JPS62225142A - 内燃機関のアイドルスピード制御弁用電動機におけるエンドケース構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内燃機関のアイドルスピード制御弁等に使用
される電動機のエンドケース構造に関するものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする問題点］一般に
、この種の電動機のなかには、内燃機関吸気通路中の吸
気絞り弁を挟んで形成されるバイパス通路の吸気流量を
制御してアイドリング運転時等における機関回転速度の
制御を行うためのアイドルスピード制御弁に設けられる
ようなものがある。そしてこのような電動機は内燃機関
のすぐ近くに配設されることもあって、激しい振動にも
充分耐えるように構成することが要求される。しかるに
従来、この様な電動機において、アーマチュアが回動自
在に軸承される固定軸を圧入固定すると共に、電動機の
ケーシングに嵌着されるように構成したエンドケースに
あっては、全て樹脂材によって形成されていたので、固
定軸は、エンドケース側において支持が弱い片持ち状と
なってしまいどうしても耐振性に劣るという欠点がある
。

そこで固定軸の圧入部やケーシングに嵌着する外周部に
金属性の軸受やリングを設けることが提案されるが、こ
の場合であっても、両者間は樹脂材が介装された状態と
なって依然として片持ち状であるので、激しい振動に未
だ耐えることができないという欠点があり問題になって
いる。

［問題を解決するための手段］ 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる電動機のエンドケース構造を提供するこ
とを目的として創案されたものであって、アーマチュア
軸承用の固定軸が圧入固定される圧入部と、電動機のケ
ーシングに嵌着される外周部とが形成せしめられる電動
機のエンドケースであって、該エンドケースを、圧入部
と外周部とが一体成形されるとともにターミナルが絶縁
状に挿通する挿通孔が形成された金属芯材を樹脂材に介
装せしめて一体的に形成し、固定軸が金属芯材を介して
ケーシングに支承固定される構成にしたことを特徴とす
るものである。

そして本発明は、この構成によって、固定軸を、ケーシ
ングに金属的に一体化せしめた強固な支承構造によって
固定して、極めて耐振性の優れたものとなる様にしたも
のである。

［実施例］ 次に１本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図面
において、１は燃料タンクから内燃機関に至る機関吸気
通路であって、該吸気経路１には、アクセル手段に連動
連結される絞り弁２を挟んだ上流側と下流側とを連通す
るバイパス通路３が形成されており、該バイパス通路３
の吸気流量は、本発明が実施されたアイドルスピード制
御弁４によって行うようになっている。即ちこのアイド
ルスピード制御弁４は、前記バイパス通路３に接続され
る制御弁部５と、該制御弁部５の絞り制御を行う電動機
部６とによって構成されているものであるが、制御弁部
５のハウジング７に一端が固定された固定軸８にアーマ
チュア９が回動自在に軸承されている。そしてこのアー
マチュア９に設けられた弁体ｌＯが、アーマチュア９の
回動角制御によって開閉絞り作動を行うことでバイパス
通路３の吸気流量制御を行うようになっている。ここで
、１１は一端部が前記ハウジング７に嵌着される筒状の
ケーシング、１２は該ケーシング１１に内股される永久
磁石、１３はアーマチュア９の制御弁部５と反対側に設
けられる整流子、また１４はアーマチュア９とハウジン
グ７との間に介装されるコイル弾機である。

１５は電源用のカプラＣが接続されるコネクタを兼ねた
エンドケースであって、該エンドケース１５は、その外
周にケーシング１１が外嵌され、中心に前記固定軸８が
圧入固着されるものであるが、エンドケース１５は例え
ばアルミニウム等の金属によって成形される金属芯材１
６と、　３０％ガラス繊維入りのポリブチレンテレフタ
レート等からなる樹脂材１７とを用いて形成されるもの
であるが、前記金属芯材１６は略円板状になっており、
その中心部に固定軸８の端部が圧入固定される圧入部１
６ａ、該圧入部１６ａから放射状に延びるリブ部１６ｂ
、並びにリブ部１６の外端部に形成される外周部１６ｃ
によって一体形成されており、各リブ部１６ｂ間にはタ
ーミナル１８が金属芯材１６から絶縁する状態で貫通す
る貫通孔１６ｄが開設されている。そしてエンドケース
１５は、金属芯材１６を図示しないモールドにインサー
トしておき（ターミナル１８についても同様）、これに
樹脂材１７を注入して、金属芯材１６を樹脂材１７に介
装せしめるようにしてモールド成形することによって、
少なくとも外周部１６ｃの外Ｊｉ’１１面と圧入部１６
ａとは金属面が露出するようにして一体成形されるよう
になっている。尚、１９は整流子１３に摺接する刷子、
２０は刷子１９保持する刷子ホルダ、２１は０−リング
である。

