573585A 1985-07-29 1985-07-29 超音波診断用接触媒質 Pending JPS6226048A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16573585A JPS6226048A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 超音波診断用接触媒質
US07/230,867 US4886068A (en) 1985-07-29 1988-08-11 Ultrasonic coupling agent

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16573585A JPS6226048A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 超音波診断用接触媒質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6226048A true JPS6226048A (ja) 1987-02-04

Family

ID=15818079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16573585A Pending JPS6226048A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 超音波診断用接触媒質

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6226048A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4886068A (en) Ultrasonic coupling agent
US11744548B2 (en) Ultrashteld devices and methods for use in ultrasonic procedures
US8961936B2 (en) Ultrasonography using time- and temperature-sensitive variable adhesion coupling gels
US6039694A (en) Coupling sheath for ultrasound transducers
US6846291B2 (en) Production of lubricious coating on adhesive hydrogels
EP2415487B1 (en) An ultrasonic couplant composition
DK2488211T3 (en) A composition and method for medical imaging of the body cavities
JPS5982838A (ja) 超音波診断装置用探触子の接触媒体
JPS6226048A (ja) 超音波診断用接触媒質
JP6298449B2 (ja) 超音波接触流動体
CN110694081A (zh) 一种温敏自固化抑菌型医用超声耦合剂的制备方法
KR102137820B1 (ko) 근골격계 초음파 검사용 겔패드
JPS6226049A (ja) 超音波診断用接触媒質
US20220160330A1 (en) Wetting for use in prolonged imaging procedures
CN109675068A (zh) 一种具有消毒功能的医用超声耦合剂及其制备方法
CN219846620U (zh) 厚度及长度可调的适形性医用超声导声垫
WO2023049171A1 (en) Hydrogel couplant sleeve for use with intraoral ultrasonic imaging probe
CN106994186A (zh) 医用超声波诊断仪专用水凝胶耦合垫
RU2477998C2 (ru) Универсальная контактная среда
JPS62291561A (ja) 超音波検査用接触媒質
CN115177748A (zh) 碘佛醇在制备体表造影剂中的应用和体表造影剂
EA042057B1 (ru) Универсальная контактная среда для аппаратной косметологии и терапии и способ ее получения
CN116472311A (zh) 接触介质
Petty Vascular delay and muscle perfusion measurement: comparison of a new surgical technique and a new clinical instrument