JPS6225435Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6225435Y2
JPS6225435Y2 JP1980110894U JP11089480U JPS6225435Y2 JP S6225435 Y2 JPS6225435 Y2 JP S6225435Y2 JP 1980110894 U JP1980110894 U JP 1980110894U JP 11089480 U JP11089480 U JP 11089480U JP S6225435 Y2 JPS6225435 Y2 JP S6225435Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
hydraulic
valve
regulating valve
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980110894U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5733396U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980110894U priority Critical patent/JPS6225435Y2/ja
Publication of JPS5733396U publication Critical patent/JPS5733396U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6225435Y2 publication Critical patent/JPS6225435Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、舶用減速逆転機において、前・後進
の切換えを行なう油圧クラツチ部に作動油を送
り、併せて各機構部へ潤滑油を送るようにした油
圧調整装置に関する。
第1図は、この種の減速逆転機における作動油
の供給回路を示しており、作動油ポンプ1によつ
て汲み上げられた作動油は、切換弁2へ送られ、
この切換弁2へ送られる作動油は、一旦減圧弁3
へ送られた後再び切換弁2へ入る。切換弁2で
は、前進・後進及び中立の3種の切換えが行なわ
れ、前進及び後進時には、夫々油圧クラツチ部の
前進又は後進作動筒4,5へ送られて、前進又は
後進動力が伝達される。また、中立時には、各作
動筒4,5に作動油は供給されず、切換弁2から
そのままドレンへ排出される。また、減圧弁3
は、トローリングと通常航走の切換えを行なうも
ので、トローリング時においては、この減圧弁3
より切換弁2へ送り出される油圧はトローリング
用の低圧に設定され、したがつて、この低圧作動
油が各作動筒4,5へ送られて、油圧クラツチ機
構部を半クラツチ状態に保持し、船体を微速航走
させる。一方、作動油ポンプ1から切換弁2まで
の途中には、一次調圧弁6が設けられており、切
換弁2へ送られる作動油圧は、常にこの一次調圧
弁6によつて調圧された一定圧が送られるととも
に、該一次調圧弁6より排出される排出油は、オ
イルクーラ7、二次調圧弁8、油濾し器9を介
し、減速逆転機の各潤滑部へ送られて潤滑油に使
用される構造となつている。
上記の回路構成において、作動油ポンプ1から
の作動油は、上述の如く、一次調圧弁6により、
通常航走時に必要な作動油圧に調圧されて切換弁
へ送られるが、この作動油圧は、中立時、トロー
リング時、前・後進時の如何に拘らず常に一定で
あり、そのためそのように高い作動油圧を必要と
しない中立時及びトローリング時においては、こ
のようにして送られた作動油の全部又は大部分を
ドレンへ排出している。それ故、この従来の装置
においては、中立時及びトローリング時には、無
駄な作動油圧を供給することとなつてポンプ駆動
のために動力を損失し、また、同様に供給圧力が
高くドレン排出量が多いため、オイルクーラを通
過する潤滑油量が減少して油温が上昇し、このた
め大容量の油ポンプ或いはオイルクーラが必要と
なる欠点があつた。
本考案は、上記従来の欠点を解消せんとするも
ので、第1図の如く、切換弁2から一次調圧弁6
に至る背圧回路10を構成し、これによつて、中
立時及びトローリング時には、一次調圧弁に背圧
を作用しないか若しくは極めて小さくして切換弁
側に供給される作動油圧を低くすると共に、各潤
滑部側への油の逃げ量を大きくし、他方、前・後
進時には、背圧が作用するようにして切換弁への
供給圧を大きくすることを目的とする。
以下、本考案の構成を一実施例を示す図面に基
づいて説明すると、第2図において、2は切換
弁、3は、該切換弁に一体に連結した減圧弁であ
る。切換弁2は、主として切換弁ケース11、切
換弁本体12、切換レバー13とからなり、内部
に油圧室14を有する円筒形の切換弁本体12
