JPS6222747A - ペルフルオロ(n,n−ジメチルビニルアミン)の製造方法 - Google Patents
ペルフルオロ(n,n−ジメチルビニルアミン)の製造方法Info
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- JPS6222747A JPS6222747A JP60162631A JP16263185A JPS6222747A JP S6222747 A JPS6222747 A JP S6222747A JP 60162631 A JP60162631 A JP 60162631A JP 16263185 A JP16263185 A JP 16263185A JP S6222747 A JPS6222747 A JP S6222747A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン
)の新規な製造方法に関するものである。
)の新規な製造方法に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、界面活性剤、農薬、医
薬品などのフッ素含有製品の合成中間体や高分子単量体
などとして有用なペルフルオロ(N。
薬品などのフッ素含有製品の合成中間体や高分子単量体
などとして有用なペルフルオロ(N。
N−ジメチルビニルアミン)を、容易に入手しうる原料
を用いて、高収率で経済的に製造する方法に関するもの
である。
を用いて、高収率で経済的に製造する方法に関するもの
である。
従来の技術
近年、含フツ素オレフィン化合物は、種々のフッ素含有
製品の合成中間体や原料として脚光を浴びており、例え
ば界面活性剤、農薬、医薬品々どの合成中間体として、
さらに含フツ素重合体製造用単量体として広く用いられ
ている。
製品の合成中間体や原料として脚光を浴びており、例え
ば界面活性剤、農薬、医薬品々どの合成中間体として、
さらに含フツ素重合体製造用単量体として広く用いられ
ている。
ところで、式
%式%(
で表わされるペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルア
ミン)においては、二重結合の炭素原子の一方にペルフ
ルオロジメチルアミノ基が結合しており、しだがってこ
の化合物を中間原料として用いることによって、該ペル
フルオロジメチルアミノ基を含有する種々の有用な化合
物の製造が可能である。捷た。該化合物を他のフルオロ
オレフィンと共重合させて、重合体中にペルフルオロジ
メチルアミノ基を導入することにより、該重合体の結晶
性低下や機械的特性の改善などが可能である。
ミン)においては、二重結合の炭素原子の一方にペルフ
ルオロジメチルアミノ基が結合しており、しだがってこ
の化合物を中間原料として用いることによって、該ペル
フルオロジメチルアミノ基を含有する種々の有用な化合
物の製造が可能である。捷た。該化合物を他のフルオロ
オレフィンと共重合させて、重合体中にペルフルオロジ
メチルアミノ基を導入することにより、該重合体の結晶
性低下や機械的特性の改善などが可能である。
このようにペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミ
ン)は合成中間体や含フツ素重合体の製造原として極め
て有用な化合物である。
ン)は合成中間体や含フツ素重合体の製造原として極め
て有用な化合物である。
このペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)は
既に知られている化合物であシ、これまで次に示すよう
に、2段階の工程を経て製造されていた(米国特許第3
,311.599号明細書)。
既に知られている化合物であシ、これまで次に示すよう
に、2段階の工程を経て製造されていた(米国特許第3
,311.599号明細書)。
す々わち、第1段階の工程においては、反応式%式%(
) に従って、N−クロロビス(トリフルオロメチル)アミ
ンとトリフルオロエチレンとを、紫外線照射下にラジカ
ル反応させて、1:1付加体を製造するO 次に、第2段階の工程においては、反応式%式%() に従って前記工程で得られた1:1付加体を、粉末状水
酸化カリウムの存在下、脱フツ化水素反応させて、所望
のペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)0)
を製造する。
) に従って、N−クロロビス(トリフルオロメチル)アミ
ンとトリフルオロエチレンとを、紫外線照射下にラジカ
ル反応させて、1:1付加体を製造するO 次に、第2段階の工程においては、反応式%式%() に従って前記工程で得られた1:1付加体を、粉末状水
酸化カリウムの存在下、脱フツ化水素反応させて、所望
のペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)0)
を製造する。
しかしながら、この方法によると、反応式(A)で示さ
れる1:1付加体の生成反応においては、全 4一 体の転化率が悪< (5o%)bかつ所望のN−(2−
