JPS62216487A

JPS62216487A - 映像信号記録方法

Info

Publication number: JPS62216487A
Application number: JP61058853A
Authority: JP
Inventors: Akira Hirota; 昭廣田; Yoshihiko Ota; 大田　善彦
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1986-03-17
Filing date: 1986-03-17
Publication date: 1987-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は映像信号記録方法に係り、特に相互に波形の相
関が無い２種の色差信号を少なくとも酋むコンポーネン
ト信号を回転ヘッドにより磁気テープに記録する方法に
閏する。

従来の技術ヘリカルスキャン方式磁気記録再生装置（ＶＴＲ）によ
り記録されるカラー映像信号は、一般には輝度信号と搬
送色信号との帯域共用化多重信号である、コンポジット
カラー映像信号である。このコンポジットカラー映像信
号は周波数帯域を広げることなく色差信号を伝送できる
優れた信号形態であるが、これをＶＴＲにより記録する
場合は、一般には輝度信号と搬送色信号とに夫々分離し
、輝度信号を被周波数変調波とし、かつ、搬送色信号を
低域変換搬送色信号とした復、これら両信号を周波数分
割多重して磁気テープに記録し、これを再生する、所謂
低域変換カラー記録再生方式のＶＴＲにより記録される
。

しかし、この方式のＶ丁（）は被周波数変調輝度信号と
低域変換搬送色信号とを同時に、非直線伝送系の磁気テ
ープ上の同じトラックに記録し、再生ずるためにモアレ
を発生する等の特性の劣化を受は易いという問題点があ
った。

このため、輝度信号と２種類の色差信号（ＮＴＳＣ方式
ではＩ信号とＱ信号、ＰＡＬ方式やＳＥＣＡＭ方式では
Ｒ−Ｙ信号とＢ−Ｙ信号）を夫々ベースバンドで伝送す
るコンポーネントカラー映像信号の形態でＶＴＲへの記
録再生が近年行なわれるようになってきた。このコンポ
ーネントカラー映像信号をＶＴＲで記録する場合、輝度
信号と２種類の色差信号の計３種類の信号を、同時に３
本のトラックに別々に記録する第１の方法や、同時に、
かつ、別々に記録するトラックは２本で、そのうちの−
木には輝度信号を記録し、他方の一本には２種類の色差
信号を合成して記録する第２の方法、更には３種類の信
号を合成して記録する第３の方法などが考えられる。

また、この場合、信号の合成手段としては周波数領域を
互いに異ならせて合成する周波数分割多重の方法と、時
間軸を縮め、同時刻では−の信−号のみを伝送するよう
合成する時分割多重の方法とがあることは周知の通りで
ある。

これらの組合せで実用になっているＶＴＲとして、１フ
ィールド毎に別々に、かつ、同時に２本のトラックを記
録形成し、その２本のトラックのうち一方のトラックに
は輝度信号を被周波数変調波の信号形態で記録し、他方
のトラックには２種類の色差信号で２つの搬送波を別々
に周波数変調して得た２種類のＦＭ色差信号の周波数分
割多重信号、又は２種類の色差信号の時間軸を１７２に
圧縮し、それらを交互に時系列的に合成した信号で一つ
の搬送波を周波数変調して得たＦＭ信号を記録するＶＴ
Ｒが従来より知られている。

ところで、ＶＴＲの一種の２へッドヘリカルスキャン方
式ＶＴＲの中には、２つの回転ヘッドのアジマス角を異
ならせることで、隣接トラックからのクロストーク妨害
を受けにくくする構成の傾斜アジマスヘッド方式がある
。この方式によれば、隣接トラックからのクロストーク
をアジマス損失効果を利用することで低減することがで
きるから、相隣る２本のｌ−ラック間のガードバンドを
極めて少なく、又は無くすことができ、テープ利用効率
の向上を実現できる。

ただし、アジマス角度の違いだけで隣接トラックからの
り〔１ストーク妨害をゼロにするためには、アジマス角
度の差を大にしなくてはならなくなる。

しかし、このアジマス角度の差を大にすると、トラッキ
ングずれによってトラック間の再生信号の時間ずれが大
きくなり、再生画面上でスキューやジッターとなって現
われ、画質を損ねるので望ましくなく、実用上は隣接ト
ラック妨害と時間ずれの両方からの兼ね合いでアジマス
角度が選定される。

