JPS62218860A - 超臨界流体溶解度測定装置 - Google Patents

超臨界流体溶解度測定装置

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JPS62218860A
JPS62218860A JP6319786A JP6319786A JPS62218860A JP S62218860 A JPS62218860 A JP S62218860A JP 6319786 A JP6319786 A JP 6319786A JP 6319786 A JP6319786 A JP 6319786A JP S62218860 A JPS62218860 A JP S62218860A
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JP
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flow path
sample
pressure
fluid
solubility
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JP6319786A
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Kazunari Ogaki
一成 大垣
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は超臨界流体溶解度測定装置に関し、詳しくは
タバコ、コーヒー豆等の分析試料に含まれるニコチン、
カフェイン等の目的成分の超臨界流体中への溶解度を高
精度に測定する測定装置に関する。
(ロ)従来の技術 最近常温・常圧では気体であるような物質の臨界点イ1
近にお(プる急激な物性変化を利用した抽出分離技術(
以下SFEと称す)に関する研究が医薬品、食品化学茗
の分野で注目されてぎている。
しかしなからSFEで取扱う混合系の高圧相平衡関係、
すなわち高沸点目的成分の圧縮流体中への溶解度が非常
に複雑であり、さらに測定そのものの困難さも手伝っ・
で、これら混合系の基礎物性を明らかにするための研究
は不十分なものである。
現在、この基礎物性を求めるための種々の溶解度測定装
置が存在するが、これらは流通式である。
この流通式の測定装置とは、圧縮流体をその流路に流し
続け、圧縮流体中に溶解した分析試料中の目的成分を析
出して圧縮流体中への目的成分の溶解度を測定するもの
である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、流通式の測定装置では、圧縮流体を流し続けて
溶解度を測定する方式のため、測定時間が長すぎたり、
また゛測、定時間が長いことによる平衡状態の変動の可
能性から測定精度の面でも問題があった。特に、多成分
混合系の溶解度測定も困難であり、その意味で新しい溶
解度測定装置の開発が望まれていた。
一方20年前にK Iesperらによって提案された
超臨界流体クロマトグラフ(以下SFCと称す)では、
従来のガスクロマトグラフでは分析不司能であった熱的
不安定物質などの分析が可能となり、その有効性が示さ
れている(特開昭60−3747号公。
報)。
しかし上記SFCでは、SFCの有する液体クロマトグ
ラフの機能とガスクロマトグラフの機能を十分に生かし
ているとは言えず、またその分析能力が高速液体りOマ
ドグラフの分析能力と比較して飛躍的に向上したとは言
えない。
この発明は以上の事情に鑑みなされたもので、その目的
は、SFCとバッチ式(回分式)の超臨界流体溶解度装
置とを組みあわせて、SFCに必要な基礎物性である溶
解度の迅速測定ならびにエントレーナー効果に関する研
究に対して極めて有効な情報を得ることができるように