クロロ−2,2,1−)リフルオロエチル)ビス(トリ
フルオロメチル)アミン(IV)以外に、異性体として
N−(2−クロロ−1,1,2−)リフルオロエチル)
ビス(トリフルオロメチル)アミン(V)がかなシ副生
する(ガスクロピーク面積による化合物GV):(V)
生成比=84:14)という欠点があるし、また反応式
(B)で示される脱フツ化水素反応においても、転化率
が低い(55〜60%)という欠点がある。
れる1:1付加体の生成反応においては、全 4一 体の転化率が悪< (5o%)bかつ所望のN−(2−
クロロ−2,2,1−)リフルオロエチル)ビス(トリ
フルオロメチル)アミン(IV)以外に、異性体として
N−(2−クロロ−1,1,2−)リフルオロエチル)
ビス(トリフルオロメチル)アミン(V)がかなシ副生
する(ガスクロピーク面積による化合物GV):(V)
生成比=84:14)という欠点があるし、また反応式
(B)で示される脱フツ化水素反応においても、転化率
が低い(55〜60%)という欠点がある。
さらに、出発原料のN−クロロビス(トリフルオロメチ
ル)アミン(1)は、ビス(トリフルオロメチル)アミ
ンC(OF3)2NH〕と塩素との反応により得られる
が(米国特許第3,052,723号明細書)、このビ
ス(トリフルオロメチル)アミンの製造においては、工
程が複雑で、多くの試薬、設備、時間を必要とするなど
の問題がある。 ゛このように、従来のペルフルオロ(
N、N−ジメチルビニルアミン)の製造方法は種々の欠
点を有し、匡業的製造方法として適当とはいえなかった
。
ル)アミン(1)は、ビス(トリフルオロメチル)アミ
ンC(OF3)2NH〕と塩素との反応により得られる
が(米国特許第3,052,723号明細書)、このビ
ス(トリフルオロメチル)アミンの製造においては、工
程が複雑で、多くの試薬、設備、時間を必要とするなど
の問題がある。 ゛このように、従来のペルフルオロ(
N、N−ジメチルビニルアミン)の製造方法は種々の欠
点を有し、匡業的製造方法として適当とはいえなかった
。
発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、このような事情のもとで、合成中間体
や含フツ素重合体製造用単量体などとして有用なペルフ
ルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)を、容易に入
手可能な原料を用いて、簡単なプロセスによシ高収率で
製造しうる工業的に実施可能な方法を提供することにあ
る。
や含フツ素重合体製造用単量体などとして有用なペルフ
ルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)を、容易に入
手可能な原料を用いて、簡単なプロセスによシ高収率で
製造しうる工業的に実施可能な方法を提供することにあ
る。
問題点を解決するだめの手段
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果
、原料としてペルフルオロ(2−ジメチルアミノプロピ
オニルフルオリド)又はペルフルオロ(2−ジメチルア
ミノプロピオン酸塩)を用い、これを熱分解することに
より、その目的を達成しうろことを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
、原料としてペルフルオロ(2−ジメチルアミノプロピ
オニルフルオリド)又はペルフルオロ(2−ジメチルア
ミノプロピオン酸塩)を用い、これを熱分解することに
より、その目的を達成しうろことを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式
%式%(
(式中のXはF又はOMであって、Mは一価に相当する
アルカリ金属又はアルカリ土類金属イオンである) で表わされるペルフルオロ化合物を100〜500℃の
範囲の温度で加熱することを特徴とする5式%式%(1
) で表わされるペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルア
ミン)の製造方法を提供するものである。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属イオンである) で表わされるペルフルオロ化合物を100〜500℃の
範囲の温度で加熱することを特徴とする5式%式%(1
) で表わされるペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルア
ミン)の製造方法を提供するものである。
本発明方法においては、原料として前記一般式(ロ)で
表わされるペルフルオロ化合物、すなわちペルフルオロ
(2−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド)又はペ
ルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオン酸のアルカ
リ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩)が用いられる。
