JPS6133518Y2 - - Google Patents

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JPS6133518Y2
JPS6133518Y2 JP7061983U JP7061983U JPS6133518Y2 JP S6133518 Y2 JPS6133518 Y2 JP S6133518Y2 JP 7061983 U JP7061983 U JP 7061983U JP 7061983 U JP7061983 U JP 7061983U JP S6133518 Y2 JPS6133518 Y2 JP S6133518Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
terminal
heat treatment
furnace
vacuum
Prior art date
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JP7061983U
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JPS59176000U (ja
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  • Furnace Details (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオールケース型真空熱処理炉の加熱用
ヒーターに電力を供給する端子、特にそれの炉殻
貫通部分の構造に関する。
熱処理において被処理物を酸化等から保護する
ため、不活性ガス雰囲気下又は真空下で加熱する
方法が広く採用されている。このうち真空下で行
う方法は一般に高純度不活性ガスの場合以上の良
好な無酸化表面が容易に得られる。真空熱処理炉
は真空シールを加熱炉中に設けられたレトルトで
行うレトルト真空型とオールケース型と称される
加熱炉の炉殻で行うものとに大別できる。後者は
半消耗品である高価なレトルトを使用しない特徴
を有する。しかしてこのオールケース型真空熱処
理炉は耐真空の気密炉殻内に耐火物を内張りして
その内面に電熱ヒーターを設けるので、このヒー
ターの端子は銅材等電気の良導体で製作された炉
殻壁を気密かつ電気絶縁状で貫通させる必要があ
る。そしてこの貫通部分の気密度は炉の重要な性
能である到達真空度に直接関係し、またこの貫通
部分の数が多数のため、この部分の気密度及びそ
の信頼性は非常に重要である。従来のシール部は
端子棒を電気絶縁物製のブツシユで支持し、この
ブツシユの内周と端子棒との間にOリングを設け
て真空シールすると共に、端子棒を伝導して来る
熱によるOリングの変質を防止するため端子棒を
内部から水冷する構造であつた。もちろんこのシ
ール部位を炉体から十分の距離に設けることによ
り水冷を省略することは理論的に可能であるが、
狭隘な工場内では事実上実施不可能である場合が
多い。
この水冷は電気絶縁して給排水する必要がある
上に水あかによる閉塞のため、電気絶縁物製ブツ
シユ又はOリングの過熱によるリーク事故を発生
し易かつた。最も一般的に使用されている金属ヒ
ーターは使用中に結晶成長して非常に脆化してお
り、リーク部の修理はヒーターの交換も必要とす
る場合が多く修理に長時間を要する場合が多かつ
た。
本考案は水冷を排しかつ高信頼性のオールケー
ス型真空熱処理用端子を提供することを目的とす
る。
本考案は端子棒にフランジを気密状に取り付
け、このフランジを炉殻に設けたフランジに絶縁
板を介して取り付けたことを特徴とするオールケ
ース型真空熱処理炉用端子である。
以下本考案の一実施例を示す図面により従来の
例と比較して説明する。第1図は従来例を、第2
図は本考案の一実施例をそれぞれ示す断面図であ
る。両図において、耐真空、気密の炉殻1内に耐
火、断熱性の内張り2が施され、この内張り2の
内部に図示しないヒーターが端子棒3と溶接等に
より接続されたこの端子棒を介して電力が供給さ
れる。この端子棒3はヒーター側から伝導して来
る熱を受ける。なお25は電纜を接続する端子板
である。
しかして従来のものは第1図において、炉殻1
に溶接された短管4のフランジ5にベークライト
等の絶縁物製ブツシユ6をOリング7を介してボ
ルト・ナツト8で取り付け、このブツシユ6はそ
の内孔に端子棒3を貫通して保持すると共にOリ
ング9、9で真空シールしている。このOリング
9、9の昇温を防止するため端子棒3はその中心
に軸方向のドリル孔が設けられその内部に給水入
口10からの水を先端部に導く管11を有する。
排水は端子棒3の冷却を必要とする部位の上方に
開口した排水管12によりなされる。
次に本考案の一実施例を第2図により説明す
る。端子棒3に溶接部15で溶接されて気密状に
取り付けられたフランジ16は、短管4を介して
炉殻1に取りけられたフランジ5との間に絶縁板
17を挟持して絶縁ブツシユ18,19により絶
縁されたボルト・ナツト20によりフランジ5に
取り付けられている。そして絶縁板17の両面に
シリコンゴム製Oリング21及び22が設けられ
ている。本考案において端子棒3内を伝導して来
た熱がOリング21に達するためには、一方の面
が大気中にさらされたフランジ16中を半径方向
に流れる必要がある。
従来の端子棒は真空中でその長さを延長しても
冷却に対し殆ど効果がないが、本考案においては
Oリング21への熱の伝導経路を一方の面を大気
中にさらしているフランジ16としているので、
熱はこの伝導経路で冷却された後Oリング21に
達する。また保温された管の保温層内の温度は半
径の小さいうちは急激に低下することが知られて
おり、本考案ではこれよりさらにフランジの片面
から対流により熱が逃げることから、この温度分
布はさらに急峻であることが想像される。また本
考案では端子棒3の内部を水冷する必要がないの
で小径化が可能でこれによる伝熱も少ない。以上
の述べた作用により本考案では端子棒の水冷を廃
止することができた。
本実施例ではフランジ16の端子棒3とOリン
グ21との間にヌスミ23を形成してOリング2
1への熱伝導をより減少させている。またボル
ト・ナツト20の電気絶縁を絶縁ブツシユ18、
19の2個所にして粉塵等の多い工場内での絶縁
信頼性を高めている。
以上述べたように本考案は水冷を廃止し、また
これにより高信頼性のオールケース型真空熱処理
炉用端子を実現することができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオールケース型真空熱処理炉用
端子の一例を示す断面図、第2図は本考案の一実
施例を示す断面図である。 1……炉殻、2……耐火物内張り、3……端子
棒、5……炉殻側フランジ、16……フランジ、
17……絶縁板、21,22……Oリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 オールケース型真空熱処理炉の炉殻を貫通し
    て内部のヒーターに電力を供給する端子におい
    て、端子棒に金属製フランジを気密状に取り付
    け、このフランジを、このフランジの前記ヒー
    ター側の面の外周部を前記炉殻に設けたフラン
    ジに絶縁板を介して対向させて取り付けたこと
    を特徴とするオールケース型真空熱処理炉用端
    子。 2 絶縁板と前記両フランジとの間にOリングを
    設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のオールケース型真空熱処理炉用
    端子。
JP7061983U 1983-05-13 1983-05-13 オ−ルケ−ス型真空熱処理炉用端子 Granted JPS59176000U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7061983U JPS59176000U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 オ−ルケ−ス型真空熱処理炉用端子

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JP7061983U JPS59176000U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 オ−ルケ−ス型真空熱処理炉用端子

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Publication Number Publication Date
JPS59176000U JPS59176000U (ja) 1984-11-24
JPS6133518Y2 true JPS6133518Y2 (ja) 1986-09-30

Family

ID=30200771

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JP7061983U Granted JPS59176000U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 オ−ルケ−ス型真空熱処理炉用端子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012217778A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Shikoku Chuboki Seizo Kk 加熱調理機

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JPS59176000U (ja) 1984-11-24

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