JPS62247961A - 4輪駆動車のブレ−キ制御装置 - Google Patents
4輪駆動車のブレ−キ制御装置Info
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- JPS62247961A JPS62247961A JP9154286A JP9154286A JPS62247961A JP S62247961 A JPS62247961 A JP S62247961A JP 9154286 A JP9154286 A JP 9154286A JP 9154286 A JP9154286 A JP 9154286A JP S62247961 A JPS62247961 A JP S62247961A
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- FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N benzyl N-[2-hydroxy-4-(3-oxomorpholin-4-yl)phenyl]carbamate Chemical compound OC1=C(NC(=O)OCC2=CC=CC=C2)C=CC(=C1)N1CCOCC1=O FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、4輪駆動状態と2輪駆動状態とを選択するこ
とができ、かつ、アンチスキッドブレーキシステムが装
備された4輪駆動車のブレーキ制御装置に関する。
とができ、かつ、アンチスキッドブレーキシステムが装
備された4輪駆動車のブレーキ制御装置に関する。
(従来の技術)
走行中の車両の車輪にブレーキ力が作用せしめられた場
合、車輪の路面に対するスリップ率が20%程度の値と
なる状態において車両に対するブレーキ力が最大となる
ことは、一般に知られているところである。そして、急
ブレーキ時等において車輪がロックされて路面に対する
スリップを生じた状態となり、車輪の路面に対するスリ
ップ率が20%を越えるものとなる場合には、車両の方
向安定性が損なわれるとともにブレーキ距離が比較的大
となってしまう。
合、車輪の路面に対するスリップ率が20%程度の値と
なる状態において車両に対するブレーキ力が最大となる
ことは、一般に知られているところである。そして、急
ブレーキ時等において車輪がロックされて路面に対する
スリップを生じた状態となり、車輪の路面に対するスリ
ップ率が20%を越えるものとなる場合には、車両の方
向安定性が損なわれるとともにブレーキ距離が比較的大
となってしまう。
このため、例えば、特開昭57−7747号公報にも記
載されている如く、前2輪もしくは後2輪が駆動輪とさ
れる2輪駆動車において、車輪の状態を常時監視し、車
輪と路面との間にスリップを生じた状態が検出される場
合には、車輪に作用するブレーキ油圧を自動的に調整し
て、車輪が路面に対して適正なスリップ率を維持するよ
うになす、所謂、アンチスキッドブレーキシステム(以
下、ABSという)が装備されたブレーキ装置が実用に
供されている。このようなABSが装備されたブレーキ
装置によれば、急ブレーキ時等においても、車両の方向
安定性が適正に保たれたもとで、ブレーキ距離の短縮が
図られることになる。
載されている如く、前2輪もしくは後2輪が駆動輪とさ
れる2輪駆動車において、車輪の状態を常時監視し、車
輪と路面との間にスリップを生じた状態が検出される場
合には、車輪に作用するブレーキ油圧を自動的に調整し
て、車輪が路面に対して適正なスリップ率を維持するよ
うになす、所謂、アンチスキッドブレーキシステム(以
下、ABSという)が装備されたブレーキ装置が実用に
供されている。このようなABSが装備されたブレーキ
装置によれば、急ブレーキ時等においても、車両の方向
安定性が適正に保たれたもとで、ブレーキ距離の短縮が
図られることになる。
(発明が解決しようとする問題点)
上述の如くのABSが装備されたブレーキ装置において
は、車輪と路面との間のスリップ率は、スリップを生じ
た車輪の周速度と車両の実際の走行速度(実車速)との
比較に基づいて検出されるものとされ、斯かる場合、実
車速は、通常、各車輪のうちの最も周速度が大であるも
の、即ち、スリップを生じていない車輪の周速度に基づ
いて算出されるものとされている。このため、前輪側及
び後輪側のトルク伝達経路が直結されることにより4つ
の前後輪が機械的に連結されて4つの前後輪全部が駆動
輪とされる状態をとることができる4拍駆動車に、上述
の如くのABSが装備されたブレーキ装置が採用される
場合には、4輪駆動状態にあっては4つの前後輪の夫々
と路面との間には同様のスリップが生じるものとなるた
め、4輪駆動状態での走行時に、スリップを生じた車輪
の周速度との比較が行われるべき実車速の測定が困難と
なって、車輪に作用するブレーキ力の適正な自動調整が
行われなくなる虞がある。
は、車輪と路面との間のスリップ率は、スリップを生じ
た車輪の周速度と車両の実際の走行速度(実車速)との
比較に基づいて検出されるものとされ、斯かる場合、実
車速は、通常、各車輪のうちの最も周速度が大であるも
の、即ち、スリップを生じていない車輪の周速度に基づ
いて算出されるものとされている。このため、前輪側及
び後輪側のトルク伝達経路が直結されることにより4つ
の前後輪が機械的に連結されて4つの前後輪全部が駆動
輪とされる状態をとることができる4拍駆動車に、上述
の如くのABSが装備されたブレーキ装置が採用される
場合には、4輪駆動状態にあっては4つの前後輪の夫々
と路面との間には同様のスリップが生じるものとなるた
め、4輪駆動状態での走行時に、スリップを生じた車輪
の周速度との比較が行われるべき実車速の測定が困難と
なって、車輪に作用するブレーキ力の適正な自動調整が
行われなくなる虞がある。
このため、4輪駆動車のブレーキ装置にABSを装備す
るにあたっては、例えば、ABSによるブレーキ力の制
御が必要とされる急ブレーキ時等において、4輪駆動状