することにある。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明は超臨界流体溶解度測定装置であって、移動相
供給路に移動相を臨界圧力以上に加圧するための第1高
圧ポンプ、分離カラム、検出器及びこの検出器内を高圧
に維持するための圧力調整手段をこの順に備え、さらに
移動相を臨界温度以上に加熱するための第1恒温槽と、
検1線作成用の基準試料を注入するための試料注入部を
有する試料注入路とを備えた超臨界流体クロマトグラフ
(SFC)と、 常温・常圧では気体である流体を供給するための流体供
給路に前記流体を第1高圧ポンプの加圧圧力以下の圧力
でかつ臨界圧力以上の圧力で加圧するための第2高圧ポ
ンプ、分析試料を収納するための内部に撹拌手段を有す
る1以上の飽和器及び流路開閉手段をこの順に備え、さ
らに前記流体を臨界温度以上に加熱づるための第2恒温
槽と前記分析試料から抽出された目的成分を収納するた
めのシンプル流路とを備えた超臨界流体溶FIv装置(
SFD)と、 このSFDとSFCとを連ta するための2つ連結路
と、 移動相供給路の第1高圧ポンプと分離カラムとの間に介
設され前記基準試料注入時には移動相供給路に試131
注入路を介在接続し、溶解度測定時には流路切換によっ
て移動相供給路の試料注入部が介在接続されていた両接
続部に両連結路の一方端・をそれぞれ接続する第1流路
切換手段と、流体供給路の飽和器と流路開閉手段との間
に介設されサンプル流路に前記目的成分を収納するとき
及びサンプル流路洗浄時には、流体供給路にサンプル流
路を介在接続し、溶解度測定時にはその後所定時間経過
後に、流路切換によってサンプル流路の両端と両連結路
の他方端とをそれぞれ接続するとともに流体供給路を連
通させる第2流路切換手段と、 流体供給路の第2高圧ポンプと飽和器との間及び流体供
給路の飽和器と第2流路切換手段との間にそれぞれ介設
された第1三方弁及び第2三方弁を介して流体供給路に
接続されサンプル流路洗浄時には流路切換によって飽和
器をう回する流路を形成するバイパス流路とを備え、 このバイパス流路、飽和器、サンプル流路、第2流路切
換手段、両連結路の一部及び飽和器から流路開閉手段に
至る流体供給路が第2恒温槽内に収納されるとともに、
第1流路切換手段、分離カラム、検出器1、両連結路の
残りの全部及び第1流路切換手段から検出器に至る移動
相供給路の全部又は略全部が第1恒濡槽内に収納された
ものである。
(ホ)作 用 この発明は、溶解度測定時には、流路切換によって超臨
界流体中に溶解した分析試料中の目的成分をサンプル流
路に収納し、その後所定時間経過後に、流路切換によっ
てサンプル流路を移動相供給路に介在接続し、サンプル
流路内の目的成分を移動相によって分離カラム及び検出
器に圧送して、超臨界流体中における目的成分の溶解度
を測定し、また、サンプル流路の洗浄時は、流路切換に
よってサンプル流路を流体供給路に介在接続するととも
に、゛流路切換によってバイパス流路に超臨界流体を流
してサンプル流路を洗浄し、さらに検量線作成用には流
路切換によって試料注入路を移動相供給路に介在接続し
てa3いて試料注入部から基準試料を注入して検ffi
線作成するようにしたものである。
(へ)実施例 以下図に示す実地例に基づいてこの発明を詳述界流体り
Oマドグラフ(1,以下SFCと称す)、超臨界流体溶
解装置(2,以下SFDと称す)、2つの連絡路(31
(3)、第1流路切換手段(4)、第2流路切換手段(
5)及びバイパス流路(6)から主として構成される。
S F C(1)は、移動相供給路(71と、移動相供
給方向 ベ(8)と、分離型の第1恒温槽(9)と、試料注入路
([11とを備え、移動相供給路(7]には、移動相供
給方向に向かって順に第1フイルター(11)、第1冷
却器021゜第1ia圧ポンプ(131、第1バツフア
G4]、第2フイルター05)、分離カラム■、200