また、隣接トラックからのクロストーク妨害を減少させ
る他の手段として、同種のＦＭ信号を相隣る２本のトラ
ックに１１並び記録する方法やＦＭゼインーリーブとい
う手法が知られている（例えば本発明者の提案になる特
公昭５８−１８８３０号公報など）。後者の方法は、前
記アジマスヘッド方式を併用し、隣り合うトラックに記
録されるＦＭ信号の中心周波数を映像信号の水平走査周
波数の１／２の奇数倍に相当する周波数だけ互いにずら
ずことで、クロストーク妨害が画面上目立ちにくく、ま
たくし型フィルタでクロストーク妨害を除去できるとい
う性質のものである。

発明が解決しようとする問題点しかるに、コンポーネントカラー映像信号を記録する場
合、前記従来より実用化されているＶＴＲでは、相隣る
２本の記録トラックには、同じフィールドであっても波
形が互いに異なる輝度信号と色差信号とが周波数変調さ
れて記録されるために、上記のＦＭインターリーブの手
法を採用することができず、相隣る２本の記録トラック
間には幅広のガードバンドが必要であった。

更に、２種類の色差信号を１本のトラックに記録するた
めに、時間軸圧縮する必要があるが、時間軸圧縮のため
の回路としてＡＤ変換器、ディジタルメモリ、ＤＡ変換
器及びぞれらのＩＩＩＩ＠用コントロールパルス発生器
などを必要とし、回路構成が複雑で高価となるという問
題点があった。

このため、上記の回転構成の簡単化、更には広帯域の映
像信号を高画質で記録再生するため、コンポーネントカ
ラー映像信号を構成する３種類の信号を別々のトラック
に同時に記録し再生することが考えられる。

しかし、この場合は前記の２本の並列トラックを記録形
成するＶＴＲと同様に、同時に形成される３本の並列ト
ラックの各々の記録信号間には波形の相関性が無いため
、隣接トラックからのクロストーク妨害を無くすために
ガードバンドを広くとらなければならず、テープ利用効
率の点で不利であった。

そこで、本発明は２種類の色差信号を波形に相関のある
２種類の信号に変換し、それらの信号が別々に記録され
たトラック間のガードバンドを極めて小さくするか、又
は無くすことにより、上記の問題点を解決した映像信号
記録方法を提供することを目的する。

問題点を解決するための手段本発明の映像信号記録方法は、ホ１及び第２の被周波数
変調順次色差信号と被周波数変調輝度信号とを、磁気テ
ープ上に１フィールドを単位として三組又は四組の回転
ヘッドにより３本又は４本の記録トラックを別々に、か
つ、同時に形成して記録すると共に、記録トラック群の
うち被周波数変調輝度信号の記録トラックと第１又は第
２の被周波数変調順次色差信号の記録トラックとの相隣
る２本の記録トラックの間にのみ幅広のガードバンドを
形成し、それ以外の相隣６２本の記録トラックの間には
上記ガードバンドよりも小なる幅のガードバンドを形成
するか又はガードバンドを設けることなく記録を行なう
よう構成したものである。

作用前記第１及び第２の被周波数変調順次色差信号は互いに
波形の相関性がある信号であるが、前記被周波数変調輝
度信号に対しては波形の相関性が無い。従って、記録ト
ラック群のうら被周波数変調輝度信号の記録トラックと
第１又は第２の被周波数変調順次色差信号の記録トラッ
クとの相隣る２本の記録トラックの間に幅広のガードバ
ンドを形成することによって、隣接トラックからのクロ
ストークを防止できる。

一方、それ以外の相隣６２本の記録トラックには、第１
及び第２の被周波数変調順次色差信号が別々に記録され
ているか、被周波数変調輝度信号が別々に記録されてい
るが、それらはいずれも互いに波形の相関がある信号で
あるから、それら相隣る記録トラックの間のガードバン
ドを小にしても、隣接トラックからの波形の相関性を利
用して信号処理により隣接トラックからのクロストーク
を略除去でき、特にＦＭインターリーブの手法や同種の
色差信号の記録区間同士をトラック幅方向に整列するな
どの手法を採用することにより、隣接トラックからのク
ロストークは視覚Ｅ目立たないようにできるから、ガー
ドバンドをゼロにすることもできる。

