JPS6223121B2 - - Google Patents

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JPS6223121B2
JPS6223121B2 JP5715382A JP5715382A JPS6223121B2 JP S6223121 B2 JPS6223121 B2 JP S6223121B2 JP 5715382 A JP5715382 A JP 5715382A JP 5715382 A JP5715382 A JP 5715382A JP S6223121 B2 JPS6223121 B2 JP S6223121B2
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JP
Japan
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mortar
concrete
polymer
flat plate
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP5715382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58195605A (ja
Inventor
Tatsu Yoshida
Tooru Hirano
Keiichi Katsuyo
Nobuyasu Nagano
Toshihiko Maruyama
Masao Inuzuka
Atsushi Kasahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOTSUKAIDO
HOTSUKON KK
NIPPON YUSHI KK
Original Assignee
HOTSUKAIDO
HOTSUKON KK
NIPPON YUSHI KK
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Publication date
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Priority to JP5715382A priority Critical patent/JPS58195605A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリマーモルタルを接着剤とする穴
あきプレキヤスト平板の布設舗装工法に関する。 本発明において、ポリマーモルタル(レジンモ
ルタルと同義語)とは細骨材を樹脂で結合した複
合材料を総称するものとする。 国内における道路舗装はアスフアルトまたはセ
メントコンクリートの舗装が多く採用されている
が、アスフアルトは摩耗の度合がはげしく、特に
寒冷地におけるスパイクタイヤによる摩耗がはげ
しく、その補修費が大となつており、摩耗粉じん
は大気を汚すので社会的問題ともなつている。セ
メントコンクリートについてはアスフアルトと比
較して耐久力はあるが、施工後の養生期間が長く
その間の交通障害が問題となり、実施が困難であ
る。そのため、近年早弾セメントモルタルによる
補修施工等が行われているが、耐摩耗性、下地と
の接着性についてセメントコンクリートと比較し
て劣つている。 以上の諸問題を解決するため、本発明は耐摩耗
性にすぐれたコンクリートまたはポリマーコンク
リート製プレキヤスト平板を迅速に布設施工する
舗装工法を提案するものである。即ち、グリセロ
ールメタクリレートを10重量%以上含んだエチレ
ン性不飽和単量体からなる樹脂液を結合剤として
12〜20重量%用い、これを骨材と混合して得られ
る流動性と硬化性に富んだポリマーモルタルを使
用して穴あきプレキヤスト平板を接着布設する工
法である。この工法を、新設または摩耗の進んだ
旧設の道路に適用することによりすりへり抵抗が
大きいばかりでなく下地との接着性および防水性
にすぐれた舗装を短時間で得ることが可能にな
る。 従来も、本発明におけると同様な目的に使用し
うるポリマーモルタルとして、エポキシ、ポリウ
レタン、不飽和ポリエステル樹脂モルタル等があ
るが、いずれも樹脂粘度が高く表1に示したよう
に本発明におけると同様な流動性のよいポリマー
モルタルを得るには樹脂含有率を25重量%以上と
しなければならず、コスト的に相当高く、また氷
点以下の実使用において速急に硬化させ所要の強
度を発現させることは困難である。これにくらべ
て、本発明で使用する樹脂はグリセロールメタク
リレートと他のエチレン性不飽和単量体との混合
樹脂液であり、樹脂の粘度が小さく、12〜20重量
%の樹脂含有率で180〜250mmのフロー値をもつ流
動性のよいポリマーモルタルを得ることができ、
さらに、氷点下においても打設後3時間で曲げ強
度150Kg/cm2、圧縮強度500Kg/cm2以上の高強度を
発現できるので本発明の迅速工法を可能とするも
のである。 本発明で使用する他のエチレン性不飽和単量体
としてはアクリル酸、アクリル酸エステル類、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル類、スチレン
クロルスチレン、α―メチルスチレン、ビニルト
ルエン、酢酸ビニール、ジビニルベンゼン、ブタ
ジエン等があるが、反応性と価格の点からスチレ
ンメタクリル酸メチルが好ましい。 本発明で使用するグリセロールメタクリレート
はグリセリンのメタクリル酸エステルで、モノ、
ジ、トリエステルのいずれも使用可能であるが、
とくに、ジおよびトリエステルの合計が70〜90重
量%を占める多官能性樹脂組成の混合物の使用が
好ましく、このような組成のグリセロールメタク
リレートを他のエチレン性不飽和単量体に10重量
%以上配合した混合樹脂液は、反応性が高く、す
ぐれた物性のポリマーモルタルを得る上に望まし
い。 本発明で使用するポリマーモルタルには骨材と
して、ケイ砂、砂利、砕石などの細骨材のほか、
炭酸カルシウム、クレー、タルク、水酸化アルミ
ニウム、酸化アルミニウム、ポルトランドセメン
ト、アルミナセメントなどが組み合せて使用され
る。 本発明で使用するポリマーモルタルの硬化方法
についてはとくに規制されないが、適当なラジカ
ル開始剤を用いて硬化させることが実用的であ
る。 ラジカル開始剤としては、クメンヒドロペルオ
キシド、メチルエチルケトンペルオキシド、1,
1―ジ―t―ブチルペルオキシ―3,3,5―ト
リメチルシクロヘキサン、ジクミルペルオキシ
ド、ジ―t―ブチルペルオキシド、ベンゾイルペ
ルオキシド、t―ブチルペルオキシベンゾエート
等通常のラジカル重合反応の開始剤が用いられ
る。その使用量は樹脂に対して1〜5PHRであ
る。さらに、硬化促進剤としてジメチルアニリ
ン、ジエチルアニリン、ジメチルパラトルイジン
などのアミン系有機化合物、ナフテン酸コバル
ト、オクチル酸マンガンなどの有機酸金属塩等が
0.5〜5PHR使用される。また、硬化時間を調整す
る目的で、遅延剤としてパラベンゾキノン、パラ
―t―ブチルカテコールなどを0.01〜0.05PHR使
用することもできる。 次に本発明の工法について説明する。 舗装を実施する場所の条件に適合した寸法のコ
ンクリートまたはポリマーコンクリート製のプレ
キヤスト平板をあらかじめ工場において製造を行
なうが、この場合の設計については図5に示す通
り平板とモルタルが密着を完全に行ない得るよう
にあるいは、その確認ができるように径30m/m
のテーパー付穴を0.1m2当り1箇所の割合間隔で
作成し、布設作業を容易に行ない得る様に平板の
隅にボルト用ナツトを埋込取付けておく。 このように、製造されたコンクリート製または
ポリマーコンクリート製プレキヤスト平板をユニ
ツク車にて現場に搬入する。施工現場のコンクリ
ート舗装面を乾燥清掃し、外気温度、布設面の温
度、骨材および樹脂温度を測定し、必要な作業時
間、硬化時間に適合した最適の流動性のよいポリ
マーモルタルを得られるように配合設計を行な
い、前記の骨材、樹脂、硬化剤、促進剤、遅延剤
などをそれぞれ計量してミキサーにて混練する。 樹脂液中には、硬化収縮による残留応力を小さ
くするための熱可塑性の樹脂を3〜5重量%溶解
することがある。熱可塑性樹脂としてはポリスチ
レン、ポリメタクリル酸メチル、飽和ポリエステ
ル等が使用できる。練り上つたポリマーモルタル
を速やかに図1に示す通り、布設面に平らに流し
込み、この上にコンクリートまたはポリマーコン
クリート製平板をクレーン車にてフツクにワイヤ
ーをかけてつりおろし図2に示す通り接着布設す
る。この時、図5,図6に示すようにフツクとレ
ベルスペーサーが兼用となつているのでワイヤー
を外し、フツクを回転させることにより平板を自
重で下降させ、容易にレベルを合せることができ
る。平板が下降するに従い、ポリマーモルタルの
流動が始り、間に残された空気は余分なモルタル
と共に各々の穴から噴出してくるので密着をより
完全にせしめることができる。従つて、最初に流
し込むモルタルの量は噴出して穴に入る量を計算
に入れておく必要がある。半硬化してモルタルの
流動が止まつた時にフツクを取り外し、図3のよ
うに各々の穴から噴出した余分なモルタルを取り
除くと共にフツク除去後の穴にモルタルを充填
し、図4のとおり布設作業を完了する。平板の穴
の大きさと数は特定するものではないが、平板の
強度が充分に保たれ、モルタルの流動にともなつ
て空気の連行脱泡が良好に行われることが望まし
い。 実施例 1 摩耗の著しく進行したコンクリート道路にポリ
マーモルタルを接着剤として使用し、プレキヤス
ト平板をオバーレイした補修工事例である。現場
は交通量も多く幅員のせまい橋であるため、車輌
の通行する場所が限られ、図7のように車のタイ
ヤ接触面のみが大きく摩耗し深いところで35〜
40m/mの轍ぼれがみられた。補修工事は図8に
示す通り、片側3.75mの幅員摩耗部分に巾1100mm
長さ2000mm厚さ40mmの穴あきプレキヤスト平板を
2条に布設するものである。 工事は次の手順に従つて行なわれた。 交通遮断後、施工個所の清掃を行ない、モルタ
ルの流出を防ぐために平板布設面の両外側にこま
いを設置し、その中にモルタルを流し込むように
した。モルタルの混練は100用の強制撹拌ミキ
サーを用い、砂、炭酸カルシウムの骨材を入れ、
次に硬化剤、促進剤、遅延剤を入れた樹脂液を投
入して2〜3分混練した。この配合設計は可使時
間が60分、硬化時間が120分となるように表2の
配合で実施した。表に示されている通り、これら
のモルタルは曲げ強度、コンクリートとの接着強
度が大きく防水性に優れていることがわかる。布
設面にモルタルを流し込み、セルフレベリング性
を利用して平面に敷均したところで、その上にプ
レキヤスト穴あき平板をゆつくり降ろし、レベル
スペーサー用ボルトを廻してレベル調整をしなが
ら、さらに平板を沈め穴からモルタルが噴出する
のを確める。 この様にして順次布設して行き約1時間後、モ
ルタルの可変時間が過ぎて半硬化状態となつたと
ころでフツクをとり外し、フツクの穴にモルタル
を充填し、噴出した余分なモルタルを除去し、平
板間の段差にアスフアルトのすり付けを行ない全
路面が平滑になるようにした。車輌の交通再開は
最後のモルタルを練り布設を行なつてから約3時
間後になされた。 約1ケ月後に施工現場の状況調査を行つたが、
平板のはく離、亀裂発生などもなく、モルタルと
平板が良く密着していることが確められた。ま
た、平板の摩耗についてもポリマーコンクリート
平板はほとんど摩耗がなく、コンクリート平板は
表面層の摩耗が若干みられたがアスフアルト舗装
に比較して相対的にその度合は小さい。表4に実
施例に用いたものと同質材料の供試体についてス
パイクタイヤ走行試験機により摩耗深さを測定し
た結果を示したが、これによればコンクリートお
よびポリマーコンクリートはアスフアルトに比較
して2〜4倍の耐摩耗性を示すことがわかる。 実施例 2 樹脂組成および骨材組成を表3に示すように配
合したポリマーモルタルにより工場敷地内のいた
んだ道路上にポリマーコンクリート製穴あきプレ
キヤスト平板をオーバーレイした。ポリマーモル
タルは2〜3時間で所要の強度を発現した。ハン
マーで衝撃を加えたところ、下地コンクリートが
破壊し、プレキヤスト板、ポリマーモルタルおよ
び下地コンクリートが充分に接着していることが
確められた。約3ケ月後に施工現場の状況調査を
行なつたが、プレキヤスト平板のはく離、きれつ
発生などはなく、表面摩耗状態も極めて少ないこ
とが認められた。 以上の実施例からも明らかなように本発明は工
事による交通停滞時間を最少限度にとどめて耐摩
耗性、防水性および高強度の舗装を迅速に現場施
工する方法を提供するものであり、これによつて
寒冷地におけるスパイクタイヤ装着車輌による道
路摩耗の軽減あるいは摩耗粉じんの大気汚染防止
のため多少とも寄与せんとするものである。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図はポリマーモルタル流し込み状況、第2
図は平板のつりおろし状況、第3図は平板降下に
よる密着状況、第4図は施工が完了した時、第5
図は平板の穴とボルトの詳細、第6図はボルトを
回転し、レベル完了した時、第7図は実施例1の
布設前の路面の状況、第8図は実施例1の布設の
詳細。 1…トロ漏れ防止こまい、2…プレキヤスト穴
あき平板、3…つり金具兼用レベルスペーサーボ
ルト、4…直径30mmテーパー付き穴、5…噴出し
たポリマーモルタル、6…ボルトを回転しレベル
を完了した状況、7…摩耗したコンクリート舗
装、8…橋の床板コンクリート、9…プレキヤス
ト平板、10…アスフアルト据付箇所、11…ポ
リマーモルタル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート舗装表面にグリセロールメタク
    リレートを10重量%以上含んだエチレン性不飽和
    単量体樹脂液と骨材の混合割合が12:88〜20:80
    である流動性ポリマーモルタルを平端に流し、そ
    の上に穴あきプレキヤスト平板を降ろし、自重の
    みで密着布設することを特徴とするポリマーモル
    タルによるプレキヤスト平板布設迅速舗装工法。
JP5715382A 1982-04-05 1982-04-05 ポリマ−モルタルによるプレキャスト平板布設工法 Granted JPS58195605A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5715382A JPS58195605A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ポリマ−モルタルによるプレキャスト平板布設工法

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JP5715382A JPS58195605A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ポリマ−モルタルによるプレキャスト平板布設工法

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Publication Number Publication Date
JPS58195605A JPS58195605A (ja) 1983-11-14
JPS6223121B2 true JPS6223121B2 (ja) 1987-05-21

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JP5715382A Granted JPS58195605A (ja) 1982-04-05 1982-04-05 ポリマ−モルタルによるプレキャスト平板布設工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63147002A (ja) * 1986-12-05 1988-06-20 株式会社イナックス タイルの施工方法
JPS63147001A (ja) * 1986-12-05 1988-06-20 株式会社イナックス タイルの施工方法

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JPS58195605A (ja) 1983-11-14

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