〜400nmのUV検出i!!J(171及び圧力調整
手段としての精密圧力調整弁(2)が設けられている。
第1恒温!fff (9)は空気恒温槽からなり、移動
相を臨界温度以上に加熱するためのもので、その温度は
移動相がco2の場合には31℃以上である。第・1高
圧ポンプ031は移動相を臨界・圧力以上に加圧するた
めのもので、流体がCOtの場合には200に94程度
である。第1冷却器面は移動相を冷却するためのもので
あり、第1バツフア■は第1高圧ポンプ031の脈動を
防止するためのものである。試F4注入路[F]は、検
量線作成用の基準試料を注入するための試料注入部のを
有している。
5FD(2)は、常温・常圧では気体である流体、例え
ば炭酸ガス(GO2)を供給する流体供給路(2)と、
流体供給路頭に流体を圧送する第2サイフ  。
オー型高圧ボンベ3υと、第2恒温槽のと、サンプル流
路(ハ)とを備え、流体供給路(2Q糧は、流体供給方
向に向かって順に第3フイルタ圀)、第2冷却器(ハ)
、第2高圧ポンプ(ハ)、第2バツフアQ力、第1飽和
器(至)、第2飽和器翰及び流路開閉手段としての二=
ドル高圧弁■が設けられている。第2 m Ha槽弼は
、空気恒温槽からなり、前記流体を臨界温度以上に加熱
するためのもので、その温度は流体がCOtの場合には
31℃以上ある。第2高圧ポンプ(ハ)は、前記流体を
第2高圧ポンプa3の加圧圧力以下の圧力でかつ臨界圧
力以上の圧力で加圧するためのものである。第1飽和器
(至)及び第2飽和器(ハ)は、コーヒー粉末、ミカン
の皮等の分析試料を収納するもので、図示しないが内部
にマグネットを利用した撹拌手段が設けられており、第
2冷却器(ハ)及び第2バツフア(ハ)はそれぞれ第1
冷却器面及び第1バツフア(14)と同様の機能を有し
、流体が例えばCowの場合には第2冷却器(ハ)の冷
却温度はマイカ210℃程度が好ましい。サンプル流路
(ハ)は上記分析試料から抽出された目的成分を収納す
るためのもので、その容積は10マイクロリッター程度
である。
2つの連FAr8(31(3H;U S F C(11
トS F D(21!: ヲ連絡するものである。
第1流路切換手段(4)は高圧六方バルブからなり、移
動相供給路(71の第1バツフア(14)と第2フイル
タ05)との間に介設されて、13す、そのボー1− 
(a)及びボート(b)には試料注入路(至)の両端が
それぞれ接続されており、またボート(e)及びボート
+f+には移動相供給路+71の第1バツフア(14)
側と第2フイルタ05)側とがそれぞれ接続されており
、さらにボート(小及びボート(e)には2つの連結路
(3) (3)の−万端がそれぞれ接続されている。第
1図において、点線は基準試料注入時における各ボート
(ω〜+hの接続状態を示し、実線は溶解度測定時にお
ける各ボート(ω〜(f>の接続状態を示す。
第2流路切換手段(5)は高圧六方バルブからなり、流
体供給路■の第2飽和器(ハ)と高圧ニードル弁■との
間に介設されており、そのボート(a>及びボート化)
には流体供給路頭の第21!l和器囚側及び高圧ニード
ル弁田側とがそれぞれ接続されており、またボート(C
)及びボート°(t)にはサンプル流路(ハ)の両端が
それぞれ接続されており、さらにボート+cb及びボー
1− (e>には2つの連結路+31 (31の他方端
がそれぞれ接続されている。第1図において、点線は溶
解度測定時の最終状態における各ボート(田〜<f+の
接続状態を示し、実線は溶解度測定開始時及びサンプル
流路(ハ)の洗浄時における各ボート(ω〜+f>の接
続状態を示す。
流体供給路頭の第2バツフアのと第1飽和器(ホ)との
閣及び流体供給路(イ)の第2飽和器囚と第2流路切換
手段(51の間には、それぞれ第1三方高圧弁則及び第
2三方高圧弁口とが介設されており、バイパス流路(6
)は第1三方高圧弁c11)と第2三方高圧弁(ト)を