態を強制的に2輪駆動状態に移行させて、スリップを生
じていない車輪の周速度に基づく実車速を算出し、算出
された実車速とスリップを生じた車輪の周速度との比較
によって車輪と路面との間のスリップ率を得、斯かるス
リップ率が適正な値を維持するものとなるように、AB
Sによるブレーキ力の自動調整を行う方策が考えられて
いる。
るにあたっては、例えば、ABSによるブレーキ力の制
御が必要とされる急ブレーキ時等において、4輪駆動状
態を強制的に2輪駆動状態に移行させて、スリップを生
じていない車輪の周速度に基づく実車速を算出し、算出
された実車速とスリップを生じた車輪の周速度との比較
によって車輪と路面との間のスリップ率を得、斯かるス
リップ率が適正な値を維持するものとなるように、AB
Sによるブレーキ力の自動調整を行う方策が考えられて
いる。
しかしながら、4輪駆動車において、急ブレーキ時の如
くのABSによるブレーキ装置の制御が必要とされる状
態を、種々のブレーキ操作の態様から正確に判断するこ
とは困難である。そのため、ABSによるブレーキWH
の制御が必要とされる急ブレーキ時以外の状態において
、不所望に4輪駆動状態から2輪駆動状態への移行が行
われてしまい、それに起因する切換ショックが発生する
ことになるという不都合がある。
くのABSによるブレーキ装置の制御が必要とされる状
態を、種々のブレーキ操作の態様から正確に判断するこ
とは困難である。そのため、ABSによるブレーキWH
の制御が必要とされる急ブレーキ時以外の状態において
、不所望に4輪駆動状態から2輪駆動状態への移行が行
われてしまい、それに起因する切換ショックが発生する
ことになるという不都合がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、4輪駆動状態と2輪駆動状
態とが選択的にとられるものとされる前輪及び後輪に対
してのブレーキ力の自動調整が必要とされる状態に関す
る判断が的確に行われ、それによって不所望な4輪駆動
状態から2輪駆動状態への移行が行われることに起因す
る切換ショックの発生が回避され、かつ、急ブレーキ時
における前輪及び後輪に対するブレーキ力の自動調整が
適正に行われるようにされた4輪駆動車のブレーキ制御
装置を提供することを目的とする。
態とが選択的にとられるものとされる前輪及び後輪に対
してのブレーキ力の自動調整が必要とされる状態に関す
る判断が的確に行われ、それによって不所望な4輪駆動
状態から2輪駆動状態への移行が行われることに起因す
る切換ショックの発生が回避され、かつ、急ブレーキ時
における前輪及び後輪に対するブレーキ力の自動調整が
適正に行われるようにされた4輪駆動車のブレーキ制御
装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上述の目的を達成すべく、本発明に係る4輪駆動車のブ
レーキ制御装置は、夫々に対するトルク伝達経路が機械
的に直結状態になる駆動直結状態とそれ以外の駆動非直
結状態とが選択的にとられる前輪及び後輪に作用するブ
レーキ力の自動調整゛を行うブレーキ力調整手段と、車
体の路面に対する移動速度を検出する対地車速検出手段
と、前輪及び後輪の周速度を検出する車輪速度検出手段
と、これら対地車速検出手段及び車輪速度検出手段の夫
々からの検出出力に基づいて前輪及び後輪の路面に対す
るスリップを検出する制御手段とを備えて構成され、制
御手段が、検出されたスリップのいずれかが所定以上と
なるときには前輪及び後輪に駆動非直結状態をとらせる
とともに、検出されたスリップに応じてブレーキ力調整
手段を作動させるものとされる。
レーキ制御装置は、夫々に対するトルク伝達経路が機械
的に直結状態になる駆動直結状態とそれ以外の駆動非直
結状態とが選択的にとられる前輪及び後輪に作用するブ
レーキ力の自動調整゛を行うブレーキ力調整手段と、車
体の路面に対する移動速度を検出する対地車速検出手段
と、前輪及び後輪の周速度を検出する車輪速度検出手段
と、これら対地車速検出手段及び車輪速度検出手段の夫
々からの検出出力に基づいて前輪及び後輪の路面に対す
るスリップを検出する制御手段とを備えて構成され、制
御手段が、検出されたスリップのいずれかが所定以上と
なるときには前輪及び後輪に駆動非直結状態をとらせる
とともに、検出されたスリップに応じてブレーキ力調整
手段を作動させるものとされる。
(作 用)
上述の如くに構成される本発明に係る4輪駆動車のブレ
ーキ制御装置においては、車両にブレーキ作用が及ぼさ
れるとき、制御手段により、前輪及び後輪と路面との間
のスリップを検出すべく、対地車速検出手段によって検
出される車体の路面に対する移動速度と車輪速度検出手
段によって検゛出される前輪及び後輪の周速度とが比較
される。
ーキ制御装置においては、車両にブレーキ作用が及ぼさ
れるとき、制御手段により、前輪及び後輪と路面との間
のスリップを検出すべく、対地車速検出手段によって検
出される車体の路面に対する移動速度と車輪速度検出手
段によって検゛出される前輪及び後輪の周速度とが比較
される。
そして、斯かる比較の結果、前輪及び後輪と路面との間
におけるスリップのいずれかが所定以上となる場合には
、制御手段によって、前輪及び後輪が駆動非直結状態を
とるものとされるとともに、ブレーキ力調整手段が検出
されたスリップに応じて作動する状態とされ、プレーキ
ノJ 1Jfl整手段による、駆動非直結状態とされた
前輪及び後輪に対するブレーキ力を適正に維持する自動
調整が行われる。
におけるスリップのいずれかが所定以上となる場合には
、制御手段によって、前輪及び後輪が駆動非直結状態を
とるものとされるとともに、ブレーキ力調整手段が検出
されたスリップに応じて作動する状態とされ、プレーキ
ノJ 1Jfl整手段による、駆動非直結状態とされた
前輪及び後輪に対するブレーキ力を適正に維持する自動
調整が行われる。
このようにされることにより、駆動直結状態及び駆動非
直結状態を選択できるようにされた4輪駆動車のブレー
キ時において、車輪に対するブレーキ力の自動調整が必
