JP6528266B2 - 高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物 - Google Patents

高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物

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Description

本発明は、コンクリート用の骨材を貯蔵する骨材用サイロ等の屋外設備の温度上昇を抑制するために外表面に装着して用いられ、周辺環境との調和を図ることのできる高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物に関するものである。
従来、コンクリートダム用の骨材は、施工現場に設置した鋼製の骨材用サイロに貯蔵している。一方、ダムコンクリートはマスコンクリートであり、ひび割れの発生を低減するために、コンクリートの練上がり温度を抑制する必要がある。練上がり温度を抑制するには、使用前の骨材の貯蔵温度をなるべく低く抑えることが有効である。そのため、骨材用サイロの外表面に遮熱塗料を塗装したり、遮光ネットを設置することによって直射日光を遮り、貯蔵中のサイロ内温度の上昇を抑制する対策を採ることがある。しかしながら、こうした対策は材料コストおよび施工コストが大きい上、骨材の温度抑制効果も十分に得られないことから、費用対効果が低くなるおそれがあった。
また、昨今のダム建設プロジェクトでは自然環境の保全が強く要請されており、オオタカ等の希少猛禽類への配慮から、ダム施工現場内に設置される大型の設備を周辺の森林等の景観と調和したアースカラーで着色するケースも増えている。コンクリートダム用の骨材用サイロは一般に大型であるため、外表面をアースカラーに着色するための施工コストは大きく、ダム工事に伴う建設費全般のコストを押し上げる要因となっていた。
一方、現場で打ち込まれたコンクリートを養生する際に、コンクリート表面に貼り付けて用いる養生シートが知られている(例えば、特許文献1〜5を参照)。
特開2014−152565号公報 特開2014−152560号公報 特開2014−152559号公報 特開2014−66046号公報 特開2014−34835号公報
このため、骨材用サイロなどの屋外設備の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現できる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、屋外設備の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現できる高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る高性能遮熱シートは、屋外に設置される屋外設備の外表面に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートであって、屋外設備の外表面に配置され、直射日光を遮るとともに外部と屋外設備との間の熱の出入りを遮断し、屋外設備の温度上昇を抑制するための遮熱シートを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、遮熱シートを、内側に配置される内側シートと、外側に配置される外側シートと、内側シートと外側シートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、遮熱シートを、内側に配置される保水性シートと、外側に配置されるアルミシートと、保水性シートとアルミシートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成し、保水性シートと緩衝シートの間に放熱性シートを配置したことを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、前記遮熱シートの外側に積層配置され、屋外設備の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面を有する景観調和シートをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、景観調和シートは、光を透過可能な透光部を有し、この透光部を通って遮熱シートの外表面に照射する直射日光を遮熱シートによって遮るようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、景観調和シートの外表面のデザインは、印刷によって形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、軽量で可撓性を有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートは、上述した発明において、屋外設備は、コンクリート用の骨材を貯蔵する屋外型の骨材用サイロであることを特徴とする。
