JPS6222365Y2 - - Google Patents

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JPS6222365Y2
JPS6222365Y2 JP11311779U JP11311779U JPS6222365Y2 JP S6222365 Y2 JPS6222365 Y2 JP S6222365Y2 JP 11311779 U JP11311779 U JP 11311779U JP 11311779 U JP11311779 U JP 11311779U JP S6222365 Y2 JPS6222365 Y2 JP S6222365Y2
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JP
Japan
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polyolefin
heat insulating
reflective
insulating material
reflective heat
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JP11311779U
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JPS5631029U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本案は太陽光線や熱線を遮断反射する反射断熱
材に関する。 従来より太陽光線や熱線を遮断反射する反射断
熱材には種々のものが開発されており養蚕ハウス
の被覆、養鶏、養豚等の畜産ハウスの被覆、更に
夏期保冷栽培ハウスの被覆等に幅広く使用されて
いるが外気温に比べてハウス内の昇温抑制効果の
期待できるものはまだ出現していないのが現状で
ある。 本案は、外気温の上昇にともなうハウス内の昇
温を抑える、いわゆる昇温抑制効果の優れた反射
断熱材を提供するもので以下、その構成を添付図
面にもとづいて説明する。 第1図は本案実施例の一部切欠断面を示すもの
であつて、図中において符号1は反射断熱材本体
でありこれは最上層から裏面にアルミニウムなど
の金属蒸着層2が形成された合成樹脂フイルム3
が複数枚、それぞれ非金属蒸着層が上面側に位置
するようにして貼合用ポリオレフイン4で貼合さ
れており、更にポリオレフインのフラツトヤーン
で織成された扁平状織地5が金属蒸着層面に貼合
用黒色ポリオレフイン6を介して貼合されてい
る。 なお、第2図に示すように第1図の反射断熱材
の扁平状織地5の片面に発泡シート層7を貼合用
ポリオレフイン4を介して適宜貼合わせても差支
えない。 本実施例において合成樹脂フイルムとしては耐
熱耐候性が良好でかつ強靭性のあるフイルム、た
とえばポリエステルフイルム等が好適し、アルミ
ニウムなどの金属蒸着層の設け方としては当然公
知手段であるアルミニユウムなどの金属真空蒸着
法によればよい。更に各層の貼合用に用いるポリ
オレフインはポリエチレンやポリプロピレンのい
ずれでもよいが接着性の問題から扁平状織地と貼
合用ポリオレフインとは同一ポリオレフインの使
用が望ましく、各層の貼合に際しては予め、各層
にプライマー処理等をおこなつておくと、接着
が、より強力となり、耐候性も向上するので望ま
しい。 第3図は本案の他の実施例を示すものでありこ
れは第1図に示した実施例の構造のものにおい
て、ポリオレフインのフラツトヤーンで織成され
た扁平状織地に金属蒸着層面に貼合用黒色ポリオ
レフインを介して貼合する代りに、黒色ポリオレ
フインのフラツトヤーンで織成された扁平状織地
8に貼合用ポリオレフイン9を介して金属蒸着層
面に貼合したものである。 なお、第4図に示すように第3図の反射断熱材
の扁平状織地8の片面に更に発泡シート層7を貼
合用ポリオレフインを介して適宜、貼合わせても
差支えない。 上述の各層の貼合用ポリオレフインに安定剤や
紫外線吸収剤を添加配合しておけば、本案反射断
熱材の耐候性はより向上するから、望ましくはこ
れらを添加配合するとよい。 又、貼合用ポリオレフインの代りに接着剤を使
用しても差支えなくこの接着剤使用による場合に
も紫外線吸収剤を添加しておくことが望ましい。 次に本案反射断熱材の断熱効果を示す使用例を
掲げる。 使用例 第5図に示すようにトタン屋根の切妻式養鶏舎
においてその屋根部分に前記実施例1に示した反
射断熱材を被覆敷設することにより使用されるが
この使用による断熱効果は同養鶏舎の屋根に反射
断熱材を使用しない場合(つまり、トタン屋根の
まま)における養鶏舎内の測定温度と、外気温と
の関係を示す次表から明らかである。なお、測定
条件としては約6m×5m×高さ2.5mのモデル養鶏
舎(南及び西側面開放型)を使用し、測定日時は
夏期の晴天日のA.M.8:00〜P.M.5:00とし、舎
内温度の測定位置は舎内のほぼ中央とする。
【表】 上掲表からも明らかなように養鶏舎の屋根に何
ら反射断熱材で被覆しない場合(つまり、トタン
屋根のまま)の舎内温度は、外気温の上昇にとも
ない確実に上昇し、特にA.M11:00〜P.M3:00
の間では外気温に比べて+1.3〜+2.7℃とかなり
昇温率が高い。しかしながら本案反射断熱材で屋
根を被覆した場合の舎内温度は外気温の上昇に比
べてその昇温率はきわめて低く、全測定時間を通
じて外気温よりもかなり低い測定値であつた。つ
まり、外気温の上昇が著しいA.M11:00〜P.
M3:00においても舎内温度は外気温に比べて、−
2.0〜−3.8℃の範囲で昇温が抑制されていること
がわかる。 更に本案反射断熱材で屋根を被覆した場合と、
屋根を何ら被覆しない場合における舎内温度を比
べると、特に外気温の上昇が著しいA.M11:00〜
P.M3:00の間では本案反射断熱材の使用によれ
ば、無被覆の場合よりも舎内温度は約4.2〜5.7℃
の範囲で低くなつている。 これらのことから、結論として、本案反射断熱
材を屋根に被覆しない場合(つまり、トタン屋根
のまま)には外気温の上昇にともない、舎内温度
