JPS622477Y2 - - Google Patents

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JPS622477Y2
JPS622477Y2 JP1981062869U JP6286981U JPS622477Y2 JP S622477 Y2 JPS622477 Y2 JP S622477Y2 JP 1981062869 U JP1981062869 U JP 1981062869U JP 6286981 U JP6286981 U JP 6286981U JP S622477 Y2 JPS622477 Y2 JP S622477Y2
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JP
Japan
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operating
actuating
furnace
bodies
skid rail
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JP1981062869U
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  • Tunnel Furnaces (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁器製品のフエライト等を焼結するた
めに耐熱性の滑板上に処理物を入れた容器を乗せ
て炉内に搬送するトンネル炉における処理物の搬
送装置に関する。
この種の搬送装置は、炉入口から炉出口にかけ
て所定長さの滑板を一列連接状に並べ、この上に
処理物を入れた容器を乗せ、プツシヤーで炉入口
側から滑板全体を所定の長さ宛押圧前進させて、
全容器を滑板と共に前進させるものであり、通常
この様な一連の動作をさせる場合、入口プツシヤ
ー、出口側戻しプツシヤー、昇降機構にはそれぞ
れ別個独立の駆動部が設けられ、少なくともこれ
ら三つの駆動部の動作を電気的に検知しシーケン
ス回路を用いて各部の作動の同期をはかつていた
ため、ささいな機械的トラブル、電気的トラブル
によつて誤動作が生じ実施不能となるおそれがあ
つた。
そこで、本考案は、一つの駆動部のみで、ビー
ム部材下降、作動体(台板)前進、ビーム部材上
昇、作動体(台板)後退の一連動作が行われ、こ
の四動作が一定のタイミングの下に機械的に規則
正しく、正確に行われ処理物搬送を行う、トンネ
ル炉における処理物の搬送装置を提供して、上記
従来技術の問題点を解決することを目的とする。
図面を参照しつつ本考案の要旨構成について述
べると、本考案は、加熱手段(2,3)を内蔵し
て成る炉1の入口1aより出口1bに至る作動軸
線に沿つて水平方向の配置のスキツドレール4を
設け、炉入口1a外側及び炉出口1b外側には作
動軸線に沿つた摺動が可能な第1作動体13,1
3a及び第2作動体15,15aを設け、第1作
動体13,13aと第2作動体15,15aとの
間には、滑板5であつて前記スキツドレール4上
に載置される該滑板5を多数隣接状に配設し、前
記スキツドレール4に接近した位置には上下動可
能な支持台6であつて、常態にては該支持台6上
端が該スキツドレール4上面よりも下方に位置す
る該支持台6を前記スキツドレール4に沿つた配
置にて設け、該支持台6の下方には支持台押上げ
装置7,8を設け、前記第1作動体13,13a
を駆動装置11に連係して成る、トンネル炉にお
ける処理物の搬送装置において、前記駆動装置1
1には、前記第1作動体13,13aが前方終端
作動位置にあるとき前記駆動装置11の逆転作動
を付勢する後退動制御装置20及び前記第1作動
体13,13aが後方終端作動位置にあるとき前
記駆動装置11の正転作動を付勢する前進動制御
装置21を設け、前記炉入口1a側下方には、前
記第1作動体13,13aが、その前方終端作動
位置より所定の長さLだけ後退した状態である初
期位置よりさらに後方に後退した作動状態にある