介して流体供給路(イ)に接続されている。このバイパ
ス流路(6)は、サンプル流路翰洗浄時には、第1及び
第2三方高圧弁C31)■を切換作動させることによっ
て、第1及び第2飽和器(ホ)囚をう回した流路を形成
するものである。
第1恒m槽の一方(9)には、第1バツフア(14)、
第1流路切換手段(4)、第2フイルター09、分離カ
ラムの及び第1バツフア(14)から分離カラム(5)
に至る移動相供給路(刀が収納されており、他方の第1
恒温槽(9)にはU■検出器07+が収納されている。
また、第2恒温槽@には第2バツフア0、第1及び第2
飽和器(ハ)(ハ)、第1及び第2三方高圧弁C31)
位、第2流路切換手段[51、サンプル流路(至)、2
つの連結路(3) (31の略半分、ニードル高圧弁■
及び第2バツフア弼からニードル高圧弁(1)に至る流
体供給路■が収納されている。なお、両連結路(3) 
(31の残り半分は第1及び第2恒温1! (9) a
収納されていないが長さが20〜303であるので実用
上問題はない。
次に上記装置に使用方法につい【説明する。
まず、溶解度測定前に、検量線作成のために、@1流路
切換手段(4)を切換作動させて、第1図の点線で示す
ように各ボート(お〜<r+を接続して試料注入路□□
□を移動相供給路(7)に介在接続する。そして、試料
注入部のから検量線作成用の基準試料を注入して基準試
料を分析する。これに基づいて後述する方法によって検
m線を作成する。
次いで溶解度の測定にあたっては、まず第2流路切換手
段(51を切換作動させて、第1図の実線のごとく各ボ
ート(al〜+f+を接続して流体供給路頭にサンプル
流路内を介在接続する。そして、約30秒経過後に、第
2流路切換手段(5)を切換作動させて、各ボート(田
〜(r>を点線のごとく接続すると同時に、第1流路切
換手段(6)を切換作動さゼて、各ボート(ω〜+hを
実線のごとく接Rする。これによって、第1及び第2飽
和器@囚内に収納された分析試1′31から超臨界流体
によって抽出された目的成分は、まず超臨界流体ととも
にサンプル流路(至)内に圧送され、次いで移動相によ
って分離カラム(ト)及びUV検出器面に圧送される。
そしてUv検出器肋によって超臨界流体中への目的成分
の溶解度が測定される。
また、測定終了後サンプル流路@を洗浄する場合は、第
1流路切換手段(4)を切換作動させて、各ボート(a
)〜tf+を点線のごとく接続するとともに、第2流路
切換手段(51を切換作動させて、各ボートfa)〜+
f>を実線のごとく接続し、さらに、第1及び第2三方
高圧弁(31) C1aを流路切換作動させるとともに
ニードル高圧弁■を開放作動させて行う。この場合、超
臨界流体は、まずバイパス流路(6)を通り、そしてサ
ンプル流路(ハ)内を流れサンプル流路(ハ)を洗浄し
て外部に放出される。
次に、超臨界流体中に溶解する目的成分の溶解度紳出方
法について説明する。
まず、絶対校正因子fχを次のように定義する。
τχ−Nχ/Sχ ここで、Nχはχ成゛分(溶質)のモル数であり、Sχ
はSFCによるχ成分のピーク面積である。
Sχはカラム温度t1カラム圧力P1キャリアーガス流
ir、および検出器の波長gの関数であるから、絶対校
正因子はfχ(t、Plr、1と表される。
一般に、高圧液体中への溶質成分の溶解度は、非常に低
いので、溶解度Yχは次のように表わすことができる。
ここで、′hfILLIIJL;L溶媒のモル数、Pは
平衡Bカ、Tは平衡温度、Rは気体定数である。Vは5
FC(1)のサンプル流路(5)の容積(約0.Olm
)であり、2は純粋な溶媒の圧縮因子である。
新たに、 のように定義すると、式(2は、 となる。これによりAχが求まっていればT、P。
Sχより溶解度Yχを求めることができる。
ナフタレンについては、文献値より溶解度データが報告
されているので、これからAχを求め、この値をrer
