JPS60173053A - 塩素化パラフインを主成分としたゼリ−状組成物の製造方法 - Google Patents
塩素化パラフインを主成分としたゼリ−状組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPS60173053A JPS60173053A JP59029840A JP2984084A JPS60173053A JP S60173053 A JPS60173053 A JP S60173053A JP 59029840 A JP59029840 A JP 59029840A JP 2984084 A JP2984084 A JP 2984084A JP S60173053 A JPS60173053 A JP S60173053A
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- Japan
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- compsn
- chlorinated paraffin
- jelly
- materials
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩素化パラフィンを固形化したゼリー状組成物
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
塩素化パラフィンは合成樹脂の難燃性可塑剤として、ま
たゴムや発泡体の難燃剤として一般に広く使用されてい
る。然し乍ら、塩素化パラフィン自信は常温で液状であ
るため、あくまで添加剤または配合剤として用いられて
いるにすぎず、独立して種々の産業材料に使用され得る
ものではない、もし、何等かの方法でこの塩素化パラフ
ィンを固形化することができたならば、本来的に難燃性
という有用な性質を有していることから、極めて興味深
い物性を持った材料を得られることが期待される。
たゴムや発泡体の難燃剤として一般に広く使用されてい
る。然し乍ら、塩素化パラフィン自信は常温で液状であ
るため、あくまで添加剤または配合剤として用いられて
いるにすぎず、独立して種々の産業材料に使用され得る
ものではない、もし、何等かの方法でこの塩素化パラフ
ィンを固形化することができたならば、本来的に難燃性
という有用な性質を有していることから、極めて興味深
い物性を持った材料を得られることが期待される。
このような観点から、発明者等は高分子のゼリー形成能
により塩素化パラフィンを固形化することに着想し、ポ
リ塩化ビニル樹脂を高分子化合物として種々の研究を行
なったところ、塩素化パラフィンを主成分としたゼリ一
様粘弾性を示す新規組成物を得ることに成功したので、
ここにその製造方法を開示するものである。
により塩素化パラフィンを固形化することに着想し、ポ
リ塩化ビニル樹脂を高分子化合物として種々の研究を行
なったところ、塩素化パラフィンを主成分としたゼリ一
様粘弾性を示す新規組成物を得ることに成功したので、
ここにその製造方法を開示するものである。
即ち、本発明は、塩素化パラフィン１００重量部に対し
てポリ塩化ビニル樹脂５重量部以上を添加混合し、均一
な溶融状態とした後、略常温まで冷却して固形化するこ
とを特徴とする塩素化パラフィンを主成分としたゼリー
状組成物の製造方法である。
てポリ塩化ビニル樹脂５重量部以上を添加混合し、均一
な溶融状態とした後、略常温まで冷却して固形化するこ
とを特徴とする塩素化パラフィンを主成分としたゼリー
状組成物の製造方法である。
本発明において原料に用いる塩素化パラフィンは塩素の
含有率のよって粘度が異なり、その含有率が高くなるほ
ど粘度は増大する。他の具体的な条件に応じて夫々の場
合に適した塩素含有率のものを選択すれば、本発明はこ
れら殆ど総ての塩素化パラフィンに対して適用できる。
含有率のよって粘度が異なり、その含有率が高くなるほ
ど粘度は増大する。他の具体的な条件に応じて夫々の場
合に適した塩素含有率のものを選択すれば、本発明はこ
れら殆ど総ての塩素化パラフィンに対して適用できる。
また、本発明における塩化ビニル樹脂（以下これをＰＶ
Ｃと略す）には酢酸ビニルコポリマーも含まれ、通常は
粉末状または粒状で市販されているものが用いられる。
Ｃと略す）には酢酸ビニルコポリマーも含まれ、通常は
粉末状または粒状で市販されているものが用いられる。
ＰＶＣの添加量を５重量部以上としたのは、これよりも
少ないと所期のゼリー状組成物が得られないからである
。このうち、特に５重量部〜３０重量部の範囲が最も好
ましい。
少ないと所期のゼリー状組成物が得られないからである
。このうち、特に５重量部〜３０重量部の範囲が最も好
ましい。
本発明を実施するに際しては、塩素化パラフィンを予め
加熱しておいてからＰＶＣを添加して混合攪拌するか、
或いは塩素化パラフィンにＰＶＣを添加した後にこれを
加熱混合してもよい。その際の加熱温度は大体１４０°
Ｃ−１９０℃程度が好ましく、また必要に応じて安定剤
、塩素吸収剤、顔料、充填剤等を加えてもよい。こうし
て塩素化パラフィン中にＰＶＣが均一に溶解された状態
の溶融混合物を常温にまで冷却すると、使用した塩素化
パラフィンの種類およびＰＶＣの添加量に応じた性状の
ゼリー状組成物が得られる。ＰＶＣの添加量が著しく少
ないにもかかわらず塩素化パラフィンがこのように固形
化されるのは、ＰＶＣの分子が塩素化パラフィンを包接
した状態で網目状にゲル化し、塩素化パラフィンを分散
媒とするゼリーが形成されたものと推定される。
加熱しておいてからＰＶＣを添加して混合攪拌するか、
或いは塩素化パラフィンにＰＶＣを添加した後にこれを
加熱混合してもよい。その際の加熱温度は大体１４０°
Ｃ−１９０℃程度が好ましく、また必要に応じて安定剤
、塩素吸収剤、顔料、充填剤等を加えてもよい。こうし
て塩素化パラフィン中にＰＶＣが均一に溶解された状態
の溶融混合物を常温にまで冷却すると、使用した塩素化
パラフィンの種類およびＰＶＣの添加量に応じた性状の
ゼリー状組成物が得られる。ＰＶＣの添加量が著しく少
ないにもかかわらず塩素化パラフィンがこのように固形
化されるのは、ＰＶＣの分子が塩素化パラフィンを包接
した状態で網目状にゲル化し、塩素化パラフィンを分散
媒とするゼリーが形成されたものと推定される。
こうして製造されたゼリー状組成物は、例えば寒天ゼリ
ーや蛋白質ゼリーと同種類の粘弾性および感触を有して
おり、上述したＰＶＣによるゲル化を推定させ得るもの
である。ただし、このゼリー状組成物は極めて安定で、
寒天ゼリー等に見られるシネレシスを生じない。また、
比較的固いものでもかなりの伸び特性および引張り強度
を有する外、変形性に富み、形状追随性に優れていると