叙述の如く構成された本発明の実施例において。

アイドルスピード制御弁４は、予めエンドケース１５が
固着されたケーシング１１に対して、固定軸８に予め装
填せしめられたアーマチュア９を嵌入し、固定軸８をエ
ンドケース１５の圧入部１６ａに圧入固定した後、ケー
シング１１をハウジング７に嵌合固定せしめることによ
って組付けられるものであるが、本発明では、エンドケ
ース１５が、金属性の芯材１６を用いて形成されている
ので極めて耐振性に富むものである。即ち、エンドケー
ス１５を構成する金属芯材１６は、固定軸８が圧入され
る圧入部１６ａとケーシング１１に内接する状態で嵌着
する外周部１６ｃとが一体成形された構造になっており
、このため、固定軸８は、金属性芯材１６が介在する状
態でケーシング１１に強固に支承保持された補強固定構
造を呈するようにして組付けられることになり、従って
一端部がハウジング７に固定支持される固定軸８は、他
端部をケーシング１１によって固定支持される両持ち状
態となり、もって極めて耐振性に富んだものにできるこ
とになる。しかもこの様に固定軸８が金属性芯材１６を
介してケーシング１１に強固に支承固定されるようにし
たものであっても、ターミナル１８は、芯材１６に形成
した貫通孔１６ｄを貫通することによって絶縁されてい
るので、アーマチュア９の作動に支障を来すようなこと
は全くない。

尚、本発明は前記実施例に限定されるものでないことは
勿論であって、耐振性が要求される電動機の何れにも実
施できるものであり、また、金属芯材としては、アルミ
ニウムに限定されず、鉄。

亜鉛等の金属を単独もしくは合金として使用できるもの
である。また、その具体的構造として、第５．６図に示
す如くｏ−リング２１が嵌着される部位まで樹脂材を被
覆するようにしておけば、金属芯材を介装したものであ
っても高度の気密性を維持できることになり、さらに圧
入部において、切欠き１６ｅを設け、該切欠き１６ｅに
樹脂材１７が入り込むようにしてエンドケースを構成し
、ここに空気抜き１６ｆを形成するものとすれば、空気
抜き加工が、樹脂材のモールド加工によって同時に形成
されることになり、金属材にいちいち溝加工をするよう
な手間がいらず都合が良いという利点がある。

［作用効果コ 以上要するに、本発明は叙述の如く構成したものである
から、エンドケースに圧入固定される固定軸は、金属芯
材を介してケーシングに強固に支承保持される固定構造
を呈するようにして一体的に組付けられることになり、
従って固定軸はケーシングによっても支持固定される両
持ち状態での固定支架が果たせ、もって極めて耐振性に
富んだ電動機とすることができることになる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る電動機のエンドケース構造の一実
施例を示すものであって、第１図はアイドルスピード制
御弁の断面図、第２図ｘ、ｙ、ｚはエンドケースのそれ
ぞれ平面図、正面図、底面図、第３図はエンドケースの
断面図、第４図Ｘ。 Ｙ、Ｚはそれぞれ金属芯材の正面図、底面図、断面図、
第５図は第二実施例のエンドケースの断面図、第６図は
同上金属芯材の正面図、第７図は機関吸気通路の概略図
である。 図中、４はアイドルスピード制御弁、８は固定軸、９は
アーマチュア、１１はケーシング、１５はエンドケース
、１６は金属芯材、１６ａは圧入部、１６ｂは外周部、
１７は樹脂材である。 特許出願人　　株式会社　三ツ葉電機製作所第１図 ム 第２図 （Ｚ） 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アーマチュア軸承用の固定軸が圧入固定される圧入部と
   、電動機のケーシングに嵌着される外周部とが形成せし
   められる電動機のエンドケースであつて、該エンドケー
   スを、圧入部と外周部とが一体成形されるとともにター
   ミナルが絶縁状に挿通する挿通孔が形成された金属芯材
   を樹脂材に介装せしめて一体的に形成し、固定軸が金属
   芯材を介してケーシングに支承固定される構成にしたこ
   とを特徴とする電動機のエンドケース構造。