JPS6225031Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一つのスタンドで譜面台スタンドと
マイクロホンスタンドを共用できるようにしたも
のである。

スタンドの上端に取り付けた譜面台の両側にマ
イクロホンハンガを取り付けたものは従来から使
用されているが、譜面台の楽譜または歌詞を見な
がら、マイクロホンに向つて楽器を演奏したり、
歌つたりする場合、上記のように譜面台とマイク
ロホンハンガとの位置関係が固定されているもの
では、マイクロホンに楽器または口を近付けると
楽譜または歌詞が見難くなるので、マイクロホン
を手に持つか、スタンドを２本使用しなければな
らない不便さがあり一人で２本のスタンドを使用
することは煩雑である。

この考案は上記のような欠点を解消するもので
以下添付図面に示す実施例について説明する。

伸縮自在の公知の支柱１の上端に譜面台２また
はマイクロホンハンガ３を取り付ける取付具４を
設ける。

締め付けネジ５で固定できる着脱自在の固定具
６を一端に設けたフレキシブルチユーブの自由端
に前記取付具４と同一の取付具７を設けた可撓支
持体８を、固定具６により支柱１の適所に固定す
る。

上記の取付具４または７は第３図に示すように
取付具４または７の取付片９を譜面台２またはマ
イクロホンハンガ３に設けた２枚の平行取付片１
０で挾み、取付片９，１０間に弾性板１１，１１
を介在させて締め付けネジ１２により適当に締め
付け、譜面台２またはマイクロホンハンガ３が締
め付けネジ１２を中心に回動し、弾性板１１，１
１の摩擦と弾性により締め付けネジを操作するこ
となく、そのまま調整位置で停止できるようにし
たもので弾性板１１は板バネ、ゴム板等が使用さ
れる。

以上の支柱１および支柱１に取り付けた可撓支
持体８の取付具４，７には、その一方に譜面台２
を、他の取付具にはマイクロホンハンガ３を止着
する。第１図は支柱１に譜面台２を、可撓支持体
８にマイクロホンハンガ３を取り付けたもの、第
２図は支柱１にマイクロホンハンガ３を取り付け
可撓支持体８に譜面台２を取り付けたものであ
る。

この考案によれば第１図の場合、支柱１上端に
取り付けた譜面台２は従来のスタンドと同様、上
下、傾斜自在であり、可撓支持体８に取り付けた
マイクロホンハンガ３も上下、左右、傾斜、自由
に調整できるので、譜面台２を最も見易い位置に
し、マイクロホンを楽器あるいは演奏者の口に近
付ける等、譜面台２とマイクロホンハンガ３を演
奏に最適の位置に調節できるので、マイクロホン
を手に持つたり、スタンドを２本使用するような
必要がなくなる。

また可撓支持体８は１本の支柱１に複数個取り
付け、複数の演奏者がそれぞれ自由な位置または
向きに調整して使用することも可能でスタンドの
使用数を節減できる外、可撓支持体８は従来のス
タンドにも簡単に取付け使用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので第１図、第
２図は使用状態の傾斜図、第３図Ａは譜面台また
はマイクロホンハンガの取付状態の側面図、同図
Ｂは同上の縦断正面図、第４図は可撓支持体の取
付状態の横断平面図である。 １……支柱、２……譜面台、３……マイクロホ
ンハンガ、４，７……取付具、６……固定具、８
……可撓支持体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 伸縮自在のスタンド支柱の任意の位置に固定で
   きる着脱自在の締め付け固定具を一端に設けたフ
   レキシブルチユーブの自由端と、スタンド支柱の
   上端とに、弾性板を挟んで締め付けネジで締め付
   け、譜面台またはマイクロホンハンガの傾斜を調
   整可能にした取付具を設け、一方の取付具に譜面
   台を、他方の取付具にマイクロホンハンガを取り
   付けることを特徴とする譜面台またはマイクロホ
   ンハンガのスタンド。