erence  raatarAOと呼んで基準値とす
る。
クロマトグラフィーの操作条件を変える場合には、Ao
のわかっている溶質と有機溶媒の混合物をrefere
nce  Condition  (t ’、 。、r
6、g”)と新しい条件(t’ 、p’ 、r’ 、Q
’  )で分析すればよい。結局 が得られる。
また、溶質を変える場合には、有機溶媒、refere
nce  component  (A 、)既知)及
びNeWcomponent 、χの3成分混合物を用
いて分析すればよい。この時Nχ/ N oの値を前も
って知っておく必要がある。結局、 が得られる。
なお、多成分系についても、以上の算出方法から各成分
のAの値を求めることができる。ただしピークが重なる
場合には、適当な操作条件を見つける必要がある。また
、CO2溶媒について得られたへの値は、操作条件が等
しければ他の溶媒にも適用することができる。
以上のごとく、従来fiA通式で行われていた超臨界流
体中への高沸点成分の溶解度の測定を回分式に定めるこ
とにJ:って、使用する分析試料の」を少なくすること
ができ、しかも短時間で溶解度を測定することができ、
その上測定精度を向上させることができる。また、SF
Cと回分式装置とを六方高圧弁で連結することにより、
SFCの能力を飛躍的に増大ざゼることができる。さら
にS F−Cと回分式装置とを組み合わせた装置の装置
定数や検ffi%1作成方法を考案することによって、
装置の適用範囲を拡大することができる。
すなわち、すでに公知の溶解度データをどれかひとつ選
び、装置定数を決定しておけば組成既知の混合流体を用
意することなく、簡単に以下の測定が可能となる。
(a 任意の温度圧力における溶解度測定ib+  任
意の抽出目的成分の溶解度測定(C)  任意の溶媒成
分(混合溶媒を含む)への溶解度測定 <d>  任意の混合溶媒への任意の混合溶質の溶解度
測定 また以上の測定を迅速に行うことができるとともに、従
来困難であったエントレーナー効果に対する研究にとっ
て極めて有効な装置を提供することができる。
ここで、この光切の装置を用いて溶解度を測定した例を
示す。
ff52図ではナフタレンの55℃のデータをmlにと
って装置定数を決定した。次に60℃での溶解度実験を
行ないすでに求めた装置定数から60℃におけるナフタ
レンの溶解度を決定した。このことよりこの方法が任意
の温度圧力のおける溶解度測定に有効なことがわかる。
第3図ではナフタレン55℃で求めた装置定数を使用し
てビフェニールのC’02への溶解度測定を55℃と3
5℃とで行った結果を示すもので、既報の溶解度データ
との一致は良好であった。このことより任意の溶質成分
の溶解度測定が極めて簡単におこなわれることがわかる
。これにより、従来の溶解度測定結果と比較して測定時
間が10%以下で済むことがわかった。また混合溶質の
場合、溶解度と同時に定植分析が可能なことも持論すべ
ぎ点である。なお、第2図及び第3図におけるO印及び
・印のデータは、文献値である。この文献は、Me H
ugl)、M、 and M。
j: 、PaulaitisのJ、  Chem 、 
 Eng、Qata 25゜32B (1980)であ
る。
次に検f′i線作成万沫について説明する。
いま絶対検量因子fχを次のように定義する。−fl−
Nχ/Sχ (6) ここでNχはχ成分の検出セル内を通過したモル数で、
Sχはその時の検出ピーク面積とする。このSχは、検
出セルの温度T″、圧力P°、キャリア流体流量rb、
吸収波長g6の関数であるから fl (T’ 、P’ 、r’ 、Q0’)と表わされ
る。
一般に超臨界流体中への高沸点成分の溶解度は非常に低
いので、溶解度Yχは次式となる。
V        P     (7)ここで、Z(”
1、IJ)は、圧縮率因子であり、’hf(=Jは溶解
のモル数、Pは平衡圧力、王は平衡温度、Rは気体定数