また、本発明に係る構造物は、屋外に設置され、上述した高性能遮熱シートを外表面に備えることを特徴とする。
本発明に係る高性能遮熱シートによれば、屋外に設置される屋外設備の外表面に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートであって、屋外設備の外表面に配置され、直射日光を遮るとともに外部と屋外設備との間の熱の出入りを遮断し、屋外設備の温度上昇を抑制するための遮熱シートを備えるので、本発明の高性能遮熱シート1枚で遮熱性能と周辺景観への調和機能の両方を併せ持っており、屋外設備の外表面への取り付け施工コストの低減が可能である。したがって、例えば骨材用サイロなどの屋外設備の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、遮熱シートを、内側に配置される内側シートと、外側に配置される外側シートと、内側シートと外側シートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成したので、各シートの材質や厚さ等を調整することで、遮熱シートの持つ遮熱性能の調整を容易に行えるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、遮熱シートを、内側に配置される保水性シートと、外側に配置されるアルミシートと、保水性シートとアルミシートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成し、保水性シートと緩衝シートの間に放熱性シートを配置したので、保水性シートに保持された水の気化熱と放熱性シートの放熱機能によって緩衝シートの温度上昇および屋外設備の外表面の温度上昇を効率的に抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、前記遮熱シートの外側に積層配置され、屋外設備の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面を有する景観調和シートをさらに備えるので、周辺景観との調和を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、景観調和シートは、光を透過可能な透光部を有し、この透光部を通って遮熱シートの外表面に照射する直射日光を遮熱シートによって遮るようにしたので、遮熱シートによる直射日光の遮断性能と、周辺景観への調和機能とをより確実に確保することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、景観調和シートの外表面のデザインは、印刷によって形成されたものであるので、きめ細かく自由度の高いデザイン形成が可能となり、例えば森林の景色により近いアースカラーの外観を実現できるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、軽量で可撓性を有するので、屋外設備の外表面への取り付け作業が容易となるとともに、円筒状などの曲面の外表面を有する屋外設備にも適用可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、屋外設備は、コンクリート用の骨材を貯蔵する屋外型の骨材用サイロであるので、景観調和への配慮と骨材用サイロ内部の骨材の温度上昇の抑制が低コストで可能になり、この骨材を使用したコンクリートの練上がり温度の抑制につながるという効果を奏する。
また、本発明に係る構造物によれば、屋外に設置され、上述した高性能遮熱シートを外表面に備えるので、構造物の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態1を示す概略断面図である。 図2は、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態1を示す概略部分拡大図である。 図3は、景観調和シートの外表面の概略部分拡大図である。 図4は、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態2を示す概略断面図である。 図5は、本発明に係る高性能遮熱シートを備える構造物の実施の形態を示す概略斜視図である。
以下に、本発明に係る高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[高性能遮熱シート]
まず、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態においては、屋外設備が骨材用サイロである場合、本発明に係る高性能遮熱シートが遮熱シートと景観調和シートとを備える場合を例にとり説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態1について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係る高性能遮熱シート10は、コンクリート用の砕石や砂などの骨材12を貯蔵する屋外型の鋼製の骨材用サイロ14(屋外設備)の周囲の外表面16に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートである。この高性能遮熱シート10は、遮熱シート18と景観調和シート20とを備える。
