JPS62256633A - 炭素繊維強化引抜成形棒 - Google Patents

炭素繊維強化引抜成形棒

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Publication number
JPS62256633A
JPS62256633A JP61100454A JP10045486A JPS62256633A JP S62256633 A JPS62256633 A JP S62256633A JP 61100454 A JP61100454 A JP 61100454A JP 10045486 A JP10045486 A JP 10045486A JP S62256633 A JPS62256633 A JP S62256633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
filament bundle
twisted
sizing agent
straightness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61100454A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Maeda
豊 前田
Masayoshi Furui
古井 正吉
Tadanori Yoshioka
吉岡 直範
Takaaki Nakagawa
中川 高彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP61100454A priority Critical patent/JPS62256633A/ja
Publication of JPS62256633A publication Critical patent/JPS62256633A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は釣竿の穂先、ラジコンカー用車軸、各種支持棒
、バネ材、ロボット部品等各種産業用途に使用し得る炭
素繊維強化引抜成形棒に関する。
〔従来の技術〕
炭素繊維を強化材とする引抜成形棒は従来各種用途に使
用されているが、その軽量、高剛性の特性を利用して、
テーパー状に研削し、釣竿の穂先として好んで使用され
ている。釣竿の穂先は、研削後の真直度が商品価値を決
める上で極めて重要な要素であり、従来の引抜成形法で
得られたものは必ずしも良好な真直性能を与えていなか
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、真直度を向上するため種々の検討を行っ
た結果、炭素繊維の存在形態が引抜成形棒の真直度や強
度、剛性に大きな影響を与えることを見出した。特にテ
ーパー状研削後に高度な真直性と強度を得る炭素繊維引
抜成形棒を得るべく検討を行った結果、サイジング剤付
着量が0.5 wt%以上の無撚の炭素繊維フィラメン
トとマトリックス樹脂からなる引抜成形物では、製品内
部においてフィラメントの形態が安定せず糸のゆらぎ発
生等のため真直度の高い製品を高歩留りで得ることが困
難である他、サイジング剤がマトリックス樹脂と炭素繊
維の境界に存在するため充分な強度を得難いのに対し、
サイジング剤を一定量以下に除去した撚糸された炭素繊
維を用いることにより、真直度と強度が共に向上するこ
とを見出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本発明の要旨は、少くとも50重量%以上が炭素繊
維からなる強化繊維フィラメント束とこれを結合するマ
トリックス樹脂からなる引抜成形棒に於いて、サイジン
グ剤付着量が0.3wt%以下に調節された炭素繊維フ
ィラメント束を使用したことを特徴とする繊維強化引抜
成形棒にあり、好適には少くとも50重t%以上が炭素
繊維からなる強化繊維フィラメント束は撚糸されている
ことが好ましい。
本発明においてサイジング剤付着量をQ、3wt%以下
に調節した有撚の炭素繊維フィラメント束な使用するこ
とにより、成形張力をかけた時、フィラメント束が円断
面を形作って収束し、糸の成形物中での整列が行われ、
且つ樹脂の含浸性も向上し、サイジング剤の多い無撚の
フィラメント束を使用する場合に比し、成形物の断面構
造がマクロ的に均質化し、成形物の真直度及びテーパー
研削後の真直度が向上する。また炭素繊維に付着するサ
イジング剤が低減されることにより、マトリックス樹脂
と炭素繊維間の結合が強化され、成形品の強度、剛性の
向上が図れるものと考えられる。
尚、本発明において炭素繊維フィラメント束のサイジン
グ剤量をコントロールする方法としては、(1)炭素繊
維の焼成段階においてサイジング剤の付着レベルを低位
にコントロールする方法と、(210,5〜5 wt%
