JPS62218850A - イオン測定用電極 - Google Patents

イオン測定用電極

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JPS62218850A
JPS62218850A JP6356486A JP6356486A JPS62218850A JP S62218850 A JPS62218850 A JP S62218850A JP 6356486 A JP6356486 A JP 6356486A JP 6356486 A JP6356486 A JP 6356486A JP S62218850 A JPS62218850 A JP S62218850A
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electrode
liquid
internal
internal liquid
gelled
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Katsuhiko Tomita
冨田 勝彦
Akiyoshi Yamazaki
明美 山崎
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−ガラス電極、Na、 Kその他のイオン電
極または比較電極などのように、内部液を備えたイオン
測定用電極に関するものである。
〔従来の技術〕
内部液を備えたイオン測定用電極において、例えば比較
電極として、第4図に示したものが知られている。
第4図において、30は支持管で、その端部に液絡部3
1が、他端側に補充口32がそれぞれ設けられている。
33は内部液、34は内部電極で、ガラス管35の端部
に設けられている。
また、液絡部の更新を可能にした比較電極として、特開
昭47−7749号公報に開示されたものがある。
この比較電極は、端部を開放したチューブ内が、ゲル化
剤でゲル化した塩溶液で満たされ、かつ塩化銀被膜を設
けた銀線が、前記ゲル化した塩溶液内に配置されたもの
である。
液絡部がない−;やイオンの測定用電極としては、例え
ば第5図に示したーガラス電極が知られている。
第5図において、30は支持管で、その端部に応答性ガ
ラスI!36が形成されるとともに、内部液33が封入
されている。34は内部電極で、ガラス管35の端部に
設けられている。
−I測定用複合型電iとして、特公昭47−45317
号公報に開示されたものもある。この電極は、測定用内
部電極とゲル化した内部液とを封入した内筒が、端部に
応答性ガラス膜を形成した支持管内に挿入さ籠、かつ支
持管内に比較電極用内部電極と内部液が設けられている
〔発明が解決しようとする問題点〕
第4図に示した上記従来の比較電極は、内部液33が液
相であるから、使用時に液絡部31から内部fi33が
、消耗され、かつ不使用時にも蒸発により内部液33が
減少するから、内部液33を補充口32か゛ら適宜補充
することが必要である。したがって、内部液33の蒸発
や界面レベルの変化などによって測定精度が不安定にな
るなどの問題、及び内部液33の乾燥で液絡部31が目
詰りし、測定が不能になったり、不安定になる問題があ
る。
特開昭47−7749号公報に開示された比較電極は、
内部液がゲル化されているから、液絡部からの内部液の
消耗はない、しかし、塩溶液をゲル化剤でゲル化したの
みであって、液絡部の表面が不使用時に乾燥する問題が
あり、使用の都度チューブと共にゲル化した内部液の端
部を切除して液絡部を更新することが必要である。した
がって、チューブを切除に備えて長くしておくことが必
要であって、小型化が困難であるとともに、液絡部から
内部液の乾燥が進行するから、保管時などの液絡部の密
閉を確実化することを要する問題がある。
第5図に示したpHガラス電極の内部液33は、支持管
30を密封して蒸発を阻止しているから、密封の手間を
要し、かつ密封が不完全なときは内部液33が蒸発する
問題がある。そして、内部液33が液相であるから、測
定用電極の製造工程が煩雑になり、かつ小型化すること
が困難な問題がある。
このような問題を、前記特公昭47−45317号公報
に開示されたpl(測定用電極は解決している。しかし
、この電極も、中性リン酸塩・と塩化カリウムからなる
内部液を寒天またはゼラチンでゲル化したのみであって
、風乾するから内筒を密封することが必要である。そし
て、内筒にゲル化した内部液を入れる場合にも、その表
面が風乾するおそれがあるから、電極の製造工程に制約
が生じる問題がある。
本発明は上記のような問題を解決するものであって、内
部液をゲル化し、かつその表面が常に濡れた状態を維持
するイオン測定用電極を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のイオン測定用電極は、その内部液がゲル化剤で
ゲル化され、かつ前記ゲルが空気中で蒸発することを防