実施例以下、本発明の実施例について図面と共に説明する。第
１図は本発明方法により記録形成されたトラックパター
ンの第１実施例を示し、このトラックパターンを形成す
る回転ヘッドの配置等について第２図に示す。本発明は
輝度信号と２ＦＪの色差信号（これをＡ及びＢで表わず
らのとする）とよりなるコンポーネントカラー映像信号
を別々のトラックに記録するものである。説明の便宜上
、まず第２図について説明するに、回転ヘッドＨＹ　ｕ
　トＨＹ　１２　＜　’１２述（７）　ｍ　７　図＋７
）　ｌ−Ｉ　Ｙ　＋　、　ＨＹ　２に相当）とは輝度信
号用回転ヘッドで、回転体く図示せず）の回転面に互い
に同一の高さ位置で１８０゛対向して取付けられている
。また、回転ヘッドＨＣ＋＋及び１−ＩＣ２１（後述の
第７図のＨＣ＋　。

ＨＯ２に相当）　Ｇ、１後述１′る第１の線順次色差信
号用回転ヘッドで、上記と同じ回転体の回転面に互いに
同一の高さ位置で１８０°対向して取付けられている。

更に、回転ヘッドＨＤ　ｎ及びＨＤ２＋（後述の第７図
のＨＤ＋　、ＨＤ２に相当）は後述する第２の線順次色
差信号用回転ヘッドで、上記と同じ回転体の回転面に互
いに同一の高さ位置で１８０”対向して°取付ｔプられ
ている。

回転ヘッドＨＹＩＩ、ＨＹ２１の上端より距Ｉｌｌ　Ｇ
　＋だけ高い位置に、回転ヘッドＨＣｎ　、ｔ−１０２
＋の下端が位置せしめられ、更に回転ヘッドＨＣｕ。

ト（Ｃ２１の上端より距１１１ｔＧ２（ただし、Ｇｚ　
＜Ｑｌ　）だ（）高い位置に、回転ヘッドＨＤｎ　、、
ＨＤ２＋の下端が位置Ｖしめられている。また、ＨＣｕ
。

１−ＩＣ２＋　、　Ｉ」Ｄ　ｎ及びＨＤ２＋の各トラッ
ク幅は同一幅に選定されており、かつ、回転ヘッドＨＹ
ｕ及びＨＹ２＋の両トラック幅よりも狭くされである。

回転ヘッドＨＹｎ及び１−ＩＹ；＋＋のトランク幅を、
回転ヘッドＨＣｎ　、ＨＣ２＋、ＨＤＩ＋及びＨＤ　２
１の各トラック幅よりも広く設定したのは、ＦＭ線順次
色差信号よりもＦＭ輝度信号が広帯域であり、Ｉ３画質
化に有利であるからであり、また、回転ヘッドＨＣｎ　
、　ＨＣ２１、ＨＤ　ｎ及びＨＤ２＋のトラック幅が狭
くても色差信号に必要なＳ／Ｎを確保できるからである
。

また、第２図に示す如く、回転ヘッドＨＤｎは回転ヘッ
ドＨＣｕ及びト（Ｙｌｌに対して磁気テープ上で１８（
ただし、Ｈは水平走査期間二以下同じ）の記録波長に相
当する距離だけ回転方向に後行して取付けられてあり、
同様に、回転ヘッドトＩＤ２１は回転ヘッドＨＣ２＋及
びＨＹ２＋に対して１Ｈの記録波長に相当する距離だけ
回転方向に後行して取付けられである。これは後述する
如く、相隣る２本の色差信号記録トラックの間において
、同種の色差信号の記録区間をトラック幅方向に整列さ
せるためである。

また、更に回転ヘッドＨＹｕ、　、　ＨＤｎ及び＋−Ｉ
Ｃ２１は夫々同一のアジマス角＋α°に選定されてあり
、回転ヘッドＨＹ２１．ＨＤ２１及びＨＣｎは夫々同一
のアジマス角で、かつ、回転ヘッドＨＹｎ、ｌ」Ｄｎ及
び１ｌｃ２＋のアジマス角とは異なる方向のアジマス角
−α°に選定されである。

上記構成の回転ヘッドＨＹｕ　、ＨＣｎ　、ＨＤｏ　。

Ｉ−Ｉ　Ｙ２１　、　ＩＩ　Ｃ２＋及びトＩＤ２１によ
り、第１図に示す如きトラックパターンが磁気テープ１
３ａ（後述の第７図の磁気テープ１３に相当）上に形成
される。ただし、第１図中、磁気テープ１３ａの上端部
と下端部に沿って夫々形成されたオーディ第１−ラック
２４とコントロールトラック２５とは、第２図に示して
いない固定ヘッドにより公知の手段により形成されたト
ラックである。