遮熱シート18は、骨材用サイロ14の外表面16に配置され、直射日光を遮るとともに外部と骨材用サイロ14との間の熱の出入りを遮断し、骨材用サイロ14内部の骨材12の温度上昇を抑制するためのシート状のものである。
この遮熱シート18は、内側に配置されるアルミシート22(内側シート)と、外側に配置されるアルミシート24(外側シート)と、内外のアルミシート22、24の間に配置される気泡緩衝シート26(緩衝シート)とをそれぞれ貼り付け積層した構造である。各シート22、24、26の材質や厚さ等を調整することで、遮熱シート18全体の持つ遮熱性能の調整を容易に行える。
気泡緩衝シート26は、周知の気泡緩衝材を複数積層した構造のものであり、内外のアルミシート22、24に比べて厚みを有するシートである。ここで、気泡緩衝材は、2枚のポリエチレンシートからなり、一方のシートには略ドット状に配置した複数の円盤状の突起が形成され、各突起の中には空気が封入されている。気泡緩衝材はこの空気圧で緩衝材の機能を実現している。
気泡緩衝シート26の内外両側にアルミシート22、24を配置することで、気泡緩衝シート26単体で遮熱シート18を構成した場合よりも大きな遮熱性能が確保することができる。
景観調和シート20は、遮熱シート18の外側、すなわち外側のアルミシート24の外側に積層して貼り付けられ、骨材用サイロ14の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面28を有するシート状のものである。景観調和シート20の材質としては例えば硬性プラスチックシートなどの耐候性に優れた樹脂シート等を用いることができる。外表面28のデザインとしては、周辺の景観と調和する例えばアースカラーのデザインのものを用いることができる。
景観調和シート20の外表面28のデザインは、印刷によって形成されたものである。これにより、きめ細かく自由度の高いデザイン形成が可能となり、例えば周辺の森林の景色により近いアースカラーの外観を実現できる。なお、上記の従来の方法では、コストが高いことや施工困難等の理由により骨材用サイロ14の外表面を一色で塗装するケースが多かったが、本実施の形態1で用いる景観調和シート20によれば、印刷形成によるデザインが可能であるため、アースカラーなどの周辺の景観に調和した外観を低コストかつ容易に実現できる。
景観調和シート20は、図2に示すように、光を透過可能な透光部30を有しており、この透光部30を通って遮熱シート18(外側のアルミシート24)の外表面に照射する直射日光をアルミシート24によって遮るようにしている。この場合、図3に示すように、外表面28のデザインを例えばドット状の模様とし、ドット部38または非ドット部40のいずれか一方を透光部30に設定してもよい。ドット部38または非ドット部40の透光部30を通過した直射日光はアルミシート24の表面にドット状の照射部または非照射部を形成するようになり、照射する直射日光はアルミシート24によって反射し遮断される。こうすることで、アルミシート24による直射日光の反射性能(遮断性能)と、景観調和シート20による周辺景観への調和機能とをより確実に確保することができる。
ここで、本実施の形態1の高性能遮熱シート10を骨材用サイロ14に装着する場合の施工手順の一例について説明する。まず、予め工場や施工現場の作業ヤードにおいて、遮熱シート18、景観調和シート20をそれぞれ製作する。遮熱シート18は内外のアルミシート22、24と気泡緩衝シート26とを接着剤等で貼り合わせることで一体化しておく。一方、景観調和シート20の外表面28には印刷形成等によって所定のデザインを付与しておく。遮熱シート18と景観調和シート20とを接着剤等で貼り合わせて一体化して得た高性能遮熱シート10を、温度抑制を図りたい骨材用サイロ14の外表面16に装着する。ここで、外表面16への装着は、接着剤や磁石などにより行うことができる。
なお、遮熱シート18を先行して骨材用サイロ14の外表面16に装着した後で、遮熱シート18の外表面に景観調和シート20を装着してもよい。また、高性能遮熱シート10の大きさは骨材用サイロ14への取り付け作業が容易な大きさ(例えば1m×2m程度の長方形)で製作しておき、これらのシート10を隙間なく骨材用サイロ14の外表面16に装着することで外表面16全体を被覆するようにしてもよい。
また、高性能遮熱シート10は、アルミシート22、24、気泡緩衝シート26、景観調和シート20の積層構造であることから、全体として軽量で可撓性を有している。このため、骨材用サイロ14の外表面16への取り付け作業が容易である。また、本実施の形態1は、直方体箱状の骨材用サイロだけでなく、円筒状などの曲面の外表面を有する骨材用サイロなど様々な形態の屋外設備に適用可能である。