止するゲル蒸発防止剤として、水溶性で、水よりも−・
pが低くてb−pが高く、常温での蒸気圧が低いグリセ
リン、エチレングリコール系などが前記内部液に添加さ
れたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の測定用電極の内部液には、ゲル蒸発防止剤が添
加されているから、ゲル状内部液を長期間常温の空軍中
に放置しても、表面の乾燥がなく、常に濡れた状態を維
持する。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図に示したー測定用複合型電極に
ついて説明する。
第1図において、1はガラスなどで形成された支持管、
2は支持管1内に挿入したガラス製などの内筒で、その
端部に応答性ガラスll!3が形成されている。4は内
筒2に挿入された銀線で、その端部が塩化銀の被膜で被
覆した測定用内部電極5が構成されている。6は前記測
定用内部電極5を被覆して内筒2内に入れたゲル化内部
液である。
7は内筒2外において支持管1内に挿入した銀線で、そ
の端部を塩化銀の被膜で被覆して比較電極用内部電極8
が構成されている。9は内筒2の端部と比較電極用内部
電極8を被覆して支持!Fl内に設けたゲル化内部液で
、その一部を支持管l外に露出させて液絡部10が構成
されている。
前記ゲル化内部液6.9は、内部液としての3.3MK
d水溶液(Agcj過飽和)とグリセリンとを寒天でゲ
ル化して構成されており、このゲル化内部液6゜9は長
期間空気中に放置しても、ゲルの蒸発がなく、その表面
は濡れた状態を維持していた。
上記構成において、液絡部10は、ゲル化内部液9の一
部で形成されており、かつ表面は濡れた状態を維持して
いるから、液絡部lOの一部を切除などすることなく反
復使用することが可能である。
また、液絡部10または外管1と内筒2の内外をそれら
の閉鎖部から空気が流通しても、ゲル化内部液6.9は
乾燥しないから、測定精度を安定化しうるとともに、外
管1と内筒2の閉鎖部の密閉が不必要となり、その製造
工程を簡略化することが可能である。
前記ゲル化内部液6.9における他の内部液としては、
3.3 MKcJ飽和水溶液(AgcJi!IIm和)
、^gd徽粉末を添加したものまたは3.3M以下のK
d水溶液その他測定用電橿の内部液として使用可能な任
意の水溶液が使用できる。
ゲル蒸発防止剤としては、前記グリセリン以外に、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール及びその誘導体なども使用可能である。
ゲル化剤としては、ゼラチンその他内部液とゲル蒸発防
止剤とをゲル化できるものも使用でき、かつ高吸水性樹
脂を併用することも可能である。
内部液、ゲル蒸発防止剤とゲル化剤の配合量としては、
内部液とゲル蒸発防止剤とをゲル化しうるとともに、前
記ゲルの蒸発を防いで、ゲル化内部液6.9の表面が空
気中で濡れた状態を維持しうる量を選択すればよい。
前記配合量の実施例を示すと次のとおりである。
工゛チレシグリコール     寒天    3.3 
 MKCZ 水溶液40cc         1  
g         20cc25cc       
  Ig         5ccグリセリン    
  寒天      Kd水溶液40cc      
  l  g     (0,1M)  20cc35
cc        1  g        25c
c40cc        20 g        
20cc以上の各配合例は、いずれも取り扱いに適する
硬さでゲル化し、かつ空気中上放置したが、表面は濡れ
た状態を維持した。
3.3 MKcj水溶液など°の内部液に対するグリセ
リンなどのゲル蒸発防止剤の量は50 VOL%以上に
することが、ゲル化内部液6,9を長期間室温で放置し
た場合においてその表面の乾燥を防ぐことに対して適す
る。
前記実施例は、−測定用複合型電極について説明したが
、第4図または第5図に示したようなイオン測定用電極
に対しても実施可能である。
本発明の別実施例を第2〜3図に示した塩分測定用電極
について説明する。
第2〜3図において、12は塩化ビニル等の基板で、そ
の上に銀電極13がスクリーン印刷などで形成され、か
つその複数個所に塩化銀の膜で被覆した内部電極14が
形成されている。15は各内部電極14の部分を除いて
基板12上に形成した塩化ビニル等の支持体で、スクリ
ーン印刷などで形成する。
16は各内部電極14に重ねて設けたゲル化内部液で、
第1図に示した前記実施例に示したものと同じもの・を
、例えば加熱しペースト状としてスクリーン印刷で各内
部電極14上に配置する。
17は各ゲル化内部液16に重ねてその周囲に設けた接
着剤で固定した応答膜、18は支持体15の表面側に、
各応答@17を収容可能な大きさに形成された測定凹部
で、これに試料液が注入される。 19は一端が支持体
15に固着した測定凹部18の蓋、20は支持体!5の
表面に設けた粘着剤で、これに蓋19を接着して測定凹