ときに該第1作動体13,13aと係合し、該第
1作動体13,13aとの該係合により傾倒作動
状態となる揺動部材22,23,22aを設け、
前記スキツドレール4下方には、上下動可能なビ
ーム部材9であつてその上面に前記支持台押上げ
装置7,8の下端を支着してなる該ビーム部材9
を設け、前記揺動部材22,23,22aと前記
ビーム部材9との間には、前記揺動部材22,2
3,22aの傾倒作動を前記ビーム部材9の上昇
作動に変換し、前記揺動部材22,23,22a
の復帰作動を前記ビーム部材9の下降作動に変換
する作動変換部材24,25,26,27,2
8,28aを介装し、前記第1作動体13,13
aと前記第2作動体15,15aの間には、牽引
装置17,18,19を配設し、該牽引装置1
7,18,19の前方端は前記第2作動体15,
15aに固定し、該牽引装置17,18,19の
後方部17は前記第1作動体13,13aに固定
せず、作動軸線方向での相対的摺動が可能な状態
にて係合し、前記牽引装置後方部17は、前記第
1作動体13,13aが前方終端作動位置にある
ときに該第1作動体13,13aの後方に突出す
るに十分な長さ寸法とするとともに、該牽引装置
後方部17の後端には、前記第1作動体13,1
3aの前記牽引装置17,18,19に対する相
対的後退動を阻止する係止部材17aを設け、該
係止部材17aの設置箇所は、前記第1作動体1
3,13aが前方終端作動位置にあるときに、該
後端の後方終端作動位置より所定の長さLだけ前
方に離れた位置に配設して成ることを特徴とす
る、トンネル炉における処理物の搬送装置を提案
するものである。
より詳細に説明すると、第1図から第3図まで
に示すように耐熱製レンガ等により一方に炉入口
1aを、また他方に炉出口1bを設けた炉1の幾
分下方寄りの高さ位置に同質の耐熱材をもつて基
台1cが炉の長手方向に水平状に設けられ、該基
台1cの真上と天部に近い炉内には電熱線等によ
る管形の発熱体2,3が長手方向を横切る方向へ
多数間隔的に架設されている。
前記基台1cの中央帯上には耐熱性で耐摩耗性
(例えば炭化珪素等)によるスキツドレール4が
規定の幅をもつて長手方向に平行状に配設され、
この上面には該レール4と同材製による単体毎の
滑板5が多数隣接状の配置をもつて長手方向に対
して摺動可能に載置されている。
次にスキツドレール4と炉内縦壁間の前後の空
域には、耐熱性で耐摩耗性(例えばアルミナ、炭
化珪素等)による棒状体で頭部は縮径され、かつ
底部から中間高さまでの芯部には下向けのガイド
穴7aを設けた所定長さの昇降杆7が基台1cを
貫通する状態で上下動自在の態様により長手方向
に多数間隔的に立設され、該昇降杆7の各頭部間
には支持台6が一体上下動可能に架設されてい
る。
また各昇降杆7の直下位置には、棒状体による
所定長さの突上げ杆8が、頭部側をガイド穴7a
内に挿入する態様をもつて直立状に配置されてい
る。
前記突上げ杆8の各基部は、昇降杆7の垂線と
一致する炉の基台1c下を長手方向に平行状に貫
通して、初端は炉入口1aの外部に設けられた一
方の作業台10A内に至り、終端は炉出口1bの
外方に設けられた他方の作業台10B内に至る長
さのチヤンネル材による2体の押上げ板9に、当
該側別にそれぞれ挿通して、ナツト締めにより取
付けられている。
一方作業台10Aの上部初端位置には駆動源と
してモータ11が取付けられ、モータ軸には炉入
口1a下の外部炉壁に至る長さのネジ軸12が一
体正、逆回転可能の態様をもつて水平状に直結さ
れている。
ネジ軸12には、上段部に滑板5に前進動作を
与える押し板13aを取付け、中段部には水平方
向のネジ孔を、また下段部には同じ方向の貫通孔
をそれぞれ平行状に設け、かつ下段部の初端下方
角部には円弧面31aを形成し底部を該円弧面に
連続する平担面31bに形成した一括体の移動体
13が、上記ネジ孔のネジ軸12への螺合をもつ
て螺旋による前進、後退動が可能のように配置さ
れている。
他方作業台10B上には、該台10Bの終端か
ら炉出口1b下の外部炉壁に至る長さの固定軸1
4が長手方向に平行する水平態に取付けられてい
