JPS6225789Y2 - - Google Patents

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JPS6225789Y2
JPS6225789Y2 JP1983055359U JP5535983U JPS6225789Y2 JP S6225789 Y2 JPS6225789 Y2 JP S6225789Y2 JP 1983055359 U JP1983055359 U JP 1983055359U JP 5535983 U JP5535983 U JP 5535983U JP S6225789 Y2 JPS6225789 Y2 JP S6225789Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案はコンピユータ端末用CRT等の表示装
置に用いられる入力装置に関し、特に押圧ペン等
でパネル表面(入力面)を押圧した際に、押圧位
置を検出するようにしたタツチ式の入力装置に係
るものである。
従来この種の装置においては、メンブレンスイ
ツチを構成する電極接触式、光源と光センサとを
組合せて光路上の障害物の座標を検出する光マト
リクス式、タツチ圧力を検出する圧力式、或いは
パネル面の表面波の伝播時間から座標を検出する
表面弾性波式など種々の方式が提案されている。
これらの中で電極接触式は、他の方式に比べて構
成が簡単で低コストである。しかし従来の電極接
触式の座標入力装置は、Ag,Pd等の金属薄膜又
はIn2O3などの酸化金属薄膜を所定広さに蒸着、
或いはスパツタリングした透明プラスチツクフイ
ルムを用いたメンブレン(薄膜)タイプのキーボ
ードスイツチであるため、接触抵抗が高くなりが
ちで、且つ機械的に弱いため、歩留りが悪く、寿
命も短いという欠点があつた。また上記薄膜電極
として合成樹脂中に導電性金属の微粉末を分散さ
せたものがあるが、金属粉末の分散度合が均一で
なく、正確な座標検出ができない場合があるとと
もに、強度的にも充分ではなかつた。
このため、抵抗層を塗布した絶縁シートと、抵
抗層を塗付した絶縁シートもしくはシート状の導
電体をスペーサとなる絶縁体を介して対向させ、
上下の抵抗体もしくは抵抗体と導電体との押圧接
触箇所に対応したX方向電位並びにY方向電位に
よつて、座標を検出するようにして、機械的強度
と信頼性とを高めた入力装置が開発されつつあ
る。
この開発中の入力装置には、不感領域のある第
1のタイプと、不感領域のない第2のタイプとが
ある。即ち、第1のタイプとしては、例えば上下
の抵抗層間に格子形状等の絶縁スペーサを配した
ものがあるが、格子状の絶縁スペーサで形成され
る孔部がそれぞれ検出点となるため、製造技術上
0.8mm×0.6mm程度の分解能が限界となつていた。
従つて、この入力装置では現在0.2mm程度の分解
能が要るとされる漢字入力用には用いることがで
きない。しかし、反面この第1のタイプは構造が
簡易で製造容易、且つ安価という利点がある。一
方、上記第2のタイプとして、例えば上下の抵抗
層の間にゲル状物質をスペーサとして充填したも
のが本願出願人によつて特願昭57〜156808号とし
て提案されたが、第1のタイプに比して比較的高
価である上、大面積の入力面をもつ入力装置に用
いれば、A/Dコンバータのビツト数を増大させ
ねば不感領域がないというその特性を生かしきれ
ない。
本願考案は上記の点に鑑み成されたもので、そ
の目的とするところは、通常の入力と高精度の入
力とが選択的に可能で、且つ、製品価格を押上げ
ることのない入力装置を提供することにある。
本願考案は上記目的と達成するために、押圧箇
所に対応したX方向電位並びにY方向電位を検出
するようにした第1の入力装置と第2の入力装置
とを備え、上記第1の入力装置の入力面を第2の
入力装置の入力面よりも大面積と成すと共に、第
1の入力装置の単位面積当りの検知箇所を第2の
入力装置の単位面積当りの検知箇所よりも粗とな
し、前記両入力装置から得られる検出電位を共通
のA/Dコンバータで処理するようにしたことを
特徴とする。
以下に本考案の詳細を図示した1実施例によつ
て説明する。
第1図は、手書き文字、図形等を入力するタブ
レツト、デイジタイザ等と呼称される入力装置の
平面図を示しており、大面積の入力面をもち不感
領域のある第1の入力装置Aと、小面積の入力面
をもち不感領域のない第2の入力装置Bとが一体
に組込まれている。なお、24は押圧ペン載置用
のペン置き溝である。
前記第1の入力装置は、例えば本願出願人が実
願昭57〜100118号として提案したように、第2図
〜第7図の如き構造を採つている。
即ち、基板1の上にはポリイミドフイルムから
なる略正方形の第1の絶縁シート2が載置され、
この絶縁シート2の上にはカーボンその他の導電
材料を適当に混合した導電塗料からなる第1の抵
抗層3が均一に塗布されており、抵抗層3のX軸
方向の端部(正方形の相対向する一対の辺部)に
は第3図に示す如くターミナルリード4が形成さ