部18を密閉状態にすることが可能に構成されている。
21は銀電極13で構成されたリードである。
この塩分測定用電極は、試料液の一滴程度を測定凹部1
8に入れ、それを119で各応答膜17に押し広げかつ
蓋19を粘着剤20で固定して、試料液の塩分を測定す
るものである。
ゲル化内部液16は製造工程中において、その表面に応
答膜17を重ねる以前に表面が風乾することがないから
、製造が容易であるとともに、安定した測定ができる。
第2〜3図は塩分測定用電極について説明したが、同様
にしてpH針その他のイオン測定用電極にも実施できる
〔発明の効果〕
本発明のイオン測定用電極は、上記したように、その内
部液をゲル化し、かつそれにゲル蒸発防止剤を添加して
、ゲル化内部液を常温の空気中に長期間放置しても、そ
の表面が乾燥することなく、濡れた状態を維持させるこ
とを可能にした。
したがって、液絡部を設ける場合は、前記ゲル化内部液
の一部を露出させて液絡部とすることができ、かつその
表面の更新が不要であるから、反復使用が容易であると
ともに、保管が容易である。
また、ゲル化内部液の全体を筒体内などに収容する場合
も、筒体などの密閉を不要にでき、かつスクリーン印刷
等によって薄膜加工することも可能であるから、測定電
極を小型化することが可能であり、しかも常に安定した
測定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の実施例を示し、第1図は断正面図
、第2図は別実施例の断面図、第3図は第2図の斜視図
、第4図と第5図はそれぞれ従来例の断正面図である。 1・・・支持管、6.9・・・ゲル化内部液。 自発 手続補正書 昭和62年6月18日 昭和61年特 許願第63564号 2、発明の名称  イオン測定用電極 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5、 補正命令の日付 6、 補正により増加する発明の数 全文訂正明細書 1、発明の名称 イオン測定用電極 2、特許請求の範囲 内部液を備えたイオン測定用電極において、前記内部液
がゲル化剤でゲル化され、かつ前記ゲルが空気中で蒸発
することを防止するゲル蒸発防止剤として、水溶性で、
水よりも購・pが低くてb−pが高く、常温での蒸気圧
が低いグリセリン、エチレングリコール系などが前記内
部液に添加されたことを特徴とするイオン測定用電極。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−ガラス電極、Ha、 Kその他のイオン電
極または比較電極などのように、内部液を備えたイオン
測定用電極に関するものである。 〔従来の技術〕 内部液を備えたイオン測定用電極において、例えば比較
電極として、第4図に示したものが知られている。 第4図において、30は支持管で、その端部に液絡部3
1が、他端側に補充口32がそれぞれ設けられている。 33は内部液、34は内部電極で、ガラス管35の端部
に設けられている。 また、液絡部の更新を可能にした比較電極として、特開
昭47−7749号公報に開示されたものがある。 この比較電極は、端部を開放したチューブ内が、ゲル化
剤でゲル化した塩溶液で満たされ、かつ塩化銀被膜を設
けた銀線が、前記ゲル化した塩溶液内に配置されたもの
である。 液絡部がない−やイオンの測定用雪掻としては、例えば
第5図に示したーガラス電極が知られている。 第5図において、30は支持管で、その端部に応答性ガ
ラス膜36が形成されるとともに、内部液33が封入さ
れている。34は内部電極で、ガラス管35の端部に設
けられている。 一測定用複合型電極として、特公昭47−45317号
公報に開示されたものもある。この電極は、測定用内部
電極とゲル化した内部液とを封入した内筒が、端部に応
答性ガラス膜を形成した支持管内に挿入され、かつ支持
管内に比較電極用内部電極と内部液が設けられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 第4図に示した上記従来の比較電極は、内部液33が液
相であるから、使用時に液絡部31から内部液33が、
消耗され、かつ不使用時にも蒸発により内部液33が減
少するから、内部液33を補充口32から適宜補充する
ことが必要である。したがって、内部液33の蒸発や界
面レベルの変化などによって測定精度が不安定になるな
どの問題、及び内部液33の乾燥で液絡部31が目詰り
し、測定が不能になったり、不安定になる問題がある。 特開昭47−7749号公報に開示された比較電極は、
内部液がゲル化されているから、液絡部からの内部液の
消耗はない、しかし、塩溶液をゲル化剤でゲル化したの
みであって、液絡部の表面が不使用時に乾燥する問題が
あり、使用の都度チューブと共にゲル化した内部液の端
部を切除して液絡部を更新することが必要である。した
がって、チューブを切除に備えて長くしておくことが必
要であって、小型化が困難であるとともに、液絡部から
