JPS62221371A - 医療用マイクロ波加温装置の誘電体アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に癌治療に有効な医療用マイクロ波加温装置
の誘電体アンテナに関する。

〔従来の技術〕

癌細胞は約４３℃という温度に加温すると萎縮すること
が過去の種々の実験によって知られており、体外から癌
細胞を局部的に加温する方法（Ｈｙｐｅｒｔｈｅｒｍｉ
ａ　）が色々研究されている。

現在において有効な方法の１つは、約２４５０ＭＨｚ（
電波法により医療用として定められている周波数）のマ
イクロ波（極超短波）を用いるものである。

先に本出願人が出願した特願昭５９−２０１８７６号に
示すように高出力でかつ集束性のよいマイクロ波を照射
する誘電体を使用した誘電体アンテナがある。

第５図の斜視図に示すように導波管１の先端に角錐台形
等のように先部に向って徐々に外形が細くなる形状や先
部に向って拡がった形状等の誘電体アンテナ２を取付け
、前記導波管１に接続された図示しない発振装置を運動
することにより該誘電体アンテナ２からマイクロ波を発
射し、このマイクロ波を患部に人体外部から照射する方
法である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来技術の誘電体アンテナは、高出力でかつ集
束性のよいマイクロ波を人体に照射して人体表面から患
部を約・１３℃に加温することができる。

しかし、上記誘電体アンテナからのマイクロ波の照射に
際して、少１ではあるが、電波エネルギーが誘電体アン
テナ側面周囲から照射漏れする恐れがあり、オペレータ
がマイクロ波を浴びてしまい長年使用するオペレータに
は好ましくない問題がめる。

これらの問題を解決するには、照射漏れを誘電体アンテ
ナの側面周囲に金属等を覆い照射漏れを防ぐことができ
る。

しかしながら、誘電体アンテナに覆った雀属等が一気を
帯電し、触れると感電する危険があゐために実用にはそ
ぐわない。また、金属は、マイクロ波を吸収するのでな
く反射するために、導波管を経てマイクロ波発振器の方
向に逆行する反射波が発生し、照射効率が低下する。

本発明はこれらの問題点を解決するためになされたもの
で、誘電体アンテナ側面周囲からの照射漏れを吸収し散
出を防ぐことが可能な医療用の誘電体アンテナを実現す
ることを目的とするものである。

〔問題点を解決するだめの手段〕

上述した目的を達成するために、本発明は、約２４５０
ＭＨｚ等の医療用マイクロ波の導波管に取付けた誘電体
アンテナにおいて、誘電体アンテナの側面周囲を電波吸
収体で被覆して、該誘電体アンテナ側面周囲から漏出す
る電波エネルギーを吸収する構造としたことを特徴とす
る。

〔作用〕

上述した電波吸収体を側面周囲に被覆した誘電体アンテ
ナは、発振装置に接続した導波管に取付けることで、高
出力でマイクロ波を人体に照射して人体表面から患部を
約４３℃に加温することができる。その際誘電体アンテ
ナ側面周囲から漏出する電波エネルギーは電波吸収体が
吸収して熱として散出することができるために、オペレ
ータがマイクロ波を浴びることを防止することができる
。

〔実施例〕

以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明による一実施例を示す斜視図、＠２図は
第１図の側断面図、第３図は誘電体アンテナを導波管に
取付けた状態を示す斜視図、第４図は作用を示す側面図
である。

図において、３は誘電体アンテナであり、その形状は例
えば基部から先部に向って徐々に外形が細くなる形状、
逆に拡がっている形状または、ストレートの形状等に成
形してあり、断面形状は、角形や円形等がある。

誘電体アンテナは、指向性を得るように誘電体で造られ
ており、なかでも１５０Ｗ以上の高出力で照射しなけれ
ばならない人体表面下２ｃｍ以上の位置を加温する場合
、誘電率が高く、かつ熱に対して非常に強いという特性
を有し集束性のよいマイクロ波を発射できると共に７０
０Ｗ程度の出力にも耐えることができるセラミックで形
成するとよい。

しかしながら、これらの誘電体アンテナ３は、側面周囲
からマイクロ波４である電波エネルギーが夕景ではある
が漏出してしまう。

そこでこの漏れる電波エネルギーを吸収する構造として
上記誘電体アンテナ３の側面周囲を電波吸収体５で被覆
する。

該電波吸収体５は、文字通シ電波を吸収してしまうもの
で、例えば磁性材料のフェライトを含むプラスチックの
層で、電波を受は入れ、次のフェライトと黄銅等の金属
ファイバーを混ぜ合わせた層で、電波のエネルギーを吸
収する方法、黄銅短繊維を混入したシールド用プラスチ
ックスやフェライト粉末を樹脂またはゴムで固めた材料
に金属短繊維を混入して作り用いる。

誘電体アンテナ３に被覆する電波吸収体５は、誘電体ア
ンテナ３の側面周囲に密着して設けるかもしぐは隙間を
あけ１て配設してあシ、隙間を設けた場合には、誘電体
アンテナ３を冷却するための冷気等を流すことができ、
さらに外部に熱が伝導することを防止する。

以上のような構成による誘電体アンテナ３を導波管１に
取付け、該導波管１に接続された図示しない発振装置を
駆動することによりマイクロ波４を発射することができ
る。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した本発明は、誘電体アンテナの周囲に
電波吸収体を被覆した構造としているため、該誘電体ア
ンテナの周囲より漏れるマイクロ波を該電波吸収体によ
シ吸収が可能でアシ、医療用の誘電体アンテナを使用し
ているオペレータに対して照射の漏出から身体に及ぼす
危険を防ぐことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例を示す斜視図、第２図は
第１図の側断面図、第３図は第１図の誘電体アンテナを
導波管に取付けた状態を示す斜視図、第４図は作用を示
す側面図、第５図は従来の斜視図。 ３・・・誘電体アンテナ　４・・・マイクロ波　５・・
・電波吸収体 舖　４　ロ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、約２４５０ＭＨｚ等の医療用マイクロ波加温装置に
   用いる誘電体アンテナにおいて、 誘電体アンテナの側面周囲を電波吸収体で被覆し、漏れ
   出す電波エネルギーを吸収することを特徴とした医療用
   マイクロ波加温装置の誘電体アンテナ。 ２　特許請求の範囲第１項において、誘電体アンテナの
   側面との間に隙間をあけて誘電体アンテナの側面周囲を
   電波吸収体で覆つたことを特徴とした医療用マイクロ波
   加温装置の誘電体アンテナ。