表わされるペルフルオロ化合物、すなわちペルフルオロ
(2−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド)又はペ
ルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオン酸のアルカ
リ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩)が用いられる。
前者のペルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオニル
フルオリド)は、例えば2−ジメチルアミンプロピオン
酸の反応性誘導体、好ましくはメチルエステルを液体フ
ッ化水素中で電解フッ素化することにより容易に得られ
る。まだ後者のペルフルオロ(2−ジメチルアミノプロ
ピオン酸塩)は、このようにして得られたペルフルオロ
(2−ジメチルアミンプロピオニルフルオリド)に、ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物などを作用
させることにより得られる。
フルオリド)は、例えば2−ジメチルアミンプロピオン
酸の反応性誘導体、好ましくはメチルエステルを液体フ
ッ化水素中で電解フッ素化することにより容易に得られ
る。まだ後者のペルフルオロ(2−ジメチルアミノプロ
ピオン酸塩)は、このようにして得られたペルフルオロ
(2−ジメチルアミンプロピオニルフルオリド)に、ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物などを作用
させることにより得られる。
本発明方法においては、目的とする式
%式%(1)
で表わされるペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルア
ミン)は、前記一般式(ロ)で表わされるペルフルオロ
化合物を単に熱分解することによって、容易に得られる
。原料に用いるペルフルオロ化合物としては、熱分解反
応が容易に進行する点から、ペルフルオロ(2−ジメチ
ルアミンプロピオニルフルオリド)、ペルフルオロ(2
−ジメチルアミノプロピオン酸ナトリウム)及びペルフ
ルオロ(2−ジメチルアミンプロピオン酸カリウム)が
好適である。
ミン)は、前記一般式(ロ)で表わされるペルフルオロ
化合物を単に熱分解することによって、容易に得られる
。原料に用いるペルフルオロ化合物としては、熱分解反
応が容易に進行する点から、ペルフルオロ(2−ジメチ
ルアミンプロピオニルフルオリド)、ペルフルオロ(2
−ジメチルアミノプロピオン酸ナトリウム)及びペルフ
ルオロ(2−ジメチルアミンプロピオン酸カリウム)が
好適である。
熱分解の温度としては、 100〜500℃、好まし
くは100〜300℃の範囲の温度が選ばれる。この温
度が高すぎると分解などの副反応が生じやすく、また低
すぎると転化率が低下する。反応時間は反応温度によっ
て異なるが、通常10秒〜2時間の範囲である。高い反
応温度を選択した場合は反応時間は短くなるし、低い反
応温度を選択した場合は反応時間は長くなる。
くは100〜300℃の範囲の温度が選ばれる。この温
度が高すぎると分解などの副反応が生じやすく、また低
すぎると転化率が低下する。反応時間は反応温度によっ
て異なるが、通常10秒〜2時間の範囲である。高い反
応温度を選択した場合は反応時間は短くなるし、低い反
応温度を選択した場合は反応時間は長くなる。
この熱分解反応に際しては、反応圧は重要な因子ではな
く、減圧下、大気圧下又は加圧下のいずれの圧力下にお
いても反応を行うことができるが、反応生成物の回収が
比較的容易々点から、大気圧下又は減圧下で反応を行う
ことが好ましい。また。
く、減圧下、大気圧下又は加圧下のいずれの圧力下にお
いても反応を行うことができるが、反応生成物の回収が
比較的容易々点から、大気圧下又は減圧下で反応を行う
ことが好ましい。また。
核熱分解反応は、反応形態に応じて、窒素、ヘリウム、
アルゴン、二酸化炭素などの不活性ガスや、ポリエーテ
ル類などの非プロトン性液状化合物を希釈剤として用い
て行ってもよい。この場合、希釈倍率としては100倍
以下が好ましい。
アルゴン、二酸化炭素などの不活性ガスや、ポリエーテ
ル類などの非プロトン性液状化合物を希釈剤として用い
て行ってもよい。この場合、希釈倍率としては100倍
以下が好ましい。
さらに、該熱分解反応においては、反応に使用するもの
は、すべて水を含まないことが重要である。水や他のプ
ロトン供与性物質が存在すると。
は、すべて水を含まないことが重要である。水や他のプ
ロトン供与性物質が存在すると。
N、N−ビス(トリフルオロメチル) −1,2,2,
2−テトラ7/l/オoxチルアミン[0F5CHF
N(CF3) 2 ]が副生ずるだめ、所望のペルフル
オロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の収率が低下す
る。
2−テトラ7/l/オoxチルアミン[0F5CHF
N(CF3) 2 ]が副生ずるだめ、所望のペルフル
オロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の収率が低下す
る。
本発明方法において、原料としてペルフルオロ(2〜ジ
メチルアミンプロピオニルフルオリド)を使用する場合
には、金属塩又は金属酸化物の存在下に熱分解反応を行
うことが好ましい。この場合、所定温度に保持された金
属塩又は金属酸化物の充てん層に、原料を連続的に供給
して熱分解反応を行うことにより、容易に所望のペルフ
ルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)が得られる。
メチルアミンプロピオニルフルオリド)を使用する場合
には、金属塩又は金属酸化物の存在下に熱分解反応を行
うことが好ましい。この場合、所定温度に保持された金
属塩又は金属酸化物の充てん層に、原料を連続的に供給
して熱分解反応を行うことにより、容易に所望のペルフ
ルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)が得られる。
熱分解反応器の材質については、特に制限はないが。
通常ステンレス鋼製やハステロイ製のものが用いられる
。!た該充てん層の形式については特に制限がなく、固
定床、移動床、流動床など、いずれの形式のものも用い
ることができる。
。!た該充てん層の形式については特に制限がなく、固
定床、移動床、流動床など、いずれの形式のものも用い
ることができる。
前記金属塩としては、例えば炭酸す) IJウム、炭酸
カリウム、炭酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カ
リウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウ広々とが、金属酸化
物としては、例えば酸化亜鉛、酸化カドミウムなどが挙
げられるが、これらの中で炭酸ナトリウムや炭酸カリウ
ムなどの固体塩基は、熱分解反応で発生する有毒性の0
OF2を分解しうるので、特に好適である。
カリウム、炭酸リチウム、リン酸ナトリウム、リン酸カ
リウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウ広々とが、金属酸化
物としては、例えば酸化亜鉛、酸化カドミウムなどが挙
げられるが、これらの中で炭酸ナトリウムや炭酸カリウ
ムなどの固体塩基は、熱分解反応で発生する有毒性の0
OF2を分解しうるので、特に好適である。
発明の効果
本発明方法によると、ペルフルオロ(N、N−ジメチル
ビニルアミン)が、容易に入手しうる原料から、極めて
簡単なプロセスにより高収率で得られるので、該方法は
、ペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の工
業的製法として有用である。
ビニルアミン)が、容易に入手しうる原料から、極めて
簡単なプロセスにより高収率で得られるので、該方法は
、ペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の工
業的製法として有用である。
また、得られたペルフルオロ(N、N−ジメチルビニル
アミン)は、界面活性剤、農薬、医薬品などのフッ素含
有製品の合成中間体や含フツ素重合体製造用単量体など
として好適に用いられる。
アミン)は、界面活性剤、農薬、医薬品などのフッ素含
有製品の合成中間体や含フツ素重合体製造用単量体など
として好適に用いられる。
実施例
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが2本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1
原料として、2−ジメチルアミノプロピオン酸メチルを
電解フッ素化して得た生成物を蒸留して、大部分の低沸
点化合物を留去した残の粗生成物を用いた。粗生成物中
のペルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオニルフル
オリド)の含有量は69.5重量%であった。
電解フッ素化して得た生成物を蒸留して、大部分の低沸
点化合物を留去した残の粗生成物を用いた。粗生成物中
のペルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオニルフル
オリド)の含有量は69.5重量%であった。
まず、還流冷却器と滴下ロートを備えた2007!の三
つロフラスコに、前記粗生成物20.8f[ペルフルオ
ロ(2−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド14.
5f含有〕と水30tnlとを入れ、さらにこれに指示
薬としてフェノールフタレインを加えたのち、磁気かく
はんしながら、水冷下にややアルカリ性を示すまで、濃
水酸化カリウム水溶液を滴下して中和した。
つロフラスコに、前記粗生成物20.8f[ペルフルオ
ロ(2−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド14.