、■はサンプル流路(至)の容積である。
新たに(簡単のために)、 と定義すると、式+21は、 従ってあらかじめAχが求まっておれば、文献値からz
1実験的にT、P、Sχを測定すれば溶解以上は原jl
lである。
次いでAχを求めるために、比較的その報告値か多いC
o2に苅するナフタレンの溶解度のある温度におけるT
、P、Y、のデータを基準にとり、またZは純粋CO2
の文献値を使うことにして、本装置により、同じ温度に
おけるP、Sχを測定ずれば、式(9)との比較により
Aす7タレンが決定できる。口の値を基準検゛量Ao 
 (T’ 、’P’、r″、ρ″)と呼ぶ。
この操作により、実際のサンプル流路(ハ)の容積を測
定する必要はなくなる。
(A>りOマドグラフの分離条件を変化することができ
る。
Aoが決定できれば、クロマトグラフの条件を任意に変
化しても、簡単にその条件におけるA−が決定できる。
Aoの求まった物質を基準状態で試料注入部8(インジ
ェクター)から打込み、その後、任意の条件下で再び等
mのサンプルを打ち込むことにより、それぞれの場合の
ピーク面積を求めると、式ω)よりその条件における検
迄線を簡単に決定づることができる。
<8)抽出成分を変化することができる。
Ao既知の成分と、新たな成分を、そのモル比を前もっ
て測定してお、き、これらを有機溶媒に溶解さ「、イン
ジェクターから打込み各成分のピーク面積を求めれば式
(111よりAχが求まる。
(C)多成分系の溶質についても同様の操作で各成分の
Aの値が決定できる。
(D)CO2溶媒について得られたAの値は、そのまま
他の溶媒(混合、溶媒を含む)に適用することができる
(E)サンプル流路(ハ)の容積を変えたい時も同様の
操作ができる。
ここで簡単のため、COZ系に対するナフタレンの溶解
度について説明する。なお1成分はナフタレン、2成分
はCO2とする。たとえばT=313.45 Kの場合
、この発明の装置により各1モカPにおけるナフタレン
の溶解度Y1 (ナフタレンのC02高温度相中のモル
分率)を測定することかできる。一方、固相のナフタレ
ンが純粋であるという仮定からナフタレンの固相のフガ
シチーf7が弐Q21で表わされる。
ここで、冒0は純粋ナフタレンのフガシチー係数で、王
だけの関数、しかしP が十分低圧なのでv?0= 1
と仮定できる。
固−流体間に平衡が成立しているので、フガシチーの等
優性から 詔は流体中のナフタレンのフガシチー係数で、非常に小
さい値となるため非常に重要となるが、これは、たどえ
ば一般化状態式例)式を使うと05)式のようにあられ
される。
ここで2は圧縮率因子と呼ばれ、Z−PV/’RTであ
る。従って実験的に得られたT、P、Yt、P母と文献
値からVを使って、状態式中の2成分定数が決定できる
。この2成分定数が求まれば、この混合系の任意の圧力
におけるYiが推算できるわけで、実装置の最適操作条
件の探索等に極めて有効な情報を得ることができる。
なお、この発明において、非常に大きな溶解度を呈する
混合系の場合、U■検出器にスリットを取り付けること
により検出器の飽和を防ぐことができる。
また、精密圧力wA整弁と、高圧ポンプとの両方を自動
制御することにより、さらに測定時間を短縮することが
できる。さらにSトCを高速液体クロマトグラフとして
も使用できるように、液クロ用溶媒供給部を設(プてお
くこともできる。
(1−)発明の効果 この弁明によれば、riRrmで超臨界流体中への目的
成分の溶解度を測定することができ、しかもその測定精
度を向上ざゼることができる。また、分析試料の伍を少
なくすることができる。さらに、SFCの能力を飛躍的
に向上させることができる。
その上必要に応じて、SFCを高速液体クロマトグラフ
として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成説明図、第2図
