JPS622386Y2 - - Google Patents

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JPS622386Y2
JPS622386Y2 JP13507382U JP13507382U JPS622386Y2 JP S622386 Y2 JPS622386 Y2 JP S622386Y2 JP 13507382 U JP13507382 U JP 13507382U JP 13507382 U JP13507382 U JP 13507382U JP S622386 Y2 JPS622386 Y2 JP S622386Y2
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JP
Japan
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cast steel
steel pipe
rubber
cast
pipe
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JP13507382U
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JPS5939382U (ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内面にゴムライニングを施し、両端に
フランジを熔接したフランジ付ぎゴムライニング
鋳鋼管に関するものである。
スラリー、原油、ガス体等の流体移送管は、通
常は遠心鋳造法によつて製造されるため気泡、不
純物等は鋳造管の内面に生じ易い。気泡、不純物
が混じる不純物が混じる不健全層の厚みは経験的
に内面から10%の範囲にあることが知られている
ので、鋳造管は予め余分に肉厚に鋳造しておき、
管内面の肉厚10%を鋳造後に切削して不健全層を
除去し所定寸法に仕上げ、最後に管の両端にフラ
ンジを熔接することが一般的に行なわれている。
しかし乍ら鋳造後に鋳造管の内面を肉厚10%の厚
さで切削することは材料の無駄であるため、鋳造
管の内面にライニング層を形成して不健全層を覆
い、不健全層も流体移送管の肉厚の一部として有
効に利用することが考えられる。ところがゴムラ
イニング層を形成した鋳造管にフランジを熔接し
た場合、熔接入熱によつてゴムライニング層を破
壊するため、流体移送管には使用出来なくなる。
この様な問題があるためゴムライニングしたフラ
ンジ付き鋳鋼管は製造されていなかつた。
本考案は真直鋳鋼管の両端に予めフランジを熔
接し、フランジ内面に鋳鋼管の内側へ僅か突出す
る突出部を形成しておくことにより、内突出部が
ゴムライニング剤を溜めて然る後に鋳鋼管を回転
し、ゴムライニング層が形成出来る特殊なフラン
ジを具えたフランジ付きゴムライニング鋳鋼管を
提供するものである。
本考案に於て、鋳鋼管は公知の遠心力鋳造によ
つて製造した両端開口した真直管を使用する。尚
本願に於て「鋳鋼管」とは遠心力鋳造によつて製
造されたもののみでなく、他の方法で製造された
鋳造管及び鋼管を含んでいる。
本考案に係るフランジ付きゴムライニング鋳鋼
管は、鋳鋼管1の両端開口に管外方に外フランジ
部3を大きく突出し管内方へ向けて所望ゴムライ
ニング層の厚さ程度に内向き突出部4′を突設し
た特殊フランジ2を熔接13し、管内面にはゴム
ライニング層11をフランジ2の内部突出4′,
4′の間で均一厚さに形成したものである。
第1図、第2図は本考案に係るフランジ付きゴ
ムライニング鋳造管を製造する状況を示してい
る。フランジ2を予め熔接した鋳鋼管1には更に
2つ割りした一対の振れ止めリング5,5を嵌
め、連結金具6によつて一対の振れ止めリング
5,5を輪状に繋ぐと共に、鋳鋼管1と振れ止め
リング5,5間の数ケ所を弱くスポツト熔接し、
後程振れ止めリング5,5をハンマーで叩けば容
易に分離出来る程度に振れ止めリング5,5を鋳
鋼管1へ固定する。
鋳鋼管1は遠心鋳造機7の回転ローラ8,9上
へ置かれ、一方の回転ローラ9は円周上に溝10
を施して振れ止めリング5を挾み、鋳鋼管1の横
振れを抑えつつ回転駆動することが出来る。
鋳鋼管1は鋳造機へ設置する前に又は鋳造機の
回転ローラ8,9上へ支持した後、100〜130℃に
予熱される。
鋳鋼管の予熱を続けながら、別途作られたゴム
ライニング剤を予め計算された重量だけ鋳鋼管1
中へ流し込む。本考案に於ては鋳鋼管1の両端に
予め熔接されているフランジ2,2が内向き突出
部4′を具えているから、ゴムライニング剤は鋳
鋼管1の回転を止めた状態で管底へ3〜6mmの深
さに溜まる様に静かに流し込むことが出来、ゴム
ライニング剤に注入途中で空気の巻き込みは防止
される。
ゴムライニング剤は鋳鋼管内面に対し耐腐蝕性
を発揮するものであれば任意に選択出来るが、例
えばポリテトラメチレングリコールとT.D.Iプレ
ポリマーを混合した2液混合型のウレタンエラス
トマー(UTM−1)(商標)(東洋ゴム工業株式
会社製)が使用される。該ゴムライニング剤は主
剤を80℃に予熱し、5mmHgの下で30分間放置し
て脱泡し、これに対し、硬化剤120℃に加熱して
融解させたものを混合して2分間撹拌し、この混
合液を2mmHgの下で3分間放置した脱泡したも
のである。
ゴムライニング剤の流し込みを終えた後、鋳造
機7を駆動して鋳鋼管1を徐々に回転してゴムラ
イニング剤を鋳鋼管1の内面へ均一にゆきわたら