第１図において、成る１フイ一ルド期間は回転ヘッドＨ
Ｙｕ、ＨＣｎ及びＨＤｎにより、３本のトラックＴＹ１
．Ｔｃｌ及びＴｏ＋が別々に、かつ、同時に記録形成さ
れ、次の１フイ一ルド期間は回転ヘッドＨＹ２＋、ＨＣ
２１及びＨＤ２＋により、３本のトラックＴＹ２１ＴＣ
２及びＴＣ）２が別々に、かつ、同時に記録形成され、
更に次の１フイ一ルド期間は回転ヘッドＨＹｎ　、　Ｈ
Ｃｕ及びトＩＤ１１により３本のトラックＴＹ３．ＴＣ
３及びＴＣ３が別々に、かつ、同時に記録形成される。

以下、上記と同様にして３本の並列トラックが１フィー
ルド毎に順次に記録形成される。

トラックＴＹＩ、ＴＹ２及びＴＹ３はＦＭＩＩＩ度信号
記緑信号記録トラッククＴｅ１．ＴＣ２及びＴＣ３は第
１のＦＭ線順次色差信号記録トラックで、それらの間に
は幅広のガードバンドＧ＋　　（第２図のＧ１と同一）
が形成される。両トラック間の信号には波形の相関が全
く無いから、隣接トラックからのクロストークをガード
バンドを幅広にすることとアジマス損失効果とで発生し
ないようにするためである。また、トラックＴｏｍ。

Ｔｅ３及びＴ［）３は第２のＦＭ線順次色差信号記録ト
ラックで、トラックＴｃ＋、Ｔｃｚ及びＴｅ３との間に
狭小なガードバンドＧ２　　（第２図のＧ２と同一）が
設けられている。これは、両トラック間の信号に波形の
相関性があり、隣接トラックからのクロストークの影響
を信号処理により殆ど受けないようにすることができる
ためである。

更に、トラックＴｏ＋とＴＹ２との間、Ｔｅ３とＴＹ３
との間には、磁気テープ１３ａの走行速度の選定などに
よって、Ｇ１と同程度の幅広のガードバンドＧ３が形成
される。両トラックの信号は波形の相関性が無いからで
ある。

ところで、本実施例では各トラックの水平開＄１信号記
録位行がトラック幅方向に整列する１」並び記録がされ
、かつ、第３図に示す如く、Ｔｃ＋とＴｏｌ、及びＴｅ
３とＴ［）２などの相隣る２本のＦＭ線順次色差信号記
録トラック間において、ＦＭＳ順次色差信号の変調信号
である２種の色差信号Ａ及びＢのうち、同種の色差信号
の１日記録区間がトラック幅方向に整列するように記録
されている。

第３図中、第１図と同一部分には同一符号を付してあり
、またＹ＋　、Ｙ２　、・・・は輝度信号の１日記録区
間＋　Ａｔ　＋　Ａ２　＊　Ａ３　、・・・は第１の色
差信号Ａの１日記録区間、Ｂ＋　、Ｂ２　、Ｂｚ　、・
・・は第２の色差信号Ｂの１日記録区間を各々丞し、Ｙ
。

Ａ及びＢの添字は１フレーム中の走査線番号を示す（後
述する第６図石同様）。第３図かられかるように、相隣
６２本のＦＭ線順次色差信号記録トラック間において隣
接するＦＭ信号はその変調信号が同種の色差信号で、し
がも１１（互いに異なるだけの色差信号であるから極め
て波形の相関性が強く、このため画記録ＦＭ信号周波数
は略等しく、再生時における隣接トラックがらのクロス
ト〜りは略ゼロビートとなり、再生画面上殆ど目立たな
い。

しかも、相隣る２本のＦＭｇｉｌ順次色差信号の中心周
波数の差は後述する如＜　ｆ　Ｈ／　２の奇数倍の周波
数ｆｏに選定されているから、例えばトラックＴｃ＋再
生時に隣接トラックＴｏ＋からクロストークとして再生
されるＦＭＩ順次色差信号は、再生トラックＴｃ＋の再
生ＦＭ線順次色差信号と周波数インターリーブの関係と
なり、再生画面において視党上殆ど目立たなくできる。

従って、以上のことから本実施例ではクロストークとし
て再生されるＦ１１順次色差信号は再生画質は殆ど劣化
させないので、ガードバンドＧ２はゼロにすることもで
き、この場合はよりテープ利用効率を向上することがで
きる。

次に、本発明の第２実施例につき説明するに、第４図は
本発明方法により記録形成されたトラックパターンの第
２実施例を示し、このトラックパターンを形成する回転
ヘッドの配置等について第５図に示す。第５図において
、回転体の回転面に１８０°対向して輝度信号用回転ヘ
ッドＨＹ１２とトＩＹ２２（第７図のＨＹ＋　、ＨＹ２
に相当）１色差信号用回転ヘッドＨＣｌ２と１−１０２
２（第７図のＨＣ畜。