は、切換弁ケース11内の切換弁室15へ回動自
在に挿入され、該ケース11より突出する切換弁
本体12の操作ロツド41に、切換レバー13が
取付けられ、該切換レバー13の操作によつて切
換弁本体12を回動させるようになつている。前
記作動油ポンプ1からの作動油は、ケース11に
設けた油路16を通つて一旦減圧弁3に入り、該
減圧弁3から別の油路17を通つて、切換弁本体
12の油圧室14に入る。減圧弁3は、トローリ
ングレバー18の操作によつて、トローリング時
の減圧を行なうもので、トローリング時において
は、この減圧弁3において低い油圧に調節され、
低圧の作動油が油圧室14へ供給される。
次に、上記切換弁2の詳細な構造を第3図に基
づいて説明する。
第3図で示すように、切換弁ケース11には、
前記切換弁室15より外方へ向けて、前進作動筒
4への前進作動油路19、後進作動筒5への後進
作動油路20、ドレン油路21、及びこれらの油
路19,20,21の反対側に背圧供給油路22
が夫々形成されている。一方、この切換弁室15
に挿入される切換弁本体12の外周の一ケ所には
円周方向の油溝23が形成され、この油溝23
は、前進作動油路19とドレン油路21、後進作
動油路20とドレン油路21、及び、両前・後進
作動油路19,20とドレン油路21の3方向を
選択的に連通するようになつている。この油溝2
3の反対側には、油圧室14より切換弁本体12
外部へ通ずる前進作動油供給孔24と、後進作動
油供給孔25とが穿設されて、夫々前進作動油路
19又は後進作動油路20へ連通できるようにな
つている。そして、本実施例においては、更に、
これら油溝23及び作動油供給孔24,25に加
えて、該作動油供給孔24,25よりも小径の2
個の背圧供給孔26a,26bが、同じく油圧室
14より外部へ貫通して穿設され、これらの背圧
供給孔26a,26bは前進作動油供給孔24を
前進作動油路19へ連通させたときは図の右側の
背圧供給孔26bが背圧供給油路22へ連通し、
第3図Cの如く、後進作動油供給孔25と後進作
動油路20を連通させたときは、もう1つの左側
の背圧供給孔26aが背圧供給油路22へ連通
し、前・後進いずれの場合でも、油圧室14から
背圧供給油路22へ油圧が供給されるようになつ
ている。
そこで、この背圧供給油路22より背圧を供給
される一次調圧弁6の構造について説明すると、
第4図において、27は調圧弁ケースであり、こ
の調圧弁ケース27内には、調圧弁室28が形成
されるとともに、作動油ポンプ1からの作動油が
この調圧弁ケース27内から調圧弁室28の端部
へ入るようにした入口通路29と、同じく、この
調圧弁室28より、前記オイルクーラ7から各潤
滑部へ油圧を供給する出口通路30とを有してい
る。31は、調圧弁室28の上記入口通路側端部
に摺動自在に挿入した調圧弁本体であり、この調
圧弁本体31が摺動することによつて、入口通路
29から出口通路30に至る通路を開閉するが、
調圧弁本体31が完全に閉路方向へ摺動した場合
でも、入口通路29と出口通路30とは若干の隙
間によつて連通するようになつている。他方、こ
の調圧弁本体31の反対側には、同じく調圧弁室
28内にもう1つの弁、即ち背圧弁32が摺動自
在に挿入され、図示していないがこの背圧弁32
に背面側の背圧室33が前記背圧供給油路22に
通じて、油圧が供給されるようになつている。3
4は、これら調圧弁本体31と背圧弁32との間
に介装した調圧弁バネ、35は、調圧弁室28の
段部36と背圧弁32との間に介装した背圧弁バ
ネであり、背圧弁32に油圧が供給されると、こ
の背圧弁32が背圧弁バネ35の力に抗して調圧
弁31側に摺動して、調圧弁バネ34のバネ圧を
増大させる。
なお、37は、背圧弁32の外側において調圧
弁ケース27に取付けたケース蓋、38は該ケー
ス蓋37に形成したガイド孔で、背圧弁32の背
面に形成した突起39がこのガイド孔38内へ摺
動自在に挿入され、他方、ケース蓋37外側から
は調整ボルト40が螺合されている。
上記の構成に基づいて作用を説明すると、ま
ず、切換レバー13を操作して前進位置にする
と、第3図Aの如く、後進作動油路20とドレン
油路21とが溝23により連通して、後進作動筒
5の作動油を排出させるとともに、前進作動油供
給孔24と前進作動油路19とが連通して、前進
作動筒4へ作動油が供給されて、減速逆転機が前
進状態となる。それと同時に、一方の背圧供給孔
26bが背圧供給油路22と連通し、油圧室14
からの作動油が背圧室33へ送られる。そのた
め、背圧弁32は、背圧弁バネ35の力に抗して
調圧弁本体31側へ摺動し、調圧弁バネ34のバ
ネ圧を増大させるから、入口通路29より入つた
作動油圧によつてはこの調圧弁本体31は弁開方
向へ摺動せず、したがつて、作動油はこの場合の
僅かの隙間によつてのみ出口通路30側へ流れて
各潤滑部へ送られるとともに、前記切換弁2側即
ち前進作動筒4へは、前進時に必要な高い作動油