いった特徴を備えている。しかも、難燃剤として広範に
用いられている塩素化パラフィンを主成分としているか
ら、従来の樹脂材料や発泡体等では得られない極めて優
れた難燃性を有していることは言うまでもない。
ーや蛋白質ゼリーと同種類の粘弾性および感触を有して
おり、上述したＰＶＣによるゲル化を推定させ得るもの
である。ただし、このゼリー状組成物は極めて安定で、
寒天ゼリー等に見られるシネレシスを生じない。また、
比較的固いものでもかなりの伸び特性および引張り強度
を有する外、変形性に富み、形状追随性に優れていると
いった特徴を備えている。しかも、難燃剤として広範に
用いられている塩素化パラフィンを主成分としているか
ら、従来の樹脂材料や発泡体等では得られない極めて優
れた難燃性を有していることは言うまでもない。
１−記のような特性を具備していることから、本発明に
より製造された新規ゼリー状組成物はその特性を生かし
て次のような種々の用途に使用することが可能である。
より製造された新規ゼリー状組成物はその特性を生かし
て次のような種々の用途に使用することが可能である。
まず、その弾力性を生かしてクッション素材として使用
することがＩＴ丁能である。クッション素材としては現
在ウレタンフオームが広く用いられているが、ウレタン
フオームの弾性はヒステリシスロスが大きいために底突
き感を生じるという問題が指摘されている。これに対し
て、本発明で得られるゼリー状組成物の弾性はヒステリ
シスロスが極めて小さいという特徴を有しており、例え
ば秒任用のウォーターベッドの代りにこれを用いれば、
形状追随性にも優れていることから床づれの防止に極め
て有効である。
することがＩＴ丁能である。クッション素材としては現
在ウレタンフオームが広く用いられているが、ウレタン
フオームの弾性はヒステリシスロスが大きいために底突
き感を生じるという問題が指摘されている。これに対し
て、本発明で得られるゼリー状組成物の弾性はヒステリ
シスロスが極めて小さいという特徴を有しており、例え
ば秒任用のウォーターベッドの代りにこれを用いれば、
形状追随性にも優れていることから床づれの防止に極め
て有効である。
また、形状追随性に優れた変形特性を利用して各種のシ
ーリング材、パツキン材、或いは玩具として使用するこ
とができ、更に光フアイバーグラス用緩衝材等、各種の
緩衝材として用いることができる。
ーリング材、パツキン材、或いは玩具として使用するこ
とができ、更に光フアイバーグラス用緩衝材等、各種の
緩衝材として用いることができる。
以下に本発明の詳細な説明する。
実施例１〜５
塩素化パラフィン、ＰＶＣおよび脱塩素安定剤を第１表
Ａ欄に示す比率で配合した後、これを１６０℃に加熱し
、攪拌することにより均一な溶融混合物とした。次いで
該溶融混合物を徐々に室温にまで冷却したところ、夫々
の実施例について、第１表Ｂ欄に示すような性状のゼリ
ー状組成物が得られた。これら実施例１〜５で得られた
夫々の生成物についてＡＳＴＭによる難燃性試験を行な
ったところ、何れの場合にも問題とするに足る現象はそ
の徴候すら確認できなかった。
Ａ欄に示す比率で配合した後、これを１６０℃に加熱し
、攪拌することにより均一な溶融混合物とした。次いで
該溶融混合物を徐々に室温にまで冷却したところ、夫々
の実施例について、第１表Ｂ欄に示すような性状のゼリ
ー状組成物が得られた。これら実施例１〜５で得られた
夫々の生成物についてＡＳＴＭによる難燃性試験を行な
ったところ、何れの場合にも問題とするに足る現象はそ
の徴候すら確認できなかった。
以」二詳述したように、本発明の製造方法によれば難燃
剤として周知の塩素化パラフィンをセリ−状に固形化す
ることができ、種々の用途に使用して極めて興味深い特
性をもった新規組成物が得られるものである。
剤として周知の塩素化パラフィンをセリ−状に固形化す
ることができ、種々の用途に使用して極めて興味深い特
性をもった新規組成物が得られるものである。
Claims (1)
- 塩素化パラフィン１００重量部に対してポリ塩化ビニル
樹脂５重量部以上を添加混合し、均一な溶融状態とした
後、略常温まで冷却して固形化することを特徴とする塩
素化パラフィンを主成分としたゼリー状組成物の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59029840A JPS60173053A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 塩素化パラフインを主成分としたゼリ−状組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59029840A JPS60173053A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 塩素化パラフインを主成分としたゼリ−状組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60173053A true JPS60173053A (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=12287204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59029840A Pending JPS60173053A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 塩素化パラフインを主成分としたゼリ−状組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60173053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0755991A3 (en) * | 1995-07-27 | 1997-08-13 | Taisei Corp | Dry or wet sealing material and process for its manufacture |
-
1984
- 1984-02-20 JP JP59029840A patent/JPS60173053A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0755991A3 (en) * | 1995-07-27 | 1997-08-13 | Taisei Corp | Dry or wet sealing material and process for its manufacture |
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