5f含有〕と水30tnlとを入れ、さらにこれに指示
薬としてフェノールフタレインを加えたのち、磁気かく
はんしながら、水冷下にややアルカリ性を示すまで、濃
水酸化カリウム水溶液を滴下して中和した。
次に、内容物を2001nlのナスフラスコに移しかえ
、ロータリーエバポレーターを使用して、50℃に加温
しながら、アスピレータ−による減圧下に水分を除去し
たところ、白色の固体が析出してきた。さらに50℃で
約8時間保持して真空乾燥を行った。
、ロータリーエバポレーターを使用して、50℃に加温
しながら、アスピレータ−による減圧下に水分を除去し
たところ、白色の固体が析出してきた。さらに50℃で
約8時間保持して真空乾燥を行った。
このようにして得られたフラスコ内の白色固体物質を粉
体化し、フラスコ上部にガス導入管を連結したのち、ヘ
リウムガスを80m1/mj、nの割合で流しながら、
フラスコをオイルバスで加熱し、30分分間上て150
℃から190℃までゆっくりと昇温し、この温度でさら
に1時間保持して熱分解反応を行った。生成物は一78
℃に冷却されたトラップで凝縮捕集した。捕集されたフ
ルオロカーボンは9.52であった。
体化し、フラスコ上部にガス導入管を連結したのち、ヘ
リウムガスを80m1/mj、nの割合で流しながら、
フラスコをオイルバスで加熱し、30分分間上て150
℃から190℃までゆっくりと昇温し、この温度でさら
に1時間保持して熱分解反応を行った。生成物は一78
℃に冷却されたトラップで凝縮捕集した。捕集されたフ
ルオロカーボンは9.52であった。
このものを、ガスクロマトグラフィー〔液相1.6−ビ
ス(1,1,12−)リヒドロペルフルオロドデシルオ
キシ)ヘキサン、担体:60〜80メツシユクロモソー
プPAW、キャリヤー:ヘリウム〕、IR,19FNM
R,Massなどにより分析したところ、大部分がペル
フルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)であり、他
はN、N−ビス(トリフルオロメチル)−1,2,2,
2−テトラフルオロエチルアミンであった。
ス(1,1,12−)リヒドロペルフルオロドデシルオ
キシ)ヘキサン、担体:60〜80メツシユクロモソー
プPAW、キャリヤー:ヘリウム〕、IR,19FNM
R,Massなどにより分析したところ、大部分がペル
フルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)であり、他
はN、N−ビス(トリフルオロメチル)−1,2,2,
2−テトラフルオロエチルアミンであった。
ペルフルオロ(NIN−ジメチルビニルアミン)の収量
は8.9f、収率は78.9%であった。まだこの化合
物は、常温ではガス状であり、蒸気圧測定によりその沸
点を外挿法から求めたところ、13.7℃であった(文
献値17〜18℃)なお該化合物の同定は以下の分光学
的データによった。
は8.9f、収率は78.9%であった。まだこの化合
物は、常温ではガス状であり、蒸気圧測定によりその沸
点を外挿法から求めたところ、13.7℃であった(文
献値17〜18℃)なお該化合物の同定は以下の分光学
的データによった。
19F NMRデータ
ケミカルシフト (ppm : 0FCt3基準)■
−97,3(d、d ) ■ −110,9(d、d ) ■ −144,3(d、d ) ■ −58,3 カップリングコンスタント (H2) ■−■−49.■−■−53.■−■−114質量分析
データ m/z 233 M’ 214 CM−F]” 145 05F5N+ 赤外吸収スペクトルデータ 1.812 tyn−’ (OF2 = CF ?
)実施例2 原料を気化させるだめの瞬間蒸発器及び希釈ガ量 スの流、新制脚装置が入口側に接続され、出口側には反
応生成物を凝縮捕集するだめの低温トラップが備えられ
た長さ48.0rrn1内径2.5cInのステンレス
製の管を横掘型反応器として用い、この中に粉末状炭酸
カリウム82.69を水平レベルで反応器のほぼ中間ま
でくるように充てんし、両端には金属ウールを詰めた。
−97,3(d、d ) ■ −110,9(d、d ) ■ −144,3(d、d ) ■ −58,3 カップリングコンスタント (H2) ■−■−49.■−■−53.■−■−114質量分析
データ m/z 233 M’ 214 CM−F]” 145 05F5N+ 赤外吸収スペクトルデータ 1.812 tyn−’ (OF2 = CF ?
