JPS622379Y2 - - Google Patents

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JPS622379Y2
JPS622379Y2 JP1159685U JP1159685U JPS622379Y2 JP S622379 Y2 JPS622379 Y2 JP S622379Y2 JP 1159685 U JP1159685 U JP 1159685U JP 1159685 U JP1159685 U JP 1159685U JP S622379 Y2 JPS622379 Y2 JP S622379Y2
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JP
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valve body
spring
adjustment screw
diaphragm
cover
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JP1159685U
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JPS61128466U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流路内を流れる流体が異常圧力にな
つたときに自動的に流路を閉状態とする緊急遮断
弁に係り、特には簡単な構造でもつて、遮断設定
圧力を設定することのできるようにした緊急遮断
弁に関する。
従来の技術 一般に、ガスを利用した燃焼機器では、流路内
のガスが所定圧力を越えると異常燃焼及び機器の
破損等が起こり、また、ガスが所定圧力を下回る
と炎の立ち消えによつて生ガスが出て爆発のおそ
れがあるため、例えば圧力スイツチと電磁弁を併
用した緊急遮断弁が用いられているが、該燃焼機
器では、火花等の発生のおそれがあるため防爆機
構とする必要があり、構造が複雑になると共にコ
ストアツプになるという欠点があつた。本案の考
案者はこの点に鑑みて、低圧時にも、高圧時にも
作動しうる緊急遮断弁を考案し、これを実用新案
登録出願した(実願昭59−143250号公報)。
この考案は、弁本体内に設けられたダイアフラ
ムに取り付けられると共に、該弁本体内に設けら
れた筒部に同軸状として摺動自在に内嵌されたス
ピンドルと、前記筒部に同軸状として摺動可能に
外嵌されると共に、内嵌したスプリングによつて
流路を閉状態とする方向に付勢された筒状弁体と
を備えてあり、且つ前記スピンドルには所定間隔
をもつて一対の周溝部が凹設され、且つ、前記弁
体には内周面の所定位置に円周状のノツチが形成
され、さらに、前記筒部には該ノツチに対応して
複数の孔部が径方向に穿設されると共に、それぞ
れの孔部に前記ノツチに係合するボールが嵌め込
まれたことを特徴とする緊急遮断弁である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記考案の緊急遮断弁は、その
構造上、遮断設定圧力のうち、高圧遮断設定圧力
と低圧遮断設定圧力は、各々独自では設定不可で
あり、使用するスプリングのバネ定数とスピンド
ルの溝間隔(上、下の周溝までの距離)によつて
決まつてしまう。
従つて遮断弁を構成するスプリングのバネ定数
や、各部品の寸法のバラツキがそのまま前記遮断
設定圧力のバラツキに関係してしまうという問題
がある。
さらに重大な問題点として、前記設定圧力を変
更するには、スプリングあるいはスピンドルをそ
の都度交換しなければならないという欠点があ
る。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので部品
交換を要せず、従つてユーザ側(現場)にて、容
易に遮断設定圧力を設定または変更することので
きる緊急遮断弁を提供することを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 本考案に係る緊急遮断弁は前述の従来の技術に
加えるに、内壁にネジ部を有するカバーと、前記
カバーに螺合する第1の調整ネジと、前記第1の
調整ネジに螺合する第2の調整ネジがある。そし
て、さらに、前記ダイアフラムの上部に昇降自在
に配置したリテイナが第1のスプリングにより下
向きに付勢される一方、前記第2の調整ネジと前
記ダイアフラム間に介装した第2のスプリングに
より、前記ダイアフラムが下向きに付勢されてい
る。
作 用 低圧遮断圧力時には、その圧力低下に伴つて第
2のスプリングの押圧力により、閉弁状態が形成
される。また、高圧遮断圧力時には、その圧力が
第1のスプリングと第2のスプリングとの両者に
打ち勝つことにより、閉弁状態が形成される。
実施例 以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第1図に本考案に係る緊急遮断弁を示し、1は
弁本体である。該弁本体1は弁体2を収納したハ