ＨＯ２に相当）１色差信号用回転ヘッドＨＤＩ２とＨＤ
２２　（第７図のＨＤ＋　、ＨＤｚに相当）が各々取付
けられているが、回転体の回転軸方向の高さ位置は互い
に異ならしめられている。

回転ヘッド）ＩＹせ、ＨＹ２２の上端より距１ｍｔＧｔ
。

Ｇｅ　　（ただし、Ｇ４　＜Ｇ８　）だけ高い位置に回
転ヘッドＨＣｌ２．ＨＯ２２の下端が各々位ｒａせしめ
られ、更に回転ヘッドＨＣｌ２．８Ｃ２２の上端より距
離Ｇ５．Ｇ７（ただし、Ｇｓ　＜Ｇ＜　、Ｇｙ　（Ｇｅ
　）だけ高い位置に、回転ヘッドＨＤ＋２．１−ＩＤ２
２の下端が各々位置せしめられている。また、回転ヘッ
ドトＩＣＩ２．トＩＣ２２，トＩＤ１２及びトＩＤ２２
の各トラック幅は同一幅に選定されており、かつ、回転
ヘッドＨＹ　１２及びＨＹＺ！の両トラック幅よりも狭
くされである。

また、第５図に示す如く、回転ヘッドＨＤ　＋２は回転
ヘッドＨＣｌ２及びＨＹＩ２に対して磁気テープ上で１
Ｈの記録波長に相当する距離だけ回転り向に後行して取
付けられてあり、同様に、回転ヘッド１−ＩＤＺＩは回
転ヘッドＨＣ２２及びｌ−Ｉ　Ｙ　２２に対して１ト１
の記録波長に相当する距離だけ回転方向に後行して取付
けられである。これは後述する如く、相隣る２本の色差
信号記録トラックの間において、同種の色差信号成分の
記録区間をトラック幅方向に整列させるためである。

また、更に回転ヘッドＨＹＩ２．ＨＣｌ２及び＋−１０
２２は夫々同一のアジマス角十α°に選定されてあり、
回転ヘッド１−ＩＹ２２．ＨＤ２２及びＨＤ　＋２は夫
々同一のアジマス角で、かつ、回転ヘッドＨＹ＋ｚ　、
　ｌ−Ｉ　ＣＩ２及びＨＣ２２のアジマス角とは異なる
方向のアジマス角−α゛に選定されである。

上記構成の回転ヘッドＨＹ１２　、ＨＣｌ２　、ＨＤ電
２゜ＨＹ２２．ＨＣ２２及びＨＤ２２により、第４図に
示す如きトラックパターンが磁気テープ１３ｂ（第７図
の磁気テープ１３に相当）上に形成される。ただし、第
４図中、磁気テープ１３ｂのＦ端部と下端部に泊って夫
々形成されたオーディオトラック２７とコントロールト
ラック２８とは、第５図には示していない固定ヘッドに
より公知の手段により形成されたトラックである。

第４図において、成る１フイ一ルド期間は回転ヘッドｌ
−Ｉ　Ｙ１２　、８　Ｃ１２及びＨＤ　＋２により、３
本のトラックＴｖｎ、Ｔｃｎ及びＴｏｎが別々に、かつ
、同時に記録形成され、次の１フイ一ルド期間は回転ヘ
ッドＨＹ２２．トＩＣ２２及びｔ−Ｉ　Ｄ　２２により
、３本のトラックＴＶ　＋２　、　Ｔｃ　＋２及びＴＤ
＋２が別々に、かつ、同時に記録形成され、更に次の１
フイ一ルド朋間は回転ヘッドＨＹＩ２　、ｌ」ｃ＋２及
びＨＤ　１２により３本のトラックＴｖ　＋３　、　Ｔ
ｃ　１３及びＴＤ１３が別々に、かつ、同時に記録形成
される。

本実施例によれば、回転ヘッドＨＹ２２が回転ヘッドＨ
Ｙ１２とＨＣｌ２とにより記録した２本のトラックの間
にＦＭ輝度信号記録トラックＴＶ＋２等を配録形成する
から、輝度信号記録トラックは幅狭のガードパントＧ８
を挾んで２本ずつ隣接し、かつ、ＦＭ線順次色差信号記
録トラックはＴｃｕ〜ＴＤ＋２で示す如く幅狭のガード
バンドＧｓ　　（第５図のＧｓに相当）、ＧＷ及びＧｙ
　　（第５図のＧｙに相当）を挾んで４本ずつ隣接する
。また、ＦＭ輝度信号記録トラックＴＶ　＋２１　ＴＹ
　＋３とＦＭ線順次色差信号記録トラックＴｃ　ｕ　、
　Ｔｏ　＋２との間には幅広のガードバンドＧ９．Ｇ＋
＋が形成される。