)実施例2 原料を気化させるだめの瞬間蒸発器及び希釈ガ量 スの流、新制脚装置が入口側に接続され、出口側には反
応生成物を凝縮捕集するだめの低温トラップが備えられ
た長さ48.0rrn1内径2.5cInのステンレス
製の管を横掘型反応器として用い、この中に粉末状炭酸
カリウム82.69を水平レベルで反応器のほぼ中間ま
でくるように充てんし、両端には金属ウールを詰めた。
まず、予め前記反応器を200℃に保ち、ヘリウムガス
を50 ml / mjnで流しておいた。次にフルオ
ロカーボン混合物〔ペルフルオロ(2−ジメチルアミン
プロピオニルフルオリド)の純度: 90.8% ]
6.85 Fを、微量定量ポンプを用い30分間要して
瞬間蒸発器に供給し、気化させて定量的に送入されるヘ
リウムガスと混合したのち、前記反応器に導入し、一方
生成物は出口側の一78℃に冷却したトラップで凝縮捕
集した。
を50 ml / mjnで流しておいた。次にフルオ
ロカーボン混合物〔ペルフルオロ(2−ジメチルアミン
プロピオニルフルオリド)の純度: 90.8% ]
6.85 Fを、微量定量ポンプを用い30分間要して
瞬間蒸発器に供給し、気化させて定量的に送入されるヘ
リウムガスと混合したのち、前記反応器に導入し、一方
生成物は出口側の一78℃に冷却したトラップで凝縮捕
集した。
その結果、フルオロカーボン4.64tが得うレ。
このものを実施例1と同様に分析したところ、ペルフル
オロ(N、N−ジメチルビニルアミン) 4.007が
含1れていた。転化率は100%であり、収率は82,
6%であった。
オロ(N、N−ジメチルビニルアミン) 4.007が
含1れていた。転化率は100%であり、収率は82,
6%であった。
実施例3
実施例2と同様の反応器を用い、粉末状炭酸ナトリウム
85.4rを充てんし、原料として、ペルフルオロ(2
−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド)の純度が9
4.1%のフルオロカーボン混合物を用い、さらに反応
温度として220℃を採用した以外は、実施例2と同様
の方法で反応を行った。
85.4rを充てんし、原料として、ペルフルオロ(2
−ジメチルアミノプロピオニルフルオリド)の純度が9
4.1%のフルオロカーボン混合物を用い、さらに反応
温度として220℃を採用した以外は、実施例2と同様
の方法で反応を行った。
フルオロカーボン混合物5.714を15分間要して反
応器に供給し熱分解させたところ、冷却トラップにはフ
ルオロカーボン4.249が得られた。
応器に供給し熱分解させたところ、冷却トラップにはフ
ルオロカーボン4.249が得られた。
このものを実施例1と同様に分析したところ、ペルフル
オロ(N、N〜ジメチルビニルアミン)3.97fと、
未反応のペルフルオロ(2−ジメチルアミンプロビオニ
ルフルオリド) o、 16 yカ含まれていた。
オロ(N、N〜ジメチルビニルアミン)3.97fと、
未反応のペルフルオロ(2−ジメチルアミンプロビオニ
ルフルオリド) o、 16 yカ含まれていた。
転化率は97.0%であり、得られたペルフルオロ(N
、N−ジメチルビニルアミン)の収率は、消費されたペ
ルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオニルフルオリ
ド)に対して97.8%であった。
、N−ジメチルビニルアミン)の収率は、消費されたペ
ルフルオロ(2−ジメチルアミンプロピオニルフルオリ
ド)に対して97.8%であった。
実施例4
実施例2と同様の反応器を用い、粉末状酸化亜鉛36.
1Fを充てんし、原料として、ペルフルオロ(2−ジメ
チルアミンプロピオニルフルオリド)の純度が94.1
%のフルオロカーボン混合物を用い、さらに反応温度
として300℃を採用した以外は、実施例2と同様の方
法で反応を行った。
1Fを充てんし、原料として、ペルフルオロ(2−ジメ
チルアミンプロピオニルフルオリド)の純度が94.1
%のフルオロカーボン混合物を用い、さらに反応温度
として300℃を採用した以外は、実施例2と同様の方
法で反応を行った。
フルオロカーボン混合物11.737を19分間要して
反応器に供給し熱分解させたところ、冷却トラップには
フルオロカーボン8.60fが得うれた。
反応器に供給し熱分解させたところ、冷却トラップには
フルオロカーボン8.60fが得うれた。
このものを実施例1と同様の方法で分析したところ、ペ
ルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミ7 ) 1.