る。
固定軸14には、上部に滑板5に後退動作を与
える押し板15aを取付けたスライダー15が前
後動自在に軸嵌されている。
一方作業台10Aのネジ軸12下には、該ネジ
軸12よりも短尺で、先端にフランジ部17aを
設けたガイド軸17が、移動体13の下段部貫通
孔内に同心状により遊挿されていて、移動体13
がフランジ部17aに当接したあともモータ11
側に後退動した場合は、一体移動が可能のように
設置されている。
ガイド軸17の基端には、中途部にスライド軸
19を一体状に連結した所定長さによるチエーン
18の一端が繋結され、該チエーン18の他端
は、前述したスライダー15の下部前端に繋結さ
れたうえ、移動体13がモータ11側に後退動し
てガイド軸17を同方向に移動させたとき、ガイ
ド軸17の移動量と同量宛スライダー15が同方
向に移動が可能となるようにチエーン18の一端
側および他端側の各中途位置にスプロケツトが配
置されて、該チエーン18が常時緊張態様を維持
するように構成されている。
移動体13が炉入口1aに最接近した状態であ
る前方終端作動位置には、ネジ軸12を介して移
動体13に前進動作を与えるモータ11の正回転
駆動を停止させ逆回転駆動を付勢するリミツトス
イツチ20が配置され、ガイド軸17の先端側方
向の後方終端作動位置には、同様に移動体13に
後退動作を与えるモータ11の逆回転駆動を停止
させ正回転駆動を付勢するリミツトスイツチ21
が配置されている。
一方作業台10A内のほぼ中間位置には、頭部
にローラー22aを設けたガイド杆22が、直下
の基軸23に対する下端部の軸嵌をもつて、該基
軸23を支点にして長手方向に起倒自在に軸嵌さ
れている。ガイド杆22には、該ガイド杆22を
炉入口1a側の方向へと押圧するスプリング(図
示しない)が設けられるが、ガイド杆22の炉入
口1a側にはストツパー29が配置されており、
常態にては、該ストツパー29との当接により直
立状の状態に保持され、該直立状ガイド杆22の
頭部ローラー22aは初期位置(第3図、第5
図)にある移動体13の下方角部円弧面31aに
当接する。
ガイド杆22の中途部には所定長さによる帯状
引き板24の一端が揺動可能に連結され、該引き
板24の他端は、炉の基台1c下中央部を長手方
向に平行状に貫通して、初端はガイド杆22の付
近に至り、終端はスライダー15の下方位置付近
に至る長さに形成された引き軸25の初端に同様
に揺動可能に連結されている。
前記引き軸25の初端側は、一方作業台10A
内の底部に炉の長手方向に直交するように設けら
れている基軸27を支点として長手方向に起倒状
の揺動が可能に配置されたくの字形屈曲板26の
上方端に、鋲の遊挿をもつて被保持状に連結され
ている。
同様に引き軸25の終端側も、他方作業台10
B内の底部に炉の長手方向に直交するように設け
られている基軸27を支点として長手方向に起倒
状の揺動が可能に配置された同形屈曲板26の上
方端に、同様に連結されている。
前記による屈曲板26,26の各下方端にはそ
の位置毎の基軸27と平行する態様をもつて揚軸
28が軸挿されたのち、該軸28の両軸端にはロ
ーラー28aが一体状に取付けられている。
各屈曲板26の両ローラー28a上には前記し
た押上げ板9が、その位置毎のローラー28aに
底部面を接触させて、両屈曲板26が起立状に揺
動したとき、ローラー28aの押上げ操作により
水平状の維持態様のもとで、連動的に上昇動が可
能のように載置されている。
次に作用を説明する。
第5図に略図をもつて示すようにスキツドレー
ル4上の全滑板5上面には、後述する手段によ
り、第2図のように多数の焼成加工を必要とする
処理物を入れた容器30が所定数宛それぞれ積載
されている。
まず第1動作ではモータ11に正回転を与え、
第5図に示す初期位置にある移動体13を炉出口
1bの方向に前進移動し、該移動体13の前進移
動によつて滑板5を前方へと移動し、したがつて
該滑板5上の処理物入り容器30も前進する。こ
のとき、炉出口1b側の滑板5に押し板15aが
当接したスライダー15も、該滑板5に押されて