更に、本実施例も第１実施例と同様に、第６図に示す如
く、Ｈ並び記録され、かつ、相隣るＦＭ編線順次色差信
号記録トラック間おいて同種の色差信号の１Ｈ記録区間
がトラック幅方向に整列するように記録される。これに
より、前記した如く、隣接づるＦＭ線順次色差信号記録
トラックからのクロストークは大幅に視覚上低減できる
から、ガードバンドＧｓ　、Ｇ＋＠、Ｇｙ等はげ口とす
ることもでき、この場合はよりテープ利用効率を向」−
することができる。

次に、本発明により記録されるコンポーネントカラー映
像信号の記録系について第７図乃至第９図と共に説明す
る。第７図に示す記録系のブロック系統図において、輝
度信号Ｙは入力端子１に入来し、色差信号Ａ及びＢは入
力端子２及び３に夫々入来する。入力端子１よりの輝度
信号ＹはＦＭ変ＷＡ器４に供給され、ここで搬送波を周
波数変調して被周波数変調１瓜信号（以下、ＦＭｌ！ａ
度信号という）に供給される一方、同期信号分離回路５
により水平同期信号及び垂直同期信号が夫々分離抽出さ
れた後切替パルス発生器６に供給される。

切替パルス発生器６は例えば１日毎に穫性が反転する、
２日周期の対称方形波を切替パルスとして発生出力し、
スイッチ回路７へ供給すると共に、１ト１周期の同期信
号をスイッチ回路７へ供給する。

スイッチ回路７は例えば第８図に示す如き回路構成とさ
れている。第８図において、スイッチ回路７は端子２よ
りの第１の色差信号への所定区間に、端子１５より入来
したト記１１」周期の同期信号を加算する加算回路１６
と、加紳回路１６より取り出された第１の色差信号へと
端子３よりの第２の色差信号Ｂとが夫々供給され、端子
１７よりの上記切替パルスにより１日毎に交互に−の入
力色差信号を選択出力する、２つのスイッチ回路１８及
び１つとよりなる。

ここで、加算回路１６より取り出される第１の色差信号
Ａを第９図（Ａ）に１１１単位で模式的に示し、かつ、
端子３よりの第２の色差信＠Ｂを第９図（Ｂ）に１Ｈ単
位で模式的に示すものとりると、スイッチ回路１８は同
図（Ｃ）に模式的に示す如く、色差信号Ａ及びＢが１Ｈ
毎に交互に時系列的に合成された第１の線順次色差信号
を出力端子２０へ出力する。また、これと同時に、スイ
ッチ回路１つは第９図（Ｄ）に模式的に示す如く、色差
信号Ｂ及びＡが１Ｈ毎に交互に時系列的に合成された第
２の線順次色差信号を出力端７−２１へ出力する。

上記の第１及び第２の線順次色差信号は第９図（Ｃ）及
び（Ｄ）かられかるように、第１及び第２の色差信号Ａ
及びＢの配列順序が互いに異なっており、第１の線順次
色差信号が色差信号Ａ及びＢのうち一方の色差信号を伝
送するＩＨ１’１間は、同じ１１」期間の使方の色差信
号が第２の線順次色差信号として伝送される。従って、
色差信号Ａと８との間には同−Ｈ期間でも波形に相関が
無いが、上記の第１及び第２の線順次色差信号中には色
差信号Ａ及びＢの夫々が１Ｈ毎に交互に振り分けられて
合成されているから、第１及び第２の線順次色差信号は
互いに波形が近似することになる。

再び第７図に戻って説明するに、上記の第１及び第２の
線順次色差信号はＦＭ変調器８及び９に別々に供給され
、ここで周波数変調されて第１及び第２の被周波数変調
線順次色差信号（ＦＭ線順次色差信号）に変換される。

ここで、上記したように第１及び第２の線順次色差信号
は互いに波形の相関が強いから、前記したＦＭインター
リーブの手法を使えることとなる。そこで、ＦＭ変調器
８及び９での２つの搬送波は互いに水平走査周波数ｆ、
の１／２の奇数倍の周波数ｔ’ｏだけ異なるように選定
されである。これにより、第１及び第２のＦＭ線順次色
差信号の中心周波数の差は上記周波数ｔ’ｏとなる。