圧が送られる。
次に、切換弁本体12を中立位置にすると、第
3図Bの如く、前・後進作動油路19,20とド
レン油路21とが伴に連通して、前・後進作動筒
4,5の作動油が排出されるが、この場合は、両
背圧供給孔26a,26bは、いずれも背圧供給
油路22に連通していないから、背圧室33には
背圧を供給されず、背圧弁32は調圧弁本体31
側へは摺動しない。したがつて、この中立状態に
おいては、調圧弁バネ34のバネ圧が低く、それ
故、入口通路29より入つた作動油は、この調圧
弁本体31を調圧弁バネ34の力に抗して摺動さ
せるから弁開面積が大となり、各潤滑部へ送られ
る油量が増大するとともに、切換弁2側へ送られ
る作動油圧が低く保たれる。例えば、この中立時
における作動油圧は、前進時の作動油圧が20Kg/
cm2であるとすれば10Kg/cm2に設定される。
第3図Cは、後進状態を示しており、後進作動
筒5へ作動油が供給されるとともに、前進時と同
じく、もう一方に背圧供給孔26aが背圧供給油
路22に連通して、背圧室に油圧が供給され、同
様に、各潤滑部へは少量の潤滑油が、切換弁2側
へは高い作動油圧が供給される。
最後に、トローリングについて説明すると、前
述したようにトローリング時においては、前進に
おいては第3図Aの前進状態と、後進時において
は第3図Cの後進状態と同じであるが、減圧弁3
により低く設定された油圧が切換弁2へ供給され
て、一方の作動筒4,5へ送られ、これによつて
半クラツチ状態となり、トローリングを行なう。
そして、トローリング時においても、当然背圧室
33へ油圧が供給されるが、トローリング時の油
圧は例えば1〜3Kg/cm2程度であり、かつ、背圧
弁バネ35は、この程度の油圧ではほとんど圧縮
されないか全く圧縮されないような力に設定され
ており、したがつて、この場合の調圧弁バネ34
のバネ圧はほとんど増大しないか又は全く増大せ
ず、中立時と同様に、弁開面積が大となつて各潤
滑部へ大量の潤滑油が供給され、切換弁2側への
供給圧は低くなる。
本考案は以上の通りであり、このように本考案
においては、前・後進時には背圧が作用して、調
圧弁のバネ圧を増大させ、これによつて潤滑部側
への油量が少なくなり、必要な作動油圧が切換弁
側へ送られるが、中立時においては、背圧が作用
せず、したがつて、切換弁側へ供給される油圧は
低くなるとともに、潤滑部への油量が増大するか
ら、無駄な作動油を供給することによるポンプ損
失馬力が減少し、かつ、切換弁からのドレン排出
量が減少することによつて、油温の上昇が少な
く、かつ、潤滑部側にオイルクーラを設けた場
合、該オイルクーラへの流量も増大して冷却効率
が増し、そのためオイルクーラの容量を小さくで
きる利点がある。また、このような作用はトロー
リング時においても同じで、トローリング時に
は、減圧弁によつて低く減圧された作動油が供給
され、この低圧作動油が背圧弁へ供給されたとし
ても、バネ圧は殆ど増大しないか全く増大しない
から、中立時と同様に潤滑部側への流量が増大
し、逆転機への流量を減少させるから、上記中立
時と同様の作用が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は舶用減速逆転機の油圧回路を示すブロ
ツク図、第2図は切換弁と減圧弁部の一部縦断面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
一次調圧弁の縦断面図である。 1……作動油ポンプ、2……切換弁、3……減
圧弁、6……一次調圧弁、12……切換弁本体、
22……背圧供給油路、26a,26b……背圧
供給孔、31……調圧弁本体、32……背圧弁、
34……調圧弁バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動油ポンプからの作動油を、切換弁を介して
    減速逆転機の前・後進クラツチへ選択的に供給
    し、前記作動油ポンプからの切換弁への途中に調
    圧弁を設け、この調圧弁より排出される潤滑油を
    各潤滑部へ供給するようにし、更に、上記切換弁
    へ供給する油圧を低圧に設定操作できるトローリ
    ング用の減圧弁を設けた油圧供給回路において、
    上記調圧弁は、調圧弁バネにより附勢されて、作
    動油ポンプ側から前記各潤滑部への通路を、作動
    油圧と調圧弁バネのバネ圧とのバランスによつて
    開閉する調圧弁本体と、その背面に供給される油
    圧により移動して前記調圧弁バネのバネ圧を調整
    する背圧弁とから構成するとともに、前記切換弁
    には、前・後進時にのみ連通して前記減圧弁非操
    作時には通常の作動油圧を減圧弁操作時には該減
    圧弁によつて設定された低圧の圧油を流す背圧供
    給用通路を形成し、前記の調圧弁バネは、前記減
    圧弁によつて設定された低圧の油圧によつてバネ
    圧をほとんど増大されることのないバネ力とした