はこの発明におけるCO2に対するナフタレンの溶解度
を示すグラフ、第3図はこの発明におけるCO2に対す
るごフェニールの溶解度を示すグラフである。 (1)・・・・・・5FC1(21・・・・・・SFD
、(3)・・・・・・連結路、   [4J・・・・・
・第1流路切換手段、(5)・・・・・・第2流路切換
手段、(6)・・・・・・バイパス流路、(7)・・・
・・・移動相供給路、(9)・・・・・・第1恒温槽、
ω)・・・・・・試料注入路、 0J・・・・・・第1
高圧ポンプ、め・・・・・・分離カラム、 G7) 川
・・・検出器、Oa・・・・・・M密圧力W!J整弁(
圧力調整手段)、■・・・・・・試料注入部、 ■・・
・・・・流体供給路、(ハ)・・・・・・第2恒温層、
 (ハ)・・・・・・サンプル流路、(ハ)・・・・・
・第2高圧ポンプ、 VIA囚・・・用飽和器、田・・
・・・・ニードル高圧弁く流路開閉手段)、。 G11CI2)・・・・・・三方弁。 第 1 図  2  g 第 3 閃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、移動相供給路に移動相を臨界圧力以上に加圧するた
    めの第1高圧ポンプ、分離カラム、検出器及びこの検出
    器内を高圧に維持するための圧力調整手段をこの順に備
    え、さらに移動相を臨界温度以上に加熱するための第1
    恒温槽と、検量線作成用の基準試料を注入するための試
    料注入部を有する試料注入路とを備えた超臨界流体クロ
    マトグラフ(SFC)と、 常温・常圧では気体である流体を供給するための流体供
    給路に前記流体を第1高圧ポンプの加圧圧力以下の圧力
    でかつ臨界圧力以上の圧力で加圧するための第2高圧ポ
    ンプ、分析試料を収納するための内部に撹拌手段を有す
    る1以上の飽和器及び流路開閉手段をこの順に備え、さ
    らに前記流体を臨界温度以上に加熱するための第2恒温
    槽と前記分析試料から抽出された目的成分を収納するた
    めのサンプル流路とを備えた超臨界流体溶解装置(SF
    D)と、 このSFDとSFCとを連結するための2つ連結路と、 移動相供給路の第1高圧ポンプと分離カラムとの間に介
    設され前記基準試料注入時には移動相供給路に試料注入
    路を介在接続し、溶解度測定時には流路切換によって移
    動相供給路の試料注入部が介在接続されていた両接続部
    に両連結路の一方端をそれぞれ接続する第1流路切換手
    段と、 流体供給路の飽和器と流路開閉手段との間に介設されサ
    ンプル流路に前記目的成分を収納するとき及びサンプル
    流路洗浄時には、流体供給路にサンプル流路を介在接続
    し、溶解度測定時にはその後所定時間経過後に、流路切
    換によってサンプル流路の両端と両連結路の他方端とを
    それぞれ接続するとともに流体供給路を連通させる第2
    流路切換手段と、 流体供給路の第2高圧ポンプと飽和器との間及び流体供
    給路の飽和器と第2流路切換手段との間にそれぞれ介設
    された第1三方弁及び第2三方弁を介して流体供給路に
    接続されサンプル流路洗浄時には流路切換によって飽和
    器をう回する流路を形成するバイパス流路とを備え、 このバイパス流路、飽和器、サンプル流路、第2流路切
    換手段、両連結路の一部及び飽和器から流路開閉手段に
    至る流体供給路が第2恒温槽内に収納されるとともに、
    第1流路切換手段、分離カラム、検出器、両連結路の残
    りの全部及び第1流路切換手段から検出器に至る移動相
    供給路の全部又は略全部が第1恒温槽内に収納されてな
    る超臨界流体溶解度測定装置。
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