は外気温以上に高くなり、鶏舎内の鶏の養鶏に多
大の影響、すなわち、周知のように鶏の産卵率や
鶏の健康に著しい害を与えるが、本案反射断熱材
使用によれば、外気温が著しく上昇しても舎内温
度はそれほど上昇をみせず、外気温に比べてかな
り低い温度を保持するので、養鶏に与える悪影響
は全くない。 このように、本案反射断熱材は、太陽光線や熱
線を効率よく遮断反射し、本材使用によりかなり
の断熱効果が期待できるのでたとえば、養鶏既設
ハウスの被覆、きのこ栽培ハウスの被覆、養鶏、
養豚等の畜産ハウスの被覆あるいは直射日光忌避
作物の被覆栽培(特に夏期保冷栽培用)等のよう
に夏期の高温下では順調な飼育や栽培が期待でき
ないもの、言い換えれば外気温に比べてかなりの
低い温度域が必要とされる栽培ハウスや養殖ハウ
スの被覆等に好適する。 本案反射断熱材は前述の如く、裏面にアルミニ
ユウムなどの金属蒸着層を形成したポリエステル
などの合成樹脂フイルムが複数枚、貼合わされた
構造であるので長期間の使用により最上層の合成
樹脂フイルムが劣化しその裏面の金属蒸着層が酸
化し、崩壊消失しても次層にまだ、裏面に金属蒸
着層が形成された合成樹脂フイルムが存在するの
で反射断熱作用は何ら損われることがなく、使用
耐久性が倍増するものであり、かつ、構成材とし
て前述のように黒色の補強層も設けてあるので遮
光性と耐候性が抜群である。 又、アルミニユウム蒸着層の代りにアルミ箔を
用いると、その取扱時あるいは屋根への被覆作業
時に屈曲などによりアルミ箔に亀裂が生じやす
く、アルミニユウムの酸化が一層、促進され白化
したアルミナが原因となつて反射効率にも悪影響
を及ぼしやすいが、アルミ箔の厚みに比べて、は
るかに薄いアルミニユウム蒸着層を使用する本案
ではこのような欠点も全くない。 更に本案反射断熱材はその下層に扁平状織地が
存在するので、引裂強度などが大きく、扁平状織
地が有する凹凸が最上層の合成樹脂フイルム面に
反映されることになり、屋根やハウスに被覆使用
しても表面が凹凸であるので反射光は常に乱反射
となり、正反射のときに起る反射による二次弊害
もないので安心して使用できる。 又、本案反射断熱材の使用法は夏期には前述の
ように、反射面を外側にして屋根やハウスに被覆
することにより、ハウス等の内部に断熱保冷効果
をもたらし、冬期には反射面を内側にして使用す
ることにより、ハウス等の内部に保温効果をもた
らすものであるから時期により使用法を適宜、選
択することにより所望の効果が期待できる。 更に本案反射断熱材はその構成素材から明らか
なように軽量でかつ強靭であるため、ハウスなど
への被覆作業性は良好であり、その最下層に発泡
シートを貼合わせたものは、トタン屋根などで屋
根表面に釘頭が突出している場合にその使用が特
に望ましく、発泡シートの有する緩衝性により、
釘頭を柔かく覆うので反射状の破損などは全くな
く、反射材の機能を低減させるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、乃至第4図は本案反射断熱材の実施例
の一部切欠断面図であり、第5図は本案反射断熱
材の使用例、第6図は本案反射断熱材を養鶏舎屋
根に被覆した場合の昇温抑制効果を示すグラフで
ある。 1……反射断熱材本体、2……金属蒸着層、3
……合成樹脂フイルム、4……貼合用ポリオレフ
イン、5……ポリオレフインのフラツトヤーンで
織成された扁平状織地、6……貼合用黒色ポリオ
レフイン、7……発泡シート層、8……黒色ポリ
オレフインのフラツトヤーンで織成された扁平状
織地、9……貼合用ポリオレフイン、10……太
陽光線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 裏面に金属蒸着層を形成した合成樹脂フイル
    ムを複数枚、それぞれ、非金属蒸着層が上面側
    に位置するようにして貼合用ポリオレフインで
    貼合わせ、下面金属蒸着層側にポリオレフイン
    よりなる黒色補強層を形成したことを特徴とす
    る反射断熱材。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の反射
    断熱材において、ポリオレフインよりなる黒色
    補強層とは、ポリオレフイン製扁平状織地が貼
    合用黒色ポリオレフインで以て金属蒸着面側に
    貼合わされたものであることを特徴とする反射
    断熱材。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の反射
    断熱材において、ポリオレフインよりなる黒色
    補強層とは黒色ポリオレフイン製扁平状織地が
    貼合用ポリオレフインで以て金属蒸着面側に貼
    合わされたものであることを特徴とする反射断
    熱材。 (4) 実用新案登録請求の範囲第2項もしくは第3
    項に記載の反射断熱材において扁平状織地面側
    に発泡シートが貼合わせられたことを特徴とす
    る反射断熱材。
JP11311779U 1979-08-16 1979-08-16 Expired JPS6222365Y2 (ja)

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JP11311779U JPS6222365Y2 (ja) 1979-08-16 1979-08-16

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JP11311779U JPS6222365Y2 (ja) 1979-08-16 1979-08-16

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JPS5631029U JPS5631029U (ja) 1981-03-26
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JPS5631029U (ja) 1981-03-26

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