    ことを特徴とする舶用減速逆転機の油圧調整装
    置。
JP1980110894U 1980-08-04 1980-08-04 Expired JPS6225435Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980110894U JPS6225435Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980110894U JPS6225435Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5733396U JPS5733396U (ja) 1982-02-22
JPS6225435Y2 true JPS6225435Y2 (ja) 1987-06-29

Family

ID=29472020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980110894U Expired JPS6225435Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6225435Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5569296B2 (ja) * 2010-09-24 2014-08-13 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 油圧開放弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4519455Y1 (ja) * 1965-06-25 1970-08-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524435Y2 (ja) * 1975-12-16 1980-06-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4519455Y1 (ja) * 1965-06-25 1970-08-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5733396U (ja) 1982-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4520625A (en) Hydraulic brake valve system
KR100932713B1 (ko) 조절 가능한 파워 트랜스미션 클러치 및 선박용 트랜스미션
JPS63179141A (ja) エンジンの油圧コントロ−ル装置
JPS6225435Y2 (ja)
US2782598A (en) Power transmission
US4258610A (en) Control apparatus for a hydraulic power consumer
US4246832A (en) Control arrangement for a hydraulic force transmission
US4787293A (en) Hydraulic system for working vehicles
JPS60121324A (ja) 舶用減速逆転機の油圧回路
SU1230906A1 (ru) Объединенна гидравлическа система рулевого управлени и дополнительного потребител на транспортном средстве (ее варианты)
JPS59103032A (ja) 油圧クラツチの圧力調整装置
US5000707A (en) Tilting device for marine propulsion unit
JPS6225545Y2 (ja)
JPS5841366Y2 (ja) 圧力制御装置
JPH0442607Y2 (ja)
JPS5847340Y2 (ja) 差圧駆動用複合弁
KR100354038B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 댐퍼 클러치 유압 제어 시스템
SU648154A1 (ru) Гидравлическое устройство дл управлени навесными сельскохоз йственными оруди ми
JPH0518530Y2 (ja)
JP2503579Y2 (ja) 産業車両の油圧装置
JPS63189799U (ja)
JPH0730480Y2 (ja) 舶用変速機の操作機構
JPH017857Y2 (ja)
JPS5821133B2 (ja) トラクタ又はロ−ダの走行装置用油圧制御回路
JPH076418B2 (ja) 内燃機関の圧縮比可変装置