JPS62255306A - 固液混合物の脱水、搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、海底堆積物、河川堆積物、産業廃棄物、化学
工業中間生成物、食品工業中間生成物等の固液混合物を
、脱水しながら搬送する装置に関する。

〈従来技術〉 従来、水分を多く含む中性の産業廃棄物等は、これを自
然乾燥させたのち固形化等の廃棄処理を行っていたため
、処理に長時間を要した。

また、被搬送物中の水分を滴下させるための空隙をもつ
コンベアも存在するが、構造が複雑であって高価であっ
た。

〈発明の目的〉 本発明は、汚泥、スラッジ等を連続濾過しながら搬送す
ることにより、短時間で水分を脱落させて、固体酸物の
みを残して搬送する装置を提供しようする。本発明はこ
のような固液混合物の脱水、搬送装置をきわめて簡単な
構成で安価に提供することをも目的としている。

〈発明の構成〉 本発明の固液混合物の脱水、搬送装置は、並行する案内
溝が多数条形成された第１及び第２のロータと、その第
１のロータの一端の第１の溝から上記第２のロータの一
端の第１の溝に係り、次に、上記第１のロータの第２の
溝から上記第２のロータの第２の溝に係り、同様にして
順次ロータの一端から他端へ推移してゆく、所定の断面
形状を有する可撓性の１本の長尺物と、上記第１又は第
２のロータの他端の溝から上記第１のロータの第１の溝
へ上記長尺物を案内する案内手段を有することにより特
徴づけられる。

〈作用〉 線材やベルト等の可撓性の長尺物が第１及び第２のロー
タの一端から他端まで一面に張られて、この長尺物の集
合がコンベアを構成している。被搬送物中の水分は長尺
物の隙間から滴下するから、被搬送物は運搬中に脱水さ
れ、乾燥させ易い状態になる。

〈実施例〉 第１図に本発明の基本的な実施例を示し、第２図にその
横断面図を示す。第１のロータ１は第２図に示すように
一端ＩＡから他端ＩＢに至るまで多数条の案内溝が並行
に形成されている。第２のロータ２も第１のロータと同
様に多数条の案内溝が並行に形成されている。所定の断
面形状を有する可撓性長尺物、例えば、線材３の始点３
Ａは、第１のロータ１の第１の溝１ａから始まり、第２
のロータ２の第１の溝に至る第１の往路を構成し、ここ
で、１８０°回転して第１のロータ１の第２のｍ１ｂま
で帰り、ここて再び１８０°回転して第２のロータ２の
第２の溝に至るまでの第２の往路を構成し、同様にして
第１のロータ１と第２のロータ２の間を一端から他端ま
で順次推移してゆき、最後に第２のロータ２の最終の溝
から第１のロータ１の最終の溝までの帰路を構成したの
ち終点３Ｂとなる。始点３Ａと終点３Ｂの間には、終点
の線材を始点へ戻すため、２組のプーリー４゜５より成
る案内手段が設けられている。このプーリー４．５には
、線材に張力を与えるための矢印Ｆｌ、Ｆ２で示す向き
の張力付与装置、例えば重錘、つるまきばね等が設けら
れている。線材３は例えばステンレス鋼、カーボン、ワ
イヤー、ローブのように、抗張力と耐蝕性に富む材料に
より構成される。第１のロータ１と第２のロータ２の間
には適宜、中間ロータ６を設けることができる。

第１のロータ１、第２のロータ２及びすべての中間ロー
タは矢印で示すように同方向へ回転駆動される。従って
、ロータの溝に係合している線材３はすべて同一速度で
同一方向へ進む。そのため、第１のロータ１の近傍の往
路始端から第２の白−タ２の近傍の往路終端へ向って被
搬送物が搬送される。

第３図に本発明の他の実施例の側面図を示し、第４図に
横断面図を示す。この実施例はコンベアを構成する下側
の組１ｏと、被搬送物を抑えて脱水を促進させるための
上側の組２ｏより構成されている。下側の組１０は、第
１のロータ１１、第２のロータ１２．２組の中間ロータ
１３．１４、案内手段１５、及び１本の線材１６より構
成される。上側の組２０は、第１のロータ２１、第２の
ロータ２２．３組の中間ロータ２３．２４．２５、案内
手段２６、及び１本の線材２７より構成される。例えば
下側の組の中間ロータ１３は、第４図に示すように線材
を案内する溝が密に刻まれているが、下側の組に係る線
材１６は例えば奇数番目の溝に掛り、上側の組に係る線
材２７が偶数番目の溝に掛っている。上側の組の線材２
７は被搬送物が投入されたときその厚み分だけ上方へ弾
力的に変位する。