ウジング3と、該ハウジング3の上部に設けられ
たカバー4とで構成される。
該ハウジング3は筒状に形成され、側外方に突
出したフランジ部5が上端縁に設けられると共
に、弁本体1を上下に2分割するように仕切壁部
6が設けられ、且つ、下端にガス等の流体が通過
する流入口部7及び流出口部8が設けられてい
る。
具体的には、前記仕切壁部6には筒部9が垂設
されると共に、所定部位に孔部10が穿設されて
いる。また、筒部9の下端近傍には径方向に複数
の孔部11が穿設され、該弁孔部11にボール1
2が嵌め込まれている。
一方、前記カバー4は、ハウジング3のフラン
ジ部5に対応したフランジ部13と、直筒部14
とから構成されてあり、この直筒部14の内壁に
はメネジが形成されてあり、該フランジ部13に
は孔部15が穿設されてカバー4内と大気とを連
通している。
141は前記メネジに螺合する第1の調整ネジ
であつて、この第1の調整ネジ141の中央部に
は第2の調整ネジ142が螺合されている。
一方、143は短筒状のリテイナで、第1の調
整ネジ141の下方に配置されている。当該リテ
イナ143の上端に形成された外向フランジ部1
44は、前記直筒部14の下部内周に形成された
係合鍔145に昇降自在に係合支持され、かつリ
テイナ143の下端に形成された内向フランジ部
146の上面と第1の調整ネジ141との間には
第1のスプリング147が介装されている。ま
た、前記第2の調整ネジ142の下面と後述する
ダイアフラム間(より具体的には板材17間)に
は、第1のスプリング147よりも小径の第2の
スプリング148が介装されている。
16はダイアフラムであり、前記ハウジング3
とカバー4のフランジ部5,13間に外周縁部が
挟着保持されると共に、中央部に板材17がボル
ト18にて固着されている。また、該ダイアフラ
ム16は前記第2のスプリング148にて下方に
付勢されているが、前記ハウジング3内に流入し
た流体が前記孔部10を通過して、該ダイアフラ
ム16を矢印A方向に押圧し、常時は図例の状態
に保持されている。
しかして、20は、前記ハウジング3の筒部9
に同軸状として摺動自在に内嵌されたスピンドル
であり、一端が前記ボルト18にてダイアフラム
16及び板材17に固着され、ダイアフラム16
の動作に連動して前記筒部9を摺動する。また、
該スピンドル20には、先端部及び中途部に所定
間隔をもつて一対の周溝部21a,21bが凹設
され、前記筒部9の内周面との間に所定の間隙が
形成されている。
また、筒部9には、前記弁体2が同軸状として
摺動可能に外嵌されている。弁体2は有底筒状に
形成され、底部外面にゴム等の弾性材22が埋設
されると共に、内周面の所定位置に円周状のノツ
チ23が形成され、該ノツチ23に前記筒部9の
孔部11が対応している。さらに、弁体2にはス
プリング24が内装され、該スプリング24によ
つて流路が閉状態となる方向に弁体2を付勢し、
前記ハウジング3の底面25に設けられた弁座2
6に弾性材22が圧接する。
しかして、図示する設定圧力状態では、ダイア
フラム16はリテイナ143の下端面に対して一
定の間隙を形成するようになつている。
27はリセツトボタンであり、軸部27aに外
装されたスプリング28によつて外方向に付勢さ
れ、該リセツトボタン27をスプリング28の付
勢力に抗して押圧操作することで、前記弁体2を
スプリング24の付勢力に抗して移動させ、弁体
2によつて遮断された流入口部7と流出口部8と
を連通連結可能とする。なお、29はOリング、
30はキヤツプである。
次に、本考案に係る緊急遮断弁の動作を第2図
及び第3図を加えて説明する。
基本動作 (1) 常時は、流路(流入口部7と流出口部8)を
開状態に保持するように、筒部9に嵌め込まれ
たボール12が弁体2のノツチ23に係合し、
第1図の状態に弁体2が保持されている。
(2) この状態から、流入口部7より弁本体1内に
流入する流体圧が高くなると、ダイアフラム1
6は、仕切壁部6の孔部10を通過した流体に
よつて第2のスプリング148(板材17の上
端がリテイナ143の下端に当接したあとは、
第2のスプリング148及び第1のスプリング
147)の付勢力に抗して矢印A方向に押し上
げられ、該ダイアフラム16の移動に伴つてス
ピンドル20が上方(軸心方向)に移動する。
このとき、スピンドル20の周溝部21aが前
記ボール12の位置にくると、ボール12は周
溝部21a側に僅かに移動する。これは弁体2
がスプリング24によつて常に下方に付勢され
ているためである。このボール12の移動によ
つてノツチ23とボール12の係合状態が解除
され、スプリング24の付勢力によつて下方
(矢印B方向)に移動した弁体2によつて流路
が遮断される(第2図)。
(3) 次に、第1図において、弁本体1内に流入す
る流体圧が低くなると、第2のスプリング14
8の付勢力が流体圧に勝つてダイアフラム16
を第3図の矢印C方向に押し下げ、該ダイアフ
ラム16の移動に伴つてスピンドル20が下方
に移動する。このとき、スピンドル20の周溝
部21bがボール12の位置にくると、ボール