固定軸14に沿つて左方向へと移動する。
前記により移動体13が滑板5の1個分の長さ
(以下1区分移動量Lという)宛前進し第6図に
示す前方終端作動位置に到達すると、当該位置に
はリミツトスイツチ20が配置されているため、
移動体13がリミツトスイツチ20を作動させて
モータ11の制御回路(図示しない)を正回転駆
動から逆回転駆動に切換える。モータ11の正回
転から逆回転への切換えによつて前記第1動作は
終了し、第2動作として移動体13はネジ軸12
による逆転駆動によつて後退するが、このとき移
動体13はスライド軸17に沿つて摺動しつつ後
退するため、滑板5自体には駆動力は付与されず
滑板5とこれに載置した容器30は第1動作で前
進した位置(前方終端作動位置)に留まつてい
る。
移動体13が第2動作として前方終端作動位置
からモータ11の方向に後退移動を開始して第5
図の初期位置を越えて後退すると、第3動作とし
て第7図に示すように直下のガイド杆22は、移
動体13の円弧面31aさらに底部平担面31b
へのローラー22aの押接により後退方向へと押
されるため下端の基軸23を支点としてモータ1
1側に所定角度宛傾倒作動する。
ガイド杆22が所定の角度宛傾倒すると、第4
図に見られるように引き板24を介して引き軸2
5が同方向に牽引される。従つて両屈曲板26
は、その位置毎の基軸27を支点にして起立状に
揺動するため、揚軸28毎の両端に位置するロー
ラー28aが上昇して、該各ローラー28a上に
載置されている左右の押上げ板9が一体状に持ち
上げられる。
これにより両押上げ板9に直立状に取付けられ
ている各突上げ杆8が一体的に上昇動して全昇降
杆7は一様に持上げられるため、第2図で明らか
であるように滑板5上の各容器31は、昇降杆7
と一体的に上昇した支持台6上に強制的に乗せら
れて、第7図、第8図のように滑板5から離れた
その位置毎の上空帯に持上げられる。
前記の持上げ動作が完了しても、モータ11の
継続的な逆回転により、移動体13も後退移動を
継続しているが、ガイド杆22を完全に傾倒した
時点で移動体13の円弧面31a側後端縦面は第
8図に示すようにガイド軸17のフランジ部17
aに当接するため、この時点から移動体13はフ
ランジ部17aへの押接によりガイド軸17を伴
つて後退する第4動作に移り該後退移動を継続す
る。
ガイド軸17が前記第4動作での後退移動を開
始すると、チエーン18、スライド軸19を介し
てガイド軸17に繋結されているスライダー15
も同方向に移動を開始し、したがつて終端の滑板
5に当接している押し板15aにより、全滑板5
は相互の接触状態のもとで、一様に初期位置に後
退移動する。
前記により全滑板5の移動復帰が完了した時
点、すなわちスライダー15が前方終端作動位置
から1区分移動量L宛炉入口1a側に移動し、移
動体13が第9図に示す後方終端作動位置に到達
すると、移動体13と一体的に後退移動していた
ガイド軸17のフランジ部17aがモータ11に
近い位置に配置されているリミツトスイツチ21
に当接してスイツチ作動がなされ、モータ11が
逆転作動を停止して正転作動を開始し、したがつ
て、移動体13は、第5動作として、再度、初期
位置に向う前進作動を開始する。このとき移動体
13の前進移動で、それまでは該移動体13とフ
ランジ部17aとの当接により後退移動を強制さ
れていたガイド軸17は相対的摺動が可能となる
ので、該移動体13はガイド軸17に沿つて前方
へ摺動しながら第3図の初期位置に向つて復帰動
する。この場合スライダー15はチエーン18お
よびスライド軸19がガイド軸17に繋結されて
いるために停止状態にある。
上記前進する作動体13が初期位置(第3図、
第10図参照)に到達すると、それまで移動体1
3の底部平担面31bへのローラー22aの押接
により傾倒状態に保持されていたガイド杆22
は、該ローラー22aが該移動体13の円弧面3
1aを通過することにより該移動体13との係合
から解除され、スプリング(図示しない)の支弾
力及びストツパー29との当接により起立復帰
し、したがつて、引き軸25は該ガイド杆22に