内部液の乾燥が進行するから、保管時などの液絡部の密
閉を確実化することを要する問題がある。 第5図に示したーガラス電極の内部液33は、支持管3
0を密封して蒸発を阻止しているから、密封の手間を要
し、かつ密封が不完全なときは内部液33が蒸発する問
題がある。そして、内部液33が液相であるから、測定
用電極の製造工程が煩雑になり、かつ小型化することが
困難な問題がある。 このような問題を、前記特公昭47−45317号公報
に開示されたー測定用電極は解決している。しかし、こ
の電極も、中性リン酸塩と塩化カリウムからなる内部液
を寒天またはゼラチンでゲル化したのみであって、風乾
するから内筒を密封することが必要である。そして、内
筒にゲル化した内部液を入れる場合にも、その表面が風
乾するおそれがあるから、電極の製造工程に制約が生じ
る問題がある。 本発明は上記のような問題を解決するものであって、内
部液をゲル化し、かつその表面が常に濡れた状態を維持
するイオン測定用電極を得ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のイオン測定用電極は、その内部液がゲル化剤で
ゲル化され、かつ前記ゲルが空気中で蒸発することを防
止するゲル蒸発防止剤として、水溶性で、水よりも−・
p(融点)が低くてb−p(沸点)が高く、常温での蒸
気圧が低いグリセリン、エチレングリコール系などが前
記内部液に添加されたことを特徴とする。 〔作用] 本発明の測定用電極の内部液には、ゲル蒸発防止剤が添
加されているから、ゲル状内部液を長期間常温の空気中
に放置しても、表面の乾燥がなく、常に濡れた状態を維
持する。 〔実施例〕 本発明の実施例を第1図に示したー測定用複合型電極に
ついて説明する。 第1図において、1はガラスなどで形成された支持管、
2は支持管l内に挿入したガラス製などの内筒で、その
端部に応答性ガラス膜3が形成されている。4は内筒2
に挿入された銀線で、その端部が塩化銀の被膜で被覆し
た測定用内部電極5が構成されている。6は前記測定用
内部電極5を被覆して内筒2内に入れたゲル化内部液で
ある。 7は内筒2外において支持管1内に挿入した銀線で、そ
の端部を塩化銀の被膜で被覆して比較電極用内部電極8
が構成されている。9は内筒2の端部と比較電極用内部
電極8を被覆して支持管l内に設けたゲル化内部液で、
その一部を支持管1外に露出させて液絡部10が構成さ
れている。 前記ゲル化内部液6.9は、内部液としての3.3MK
d水溶液(Aged過飽和)とグリセリンとを寒天でゲ
ル化して構成されており、このゲル化内部液6゜9は長
期間空気中に放置しても、ゲルの蒸発がなく、その表面
は濡れた状態を維持していた。 上記構成において、液絡部10は、ゲル化内部液9の一
部で形成されており、かつ表面は濡れた状態を維持して
いるから、液絡部1oの一部を切除などすることなく反
復使用することが可能である。 また、液絡部10または外管1と内筒2の内外をそれら
の閉鎖部から空気が流通しても、ゲル化内部液6,9は
乾燥しないから、測定精度を安定化しうるとともに、外
管1と内筒2の閉鎖部の密閉が不必要となり、その製造
工程を簡略化することが可能である。 前記ゲル化内部液6.9における他の内部液としては、
3.3 MXcj飽和水溶液(AgcZil!飽和)、
Agd微粉末を添加したものまたは3.3M以下のKd
水溶液その他測定用電極の内部液として使用可能な任意
の水溶液が使用できる。 ゲル蒸発防止剤としては、前記グリセリン以外に、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール及びその誘導体なども使用可能である。 ゲル化剤としては、ゼラチンその他内部液とゲル蒸発防
止剤とをゲル化できるものも使用でき、かつ高吸水性樹
脂を併用することも可能である。 内部液、ゲル蒸発防止剤とゲル化剤の配合量としては、
内部液とゲル蒸発防止剤とをゲル化しうるとともに、前
記ゲルの蒸発を防いで、ゲル化内部液6.9の表面が空
気中で濡れた状態を維持しうる量を選択すればよい。 前記配合量の実施例を示すと次のとおりである。 エチレングリコール     寒天    3.3  
MKC/ 水tg液40cc         l  
g         20ccグリセリン      
寒天      Kd水溶液40cc        
1  g     (0,1M)  20cc以上の各
配合例は、いずれも取り扱いに適する硬さでゲル化し、
かつ空気中に放置したが、表面は濡れた状態を維持した
。 3.3 nKd水溶液などの内部液に対するグリセリン
などのゲル蒸発防止剤の量は50 VOL%以上にする
ことが、ゲル化内部液6.9を長期間室温で放置した場
合においてその表面の乾燥を防ぐことに対して適する。 前記実施例は、pH測定用複合型電極について説明した
が、第4図または第5図に示したようなイオン測定用電
極に対しても実施可能である。 本発明の別実施例を第2〜3図に示した塩分測定用電極
