JPS6222406Y2 - - Google Patents

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JPS6222406Y2
JPS6222406Y2 JP1982090106U JP9010682U JPS6222406Y2 JP S6222406 Y2 JPS6222406 Y2 JP S6222406Y2 JP 1982090106 U JP1982090106 U JP 1982090106U JP 9010682 U JP9010682 U JP 9010682U JP S6222406 Y2 JPS6222406 Y2 JP S6222406Y2
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pressure
air
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vehicle
port
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多軸車のエアサスペンシヨンチユー
ビング装置に関する。
車体の後方部分が複数個の車軸例えば2軸で支
持され、そのうちの少くとも1個の車軸が機関に
より駆動されるようになつている大型の多軸車に
おいては、乗心地の向上或いは車高制御の容易さ
等からエアスプリングを用いたエアサスペンシヨ
ンが多用されるよになつている。
ところで、このようなエアサスペンシヨンを設
けた多軸車においては、軸重を制御しなければな
らない。
そのために従来技術においては、例えば第1図
に示されているように車体1にエアスプリングa
を介して機関により駆動されない従動車軸2と、
エアスプリングbを介して機関により駆動される
駆動車軸3とがそれぞれ取付けられ、車軸2には
車輪FWが、また車軸3には車輪DWがそれぞれ
設けられており、また一方の車軸例えば車軸2と
車体1との相対的位置を検出する制御レバー10
が設けられ、この制御レバー10によつてレベリ
ングバルブ6が制御されるようになつている。他
方図示しないコンプレツサからの圧縮空気はライ
ンLを介してレベリングバルブ6に流れ、ここで
エアスプリングa、bに印加される圧力が制御さ
れ、そしてライン7を介してサージタンク8に流
れる。サージタンク8はライン9、11を介して
前記エアスプリングa、bにそれぞれ接続されて
いる。そして駆動車軸3の軸重を大きくするため
にエアスプリングaはエアスプリングbより小さ
く設計する必要があつた。
そのために、本出願人によつてスペーサでエア
スプリングの受圧面積を押し拡げる軸重割合調整
装置(実願昭56−44396号)や後二軸車のエアサ
スペンシヨン(特願昭56−99725号)が提案され
ている。
ところで多軸車ではその積載荷重によつて車軸
にかかる軸荷重はかなり変化する。元来駆動車軸
の荷重を大きく設計してあるので、積載時に安全
走行していても、空車になると、駆動軸(駆動タ
イヤ)の摩擦力減少による駆動力減少の問題が生
ずる。すなわち空車時と積載時の駆動軸の軸重差
を減少させることが駆動力確保のために必要であ
る。
他方、実開昭55−136605号公報には、駆動軸の
軸荷重を検出して軸荷重の増加に応じて流体昇降
装置(実施例ではエアスプリングまたはエアシリ
ンダ)へ流体圧調整弁により上昇した流体圧を供
給して従動軸の荷重負担割合を大きくする技術が
提案されている。しかし、この公知技術によれば
駆動軸の軸重差を減少させることはできるが、車
高の調整を行うことはできない。
したがつて本考案の目的は、車高の調整を行う
とともに空車時も積車時も安定した駆動力が得ら
れる多軸車のエアサスペンシヨンチユービング装
置を提供することにある。
本考案によれば、車両の後方部分をそれぞれエ
アスプリングを介して複数個の車軸により支持
し、それらの車軸のうち少なくとも1個の車軸を
機関により駆動し、それらのエアスプリングをレ
ベリングバルブを介して圧力源に接続するととも
に、駆動軸以外の少なくとも1個の車軸のエアス
プリングと圧力源とを接続するエア回路にパイロ
ツト圧が印加されないときは圧力源の空気を減圧
し、パイロツト圧が印加されたときは圧力源の空
気をそのままエアスプリングに導く圧力制御装置
を介装し、前記パイロツト圧を制御する2ウエイ
バルブを設けている。
したがつて、レベリングバルブによつて車高を
調整するとともに、圧力制御装置と2ウエイバル
ブとを組合せ、2ウエイバルブを切換えることに
よつて圧力制御装置の出口側の圧力を高低2段に
変化させ、空車時も積車時も安定した駆動力を得
ることができる。
本考案の実施に際し、圧力制御装置には公知の
リミツテイングクイツクリリーズバルブを用いる
のが好ましい。