このように、本実施の形態1の高性能遮熱シート10は、1枚で遮熱性能と周辺景観への調和機能の両方を併せ持っており、骨材用サイロ14の外表面16への取り付け施工コストの低減が可能である。したがって、骨材用サイロ14内部の骨材12の温度上昇の抑制対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができる。これにより、この骨材12を使用したコンクリートの練上がり温度の抑制を図ることが可能になる。
なお、上記の実施の形態1においては、遮熱シート18を内外のアルミシート22、24と気泡緩衝シート26の積層構造の場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、アルミシート22、24の代わりに遮熱性を有する別の材質のシートを用いてもよいし、内外のシート22、24を異なる材質で構成してもよい。緩衝シートについても同様に、気泡緩衝材からなる気泡緩衝シート26ではなく、別の材質・構造の緩衝シートで構成してもよい。なお、遮熱シート18を構成する各シートの材質や厚さ等を調整すれば、遮熱シート18全体の持つ遮熱性能の調整を容易に行える。例えば、上記の気泡緩衝シート26において、気泡緩衝材の枚数を増減変更すれば、その遮熱性能を容易に調整することが可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る高性能遮熱シートの実施の形態2について説明する。
図4に示すように、本実施の形態2に係る高性能遮熱シート50は、コンクリート用の砕石や砂などの骨材52を貯蔵する屋外型の鋼製の骨材用サイロ54(屋外設備)の周囲の外表面56に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートである。この高性能遮熱シート50は、遮熱シート58と景観調和シート60とを備える。
遮熱シート58は、骨材用サイロ54内部の骨材52の温度上昇を抑制するためのシート状のものであり、骨材用サイロ54の外表面56に配置され、直射日光を遮るとともに外部と骨材用サイロ54との間の熱の出入りを遮断する遮熱機能と、遮熱シート58内部に発生する熱を外部に逃がす放熱機能とを有している。
この遮熱シート58は、最も内側に配置される吸水ポリマーシート62(保水性シート)と、その外側に配置される放熱機能繊維シート64(放熱性シート)と、その外側に配置される気泡緩衝シート66(緩衝シート)と、その外側に配置されるアルミシート68とをそれぞれ貼り付け積層した構造である。各シート62、64、66、68の材質や厚さ等を調整することで、遮熱シート58全体の持つ遮熱性能、放熱性能の調整を容易に行える。
吸水ポリマーシート62は、吸水ポリマーからなる保水性シートであり、シート内部に保持する水分をこのシート外部に供給可能である。
放熱機能繊維シート64は、放熱機能を有する繊維からなるシート状のものであり、遮熱シート58内部に発生する熱を外部に逃がす放熱機能を担っている。放熱機能を有する繊維としては、例えば、吸汗速乾機能や吸放湿機能を持つ機能性衣料の素材として使用されるポリエステルなどからなる微細繊維などを用いることができる。放熱機能繊維シートは、吸水ポリマーシート62から遮熱シート58内部に供給される水の気化熱を利用し、遮熱シート58内部に発生する熱を外部に逃がすことで、遮熱シート58内部の温度を低減させる作用を有している。
気泡緩衝シート66は、周知の気泡緩衝材を複数積層した構造のシートであり、上記の実施の形態1の気泡緩衝シート26で説明したものと同様の構造のものである。
景観調和シート60は、遮熱シート58の外側、すなわちアルミシート68の外側に積層して貼り付けられ、骨材用サイロ54の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面70を有するシート状のものである。景観調和シート60の材質や構造および外表面70のデザインについては、上記の実施の形態1の景観調和シート20で説明したものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
上記のように構成した本実施の形態2の高性能遮熱シート50の作用について説明する。まず、景観調和シート60を介して外部より差し込む直射日光を遮熱シート58の最外側のアルミシート68で防ぎ、気泡緩衝シート66で直射日光による遠赤外線の伝達を遮断する。ここで、気泡緩衝シート66は温度が上昇する傾向にあることから、気泡緩衝シート66の内側に隣接配置した放熱機能繊維シート64による気化放熱効果でこの温度上昇を抑制する。気化熱を発生させるための水分は、放熱機能繊維シート64の内側に隣接配置した吸水ポリマーシート62により供給する。