要であることが適正に判断されたもとで、前輪及び後輪
が駆動非直結状態をとるものとされ、駆動非直結状態と
された前輪及び後輪についての路面に対して適正なスリ
ップ率を維持するようになすブレーキ力の自動調整が行
われることになる。従って、車輪に対するブレーキ力の
自動調整を必要としない状態において、不所望な駆動直
結状態から駆動非直結状態への移行が行われて切換ショ
ックが生じる事態が回避される。
直結状態を選択できるようにされた4輪駆動車のブレー
キ時において、車輪に対するブレーキ力の自動調整が必
要であることが適正に判断されたもとで、前輪及び後輪
が駆動非直結状態をとるものとされ、駆動非直結状態と
された前輪及び後輪についての路面に対して適正なスリ
ップ率を維持するようになすブレーキ力の自動調整が行
われることになる。従って、車輪に対するブレーキ力の
自動調整を必要としない状態において、不所望な駆動直
結状態から駆動非直結状態への移行が行われて切換ショ
ックが生じる事態が回避される。
(実施例)
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。
。
第1図は、本発明に係る4輪駆動車のブレーキ制御装置
の一例を、それが適用された4輪駆動車とされた車両の
駆動系と共に示す。
の一例を、それが適用された4輪駆動車とされた車両の
駆動系と共に示す。
第1図において、車両のエンジン2が発生する駆動トル
クは、トランスミッション4を経由して、クラッチ6が
配された駆動状態切換機構5に伝達される。駆動状態切
換機構5は、後に詳述される如く、クラッチ6の作動に
より、エンジン2からの駆動トルクが前輪側もしくは後
輪側のうちの一方の駆動系に伝達される2輪駆動状態(
駆動非直結状a)、及び、前輪側及び後輪側の両方の駆
動系に分割されて伝達される4輪駆動状態(駆動直結状
態)を選択的に形成するものとされている。
クは、トランスミッション4を経由して、クラッチ6が
配された駆動状態切換機構5に伝達される。駆動状態切
換機構5は、後に詳述される如く、クラッチ6の作動に
より、エンジン2からの駆動トルクが前輪側もしくは後
輪側のうちの一方の駆動系に伝達される2輪駆動状態(
駆動非直結状a)、及び、前輪側及び後輪側の両方の駆
動系に分割されて伝達される4輪駆動状態(駆動直結状
態)を選択的に形成するものとされている。
そして、こ0例においては、2輪駆動状態がとられる場
合には、エンジン2からの駆動トルクはリヤ側プロペラ
シャフト8に伝達され、それにより、リヤ側デファレン
シャルギア機構10及びリヤアクスル12を介して後輪
14R及び14Lが駆動される。一方、4輪駆動状態が
とられる場合には、エンジン2からの駆動トルクが、リ
ヤ側プロペラシャフト8及びフロント側プロペラシャフ
ト9の双方に分割されて伝達される。それにより、リヤ
側デファレンシャルギア機構10及びリヤアクスル12
を介して後輪14R及び14Lが駆動されるとともに、
フロント側デファレンシャルギア機構11及びフロント
アクスル13を介して前輪15R及びL5Lが駆動され
る。
合には、エンジン2からの駆動トルクはリヤ側プロペラ
シャフト8に伝達され、それにより、リヤ側デファレン
シャルギア機構10及びリヤアクスル12を介して後輪
14R及び14Lが駆動される。一方、4輪駆動状態が
とられる場合には、エンジン2からの駆動トルクが、リ
ヤ側プロペラシャフト8及びフロント側プロペラシャフ
ト9の双方に分割されて伝達される。それにより、リヤ
側デファレンシャルギア機構10及びリヤアクスル12
を介して後輪14R及び14Lが駆動されるとともに、
フロント側デファレンシャルギア機構11及びフロント
アクスル13を介して前輪15R及びL5Lが駆動され
る。
駆動状他項1A機構5は、例えば、第2図に示される如
くに構成される。この例においては、ハウジング50内
に、トランスミッション4に連結された入力軸52及び
出力軸54が同軸線上に配置されている。入力軸52に
は、低速用クラッチ56及び高速用クラッチ58の駆動
部56a及び58aが固設されており、高速用クラッチ
58の被駆動部58bは、出力軸54におけるハウジン
グ50の内部側の端部に一体的に形成されたギア60の
側面に固設されている。また、出力軸54は、ハウジン
グ50の外部側の端部に固着されたフランジ部材61を
介してリヤ側プロペラシャフト8に連結される。従って
、高速用クラッチ58が接続状態とされた場合には、ト
ランスミッション4から入力軸52に伝達された駆動ト
ルクが、直接、出力軸54に伝達されることになる。
くに構成される。この例においては、ハウジング50内
に、トランスミッション4に連結された入力軸52及び
出力軸54が同軸線上に配置されている。入力軸52に
は、低速用クラッチ56及び高速用クラッチ58の駆動
部56a及び58aが固設されており、高速用クラッチ
58の被駆動部58bは、出力軸54におけるハウジン
グ50の内部側の端部に一体的に形成されたギア60の
側面に固設されている。また、出力軸54は、ハウジン
グ50の外部側の端部に固着されたフランジ部材61を
介してリヤ側プロペラシャフト8に連結される。従って
、高速用クラッチ58が接続状態とされた場合には、ト
ランスミッション4から入力軸52に伝達された駆動ト
ルクが、直接、出力軸54に伝達されることになる。
低速用クラッチ56の被駆動部56bには、ギア62が
一体的に形成されている。ギア62は、ハウジング50
内に配された支軸64にベアリングを介して回動自在に
支持された入力側減速ギア66に噛合している。入力側
減速ギア66は、出力側減速ギア68と一体的に形成さ
れたものとされており、出力側減速ギア68はギア60
に噛合している。従って、低速用クラッチ56が接続状
態とされた場合には、トランスミッション4から入力軸
52に伝達された駆動トルクが、ギア62゜入力側減速
ギア66、出力側減速ギア68及びギア60を介して出
力軸54に伝達されることになる。
一体的に形成されている。ギア62は、ハウジング50