なお、ＦＭ変調器８及び９での２つの搬送波は同一周波
数とし、第１及び第２の線順次色差信号の両直流レベル
を、所定値だけ互いに異ならせることによって、第１及
び第２のＦＭ線順次色差信号の搬送波中心周波数の差が
上記周波数ｔｏとなるようにしてもよいことは勿論であ
る。

ＦＭ変調器４よりのＦＭＩＩｉ度信号は記録増幅器１０
を通して第１の組の回転ヘッドＨＹ＋及びＨＹ２に夫々
供給される。また、これと同時に上記の第１のＦＭ線順
次色差信号が記録増幅器１１を通して第２の組の回転ヘ
ッドＨＣ＋及びＨＣｚに供給されると共に、上記の第２
のＦＭ線順次色差信号が記録増幅器１２を通して第３の
組の回転ヘッドＨＤ＋及びＨＤ２に夫々供給される。こ
れにより、上記の三組の回転ヘッドにより磁気テープ１
３上に１フィールド当り３本の並列トラックが別々に、
かつ、同時に記録形成され、上記の３種の信号が同時に
記録され、第１図又は第４図に示す如きトラックパター
ンが形成される。

次に、第１図又は第４図に示すトラックパターンを有す
る記録済磁気テープ３０から記録信号を再生する再生装
置について第１０図に示すブロック系統図と共に説明す
る。同図中、第７図と同一構成部分には同一符号を付し
である。回転ヘッド１−（Ｙ　＋及びｌ−Ｉ　Ｙ　２　
、　ｌ−Ｉ　Ｃ＋及びトＩ０２　、ＨＤ電及びＨＤ２は
記録時と同様に１フィールド毎に交互に記録済磁気テー
プ３０上を１習動し、これにより、前記３本の並列トラ
ックから同時に、かつ、別々に再生されたＦＭｉ［信号
、第１及び第２のＦＭ線順次色差信号は、プリアンプ３
１．３２及び３３を通してＦＭ復調器３４．３５及び３
６に別々に供給され、ここでＦＭ復調された後時間合わ
せ回路３７に供給される。

時間合わせ回路３７は再生された第１及び第２の線順次
色差信号と再生輝度信号との時間合わせを、再生輝度信
号中の水平同期信号と線順次色差信号中の付加された同
期信号とに基づいて行なって出力する。時間合わけ回路
３７より取り出された再生輝度信号は出力端子４１へ出
力される一方、同期信号分離回路３８により水平同期信
号を分離抽出されて切替パルス発生器３９により２）−
１周１１１１の対称方形波である切替パルスに変換され
た少スイッヂ回路４０に供給される。

スイッチ回路４０は時間合わせ回路３７より取り出され
た第１及び第２の線順次色差信号を、上記切替パルスに
より１Ｈ毎に交互に２つの伝送路を切換え、出力端子４
２には第１の色差信号Ａを常に出力し、かつ、これと同
時に出力端子４３へは第２の色差信号１３を常に出力す
る。

なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えば第１及び第２のＦＭＦＮ順次色差信号の搬送波
中心周波数の差がｆ＋−＋／２の奇数倍に選定する手段
と、第３図及び第６図に示したような同種の色差信号の
１日記縁Ｓ間をトラック幅方向に整列させる手段とのう
ち、いずれか一方だけを採用してもよく、更にはどちら
も採用しなくともよい。また、２種類の色差信号は線順
次色差信号に変換して記録するように説明したが、２日
以上の１１の整数倍の期間を単位として２種類の色差信
号を交互に時系列的に合成してなるように変換して記録
してもよく、要は順次信号であって、かつ、互いに色差
信号の配列順序が異なる２種類の順次色差信号であれば
にい。

更に、同時に記録形成される３本の並列トラックのうち
、ＦＭ輝度信号記録トラックのトラック幅は他の２本の
ＦＭ線順次色差信号記録トラックのトラック幅よりも大
でなくてもかまわないことは勿論である。

また更に、Ｉｌｉ度信号は一組の回転ヘッドにより記録
するように説明したが、輝度信号は広帯域であるので、
二組の回転ヘッドにより分割して記録するようにしても
よい（この場合は回転ヘッドは全部で四組となり、４本
の並列トラックが同時に記録形成されることになる。）
。輝度信号を２分割する方法としては時間軸を２倍に伸
長して１日毎に交互に振り分ける方法や、互いに１８０
°位相の異なる２つのサンプリングパルスで同じ輝度信
号をサンプリングして２つの標本化信号を得る方法など
がある。