連係する引き板24の作動により他方の作業台1
0Bの方向へと移動復帰し、該引き軸25に上方
端を繋留している両屈曲板26は、その位置毎の
基軸27を支点にして傾倒状に揺動し、各ローラ
ー28a上に載置されている左右の押上げ板9が
一体的に降下することとなる。
従つてそれまでは上昇態にあつた突上げ杆8も
一体降下動するため、全昇降杆7が一様に原状位
置まで下つて、一体的に降下した支持台6上の各
容器30は第10図に示すように再び直下毎の滑
板5上に乗ることになる。
しかし前述したように全滑板5は炉入口1a側
の初期位置に復帰しているので、各容器31が降
りた位置は、炉出口1bに対して、1区分移動量
L宛前進方向にあたる滑板5上であることから、
結果的に1区分移動量Lだけ炉出口1b側に前進
したことになる。
このとき炉出口1b側の容器30bは、炉内通
過中に内部の処理物に対する所定の焼成が完了し
ているため、その位置から外部に取出される。
従つて第10図に示すように炉入口1a側の滑
板5aは空面になつているので、この位置に未焼
成の処理物を入れた新規の容器30aを乗せるこ
とで焼成の動作が一巡し、第5図の状態に復帰
し、上記一連の作動が繰返されることになる。そ
してこの上記一連の動作の繰返しにより処理物入
り容器30bは順次連続状に炉出口1bの炉外に
搬送される。
このように滑板5は、モータ11の正、逆回転
による移動体13とスライダー15の交互押出し
押戻し操作をもつてスキツドレール4上を往復動
し、滑板5上に乗せられた処理物入り容器31
は、該滑板5の往復時にだけ一体的に前進する
が、滑板5の復動時には突上げ杆8による押上げ
操作をもつて滑板5の上空帯に滞在するため、炉
内で焼成を受けながら円滑に前進することができ
る。
以上に説明したように本考案は、滑板5の前
進、後退操作および処理物入り容器30の上昇、
降下操作の一連の動作を移動体13に連係する一
駆動部のみにより行うため、正確なタイミングで
行うことができると共に、モータ11やリミツト
スイツチ20,21に対する操作回路も簡単にな
り、各動作毎の機構も単純化されコストを大幅に
低減でき、機械的、電気的トラブルも少なく誤動
作を抑えて長期間の安全運転が可能である。また
移動体13の後退動作を利用して各基軸23,2
7における支点構成により持上げ機構の上昇動作
を行つているので、上昇エネルギーが少なくて済
む結果、モータ11の容量も小さくすることがき
る。さらにネジ軸12における移動体13の螺合
により滑らかに前進、後退する動作を介して持上
げ機構に上下動作を伝えるため、各要部における
上下動作が滑らかになり騒音や振動の発生を防止
できる。そのうえ作動機構は機械的な連携態にな
つていることから、誤動作が一掃されて装置の信
頼性を高めることができる。また処理物を入れる
容器の大小に合せてリミツトスイツチ20,21
を移動することにより1区分移動量Lが任意に、
かつ容易迅速に設定替えできて多品種の焼成が効
率的に達成できる効果がある。
なお、本考案の実施例では駆動源にモータ11
を用いたが、これに限定することなく、移動体1
3に前進、後退動作を与える他の動力発生源例え
ば流体シリンダーやモータと組合せたラツクとピ
ニオンあるいはカム等を用いても同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による処理物の搬送装置を備え
たトンネル焼成炉を示す一部縦断概要図、第2図
は同装置の要部構成を示すトンネル焼成炉の縦断
側面図、第3図は同装置の連続的な全構成を抽出
して示す動作スタート時の概要図、第4図は同装
置による支持台の上昇動作と滑板の原状位置への
後退動作を示す動態図、第5図乃至第10図は動
作状態図である。 符号の説明、1……炉、1a……炉入口、1b
……炉出口、1c……基台、2,3……発熱体、
4……スキツドレール、5……滑板、6……支持
台、7……昇降杆、7a……ガイド穴、8……突
上げ杆、9……押上げ板、10A,10B……作
業台、11……モーター、12……ネジ軸、13
……移動体、13a,15a……押し板、14…