について説明する。 第2〜3図において、12は塩化ビニル等の基板で、そ
の上に銀電極13がスクリーン印刷などで形成され、か
つその複数個所に塩化銀の膜で被覆した内部電極14が
形成されている。15は各内部電極14の部分を除いて
基板12上に形成した塩化ビニル等の支持体で、スクリ
ーン印刷などで形成する。 16は各内部電極14に重ねて設けたゲル化内部液で、
第1図に示した前記実施例に示したものと同じものを、
例えば加熱しペースト状としてスクリーン印刷で各内部
電極14上に配置する。 17は各ゲル化内部液16に重ねてその周囲に設けた接
着剤で固定した応答膜、18は支持体15の表面側に、
各応答膜17を収容可能な大きさに形成された測定凹部
で、これに試料液が注入される。19は一端が支持体1
5に固着した測定凹部18の蓋、20は支持体15の表
面に設けた粘着剤で、これにM2Sを接着して測定凹部
18を密閉状態にすることが可能に構成されている。2
1は銀電極13で構成されたリードである。 この塩分測定用電極は、試料液の一滴程度を測定凹部1
8に入れ、それを蓋19で各応答膜17に押し広げかつ
蓋19を粘着剤20で固定して、試料液の塩分を測定す
るものである。 ゲル化内部液16は製造工程中において、その表面に応
答W1417を重ねる以前に表面が風乾することがない
から、製造が容易であるとともに、安定した測定ができ
る。 第2〜3図は塩分測定用電極について説明したが、同様
にしてpl+計その他のイオン測定用電極にも実施でき
る。 〔発明の効果〕 本発明のイオン測定用電極は、上記したように、その内
部液をゲル化し、かつそれにゲル蒸発防止剤を添加して
、ゲル化内部液を常温の空気中に長期間放置しても、そ
の表面が乾燥することなく、濡れた状態を維持させるこ
とを可能にした。 したがって、液絡部を設ける場合は、前記ゲル化内部液
の一部を露出させて液絡部とすることができ、かつその
表面の更新が不要であるから、反復使用が容易であると
ともに、保管が容易である。 また、ゲル化内部液の全体を筒体内などに収容する場合
も、筒体などの密閉を不要にでき、かつスクリーン印刷
等によって薄膜加工することも可能であるから、測定電
極を小型化することが可能であり、しかも常に安定した
測定ができる。 4、図面の簡単な説明 第1〜3図は本発明の実施例を示し、第1図は断正面図
、第2図は別実施例の断面図、第3図は第2図の斜視図
、第4図と第5図はそれぞれ従来例の断正面図である。 1・・・支持管、6.9・・・ゲル化内部液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内部液を備えたイオン測定用電極において、前記内部液
    がゲル化剤でゲル化され、かつ前記ゲルが空気中で蒸発
    することを防止するゲル蒸発防止剤として、水溶性で、
    水よりもm・pが低くてb・pが高く、常温での蒸気圧
    が低いグリセリン、エチレングリコール系などが前記内
    部液に添加されたことを特徴とするイオン測定用電極。
JP6356486A 1986-03-19 1986-03-19 イオン測定用電極 Pending JPS62218850A (ja)

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JP6356486A JPS62218850A (ja) 1986-03-19 1986-03-19 イオン測定用電極
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US07/456,845 US5248403A (en) 1986-03-19 1989-12-27 Gelatinized member for use in electrodes measuring ion concentration
US08/102,092 US5310473A (en) 1986-03-19 1993-08-04 Removable sample testing member for use in measuring ion concentration

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214219A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Fis Kk 水質センサ及びその製造方法

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JPS5230490A (en) * 1975-09-03 1977-03-08 Denki Kagaku Keiki Co Ltd Gas concentration measuring electrode stable in air

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