れている。このターミナルリード4は抵抗層3上
にAg,Cu等の金属導電膜にて形成された電極
で、図のように端子が外部に導出され、両端部に
所定の電圧が印加されるようになつている。
この第1の抵抗層3の上には更に微小絶縁突起
5がマトリクス状に一体成形されている。この微
小絶縁突起5の形成は、第4図a,bに示すよう
に、まず前記抵抗層3を塗布した絶縁シート2の
上にフオトレジスト5aを形成し、これにマスク
5bをかけて露光する。次にマスク5b及び不要
なフオトレジスト5aをエツチングにより除去
し、第4図bに示す如くの微小絶縁突起5とする
のである。この微小絶縁突起5の大きさ、形状は
必要に応じて適宜選択することができるが、第5
図a,bに示す如く、円柱状、格子状等とするの
が望ましく、突出部分あるいは凹み部分が抵抗層
3の全体に対してマトリクス状となるように配列
されていれば良い。
前記微小絶縁突起5の上には第2の絶縁シート
6が載置される。第2の絶縁シート6は第6図に
示す如く第1の絶縁シート2と全く同様で、下面
には第2の抵抗層7を一面に均一に塗布して形成
し、両端には第2のターミナルリード8を有して
いる。そしてこの第2の絶縁シート6はその抵抗
層7が第1の抵抗層3と対向し、かつ第2のター
ミナルリード8が第1のターミナルリード4に対
し交差するように、言い換えれば第1のターミナ
ルリード4がX軸方向に、第2のターミナルリー
ド8がこれと直交するY軸方向に配列されるよう
に、前記微小絶縁突起5の上に固定されている。
そして前記第2の絶縁シート6の上面は更に可
撓性の絶縁保護シート9によつて被覆される。
この様な入力装置においては、まずX軸方向の
ターミナルリード4間及び、Y軸方向のターミナ
ルリード8間に所定の電圧を印加しておく。印加
の方法は、上記両ターミナルリード4,8に対し
一定の電圧をスキヤンさせて加え、X軸方向、Y
軸方向での検出信号に時間的ずれを与えるように
する。
そこで第7図に示すような先細の押圧ペン10
により絶縁保護シート9上の一点Pを押圧する
と、絶縁保護シート9、第2の絶縁シート6とと
もに第2の抵抗層7が下方に押圧され、微小絶縁
突起5間の第1、第2の抵抗層3,7が接触す
る。これにより押圧ポイントPのX軸方向、Y軸
方向の電位が、第1、第2の抵抗層3,7でスキ
ヤンされている電圧に対してそれぞれ検出され、
押圧ポイントPがX軸、Y軸の2軸座標に対し認
識される。
一方、前記第2の入力装置は、前述した特願昭
57〜156808号のように不感領域のない入力装置に
して形成され、第8図及び第9図の如き構成を採
つている。
即ち、第8,9図において、基板11の上に
は、透明なポリエステルのベースフイルム12a
上に酸化インジウム、酸化スズ系の透明な抵抗層
12bを積層した電極12が載置され、この抵抗
層12bの両端には第1の入力装置Aと同様に
Ag,Cu等の金属にて形成されたターミナルリー
ドが設けられている。
前記抵抗層12bの上にはシリコン、エポキシ
樹脂等の透明な電気絶縁性材料からなるゲル状物
質17が閉じ込められ、このゲル状物質17を介
して上部の電極14が載置される。この上部の電
極14は下部の電極12と同様で、ポリエステル
のベースフイルム14a上に抵抗層14bを積層
したもので、その抵抗層14bはゲル状物質17
側を向いており、両端に形成したターミナル電極
14cは、ターミナル電極12cと直交する方向
に位置している。そしてこの上部電極14の上面
は透明で可撓性のある保護シート15でおおわれ
ている。
前記ゲル状物質17は、シリコンあるいはエポ
キシ樹脂の溶液にゲル促進剤を混合したものを、
下部電極12の抵抗層12b上に塗布し、これを
70℃〜100℃程度の温度でゲル化させたもので、
透明であるとともに適度の流動性を維持してお
り、抵抗層12b上にシート材(図示せず)によ
つて閉じ込められているものである。
今、この様な入力装置の保護シート15上を押
圧ペン10にて押圧すると、第9図に示す如く押
圧された部分のゲル状物質17が周囲へ移動し、
抵抗層12bと14bとが接触し、押圧ポイント
Pが、抵抗層12b及び14bからの電圧検出に
より検知されるのである。
この際、前記ゲル状物質17は上部電極14と
下部電極12の間隔を定めるスペーサとして機能
するとともに、押圧ペン10の押圧時には流動
し、抵抗層12bと14bとを接触可能とし、か
つ押圧力を除けば自動的に元位置に復帰する作用
をそなえている。
上述した第1の入力装置A並びに第2の入力装
置Bからの検出電位(X方向電位並びにY方向電
位)は、第10図に示すごとく共通のA/Dコン
バータ20に入力され、コード化信号とされて後
段の変換処理回路21で入力面の相違に基づく変
換処理を施こされた後、リードインすべき回路、
例えばレジスタ22に取込まれる。そして、レジ
スタ22からの出力を適宜変換処理してCRTの
表示駆動回路に入力して所望の図形、文字を表示
させるようになつている。上記変換処理回路21
は、変換指令回路23によつて制御され、例えば