せる。
鋳鋼管1は回転速度を上昇してゴムライニング
剤に約50G(Gは重力の加速度)の遠心力が作用
する様に所定回転数を定め、約1時間回転を続け
る。ゴムライニング剤は鋳造管の内面を均一厚さ
に覆い、鋳造管1の予熱及び遠心力によつて管内
面へ密着し、厚さ約3mmのゴムライニング層11
を形成する。
その後、鋳造管1の回転を止め、ライニング層
11を120℃に4時間加熱して乾燥することによ
り、硬化せしめ、ライニング層11を完成する。
フランジ2の内向き突出部4′の中、ライニン
グ層11から突出している余分長さは切削し、第
3図の如くライニング層11の内面とフランジ2
の内向き突出部14のの内周面を同一内径に仕上
げる。
その後は振れ止めリング5の連結金具6を外し
振れ止めリング5,5と鋳鋼管1を止めているス
ポツト熔接をハンマーで叩いて壊し、鋳鋼管1か
ら分離して、フランジ付きゴムライニング鋳鋼管
を得ることが出来る。
ゴムライニング剤の流し込みに際し、鋳鋼管の
内面は、特に仕上げて平滑に形成したり、前処理
或いは接着剤を塗布することは必要でなく、鋳放
しの侭の表面に対しゴムライニング剤を流し込む
ことによつて、優れたゴムライニング層11を形
成出来る。
本考案は上記の如く、フランジ付きライニング
鋳鋼管の外フランジ部3をボルト・ナツト12で
連結してパイプラインを形成すると、鋳鋼管1の
内側に残る不健全層13はライニング層11に覆
われて外部に露われず、移送中の流体との接触は
遮断されているから腐蝕、クラツク等の原因には
ならず、移送管の使用には全く支障ない。
しかもフランジ2はライニングを施す前に鋳鋼
管1に熔接され、ライニング層11を形成した後
は熔接は行なわないから、ライニング層11は熔
接によつて破壊されることはなく、所望のフラン
ジ付きゴムライニング鋳鋼管が得られるのであ
る。又鋳鋼管は不健全層13を含めてその侭がラ
イニング層11の形成によつて使用出来るから、
従来の如く鋳造に際して余分の肉厚を鋳造する必
要はなくなり、更に鋳造後に不健全層13を切削
して除去することも不用となり、鋳鋼管の肉厚10
%の資材が節約され、フランジ付きゴムライニン
グ鋳鋼管が安価に供給出来る等、多くの優れた効
果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は製造方法の実施の状況を示す正面図、
第2図は製造途中の鋳鋼管の一部を破断した正面
図、第3図は本考案に係るフランジ付きゴムライ
ニング鋳鋼管の一部破断正面図である。 1……鋳鋼管、2……フランジ、3……外フラ
ンジ部、4……内向き突出部、7……遠心鋳造
機、11……ライニング層、13……不健全層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真直鋳鋼管の両端開口へ、管外方へ大きく突出
    した外フランジ部、管内方へ短く適当長さ突出し
    た内向き突出部を有すフランジを熔接し、鋳鋼管
    内面には両端のフランジの内向き突出部の間に均
    一厚さにゴムライニング層を形成したことを特徴
    とするフランジ付きゴムライニング鋳鋼管。
JP13507382U 1982-09-06 1982-09-06 フランジ付きゴムライニング鋳鋼管 Granted JPS5939382U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13507382U JPS5939382U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 フランジ付きゴムライニング鋳鋼管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13507382U JPS5939382U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 フランジ付きゴムライニング鋳鋼管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939382U JPS5939382U (ja) 1984-03-13
JPS622386Y2 true JPS622386Y2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=30304141

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13507382U Granted JPS5939382U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 フランジ付きゴムライニング鋳鋼管

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3543586B1 (de) * 2018-03-21 2020-10-14 Esser -Werke GmbH & Co. KG Hybridrohr mit rohrbund und verschleissring und verfahren zu dessen herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5939382U (ja) 1984-03-13

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