本考案の実施に際し、パイロツト圧の制御は2
ウエイバルブによらず、電磁的、例えば電磁開閉
弁を用いて行つてもよい。
本考案の実施に際し、圧力調整装置は駆動軸の
エアスプリングと並列に圧力源に接続してもよ
く、または単独に圧力源に連結してもよい。
以下本考案の1実施例を第2図によつて説明す
る。符号1は車体の後方部分を示し、この部分に
は図示されない機関により駆動される駆動車軸3
と、駆動されない従動車軸2とによつてそれぞれ
のエアスプリング4,5を介して支持されてい
る。そして駆動車軸3のエアスプリング4は第1
図の従来例と同様にコンプレツサから、レベリン
グバルブ6、ライン7、サージタンク8およびラ
イン9を通して圧力空気が直接供給されるように
なつている。
機関により駆動されない従動車軸2のエアスプ
リング5はライン11とライン12との間に介装
されている圧力制御装置13を介してサージタン
ク8から圧力空気が供給されるようになつてい
る。圧力制御装置13は、例えばリミツテイング
クイツクリリーズバルブとして当業者に良く知ら
れたものであつて、第4図にはかかるリミツテイ
ングクイツクリリーズバルブの一例が示されてい
る。第4図において、全体を13で示すリミツテ
イングクイツクリリーズバルブはボルトB1,B2
で一体化されたケーシング30を備えこのケーシ
ング30には4つのポートP1,P2,P3,P4(ポー
トP3は第4図の断面に現われないので、仮想線で
示す)が設けられている。そしてケーシング30
の中には小径部31と大径部32とを有するピス
トンPが設けられ、ポートP1からの流体圧は小径
部31に印加され、ボートP2からの流体圧は大径
部32に印加されるようになつている。このピス
トンPはばね33の作用で常時ポートP1側に押圧
されている。さらにピストンPの中心部にはロツ
ド34が収納されており、その一端34aはポー
トP1と連通するピストン内室35内に突出し、大
径部32に隣接して画成された室36とピストン
内室35とを連通遮断するようになつており、他
端34bはポートP4を連通遮断するようになつて
いる。そして室36はポートP3を連通している。
さてポートP1はライン11に接続され、ポートP2
はライン20に接続されポートP3はライン12に
接続されポートP4は大気に開放されているものと
する。
第4図に示す位置ではポートP4は開いているの
でポートP3は室34を介して大気に開放されてい
る。
ライン11に圧力が印加されると、ピストンP
はばね33に抗して下動する。するとロツド34
の下端34bは排気ポートP4を閉じると共に、上
端34aは室35と室36とを連通するので、室
36の圧力は上昇する。しかしながら室36の圧
力は大径部32を上動させようとするので、小径
部31と大径部32との面積差によつてピストン
Pは上動して室35と室36との連通を遮断する
ようになる。この作動が繰返されるので、結局室
36の圧力は室35の圧力よりも大径部と小径部
との面積比だけ低い圧力に保たれる。(但しスプ
リング力無視の場合) すなわちポートP1の圧力とポートP3との圧力の
比は一定となる。そしてこの圧力制御装置13は
2ウエイバルブ17からのパイロツト圧で制御さ
れるようになつている。2ウエイバルブ17は空
気圧(パイロツト圧)をオン、オフするもので、
例えば運転者が操作できるレバー18を備えてい
る。そしてレバーをオンにすると、サージタンク
8からの空気圧はライン19,20を介して圧力
制御装置に印加されるようになつている。
したがつてレバー18を操作してライン20に
圧力を印加する。するとポートP2から大径部32
に下向きの圧力が印加されるので、ピストンPの
受圧面積は等しくなる。したがつて室36すなわ
ちポートP3の圧力は、室35すなわちポートP1
圧力と等しくなる。
すなわちバルブ13はポートP2に圧力が印加さ
れないときはポートP3の圧力をポートP1の圧力よ
り一定比で低くし、ポートP2に圧力が印加される
と、ポートP3の圧力をポートP1の圧力と等しくす
るのである。
作動に際し、積載荷重が大きく車高が低くなる
と、制御レバー10はレベリングバルブレバー6
aを上方に回動する。これによりレベリングバル
ブ6はラインLとライン7とを連通して圧縮空気
をエアスプリングに供給して車高を高くする。積
載荷重が小さく車高が高くなると、制御レバー1
0はレベリングバルブレバー6aを下方に回動す
る。これによりレベリングバルブ6はラインL側
を閉じ、ライン7側を図示しない排気ポートに連
通し、エアスプリングの空気を排気して車高を低
くする。今2ウエイバルブ17のレバー18を操
作してオフの状態にすると、駆動車軸3のエアス
プリング4にはサージタンク8と同圧の空気圧が
供給され、一方駆動されない従動車軸2のエアス