…固定軸、15……スライダー、17……ガイド
軸、17a……フランジ部、18……チエーン、
19……スライド軸、20,21……リミツトス
イツチ、22……ガイド杆、22a……ローラ
ー、23,27……基軸、24……引き板、25
……引き軸、26……屈曲板、28……揚軸、2
8a……ローラー、29……ストツパー、30…
…容器、L……1区分移動量。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加熱手段2,3を内蔵して成る炉1の入口1a
    より出口1bに至る作動軸線に沿つて水平方向の
    配置のスキツドレール4を設け、炉入口1a外側
    及び炉出口1b外側には作動軸線に沿つた摺動が
    可能な第1作動体13,13a及び第2作動体1
    5,15aを設け、第1作動体13,13aと第
    2作動体15,15aとの間には、滑板5であつ
    て前記スキツドレール4上に載置される該滑板5
    を多数隣接状に配設し、前記スキツドレール4に
    接近した位置には上下動可能な支持台6であつ
    て、常態にては該支持台6上端が該スキツドレー
    ル4上面よりも下方に位置する該支持台6を前記
    スキツドレール4に沿つた配置にて設け、該支持
    台6の下方には支持台押上げ装置7,8を設け、
    前記第1作動体13,13aを駆動装置11に連
    係して成る、トンネル炉における処理物の搬送装
    置において、 前記駆動装置11には、前記第1作動体13,
    13aが前方終端作動位置にあるとき前記駆動装
    置11の逆転作動を付勢する後退動制御装置20
    及び前記第1作動体13,13aが後方終端作動
    位置にあるとき前記駆動装置11の正転作動を付
    勢する前進動制御装置21を設け、 前記炉入口1a側下方には、前記第1作動体1
    3,13aが、その前方終端作動位置より所定の
    長さLだけ後退した状態である初期位置よりさら
    に後方に後退した作動状態にあるときに該第1作
    動体13,13aと係合し、該第1作動体13,
    13aとの該係合により傾倒作動状態となる揺動
    部材22,23,22aを設け、前記スキツドレ
    ール4下方には、上下動可能なビーム部材9であ
    つてその上面に前記支持台押上げ装置7,8の下
    端を支着してなる該ビーム部材9を設け、前記揺
    動部材22,23,22aと前記ビーム部材9と
    の間には、前記揺動部材22,23,22aの傾
    倒作動を前記ビーム部材9の上昇作動に変換し、
    前記揺動部材22,23,22aの復帰作動を前
    記ビーム部材9の下降作動に変換する作動変換部
    材24,25,26,27,28,28aを介装
    し、 前記第1作動体13,13aと前記第2作動体
    15,15aの間には、牽引装置17,18,1
    9を配設し、該牽引装置17,18,19の前方
    端は前記第2作動体15,15aに固定し、該牽
    引装置17,18,19の後方部17は前記第1
    作動体13,13aに固定せず、作動軸線方向で
    の相対的摺動が可能な状態にて係合し、前記牽引
    装置後方部17は、前記第1作動体13,13a
    が前方終端作動位置にあるときに該第1作動体1
    3,13aの後方に突出するに十分な長さ寸法と
    するとともに、該牽引装置後方部17の後端に
    は、前記第1作動体13,13aの前記牽引装置
    17,18,19に対する相対的後退動を阻止す
    る係止部材17aを設け、該係止部材17aの設
    置箇所は、前記第1作動体13,13aが前方終
    端作動位置にあるときに、該後端の後方終端作動
    位置より所定の長さLだけ前方に離れた位置に配
    設して成ることを特徴とする、トンネル炉におけ
    る処理物の搬送装置。
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