吸水ポリマーシート62から供給される水の気化熱と放熱機能繊維シート64の放熱機能によって気泡緩衝シート66の温度上昇を効率よく抑制することが可能となり、骨材用サイロ54の外表面の温度上昇を効率的に抑制することができる。
このように本実施の形態2では、遮熱シート58に、外部と骨材用サイロ54との間の熱量の出入りを遮断する遮熱機能に加えて、放熱機能を持たせている。このため、骨材用サイロ54の温度上昇を抑制することが可能であり、例えば外気温に比べて10℃以上の温度上昇を抑制することができる。
次に、本実施の形態2の高性能遮熱シート50を骨材用サイロ54に装着する場合の施工手順の一例について説明する。まず、予め工場や施工現場の作業ヤードにおいて、遮熱シート58、景観調和シート60をそれぞれ製作する。遮熱シート58は吸水ポリマーシート62、放熱機能繊維シート64、気泡緩衝シート66、アルミシート68を接着剤等で貼り合わせることで一体化しておく。一方、景観調和シート60の外表面70には印刷形成等によって所定のデザインを付与しておく。遮熱シート58と景観調和シート60とを接着剤等で貼り合わせて一体化して得た高性能遮熱シート50を、温度抑制を図りたい骨材用サイロ54の外表面56に装着する。外表面56への装着は、接着剤や磁石などにより行うことができる。
なお、遮熱シート58を先行して骨材用サイロ54の外表面56に装着した後で、遮熱シート58の外表面に景観調和シート60を装着してもよい。また、高性能遮熱シート50の大きさは骨材用サイロ54への取り付け作業が容易な大きさ(例えば1m×2m程度の長方形)で製作しておき、これらのシート50を隙間なく骨材用サイロ54の外表面56に装着することで外表面56全体を被覆するようにしてもよい。
また、高性能遮熱シート50は、遮熱シート58を構成する吸水ポリマーシート62、放熱機能繊維シート64、気泡緩衝シート66、アルミシート68と、デザイン機能を担う景観調和シート60の積層構造であることから、全体として軽量で可撓性を有するように構成することが可能である。このため、骨材用サイロ54の外表面56への取り付け作業を容易にすることができる。また、本実施の形態2は上記の実施の形態1と同様に、直方体箱状の骨材用サイロだけでなく、円筒状などの曲面の外表面を有する骨材用サイロなど様々な形態の屋外設備に適用可能である。
このように、本実施の形態2の高性能遮熱シート50は、1枚で遮熱および放熱機能と周辺景観への調和機能の両方を併せ持っており、骨材用サイロ54の外表面56への取り付け施工コストの低減が可能である。したがって、骨材用サイロ54内部の骨材52の温度上昇の抑制対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができる。これにより、この骨材52を使用したコンクリートの練上がり温度の抑制を図ることが可能になる。
特に、本実施の形態2の高性能遮熱シート50は、上述したように遮熱シート58が遮熱機能に加え、放熱機能を有している。このため、放熱性の高い開放的な空間に設置された骨材用サイロはもちろんのこと、放熱性の低い閉所空間などに設置された骨材用サイロにも適用可能であるなど、適用可能な範囲は広範囲に及ぶ。
また、遮熱シート58の吸水ポリマーシート62に大量の水を保持させれば長時間の給水が可能となるので、長時間にわたり遮熱シート58内部の温度上昇、ひいては骨材用サイロ54の温度上昇を防ぐことができる。
なお、上記の実施の形態2においては、保水性シートが吸水ポリマーからなる吸水ポリマーシート62で構成される場合、放熱性シートが放熱機能を有する繊維からなる放熱機能繊維シート64で構成される場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、吸水ポリマーシート62の代わりに、不織布、綿線維等の水分を周囲に供給可能な保水性を有する別の材質からなるシートを用いてもよいし、放熱機能繊維シート64の代わりに、放熱機能を有する別の材質からなるシートを用いてもよい。緩衝シートについても同様に、気泡緩衝材からなる気泡緩衝シート66ではなく、別の材質・構造の緩衝シートで構成してもよい。なお、遮熱シート58を構成する各シートの材質や厚さ、性能等を調整すれば、遮熱シート58全体の持つ遮熱性能、放熱性能の調整を容易に行える。例えば、上記の気泡緩衝シート66において、気泡緩衝材の枚数を増減変更すれば、その遮熱性能を容易に調整することが可能である。また、上記の吸水ポリマーシート62において保水量を増減変更したり、放熱機能繊維シート64において繊維材質や厚さ、繊維密度等を増減変更したりすることで、その放熱性能を容易に調整することが可能である。
また、上記の実施の形態1、2においては、屋外設備としてコンクリート用の骨材12、52を貯蔵する屋外型の骨材用サイロ14、54の場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、屋外の施工現場に設置される貯水タンクやセメント等のコンクリート用の材料を貯蔵する容器といった屋外設備に対して本発明を適用し、屋外設備内部の貯蔵物や屋外設備自体の温度抑制と周辺景観への調和を図ってもよい。このようにしても上記の実施の形態1、2と同様の作用効果を奏することが可能である。