のサイジング剤の付着された糸を、かせ又は穴あきボビ
ンに捲きつけ、サイジング剤の溶剤や熱水で抽出する方
法をとることが出来る。
本発明で使用する炭素繊維フィラメント束は好ましくは
撚りピッチ(L)と見掛繊維直径(D)の比(L/D)
=10〜1000の範囲にあるSもしくは2の一方向撚
糸又はこれらの下撚糸を複数本集束して、2もしくはS
方向の上撚をかけた多重撚糸フィラメント束を使用する
この際フィラメント束が製品断面内に於いて中心対称多
層構造を形成するように配列されると特性をより高度に
発揮させることが出来る。
こび場合Sもしくは2撚糸したものを適宜中心層と周辺
層に分割して中心対称多層構造を形I#−F六、′Pシ
ー 凱Aいは由、fl、層f−雪白下撚フイラメント束
な複数重合せて逆方向に撚った多重撚糸フィラメント束
を配置し、周辺層にSもしくは2方向撚りフィラメント
束を配置させることは好ましいことである。
本発明において使用される強化繊維は、例えば引張強度
200 ’n/mx’以上、引張弾性率19ton/I
m”以上の炭素繊維を単独又は主構成材料として使用し
、必要に応じてガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊
維、gic繊維、スチール繊維等を併用することが出来
る。
マトリックス樹脂は不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性
樹脂又はポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート
、pps、pgs。
PEEK等の熱可塑性樹脂を使用することが出来る。
又、必要に応じて1〜10 wt%の割合で炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、テフロン等の粉末やガラス
繊維、炭素繊維のミルドファイバー等を充填剤として併
用することが出来る。
本発明に於いて引抜成形棒を製造するには、例えば炭素
fR維フィラメント束をマトリックス樹脂液に含浸し、
過剰樹脂を絞りつつデリバリ−ガイドを通して強化繊維
の配列を決め、成形加熱ダイスを通し、2段グリップ方
式又は無限軌道方式の引抜機構を通して硬化と同時に賦
型な行う方法が行われる。
尚、本発明において研削後の真直度を高度に得るために
素材棒の段階で600n当りの中央歪みが0.6朋以下
であることが望ましい。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
「先端振れ10」以内の合格率」は、1000韮長の引
抜成形棒の元部を把持し、これを一回転させて先端の振
れを測定し、先端振れ直径がIoms以下に入る割合を
合格率とする。
実施例1 引張強度350 J/mx2、引張弾性率24 ton
/ll112、フィラメント径約7μの炭素繊維フィラ
メントが6000本収束されたエポキシ樹脂系サイジン
グ剤の付着量約0.7 wt%の炭素繊維フィラメント
束な穴あきプラスチックボビンに撚糸しつつ捲き取り、
熱水中に浸漬することによりサイジング剤付着量0.1
 wt%、撚係数100のS撚炭素繊維フィラメント束
を得た。
この炭素繊維フィラメント束をビニルエステル樹脂配合
物に含浸させ、デリバリ−ガイドを通し、中心層と周辺
層に分割して加熱ダイスに導入し、グリッパ−引抜機構
により引抜くことによって直径約3*1Lの炭素繊維強
化引抜成形棒を得た。その断面構成は第1図イに示す通
りであった。本成形品は600鶴長当りの中央部歪み量
が平均0.30 yixと良好な真直性を示し、長さ約
1000mmの素材を先端径0.7龍、元部2.8翼翼
の太さに研削した時の先端振れ10+m以内の合格率は
85%であり、素材曲げ強度は185に9/mtx”で
あった。真直度、強度、魚信感度の優れた釣竿穂先とし
て好適であった。
比較例1〜2 実施例1における炭素繊維として、サイジング剤を除去
する前の無撚及び有撚のフィラメント束を用いる他は実
施例1と同様にして引抜成形棒を成形したところ、素材
の500m当りの中央部歪みがそれぞれ0.40mx、
0.35Bであり、長さ約1000y+zの素材を先端
径0.7m。
元部2.8龍の太さに研削したところ、先端振れ10s
i以内の合格率はそれぞれ40%、70%であった。
素材の曲げ強度は無撚フィラメント束使いで182に9
7m”、有撚フィラメント東使いで178に9/m鵞で
あった。
無撚フィラメント束からなる成形棒の断面は第1図口の
ようであった。
実施例2 ポリアクリロニトリル系プリカーサ−を焼成して炭素繊
維を製造するに当り、サイジング剤付着量を0,1wt
%以下にコントロールして付着せしめた引張強度350
 kF//mx”、引張弾性率30t On /龍2、
フィラメント径約7μの炭素繊維フィラメントが600
0本集束された中弾性炭素繊維フィラメント束な得た。
このフィラメント束をチーズから横引出し方式により、
L/Dが約300のS撚糸と2撚糸とし、これらを対に
して引き揃えながら、実施例1と同様にして引抜成形を
行い、600+z当りの素材歪み量が平均0.4flの
引抜成形棒を得た。
本成形棒を約1000ut長、先端径0.7 I!x 
元部2.8 rtrxの太さに研削したところ、先端振
れ10fim以内の合格率92%の真直度、強度、魚信
感度の優れた釣竿の穂先が得られた。
実施例3 実施例1におけるサイズ剤を除去したS撚り炭素繊維を
3本合せて同撚数Z撚りを行い、3子撚糸を得た。
実施例2におけるサイジング剤レベルを低下せしめた中
弾性炭素繊維をS、z対になるよう撚りをかゆながら引
抜成形棒の周辺構造を形成し、中心に上記3子撚糸を配
置することにより素材の真直度レベル0.25s+m/
 600+rxの引抜成形棒を得た。
この引抜成形棒を長さ約1000+m、先端径0.7 
m 、元部2.8 muのテーパー状研削物としたとこ
ろ、先端去れ量10隨以内の合格率98%と云う真直度
、強度の優れた釣竿穂先が得られた。
実施例4 実施例3と同様の方法により、引抜成形棒を構成する中
心層及び周辺層の材料を変更することにより、繊維体積
含有率的60%、直径約3.0罪の引抜成形棒を得た。
その特性は第1表に示す通りであった。
第  1  表 〔効果〕 本発明の引抜成形棒は、研削後の真直度の高い中実引抜
成形棒が得られ、引抜成形と云う高生産性成形手段が産
業界で有効に活用し得るようになり、各種産業用途に好
ましく使用される。
テーパー状に研削を行ったものは釣竿用穂先として特に
有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図イは有撚フィラメント束を使用した本発明の引抜
成形棒の中心対称多層構造断面例を示し、口は無撚糸を
使用した場合の多層構造断面例を各示す。 肴 1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも50重量%以上が炭素繊維からなる強化繊
    維フィラメント束とこれを結合するマトリックス樹脂か
    らなる引抜成形棒に於いて、サイジング剤付着量が0.
    3wt%以下に調節された炭素繊維フィラメント束を使
    用したことを特徴とする炭素繊維強化引抜成形棒。 2、強化繊維フィラメント束が撚糸されたものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の成形棒。 3、撚糸された強化繊維フィラメント束が、撚りピッチ
    (L)と見掛繊維直径(D)の比(L/D)=10〜1
    000の一方向撚糸フィラメント束、又はこれらの下撚
    糸を複数本集束してZもしくはS方向撚を施した多重撚
    糸フィラメント束であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の成形棒。 4、強化繊維フィラメント束が中心対称多層構造を形成
    するよう配列されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の成形棒。
JP61100454A 1986-04-30 1986-04-30 炭素繊維強化引抜成形棒 Pending JPS62256633A (ja)

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JPS62256633A true JPS62256633A (ja) 1987-11-09

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ID=14274361

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JP61100454A Pending JPS62256633A (ja) 1986-04-30 1986-04-30 炭素繊維強化引抜成形棒

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020162421A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 宇部エクシモ株式会社 海苔養殖用支柱、及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020162421A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 宇部エクシモ株式会社 海苔養殖用支柱、及びその製造方法

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