12は周溝部21b側に僅かに移動し、前記同
様ノツチ23とボール12の係合状態が解除さ
れ、下方(矢印B方向)に移動した弁体2によ
つて流路が遮断される(第3図)。
遮断設定圧力の設定方法 第2の調整ネジ142をねじ込むと、第2のス
プリング148のダイアフラム16に対する下方
向への押圧力が増大する。また、第1の調整ネジ
141をねじ込むと、第1のスプリング147の
リテイナ143に対する下方向への押圧力が増大
すると共に、第2のスプリング148のダイアフ
ラム16に対する下方向への押圧力も増大する。
従つて、低圧遮断圧力及び高圧遮断圧力の設定
は、第2の調整ネジ142と第1の調整ネジ14
1とのねじ込み量を相対的に調整することによつ
て行うことができる。
考案の効果 本考案は上述のように構成したので、流路内を
流れる流体が異常圧力(高圧・低圧)になつて
も、自動的に流路を閉状態とすることができる。
特にガスを利用する燃焼機器に安心して使用する
ことが可能となる。さらに本考案に特有な効果と
しては、本考案の緊急遮断弁によれば、遮断弁を
構成する各部品の寸法のバラツキに影響されるこ
となく、しかもユーザ側(現場)においても部品
交換を要することなく、容易に遮断圧力を設定、
変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、
第2図及び第3図はそれぞれ流路を遮断した状態
を示す断面正面図である。 1……弁本体、2……弁体、9……筒部、11
……孔部、12……ボール、16……ダイアフラ
ム、20……スピンドル、21a,21b……周
溝部、23……ノツチ、24……スプリング、1
41……第1の調整ネジ、142……第2の調整
ネジ、143……リテイナ、147……第1のス
プリング、148……第2のスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体内に設けられたダイアフラムに取り付け
    られると共に、該弁本体内に設けられた筒部に同
    軸状として摺動自在に内嵌されたスピンドルと、
    前記筒部に同軸状として摺動可能に外嵌されると
    共に、内装したスプリングによつて流路を閉状態
    とする方向に付勢された筒状弁体とを備え、前記
    スピンドルには所定間隔をもつて一対の周溝部が
    凹設され、且つ、前記弁体には内周面の所定位置
    に円周状のノツチが形成され、さらに、前記筒部
    には該ノツチに対応して複数の孔部が径方向に穿
    設されると共に、それぞれの孔部に前記ノツチに
    係合するボールが嵌め込まれてあり、且つ直筒の
    内壁にネジ部を有するカバーと、前記カバーに螺
    合する第1の調整ネジと、前記第1の調整ネジに
    螺合する第2の調整ネジと、前記ダイアフラムの
    上部に位置して前記カバーに昇降自在に係合支持
    されるリテイナと、前記第1の調整ネジと前記リ
    テイナ間に介装される第1のスプリングと、前記
    第2の調整ネジと前記ダイアフラム間に介装され
    る第2のスプリングとを具備せしめることを特徴
    とする緊急遮断弁。
JP1159685U 1985-01-29 1985-01-29 Expired JPS622379Y2 (ja)

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JP1159685U JPS622379Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1159685U JPS622379Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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JPS61128466U JPS61128466U (ja) 1986-08-12
JPS622379Y2 true JPS622379Y2 (ja) 1987-01-20

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ID=30493861

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JP1159685U Expired JPS622379Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4757555B2 (ja) * 2005-07-20 2011-08-24 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 開閉バルブ

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JPS61128466U (ja) 1986-08-12

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