発明の効果上述の如く、本発明によれば、コンポーネントカラー映
像信号を構成する互いに波形の相関のない３種類の信号
を、別々に、がっ、同時に３本の並列トラックに記録し
た場合には各トラック間にすべて幅広のガードバンドが
必要であったのに対し、２種類の色差信号を互いに波形
の相関があるように２種類の順次色差信号に変換して記
録したから、相隣る２本の記録トラックのうち波形の相
関のある２種類の線順次色差信号記録トラック間にはガ
ードバンドを小又は無くすことができ、よってテープ利
用効率を向上することができる等の特長を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第４図は夫々本発明により記録形成されたト
ラックパターンの各実施例を示す図、第２図及び第５図
は夫々本発明における回転ヘッド配置等の各実施例を示
す図、第３図及び第６図は夫々第１図及び第４図図示ト
ラックパターンの一部拡大図、第７図は本発明により記
録されるコンポーネントカラー映像信号の記録系の一例
を示すブロック系統図、第８図は第７図図示ブロック系
統中の要部の一例を示すブロック系統図、第９図は第８
図図示ブロック系統の動作説明図、第１０図は再生装置
の一例を示すブ［ｌツク系統図である。１・・・輝度信号入力端子、２．３・・・色差信号入力
端子、４．８．９・・・ＦＭ変ＷＡ器、７．１８．１９
・・・スイッヂ回路、１３．１３ａ、１３ｂ・・・磁気
テープ、２０．２１・・・線順次色差信号出力端子、Ｈ
Ｙ＋　　　、　　　ＨＹ２　　　、　　　トｌＹｎ、　
　　トＩＹ２＋　　、　　　ＨＹＩ２　　。ＨＹ２２・・・輝度信号用回転ヘッド、ＨＣ＋　、ＨＯ
２。１１ｃｏ、ト１０２１．ＨＣｌ２　、ＨＯ２２・・・第
１の色差信号用回転ヘッド、ＨＤ＋　、ＨＤ２　、ＨＤ
ｕ　。１−１０；ｕ、ＨＯ１２、ＨＯ２２・・・第２の色差信
号用回転ヘッド、ＴＹＩ　〜ＴＹ３．ＴＶ電１〜ＴＹ１
３°−Ｆ　Ｍ輝度信号記録トラック、Ｔｃ　Ｉ−ＴＣ３
、Ｔｃ　。〜ＴＣ１３・・・第１のＦＭ線順次色差信号記録トラッ
ク、Ｔｏ　＋　〜ＴＤ　３　＠　Ｔｏ　ｎ　〜ＴＤ　１
３−第２のＦＭＩ！！順次色差信号記録トラック。特許出願人　日本ビクター株式会社何７図第８ｒｌ！Ｊ繭９図 →輝１ｍ窮１０図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）２種の色差信号が夫々ｎ水平走査期間（ただし、
ｎは自然数）を単位として交互に時系列的に合成されて
おり、かつ、互いに該２種の色差信号の配列順序が異な
る第１及び第２の順次色差信号を夫々周波数変調して得
られた第１及び第２の被周波数変調順次色差信号と、前
記２種の色差信号と共にコンポーネントカラー映像信号
を構成する輝度信号で搬送波を周波数変調して得られた
被周波数変調輝度信号とを、磁気テープ上に１フィール
ドを単位として三組又は四組の回転ヘッドにより３本又
は４本の記録トラックを別々に、かつ、同時に形成して
記録すると共に、記録トラック群のうち該被周波数変調
輝度信号の記録トラックと該第１又は第２の被周波数変
調順次色差信号の記録トラックとの相隣る２本の記録ト
ラックの間にのみ幅広のガードバンドを形成し、それ以
外の相隣る２本の記録トラックの間には上記ガードバン
ドよりも小なる幅のガードバンドを形成するか又はガー
ドバンドを設けることなく記録を行なうことを特徴とす
る映像信号記録方法。
（２）該三組又は四組の回転ヘッドは回転体の回転面に
相対向して取付けられた２個の回転ヘッドを一組とする
全部で６個又は８個の回転ヘッドよりなり、該６個又は
８個の回転ヘッドのアジマス角は該記録トラック群のう
ち相隣る２本の記録トラックを形成する２個の回転ヘッ
ドのアジマス角が互いに異なるように選定されてなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の映像信号記
録方法。