また、上記の実施の形態1、2において、景観調和シート20、60を透光性の材料で構成し、外表面28、70ではなく内表面にアースカラー等のデザインを印刷等により形成してもよい。このようにしても、景観調和シート20、60の外側から内表面のアースカラーのデザインを視認することが可能である。
なお、上記の実施の形態1、2においては、高性能遮熱シート10、50が、それぞれ遮熱シート18、58と景観調和シート20、60とを備える場合を例にとり説明したが、本発明に係る高性能遮熱シートはこれに限るものではない。例えば、高性能遮熱シートを遮熱シート18のみで構成してもよいし、遮熱シート58のみで構成してもよい。この場合には、高性能遮熱シートは景観調和シート20や景観調和シート60を具備しない構成となる。
[高性能遮熱シートを備える構造物]
次に、本発明に係る高性能遮熱シートを備える構造物の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上記の実施の形態1で説明した高性能遮熱シート10を備える場合を例にとり説明するが、上記の実施の形態2で説明した高性能遮熱シート50を備える場合でも同様である。
図5は、本発明に係る高性能遮熱シートを備える構造物の実施の形態を示す概略斜視図である。この図に示すように、本発明に係る構造物100は、コンクリートダム施工現場などの山奥の屋外に設置され、上記の実施の形態1の高性能遮熱シート10を外表面に備えた鋼製の骨材用サイロ14である。この骨材用サイロ14は、直径の異なる2つの円筒32、34を同軸状に上下配置し、これら円筒32、34同士を錘状部36で接続した有底有蓋の貯蔵容器からなる。この骨材用サイロ14の内部にはコンクリート用の骨材12が貯蔵されている。
骨材用サイロ14の周囲の外表面には、上述した高性能遮熱シート10が取り付けられている。最外面の景観調和シート20には、周囲の景観に調和可能なアースカラーのデザインが印刷形成等によって施されている。したがって、本発明に係る構造物100によれば、骨材用サイロ14内部の骨材12の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができる。
なお、上記の実施の形態においては、構造物100として直径の異なる2つの円筒からなる骨材用サイロ14の場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、屋外の施工現場に設置される貯水タンクやセメント等のコンクリート用の材料を貯蔵する容器といった構造物でもよいし、さらに、構造物100の形態は直径の異なる2つの円筒からなる形状に限らずとも直方体箱状、単一円筒状や球体状であってもよく、このようにしても構造物100の周囲の外表面に高性能遮熱シート10を備える限り、上記の実施の形態1と同様の作用効果を奏することが可能である。なお、上述したように、上記の実施の形態2で説明した高性能遮熱シート50を備える場合でも同様の作用効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明に係る高性能遮熱シートによれば、屋外に設置される屋外設備の外表面に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートであって、屋外設備の外表面に配置され、直射日光を遮るとともに外部と屋外設備との間の熱の出入りを遮断し、屋外設備の温度上昇を抑制するための遮熱シートを備えるので、本発明の高性能遮熱シート1枚で遮熱性能と周辺景観への調和機能の両方を併せ持っており、屋外設備の外表面への取り付け施工コストの低減が可能である。したがって、例えば骨材用サイロなどの屋外設備の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができる。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、遮熱シートを、内側に配置される内側シートと、外側に配置される外側シートと、内側シートと外側シートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成したので、各シートの材質や厚さ等を調整することで、遮熱シートの持つ遮熱性能の調整を容易に行える。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、遮熱シートを、内側に配置される保水性シートと、外側に配置されるアルミシートと、保水性シートとアルミシートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成し、保水性シートと緩衝シートの間に放熱性シートを配置したので、保水性シートに保持された水の気化熱と放熱性シートの放熱機能によって緩衝シートの温度上昇および屋外設備の外表面の温度上昇を効率的に抑制することができる。