第５図に本発明の更に他の実施例の斜視図を示す。この
実施例が第１図のものと相違する点は、第２のロータ３
２の後方に第３のロータ３３を設けて往路終点を延長さ
せ、この第３のロータ３３には間引かれた線材３４掛け
ていることである。

この間引きは、例えば第１．第４．第７−・・の往路線
材が第３のロータ３３まで延長され、残りの往路線材は
第２のロータ３２で１８０°回転して帰路に戻される。

第１のロータ３１は帰路のすべての線材を往路へ返す、
第２のロータ３２と第３のロータ３３の間の線材の間隙
に、被搬送物を線材から持ち上げるための、例えば櫛状
物を設けて、被搬送物の取り出しを容易にすることがで
きる。

本発明の更に他の変形実施例として、第１図又は第５図
に示した装置の往路上方に、金網、ローラ、ブラシ付き
ロータ等を設けて被搬送物を抑えるようにしてもよい。

以上の各実施例においては、可撓性の長尺物として線材
を用いたが、この長尺物の断面形状は任意であって、例
えば第６図に要部斜視図を、第７図にそのロータ１′の
正面拡大図を示すように、平ベルト３′を用いることが
できる。この場合、例えば案内用プーリ４’、５’と第
１のロータ１′との間において、平ベルト３′を約９０
°捩ることによって、その案内をスムーズに行うことが
できる。この平ベルト３′を用いるときには、その両端
の接合が容易で、かつ、接合強度を上げることができて
好都合である。平ベルト３′の寸法は、例えば幅２０１
．厚さ０．５１程度のものが用いられる。材質としては
皮１合成樹脂、金属、金属および合成樹脂の複合材等、
任意のものを使用することができる。

本発明装置の後段等に赤外線乾燥機、熱風乾燥機等を併
設することもでき、また、圧延ロール等を設けて乾燥物
をシート状で取出すこともできる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、汚泥等の水分を多量に含んだ固液混合
物を迅速かつ簡単に脱水し、しかも断水しながら所定の
場所へ搬送することができるつまた、線材や平ベルト等
の所定断面の可撓性の１本の長尺物をローラに巻きつけ
る簡単な構成のため、人里離れた辺地においても安価に
設置することができ、分解撤去作業も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例を示す斜視図、第２図はそのロー
タ１の正面拡大図である。第３図は本発明の他の実施例
を示す側面図、第４図はその要部縦断面図である。第５
図は本発明の更に他の実施例を示す斜視図である。第６
図は本発明のまた更に他の実施例の要部斜視図で、第７
図はそのロータｌ′の正面拡大図である。 １．１１．２１．３１．１′−第１のロータ２．１２，
２２．３２−第２のロータ ３．１６，２７．３４・−・線材 ３′−平ベルト ４．５．４’、５’・−案内手段用プーリ特許出願人　
　　森　山　　正　夫 代　理　人　　　弁理士　西１）新 ゛ゝへＱ・′

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）並行する案内溝が多数条形成された第１及び第２
   のロータと、その第１のロータの一端の第１の溝から上
   記第２のロータの一端の第１の溝に係り、次に、上記第
   １のロータの第２の溝から上記第２のロータの第２の溝
   に係り、同様にして順次ロータの一端から他端へ推移し
   てゆく、所定の断面形状を有する可撓性の１本の長尺物
   と、上記第１又は第２のロータの他端の溝から上記第１
   のロータの第１の溝へ上記長尺物を案内する案内手段を
   有する、固液混合物の脱水、搬送装置。
2. （２）上記第１及び第２のロータ並びに上記案内手段が
   各２組設けられ、一方の組の長尺物の間に他方の組の長
   尺物が介在するよう構成された、特許請求の範囲第１項
   記載の固液混合物の脱水、搬送装置。