内に配された支軸64にベアリングを介して回動自在に
支持された入力側減速ギア66に噛合している。入力側
減速ギア66は、出力側減速ギア68と一体的に形成さ
れたものとされており、出力側減速ギア68はギア60
に噛合している。従って、低速用クラッチ56が接続状
態とされた場合には、トランスミッション4から入力軸
52に伝達された駆動トルクが、ギア62゜入力側減速
ギア66、出力側減速ギア68及びギア60を介して出
力軸54に伝達されることになる。
出力軸54の中間部には、クラッチ6の駆動部6aが固
設されており、クラッチ6の被駆動部6bは、出力軸5
4にベアリングを介して回動自在に支持されたスプロケ
ット70に固設されている。
設されており、クラッチ6の被駆動部6bは、出力軸5
4にベアリングを介して回動自在に支持されたスプロケ
ット70に固設されている。
また、ハウジング50内の所定の位置には、回動自在に
支持された支軸72が配されており、この支軸72にス
プロケット74が固設されていて、スプロケット70及
び74には、第2図において一点鎖線で示される如くの
チェーン76が張架されている。また、支軸72は、ハ
ウジング50の外部側の端部に固着されたフランジ部材
73を介して、フロント側プロペラシャフト9に連結さ
れる。従って、クラッチ6が遮断状態とされる場合には
、出力軸54に伝達された駆動トルクがリヤ側プロペラ
シャフト8を介して後輪14R及び14Lに伝達され、
2輪駆動状態がとられる。また、クラッチ6が接続状態
とされる場合には、出力軸54に伝達された駆動トルク
が、リヤ側プロペラシャフト8を介して後輪14R及び
14Lに伝達されるとともに、スプロケット70.チェ
ーン76及びスプロケット74を介して支軸72に伝達
された後、フロント側プロペラシャフト9を介して前輪
15R及び15Lに伝達され、4輪駆動状態がとられる
。
支持された支軸72が配されており、この支軸72にス
プロケット74が固設されていて、スプロケット70及
び74には、第2図において一点鎖線で示される如くの
チェーン76が張架されている。また、支軸72は、ハ
ウジング50の外部側の端部に固着されたフランジ部材
73を介して、フロント側プロペラシャフト9に連結さ
れる。従って、クラッチ6が遮断状態とされる場合には
、出力軸54に伝達された駆動トルクがリヤ側プロペラ
シャフト8を介して後輪14R及び14Lに伝達され、
2輪駆動状態がとられる。また、クラッチ6が接続状態
とされる場合には、出力軸54に伝達された駆動トルク
が、リヤ側プロペラシャフト8を介して後輪14R及び
14Lに伝達されるとともに、スプロケット70.チェ
ーン76及びスプロケット74を介して支軸72に伝達
された後、フロント側プロペラシャフト9を介して前輪
15R及び15Lに伝達され、4輪駆動状態がとられる
。
上述のクラッチ6、低速用クラッチ56及び高速用クラ
ッチ58の夫々は、図示されていないシフトレバ−の操
作に応じてその圧力が変化せしめられる油圧によって、
接続状態もしくは遮断状態をとるものとされ、さらに、
クラッチ6は、第1図に示されるクラッチ切換部20の
作動によって、随時、接続状態及び遮断状態を選択にと
るものとされている。そして、クラッチ切換部20の動
作は、制御ユニット40から供給される制御信号SWに
応じて制御される。
ッチ58の夫々は、図示されていないシフトレバ−の操
作に応じてその圧力が変化せしめられる油圧によって、
接続状態もしくは遮断状態をとるものとされ、さらに、
クラッチ6は、第1図に示されるクラッチ切換部20の
作動によって、随時、接続状態及び遮断状態を選択にと
るものとされている。そして、クラッチ切換部20の動
作は、制御ユニット40から供給される制御信号SWに
応じて制御される。
後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び15Lに
は、夫々の回転数を検出する回転数センサ22R,22
L、23R及び23Lが設置され、また、夫々に配され
るブレーキ装置に関連するアクチュエータ24R,24
L、25R及び25Lも設置される。アクチュエータ2
4R,24L。
は、夫々の回転数を検出する回転数センサ22R,22
L、23R及び23Lが設置され、また、夫々に配され
るブレーキ装置に関連するアクチュエータ24R,24
L、25R及び25Lも設置される。アクチュエータ2
4R,24L。
25R及び25Lは、ブレーキ油圧調整部28によって
夫々における油圧が調整され、それによって、後輪14
R及び14L、及び、前輪15R及び15Lに作用する
ブレーキ力を調整することができるものとされている。
夫々における油圧が調整され、それによって、後輪14
R及び14L、及び、前輪15R及び15Lに作用する
ブレーキ力を調整することができるものとされている。
ブレーキ油圧調整部28の動作は、制御ユニット40か
ら供給される制御信号Sk)+ 、Sbz 、Sb3及
びsbに応じて市11i卸される。
ら供給される制御信号Sk)+ 、Sbz 、Sb3及
びsbに応じて市11i卸される。
制御ユニット40には、上述の各回転数センサ22R,
22L、23R及び23Lから、後輪14R及び14L
、及び、前輪15R及び15Lの夫々の回転数を示す検
出信号So、、So□、SO1及びS04が常時供給さ
れるとともに、車体に配されて、走行する車両の路面に
対する移動速度(以下、実車速という)を検出する、ド
ツプラー効果を利用した対地車速センサ30から、実車
速を示す検出信号Svが常時供給される。さらに、制御
ユニット40には、クラッチ6に関連して配されたクラ
ッチ状態センサ32から、クラッチ6が接続状態にある
か遮断状態にあるかを示す検出信号Siが入力される。
22L、23R及び23Lから、後輪14R及び14L
、及び、前輪15R及び15Lの夫々の回転数を示す検
出信号So、、So□、SO1及びS04が常時供給さ
れるとともに、車体に配されて、走行する車両の路面に
対する移動速度(以下、実車速という)を検出する、ド
