JPS6222778Y2 - - Google Patents

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JPS6222778Y2
JPS6222778Y2 JP13400682U JP13400682U JPS6222778Y2 JP S6222778 Y2 JPS6222778 Y2 JP S6222778Y2 JP 13400682 U JP13400682 U JP 13400682U JP 13400682 U JP13400682 U JP 13400682U JP S6222778 Y2 JPS6222778 Y2 JP S6222778Y2
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JP
Japan
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heat
heat pipe
tube
heat generating
outer tube
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JP13400682U
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JPS5937976U (ja
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は加熱用熱源としての長尺な発熱体に
関するものである。
例えば、液化天然ガス(LNG)や液化石油ガ
ス(LPG)などの低温液用タンクの基礎コンクリ
ートは、タンク内の低温液によつて冷却され、凍
結するおそれがあるので、従来、第1図および第
2図に示すように基礎コンクリート1を電熱ヒー
タ2によつて加熱保温していた。すなわち工業用
の大型低温液タンク3は、通常パーライトコンク
リート等の断熱コンクリート4を介して基礎コン
クリート1上に設置されているが、断熱コンクリ
ート4の断熱効果が必ずしも充分ではないので、
基礎コンクリート1がタンク3内の低温液によつ
て冷却される場合があり、そこで従来では基礎コ
ンクリート1内に埋設した保護用のパイプ5内に
電熱ヒータ2を挿入し、その電熱ヒータ2を通
電・発熱させることにより、基礎コンクリート1
を約5℃程度に保持するようになつている。
しかるに従来では、温度がある一定温度以上に
なると分子構造が変化して抵抗値が小さくなり、
それに伴つて発熱量が低下する所謂セルフ・リミ
ツテイング効果を利用して温度制御をし易くする
ために、半導電性抵抗物質からなる電熱ヒータ2
を用いていたが、このような電熱ヒータ2ではそ
の長手方向での電圧降下が生じ、長手方向におけ
る各部分の発熱量にバラつきがあり、基礎コンク
リート1を均一に加熱保温することが困難であつ
た。
この考案は上述の問題を解消すべくなされたも
ので、各部分の発熱量にバラつきのない長尺発熱
体を提供することを目的とし、その特徴をすると
ころは、金属管をコンテナとしたヒートパイプと
これを嵌め込んだ金属製外管との間に、半導電性
抵抗物質からなる発熱層を設け、かつヒートパイ
プと金属製外管とをその発熱層に対する電極とし
た点にある。
以下この考案の実施例を第3図および第4図を
参照して説明すると、第3図はこの考案の一実施
例を示す一部断面した正面図であり、第4図はそ
の−線に沿う断面図であつて、これらの図中
符号10はヒートパイプを示し、そのヒートパイ
プ10は、従来知られているヒートパイプと同様
に、金属管例えば鋼管11をコンテナとし、その
銅管11の内周面にウイツク12を密着配置する
とともに、銅管11の内部に適宜の作動流体を封
入した構成であり、その外周面に発熱層13が設
けられている。その発熱層13は、ポリフツ素ビ
ニリデンやカーボンあるいは銅管11の外表面を
酸化処理して生じた酸化第二銅等の半導電性抵抗
物質からなるものである。発熱層13を形成した
上記のヒートパイプ10は、銅等の金属製外管1
4内に密着嵌合され、さらにその外管14の外周
面に絶縁層15が形成されている。そして前記ヒ
ートパイプ10の銅管11および外管14が発熱
層13に対する電極とされている。
なお、発熱層13は銅管11および外管14に
対して可及的に密着させることが好ましく、その
ためには、発熱層13を挾んで銅管11を外管1
4に嵌合させた状態で、銅管11内に適宜のプラ
グを挿入して銅管11を拡管し、あるいは全体を
適宜のダイスに通して引抜き加工を施すことによ
り外管14を細めればよい。ただしこれらの加工
を行なう場合には、加工完了後に銅管11内にウ
イツク12を挿入し、かつ作動流体を封入する等
の措置を施して銅管11をヒートパイプとするこ
とになる。
しかして上記のように構成した発熱体では、銅
管11および外管14を電極として発熱層13に
通電すると、発熱層13が発熱する。その場合、
全長が長い程発熱層13の長手方向における電圧
降下が生じ、その結果発熱層13の長手方向にお
ける各部分の発熱量にバラつきが生じるが、上記
の発熱体では、発熱層13における最高温度と最
低温度との間に沸点のある作動流体を用いること
により、ヒートパイプ10が高温部から低温部に
熱を輸送し、全体を均温化させるから、結局発熱
体全体としては発熱量の部分的なバラつきが無く
なる。したがつて上記のように構成した発熱体
を、例えば第1図および第2図に示す低温液タン
ク用基礎コンクリートの加熱保温のために用いれ
ば、過熱部分や冷却部分を生じさせることなく基
礎コンクリート全体を均等に加熱保温することが
できる。
以上の説明から明らかなようにこの考案の発熱
体によれば、金属管をコンテナとしたヒートパイ
プとこれを嵌め込んだ金属製外管との間に、半導
電性抵抗物質からなる発熱層を設け、かつヒート
パイプと金属製外管とをその発熱層に対する電極
とした構成であるから、全長を長くすることに判
い発熱層の長手方向での発熱量にバラつきが生じ
ても、ヒートパイプが高温部から低温部に熱輸送
を行なつて均温化するため、全体として発熱量に
バラつきのない発熱体とすることができ、またヒ
ートパイプの外周面と外管との間に発熱層を設け
たから、発熱面積が広く、したがつて低い温度で
も全体として発熱量を多くすることができる。さ
らにこの考案の発熱体は、半導電性抵抗物質から
なる発熱層を設けたから、定電流電源を用いるこ
とにより、温度がある一定温度以上になつた場合
には、発熱層の抵抗値が下がるために、自動的に
発熱量を減じ、温度を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の低温液タンク用基礎凍結防止装
置の一例を示す略解断面図、第2図は第1図の
−線矢視断面図、第3図はこの考案の一実施例
を示す一部断面した正面図、第4図は第3図の
−線に沿う断面図である。 10……ヒートパイプ、11……銅管、13…
…発熱層、14……外管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属管をコンテナとしたヒートパイプの外周面
    に半導電性抵抗物質からなる発熱層を形成し、か
    つそのヒートパイプを金属製外管に密着させて嵌
    め合わせ、前記ヒートパイプのコンテナおよび金
    属製外管を電極として前記発熱層に通電するよう
    構成したことを特徴とするヒートパイプ式長尺発
    熱体。
JP13400682U 1982-09-03 1982-09-03 ヒ−トパイプ式長尺発熱体 Granted JPS5937976U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13400682U JPS5937976U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 ヒ−トパイプ式長尺発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13400682U JPS5937976U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 ヒ−トパイプ式長尺発熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5937976U JPS5937976U (ja) 1984-03-10
JPS6222778Y2 true JPS6222778Y2 (ja) 1987-06-10

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ID=30302083

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13400682U Granted JPS5937976U (ja) 1982-09-03 1982-09-03 ヒ−トパイプ式長尺発熱体

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100128028A (ko) * 2009-05-27 2010-12-07 엘에스전선 주식회사 히팅용 발열 파이프

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Publication number Publication date
JPS5937976U (ja) 1984-03-10

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