プリング5には圧力制御装置13によりサージタ
ンク8内の圧力より減圧された空気圧が供給され
る。従つて駆動車軸3の軸重を大きくセツトする
ことができる。またレバー18を操作してオンに
すると、空気圧(パイロツト圧)がサージタンク
8から圧力制御装置13に印加されるので、前述
した理由によりライン11とライン12の内圧は
等しくなる。すなわちサージタンク8の内圧と同
圧の空気が両エアスプリング4,5に供給されて
軸重が等配されることになる。
以上説明したように本考案によれば、レベリン
グバルブにより積載荷重に応じて車高を調整する
とともに、2ウエイバルブのレバーを操作するだ
けで、多軸車の軸重を空車或いは積載に応じて切
換えることができるので、空車時と積載時の駆動
される車軸の軸重差を小さくすることができる。
従つて空車時の安定した駆動力が得られることに
なる。
本考案の実施に際して例えば圧力制御装置を電
磁的に制御できることもできる。またサージタン
クは省略してもよく、またサージタンクとエアス
プリングとの間の配管は第3図に示すようにサー
ジタンク8から直接に分岐して配管できることも
明らかである。更には車軸が図示の2軸より増加
しても、全く同様に本考案が適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す説明図、第2図は本考案
の1実施例を示す模式図、第3図はサージタンク
とエアスプリングとを結ぶ配管の他の例を示す第
2図と同様な模式図、第4図は本考案に実施する
圧力制御装置の一例を示す断面図である。 1……車体、2,3……車軸、4,5……エア
スプリング、13……圧力制御装置、17……2
ウエイバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の後方部分をそれぞれエアスプリングを介
    して複数個の車軸により支持し、それらの車軸の
    うち少なくとも1個の車軸を機関により駆動し、
    それらのエアスプリングをレベリングバルブを介
    して圧力源に接続するとともに、駆動軸以外の少
    なくとも1個の車軸のエアスプリングと圧力源と
    を接続するエア回路にパイロツト圧が印加されな
    いときは圧力源の空気を減圧し、パイロツト圧が
    印加されたときは圧力源の空気をそのままエアス
    プリングに導く圧力制御装置を介装し、前記パイ
    ロツト圧を制御する2ウエイバルブを設けたこと
    を特徴とする多軸車のエアサスペンシヨンチユー
    ビング装置。
JP9010682U 1982-06-18 1982-06-18 多軸車のエアサスペンシヨンチユ−ビング装置 Granted JPS58192108U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9010682U JPS58192108U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 多軸車のエアサスペンシヨンチユ−ビング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9010682U JPS58192108U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 多軸車のエアサスペンシヨンチユ−ビング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58192108U JPS58192108U (ja) 1983-12-21
JPS6222406Y2 true JPS6222406Y2 (ja) 1987-06-08

Family

ID=30098662

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JP9010682U Granted JPS58192108U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 多軸車のエアサスペンシヨンチユ−ビング装置

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JP (1) JPS58192108U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136605U (ja) * 1979-03-23 1980-09-29

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JPS58192108U (ja) 1983-12-21

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