ツプラー効果を利用した対地車速センサ30から、実車
速を示す検出信号Svが常時供給される。さらに、制御
ユニット40には、クラッチ6に関連して配されたクラ
ッチ状態センサ32から、クラッチ6が接続状態にある
か遮断状態にあるかを示す検出信号Siが入力される。
斯かる構成のもとに、車両の走行中において、後輪14
R及び14L、及び、前輪15R及び15Lにブレーキ
力が作用せしめられるブレーキ操作がなされると、制御
ユニット40は、回転数センサ22R,22L、23R
及び23Lからの検出13号3o、〜S04の夫々が示
す回転数に基づいて得られる後輪14R及び14L、及
び、前輪15R及び15Lの夫々の周速度Vo、、Vo
□、Vo、、及びVo4 (以下、周速度Vo、、V。
R及び14L、及び、前輪15R及び15Lにブレーキ
力が作用せしめられるブレーキ操作がなされると、制御
ユニット40は、回転数センサ22R,22L、23R
及び23Lからの検出13号3o、〜S04の夫々が示
す回転数に基づいて得られる後輪14R及び14L、及
び、前輪15R及び15Lの夫々の周速度Vo、、Vo
□、Vo、、及びVo4 (以下、周速度Vo、、V。
2、Vo3及びVo4の各々をVoであられす)の夫々
と、対地車速センサ30からの検出信号SVが示す実車
速■との差に基づいて、後輪14R及び14L1及び、
前輪15R及び15Lの夫々と路面との間に生じるスリ
ップの検出を行う。その結果、後輪14R及び14L、
及び、前輪15R及び15Lのいずれかと路面との間に
おける所定以上のスリップが検出された場合には、その
とき後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び15
Lが4輪駆動状態にあれば、クラッチ切換部20に、2
輪駆動状態となす動作を行わせ、後輪14R及び14L
1及び、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態にあれば
、その状態が持続されるようになす。
と、対地車速センサ30からの検出信号SVが示す実車
速■との差に基づいて、後輪14R及び14L1及び、
前輪15R及び15Lの夫々と路面との間に生じるスリ
ップの検出を行う。その結果、後輪14R及び14L、
及び、前輪15R及び15Lのいずれかと路面との間に
おける所定以上のスリップが検出された場合には、その
とき後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び15
Lが4輪駆動状態にあれば、クラッチ切換部20に、2
輪駆動状態となす動作を行わせ、後輪14R及び14L
1及び、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態にあれば
、その状態が持続されるようになす。
そして、制御ユニット40は、後輪14R及び14L、
及び、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態におかれた
もとで、後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び
15Lの夫々と路面との間のスリップ率S+ 、Sz、
Ss及びS4.(以下、スリップ率S、、S2.Sff
及びS4の各々をSであられす)を算出し、算出された
スリップ率Sに基づいて、後輪14R及び14L、及び
、前輪151?及び15Lに対応する4種類の制御信号
Sb1〜S b aを形成し、それらをブレーキ油圧調
整部28に供給する。それにより、ブレーキ油圧調整部
28は、制御信号sb、〜Sb4の夫々に応じて、後輪
14R及び14 L、及び、前輪15R及び15I5の
夫々と路面との間のスリップ率Sが適正な値(20%近
傍)に維持されるように、アクチュエータ24R,24
L、25R及び25しの夫々における油圧を調整する。
及び、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態におかれた
もとで、後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び
15Lの夫々と路面との間のスリップ率S+ 、Sz、
Ss及びS4.(以下、スリップ率S、、S2.Sff
及びS4の各々をSであられす)を算出し、算出された
スリップ率Sに基づいて、後輪14R及び14L、及び
、前輪151?及び15Lに対応する4種類の制御信号
Sb1〜S b aを形成し、それらをブレーキ油圧調
整部28に供給する。それにより、ブレーキ油圧調整部
28は、制御信号sb、〜Sb4の夫々に応じて、後輪
14R及び14 L、及び、前輪15R及び15I5の
夫々と路面との間のスリップ率Sが適正な値(20%近
傍)に維持されるように、アクチュエータ24R,24
L、25R及び25しの夫々における油圧を調整する。
さらに、制御ユニット40は、上述の如くにして、後輪
14R及び14L、及び、前輪15R及び15Lの夫々
に対するブレーキ力が適正に自動!Ji1整される状態
がとられた後、後輪14R及び14L、及び、前輪15
R及び15Lの夫々と路面との間における所定以上のス
リップが検出されな(なったとき、ブレーキ操作が行わ
れた時点で後輪14R及び14L、及び、前輪15R及
び15Lが4輪駆動状態にあった場合には、クラッチ切
換部20に、4輪駆動状態となす動作を行わせ、後輪1
4R及び14L、及び、前輪15R及び15Lが2輪駆
動状態にあった場合には、2輪駆動状態状態が持続され
るようになす。
14R及び14L、及び、前輪15R及び15Lの夫々
に対するブレーキ力が適正に自動!Ji1整される状態
がとられた後、後輪14R及び14L、及び、前輪15
R及び15Lの夫々と路面との間における所定以上のス
リップが検出されな(なったとき、ブレーキ操作が行わ
れた時点で後輪14R及び14L、及び、前輪15R及
び15Lが4輪駆動状態にあった場合には、クラッチ切
換部20に、4輪駆動状態となす動作を行わせ、後輪1
4R及び14L、及び、前輪15R及び15Lが2輪駆
動状態にあった場合には、2輪駆動状態状態が持続され
るようになす。
上述の如くの、制御ユニット40による一連の制御は、
例えば、制御ユニ7ト40に内蔵されたマイクロコンピ
ュータの動作に基づいて行われるが、斯かるマイクロコ
ンピュータが実行するプログラムの一例を第3図に示さ
れるフローチャートを参照して説明する。
例えば、制御ユニ7ト40に内蔵されたマイクロコンピ
ュータの動作に基づいて行われるが、斯かるマイクロコ
ンピュータが実行するプログラムの一例を第3図に示さ
れるフローチャートを参照して説明する。
第3図のフローチャートによって示されるプログラムは
、ブレーキ操作がなされる毎にスタートし、スタート後
、ディシジョン100において、後輪14R及び14L
、及び、前輪15R及び15Lの夫々と路面との間にお
けるスリップが所定以上か否かを判断する。この判断は
、対地車速センサ30からの検出13号Svが示す実車
速Vと、回転数センサ22R,22L、23R及び23
Lからの検出信号5ol−804に基づいて得られる後
輪14R及び14L、及び、前輪15R及び15Lの夫
々の周速度■。との差の絶対値が、所定値α以上である
か否かを判断することにより行われる。そして、実車速
■と周速度v0との差の絶対値がα未満である場合には
、斯かる判断を繰り返し、一方、実車速■と周速度V0
との差の絶対値がα以上である場合には、ディシジョン
1゜2に進む。
、ブレーキ操作がなされる毎にスタートし、スタート後
、ディシジョン100において、後輪14R及び14L
、及び、前輪15R及び15Lの夫々と路面との間にお
けるスリップが所定以上か否かを判断する。この判断は
、対地車速センサ30からの検出13号Svが示す実車
速Vと、回転数センサ22R,22L、23R及び23
Lからの検出信号5ol−804に基づいて得られる後
輪14R及び14L、及び、前輪15R及び15Lの夫
々の周速度■。との差の絶対値が、所定値α以上である
か否かを判断することにより行われる。そして、実車速
■と周速度v0との差の絶対値がα未満である場合には
、斯かる判断を繰り返し、一方、実車速■と周速度V0
との差の絶対値がα以上である場合には、ディシジョン
1゜2に進む。
ディシジョン102においては、後輪14R及び14L
、及び、前輪15R及び15Lが4輪駆動状態にあるか
否かが判断される。この判断は、クラッチ状態センサ3
2からの検出信号Siに基づいて、クラッチ6が接続状
態とされているか遮断状態とされているかが判断される
ことによってなされ、クラッチ6が接続状態とされてい
る場合には、4輪駆動状態にあると判断され、クラッチ
6が遮断状態とされている場合には、4輪駆動状態にな
く、従って、2輪駆動状態にあると判断される。斯かる
判断の結果、後輪14T?及び14L、及び、前輪゛1
5R及び15Lが、4輪駆動状態になく、2輪駆動状態
にあれば、プロセス104に進み、フラッグFを1とし
てプロセス108に進む。一方、ディシジョン102に
おける判断の結果、4輪駆動状態にあれば、プロセス1
06に進み、クラッチ切換部20に、例えば、高レベル
をとる制御信号Swを供給して、クラッチ6を遮断状態
とするホ制御を行わせ、後輪14R及び14L、及び、
前輪15R及び15Lを2輪駆動状態におかれるものと
なして、プロセス108に進む。
、及び、前輪15R及び15Lが4輪駆動状態にあるか
否かが判断される。この判断は、クラッチ状態センサ3
2からの検出信号Siに基づいて、クラッチ6が接続状
態とされているか遮断状態とされているかが判断される
ことによってなされ、クラッチ6が接続状態とされてい
る場合には、4輪駆動状態にあると判断され、クラッチ
6が遮断状態とされている場合には、4輪駆動状態にな
く、従って、2輪駆動状態にあると判断される。斯かる
判断の結果、後輪14T?及び14L、及び、前輪゛1
5R及び15Lが、4輪駆動状態になく、2輪駆動状態
にあれば、プロセス104に進み、フラッグFを1とし
てプロセス108に進む。一方、ディシジョン102に
おける判断の結果、4輪駆動状態にあれば、プロセス1
06に進み、クラッチ切換部20に、例えば、高レベル
をとる制御信号Swを供給して、クラッチ6を遮断状態
とするホ制御を行わせ、後輪14R及び14L、及び、
前輪15R及び15Lを2輪駆動状態におかれるものと
なして、プロセス108に進む。
プロセス108においては、実車速■と、後輪14R及
び14L、及び、前輪15R及び15L夫々の周速度V
0とに基づいて、後輪14R及び14L、及び、前輪1
5R及び15Lの夫々と路面との間におけるスリップ率
Sを算出してプロセス110に進む。そして、プロセス
110において、算出されたスリップ率Sに応じた制御
信号Sb、−5b4を形成してブレーキ油圧調整部28
に送出し、ブレーキ油圧調整部28を作動させて、アク
チュエータ24R,24L、25R及び25Lにおける
油圧の調整を行わせた後、ディシジョン112に進む。
び14L、及び、前輪15R及び15L夫々の周速度V
0とに基づいて、後輪14R及び14L、及び、前輪1
5R及び15Lの夫々と路面との間におけるスリップ率
Sを算出してプロセス110に進む。そして、プロセス
110において、算出されたスリップ率Sに応じた制御
信号Sb、−5b4を形成してブレーキ油圧調整部28
に送出し、ブレーキ油圧調整部28を作動させて、アク
チュエータ24R,24L、25R及び25Lにおける
油圧の調整を行わせた後、ディシジョン112に進む。
ディシジョン112においては、ディシジョン100と
同様に、対地車速センサ30からの検出信号SVが示す
実車速■と、回転数センサ22R222L、23R及び
23Lからの検出信号So。
同様に、対地車速センサ30からの検出信号SVが示す
実車速■と、回転数センサ22R222L、23R及び
23Lからの検出信号So。
〜SO4に基づいて得られる後輪14R及び14L、及
び、前輪15R及び15Lの夫々の周速度V0との差の
絶対値が、所定値α以上であるが否かを判断する。そし
て、実車速Vと周速度■。との差の絶対値がα以上であ
る場合には、後輪14R及び14L、及び、前輪15R
及び15Lのうちのいずれかと路面との間におけるスリ
ップが、引き続き所定以上となっているので、プロセス
108に戻る。また、ディシジョン112において、実
車速Vと周速度■。との差の絶対値が所定値α未満であ
る場合には、後輪14R及び14L、及び、前輪15R
及び15Lのいずれも路面との間に所定以上のスリップ
を生じていないことになるので、ディシジョン114に
進み、フラッグFが1か否かを判断する。
び、前輪15R及び15Lの夫々の周速度V0との差の
絶対値が、所定値α以上であるが否かを判断する。そし
て、実車速Vと周速度■。との差の絶対値がα以上であ
る場合には、後輪14R及び14L、及び、前輪15R
及び15Lのうちのいずれかと路面との間におけるスリ
ップが、引き続き所定以上となっているので、プロセス
108に戻る。また、ディシジョン112において、実
車速Vと周速度■。との差の絶対値が所定値α未満であ
る場合には、後輪14R及び14L、及び、前輪15R
及び15Lのいずれも路面との間に所定以上のスリップ
を生じていないことになるので、ディシジョン114に
進み、フラッグFが1か否かを判断する。
フラッグFが1でなければ、ブレーキ操作がなされた時
点で、後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び1
5Lが4輪駆動状態にあったことになるので、プロセス
116において、クラッチ切換部20に、例えば、低レ
ベルをとる制御信号Swを供給し、クラッチ6を接続状
態とする制御を行わせて、後輪14R及び14L、及び
、前輪15R及び15Lを4輪駆動状態におかれるもの
となして、制御を終了する。一方、ディシジョン114
における判断の結果、フラッグFが1であれば、ブレー
キ操作がなされた時点で、後輪14R及び14L、及び
、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態にあったことに
なるので、そのまま制御を終了する。
点で、後輪14R及び14L、及び、前輪15R及び1
5Lが4輪駆動状態にあったことになるので、プロセス
116において、クラッチ切換部20に、例えば、低レ
ベルをとる制御信号Swを供給し、クラッチ6を接続状
態とする制御を行わせて、後輪14R及び14L、及び
、前輪15R及び15Lを4輪駆動状態におかれるもの
となして、制御を終了する。一方、ディシジョン114
における判断の結果、フラッグFが1であれば、ブレー
キ操作がなされた時点で、後輪14R及び14L、及び
、前輪15R及び15Lが2輪駆動状態にあったことに
なるので、そのまま制御を終了する。
なお、上述の例においては、本発明に係る4輪駆動車の
ブレーキ制御装置が、クランチロが用いられた駆動状態
切換機構5を備える、いわゆる、パートタイム方式の4
輪駆動車に適用されているが、本発明に係る4輪駆動車
のブレーキ制御装置は、フロント側プロペラシャフトと
リヤ側プロペラシャフトとが、センターディファレンシ
ャルロック機構、もしくは、電磁クラッチが介在せしめ
られた流体継手によって連結される、いわゆる、フルタ
イム方式の4輪駆動車に適用することもできる。斯かる
場合には、例えば、ブレーキ油圧調整部28によるアク
チュエータ24R,24L。
ブレーキ制御装置が、クランチロが用いられた駆動状態
切換機構5を備える、いわゆる、パートタイム方式の4
輪駆動車に適用されているが、本発明に係る4輪駆動車
のブレーキ制御装置は、フロント側プロペラシャフトと
リヤ側プロペラシャフトとが、センターディファレンシ
ャルロック機構、もしくは、電磁クラッチが介在せしめ
られた流体継手によって連結される、いわゆる、フルタ
イム方式の4輪駆動車に適用することもできる。斯かる
場合には、例えば、ブレーキ油圧調整部28によるアク
チュエータ24R,24L。
25R及び25Lにおける油圧の調整が行われることに
より、前輪及び後輪に対するブレーキ力の自動調fff
fがなされる際には、センターディファレンシャルロッ
ク機構によるロック状態の解除、もしくは、流体継手に
よる連結状態の解除が行われて、前輪及び後輪が2輪駆
動状態におかれるものとされる。
より、前輪及び後輪に対するブレーキ力の自動調fff
fがなされる際には、センターディファレンシャルロッ
ク機構によるロック状態の解除、もしくは、流体継手に
よる連結状態の解除が行われて、前輪及び後輪が2輪駆
動状態におかれるものとされる。
(発明の効果)
以上の説明から明らかな如く、本発明に係る4輪駆動車
のブレーキ制御装置によれば、対地車速検出手段によっ
て検出される実車速と、車輪速度検出手段によって検出
される前輪及び後輪の周速度とに基づいて、ブレーキ時
における各車輪の路面に対するスリップが検出され、検
出されたスリップのいずれかが所定以上となるとき、前
輪及び後輪が、駆動非直結状態をとるものとされて、ブ
レーキ力調整手段によるブレーキ力の自動調整を受ける
ようにされるので、ブレーキ時において車輪に対するブ
レーキ力の自動調整が必要とされる状態が的確に判断さ
れたもとで、前輪及び後輪が駆動非直結状態をとるもの
とされ、駆動非直結状態とされた前輪及び後輪について
の路面に対して適正なスリップ率を維持するようになす
ブレーキ力の自動調整が行われることになる。従って、
例えば、前輪及び後輪が駆動直結状態とされたもとでの
急ブレーキ時にも、各車輪の路面に対するスリップ率が
適正に維持されることになるブレーキ力の自動調整が確
実に行われ、しかも、車輪に対するブレーキ力の自動調
整を必要としない状態において、不所望な駆動直結状態
から駆動非直結状態への移行が行われて切換ショックが
発生することが防止される。
のブレーキ制御装置によれば、対地車速検出手段によっ
て検出される実車速と、車輪速度検出手段によって検出
される前輪及び後輪の周速度とに基づいて、ブレーキ時
における各車輪の路面に対するスリップが検出され、検
出されたスリップのいずれかが所定以上となるとき、前
輪及び後輪が、駆動非直結状態をとるものとされて、ブ
レーキ力調整手段によるブレーキ力の自動調整を受ける
ようにされるので、ブレーキ時において車輪に対するブ
レーキ力の自動調整が必要とされる状態が的確に判断さ
れたもとで、前輪及び後輪が駆動非直結状態をとるもの
とされ、駆動非直結状態とされた前輪及び後輪について
の路面に対して適正なスリップ率を維持するようになす
ブレーキ力の自動調整が行われることになる。従って、
例えば、前輪及び後輪が駆動直結状態とされたもとでの
急ブレーキ時にも、各車輪の路面に対するスリップ率が
適正に維持されることになるブレーキ力の自動調整が確
実に行われ、しかも、車輪に対するブレーキ力の自動調
整を必要としない状態において、不所望な駆動直結状態
から駆動非直結状態への移行が行われて切換ショックが
発生することが防止される。
第1図は本発明に係る4輪駆動車のブレーキ制御装置の
一例を、それが適用された4輪駆動車の駆動系と共に示
す+a略構成図、第2図は第1図に示される例における
駆動状態切換機構の一例を示す断面図、第3図は第1図
に示される例における制御ユニットに用いられるマイク
ロコンピュータが実行するプログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。 図中、2はエンジン、5は駆動状態切換機構、6はクラ
ッチ、14R及び14Lは後輪、15R及び15Lは前
輪、20はクラッチ切換部、22R,22L、23R及
び23Lは回転数センサ、24R,24L、25R及び
25Lはアクチュエータ、28はブレーキ油圧調整部、
30は対地車速センサ、32はクラッチ状態センサ、4
0は制御ユニットである。 特許出願人 マツダ株式会社 第2図
一例を、それが適用された4輪駆動車の駆動系と共に示
す+a略構成図、第2図は第1図に示される例における
駆動状態切換機構の一例を示す断面図、第3図は第1図
に示される例における制御ユニットに用いられるマイク
ロコンピュータが実行するプログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。 図中、2はエンジン、5は駆動状態切換機構、6はクラ
ッチ、14R及び14Lは後輪、15R及び15Lは前
輪、20はクラッチ切換部、22R,22L、23R及
び23Lは回転数センサ、24R,24L、25R及び
25Lはアクチュエータ、28はブレーキ油圧調整部、
30は対地車速センサ、32はクラッチ状態センサ、4
0は制御ユニットである。 特許出願人 マツダ株式会社 第2図
Claims (1)
- 夫々に対するトルク伝達経路が機械的に直結状態となる
駆動直結状態とそれ以外の駆動非直結状態とが選択的に
とられる前輪及び後輪に作用するブレーキ力の自動調整
を行うブレーキ力調整手段と、車体の路面に対する移動
速度を検出する対地車速検出手段と、上記前輪及び後輪
の周速度を検出する車輪速度検出手段と、上記対地車速
検出手段及び車輪速度検出手段の夫々からの検出出力に
基づいて上記前輪及び後輪の路面に対するスリップを検
出し、検出されたスリップのいずれかが所定以上となる
とき、上記前輪及び後輪に駆動非直結状態をとらせると
ともに、上記検出されたスリップに応じて上記ブレーキ
力調整手段を作動させる制御手段と、を備えて構成され
た4輪駆動車のブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154286A JPS62247961A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 4輪駆動車のブレ−キ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154286A JPS62247961A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 4輪駆動車のブレ−キ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62247961A true JPS62247961A (ja) | 1987-10-29 |
Family
ID=14029357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9154286A Pending JPS62247961A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 4輪駆動車のブレ−キ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62247961A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5443583A (en) * | 1991-05-23 | 1995-08-22 | Jidosha Kiki Co., Ltd. | Method for judging friction coefficient of road surface and method for anti-skid brake control using said method |
-
1986
- 1986-04-21 JP JP9154286A patent/JPS62247961A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5443583A (en) * | 1991-05-23 | 1995-08-22 | Jidosha Kiki Co., Ltd. | Method for judging friction coefficient of road surface and method for anti-skid brake control using said method |
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