第1の入力装置Aの入力面全体とCRTの表示面
全体とが1対1に対応している場合、第1の入力
装置Aの押圧に引続き第2の入力装置Bが押圧さ
れると、第1の入力装置Aの最新の押圧箇所の、
例えば近傍右横に対応したCRT上の一部の所定
表示面積のみを、第2の入力装置Bの入力面全体
と1対1に対応させるようになつている。従つ
て、第1の入力装置Aで図形や簡単な符号等を素
早く入力した後、例えば第2の入力装置Bによつ
て漢字を入力すれば、CRT上には、例えば図形
の終端入力箇所右横に、所定の大きさで漢字が表
示できるようになつている。また、これに引続き
第1の入力装置Aを押圧すると、変換指令回路2
3はこれを検出して第1の入力装置Aの入力面全
体とCRT表示面全体とを1対1に対応させるべ
く、変換処理回路21を制御するようになつてい
る。
上記実施例においては、第2の入力装置Bの押
圧によつて第2の入力装置Bに見合つた変換処理
を施こすようになつているが、例えば、別設の入
力切換スイツチを設けても良く、又、第1の入力
装置の所定箇所にこの切換スイツチ機能をもたせ
ても良く、或いは又、第1、第2の入力装置への
所定パターンの入力によつて変換処理の切換えを
行なうことも可能である。なお、A/Dコンバー
タ20のビツト数は、第1の入力装置Aの分解能
を必要十分カバーする程度が望ましく、第2の入
力装置Bの入力面が第1の入力装置Aの入力面に
比して十分小さければ小さい程、共通のA/Dコ
ンバータを用いても、第2の入力装置Bを高精
度・高分解能の入力装置として用いることができ
る。
以上詳述したように本考案によれば、通常の入
力による図形等の迅速入力と、高精度の入力によ
る複雑な図形の入力が選択的に入力可能な、安価
で効率的な入力装置が提供でき、その実用的価値
は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本考案の1実施例に係り、第1図
は入力装置全体の平面図、第2図〜第7図は第1
の入力装置を示し、第2図は部分断面図、第3図
は第1の絶縁シートの上面図、第4図は微小絶縁
突起の製造工程を示しaは露光工程、bはエツチ
ング後を示す断面図、第5図は絶縁シートの部分
斜視図でaは柱状の微小絶縁突起の例、bは格子
状の突起の例を示す斜視図、第6図は第2の絶縁
シートの上面図、第7図は入力装置の動作時を示
す断面図、第8図及び第9図は第2の入力装置を
示し、第8図は非動作状態の部分断面図、第9図
は動作状態の部分断面図、第10図はブロツク図
である。 A……第1の入力装置、B……第2の入力装
置、1……基板、3……抵抗層、5……微小絶縁
突起、7……抵抗層、10……押圧ペン、11…
…基板、12b,14b……抵抗層、17……ゲ
ル状物質、20……A/Dコンバータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押圧箇所に対応したX方向電位、並びにY方向
    電位を検出するようにした第1の入力装置と第2
    の入力装置とを備え、上記第1の入力装置の入力
    面を第2の入力装置の入力面よりも大面積と成す
    と共に、第1の入力装置の単位面積当りの検知箇
    所を第2の入力装置の単位面積当りの検知箇所よ
    りも粗となし、前記両入力装置から得られる検出
    電位を共通のA/Dコンバータで処理するように
    したことを特徴とする入力装置。
JP1983055359U 1983-04-15 1983-04-15 入力装置 Granted JPS59169641U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983055359U JPS59169641U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 入力装置

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JP1983055359U JPS59169641U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 入力装置

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Publication Number Publication Date
JPS59169641U JPS59169641U (ja) 1984-11-13
JPS6225789Y2 true JPS6225789Y2 (ja) 1987-07-01

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JP1983055359U Granted JPS59169641U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 入力装置

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