55 y トh 未反応のペルフルオロ(2−ジメチル
アミンプロビオニルフルオリド) 4.729が含まれ
ていた。
ルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミ7 ) 1.
55 y トh 未反応のペルフルオロ(2−ジメチル
アミンプロビオニルフルオリド) 4.729が含まれ
ていた。
転化率は42.8%であり、ペルフルオロ(N、N−ジ
メチルビニルアミン)の収率は、消費されたペルフルオ
ロ(2−ジメチルアミンプロビオニルフルオリド)に対
して42.4%であった。
メチルビニルアミン)の収率は、消費されたペルフルオ
ロ(2−ジメチルアミンプロビオニルフルオリド)に対
して42.4%であった。
特許出願人 工業技術院長 等々カ 達手続補正書(
自発) 60名技特第 177 号 昭和60年1り月/g日 1、事件の表示 昭和60年特許願第162681号 2、発明の名称 ペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の製造
方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所(〒100)東京都千代田区霞が関1丁目3番1
号ト ド リキ イタル 氏名(114)工業技術院長 等々カ 達7・補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄8、補正の内
容 (1)明細書第4頁第13行の[脱フツ化水素反応]を
「脱塩化水素反応」に訂正します。
自発) 60名技特第 177 号 昭和60年1り月/g日 1、事件の表示 昭和60年特許願第162681号 2、発明の名称 ペルフルオロ(N、N−ジメチルビニルアミン)の製造
方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所(〒100)東京都千代田区霞が関1丁目3番1
号ト ド リキ イタル 氏名(114)工業技術院長 等々カ 達7・補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄8、補正の内
容 (1)明細書第4頁第13行の[脱フツ化水素反応]を
「脱塩化水素反応」に訂正します。
指定代理人
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のXはF又はOMであつて、Mは一価に相当する
アルカリ金属又はアルカリ土類金属イオンである) で表わされるペルフルオロ化合物を100〜500℃の
範囲の温度で加熱することを特徴とする、式 (CF_3)_2NCF=CF_2 で表わされるペルフルオロ(N,N−ジメチルビニルア
ミン)の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60162631A JPS6222747A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | ペルフルオロ(n,n−ジメチルビニルアミン)の製造方法 |
US06/886,608 US4782148A (en) | 1985-07-23 | 1986-07-18 | Method for production of perfluoro N-(vinyl)amines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60162631A JPS6222747A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | ペルフルオロ(n,n−ジメチルビニルアミン)の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222747A true JPS6222747A (ja) | 1987-01-30 |
JPS6319501B2 JPS6319501B2 (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=15758277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60162631A Granted JPS6222747A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | ペルフルオロ(n,n−ジメチルビニルアミン)の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222747A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470443A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel nitrogen-containing perfluoropropenes and production thereof |
JPS6470445A (en) * | 1988-07-23 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel perfluoroalkenylamine and production thereof |
JPS6470444A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel perfluoroalkenylamine and production thereof |
JPH05132451A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-28 | Agency Of Ind Science & Technol | モノヒドリル化ペルフルオロ第3級アミンの製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318101U (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-22 |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP60162631A patent/JPS6222747A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470443A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel nitrogen-containing perfluoropropenes and production thereof |
JPS6470444A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel perfluoroalkenylamine and production thereof |
JPH0360812B2 (ja) * | 1987-09-10 | 1991-09-17 | Kogyo Gijutsuin | |
JPH0360813B2 (ja) * | 1987-09-10 | 1991-09-17 | Kogyo Gijutsuin | |
JPS6470445A (en) * | 1988-07-23 | 1989-03-15 | Agency Ind Science Techn | Novel perfluoroalkenylamine and production thereof |
JPH0415215B2 (ja) * | 1988-07-23 | 1992-03-17 | Kogyo Gijutsuin | |
JPH05132451A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-28 | Agency Of Ind Science & Technol | モノヒドリル化ペルフルオロ第3級アミンの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6319501B2 (ja) | 1988-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |