JPS62227943A - 導電性ゼリ−様組成物の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシール材や緩衝材としての使用に適したゼリー
様のりを性を有し、１１つ導電性を有することにより、
種々の新しい用途に使用することが可能な＝暗プ戸／Ｍ
４−畦牟番〒州≠ｌｂ：＋→住梓番組成物の製造造方法
に関する。

〔従来の技術〕

ゼリー形成能を有する物質としては寒天、ゼラチン等の
天然高分子が良く知られており、特に寒天ゼリーは精密
な型取り材として工業的にも用いられている。

ゼリー組成物に特有の弾性はシール材やケーブル充填材
としての用途にも好適なもので、このような用途に使用
するため、腐敗性のない合成樹脂のゼリー様組成物を製
造する方法が既に公知である。この方法は、例えば特願
昭５８−１２３９６３号等で出願人が先に提案したもの
で、主としてポリ塩化ビニル樹脂をジオクチリフタレー
ト等の可塑剤および油等と共に加熱容器して均一な溶液
とした後、これを冷却固化させるものである。

」二記の方法で製造されたゼリー様ｍｌ酸物は寒天ゼリ
ーと同じようなゼリー様の弾性および感触を有しており
、ポリ塩化ビニル樹脂の分子がｉｊｉ塑剤や油を取込ん
でゲル化した結渠、ゼリーが形成されたことを推定しｆ
ＩＪる。しかも、このゼリー様組載物は寒天ゼリー等の
ようなシネレシスを生じず極めて安定で、また伸び特性
および引張度に優れている。加えて変形性に富み、形状
追随性に優れているといった特徴を有している外、−３
０℃〜−４０℃の低温も物性低下や硬度の一ヒ昇がみら
れない。これらの特徴は、何れもシール材やケーブル充
填材、更には緩衝材等の用途に使用する上で極めて望ま
しいものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、１；記従来の方法で製造されたゼリー様組成物
は絶縁材である塩化ビニル樹脂、可塑剤および油で構成
されているため、当然ながら導電性がない、従って１例
えばその緩衝材としての特性が特定の用途での使用に極
めて望ましいものであっても、導゛市性が要求される場
合には使用できない問題があった。

そのような例としては１例えば接触時にかなりの衝撃を
伴う電気的接点部材の緩衝材が挙げられる。

１−記・１９情に鑑み１本発明は導電性を有するゼリー
様組成物の製造を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による導電性ゼリー様組成物の製造方法は、ポリ
塩化ビニル樹脂１００玉１１５．部に対して可・ワ！剤
２５０〜１２００重ｒ逢部および炭素繊維３屯へ：１部
以ヒを混合し、加熱容器した後に冷却し固化させること
を特徴とするものである。

本発明におけるポリ塩化ビニル樹脂としては、未使用の
樹脂のみならず、使用済みのものを用いてもよい。

本発明における０「塑剤しては従来からＰｖＣの成形に
用いられているものを使用することができる０例えばジ
オクチリフタレート（ＤＯＰ）、　ジブチルフタレート
（ＤＢＰ）、ジイソデシルフタレート　（ＤよりＰ）等
のフタル酸エステル系Ｏｆ　−７ｐｊ剤、Ｉ・りオクチ
ルホスフェート（ＴＯＰ）等の燐酸エステル糸回・塑剤
、メタクリル酸エステル系Ｈ（塑剤笠である。また、こ
れにトリクレジルホスフェ−）（ＴＣＰ）等の難燃性可
塑剤を入れれば製品を難燃化させることもできる。

本発明における炭素繊維としては、短ｔａ維またはＦｃ
ｕａｍの何れでもよく、更にストランド状のものを用い
てもよい、何れにしても、ポリ塩化ビニル樹脂１００屯
諺部に対して３重量部以しでなければ実用的な導電性は
得られない。

なお、に記１１［塑剤の一部を置換して油を使用しても
よい。この油の添加によりモジュラスを更に低く、硬さ
を軟らかくできる。この場合の油の添加量は、可塑剤お
よび油の合計量１００重量部に対して１０〜９０重縫部
とする。１０１１ｆ呈部未満では油を添加する効果が充
分発揮できず、また９　０　毛＋１′、部を越えるとゼ
リー状になりにくくなるためである。使用する油として
は」；配回塑剤と相溶性のあるもので１例えば機械油、
ゴム軟化用油、植物油等が挙げられる。

また、１−記ゼリー状組成物には必要に応じてステアリ
ン酸唾鉛等の安定剤、着色剤あるいは充填剤等の各種添
加剤を混合してもよい。油の臭いが気になるのであれば
香料等を混合してもよい。

本発明において製造段階でゼリー様組成物中に４人され
る炭素ＩＪＡ維は、周知のように導電性を有している。

従って、得られるゼリー様組成物は混入された炭素ｍ雄
の寄与により、一定の導゛心性を獲得するに至る。

また、本発明で得られるゼリー様組成物は加熱により容
易に容器するから、どのような用途に使用するにも加重
が極めて容易である。

〔実施例〕

以−ドに本発明の詳細な説明する。

実施例１ 塩化ビニル樹脂　　　　　　１００屯ｊｉｔ部トリクレ
ジルホスフェート　３５０／／ジオクチルフタレート　
　　　６０　〃鉱物油　　　　　　　　　　　７０　ｌ
／錫系熱安定剤　　　　　　　　１０ｌ／炭素繊維　　
　　　　　　　　　７７゜上記原料を混合し、１６０℃
にて７分間混合攪拌した後、室温まで冷却して固化させ
た。

ところ、寸法が３０ｍｍＸ　３０ｍ＋ｉＸ　５ｍｍの試
料で２２０にΩであった。

実施例２ 塩化ビニル樹脂　　　　　　１００屯量部トリクレジル
ホスフェート　５００　〃錫系熱安定剤　　　　　　　
　１０　〃炭素繊維　　　　　　　　　　１１／／上記
原料を混合し、実施例１と同様にしてゼリー様組成物を
ｆ’）た。

得られたゼリー様組成物の電気抵抗を、寸法が３０ｍｍ
Ｘ　３０ａｍＸ　５ｍｍの試料について測定したところ
、８０にΩであった。

〔発明の効果〕

以り詳述したように１本発明により製造されるゼリー様
組成物はシール材や緩衝材としての使用に適したゼリー
様の弾性を有し、且つ導電性を有している。従って１本
発明によればゼリー様組成物の使用範囲を拡大できる等
、ＷＪ著な効果が得られるものである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ポリ塩化ビニル樹脂１００重量部に対して可塑剤
   ２５０〜１２００重量部および炭素繊維３重量部以上を
   混合し、加熱容器した後に冷却し、固化させることを特
   徴とする導電性ゼリー様組成物の製造方法。
2. （２）前記可塑剤の一部を置換して油を添加し、且つそ
   の添加量を可塑剤および油の合計量１００重量部に対し
   て１０〜９０重量部としたことを特徴とする特許請求の
   範囲（１）項記載の導電性ゼリー様組成物の製造方法。