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、前記遮熱シートの外側に積層配置され、屋外設備の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面を有する景観調和シートをさらに備えるので、周辺景観との調和を図ることができる。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、景観調和シートは、光を透過可能な透光部を有し、この透光部を通って遮熱シートの外表面に照射する直射日光を遮熱シートによって遮るようにしたので、遮熱シートによる直射日光の遮断性能と、周辺景観への調和機能とをより確実に確保することができる。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、景観調和シートの外表面のデザインは、印刷によって形成されたものであるので、きめ細かく自由度の高いデザイン形成が可能となり、例えば森林の景色により近いアースカラーの外観を実現できる。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、軽量で可撓性を有するので、屋外設備の外表面への取り付け作業が容易となるとともに、円筒状などの曲面の外表面を有する屋外設備にも適用可能である。
また、本発明に係る他の高性能遮熱シートによれば、屋外設備は、コンクリート用の骨材を貯蔵する屋外型の骨材用サイロであるので、景観調和への配慮と骨材用サイロ内部の骨材の温度上昇の抑制が低コストで可能になり、この骨材を使用したコンクリートの練上がり温度の抑制につながる。
また、本発明に係る構造物によれば、屋外に設置され、上述した高性能遮熱シートを外表面に備えるので、構造物の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを、低コストで実現することができる。
以上のように、本発明に係る高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物は、コンクリート用の骨材を貯蔵する骨材用サイロ等の屋外設備の温度上昇を抑制するために外表面に装着して用いられる遮熱シートおよびこのシートを備える構造物に有用であり、特に、屋外設備の温度を抑制するための対策と景観調和のための対策とを低コストで実現するのに適している。
10,50 高性能遮熱シート
12,52 骨材
14,54 骨材用サイロ(屋外設備)
16,56 外表面
18,58 遮熱シート
20,60 景観調和シート
22 アルミシート(内側シート)
24 アルミシート(外側シート)
26,66 気泡緩衝シート(緩衝シート)
28,70 外表面
30 透光部
32,34 円筒
36 錘状部
38 ドット部
40 非ドット部
62 吸水ポリマーシート(保水性シート)
64 放熱機能繊維シート(放熱性シート)
68 アルミシート
100 構造物

Claims (7)

  1. 屋外に設置される屋外設備の外表面に設置して使用される景観調和型の高性能遮熱シートであって、
    屋外設備の外表面に配置され、直射日光を遮るとともに外部と屋外設備との間の熱の出入りを遮断し、屋外設備の温度上昇を抑制するための遮熱シートを備え
    遮熱シートは、内側に配置される保水性シートと、外側に配置されるアルミシートと、保水性シートとアルミシートの間に配置される緩衝シートとを積層して構成され、保水性シートと緩衝シートの間には放熱性シートが配置されることを特徴とする高性能遮熱シート。
  2. 前記遮熱シートの外側に積層配置され、屋外設備の周辺の景観と調和可能なデザインからなる外表面を有する景観調和シートをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の高性能遮熱シート。
  3. 景観調和シートは、光を透過可能な透光部を有し、この透光部を通って遮熱シートの外表面に照射する直射日光を遮熱シートによって遮るようにしたことを特徴とする請求項に記載の高性能遮熱シート。
  4. 景観調和シートの外表面のデザインは、印刷によって形成されたものであることを特徴とする請求項またはに記載の高性能遮熱シート。
  5. 撓性を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の高性能遮熱シート。
  6. 屋外設備は、コンクリート用の骨材を貯蔵する屋外型の骨材用サイロであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の高性能遮熱シート。
  7. 屋外に設置され、請求項1〜のいずれか一つに記載の高性能遮熱シートを外表面に備えることを特徴とする構造物。
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