JPS62215379A - ネオ・シガレツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火を付けて煙を吸う従来のシガレットとは全
く違うネオ・シガレットに関するものである。

ネオ・シガレットは外観及び指先や唇の感触は一般的シ
ガレット風に仕上げられており、内部に一実施例を示す
第５図の如き装置を備え、葉タバコの味と香りをベース
にした風味と芳香を最も効果的に楽しめるように創造し
たものである。

これまでのシガレットと同じ要領で、吸い口から息を吸
い込むと、Ａ室から風味が口内に送り込まれ、その風味
を味わうことが出来ると同時に、Ｂ室からも少量の芳香
が口内に吸入され風味の巾を増す。その芳香は遮断しよ
うと思えばＢ室の穴を指先で塞げばよい。又、吸い口か
ら軽く息を吐き出すと、鼻先に吹き出る芳香が嗅覚を刺
戟し、その芳香を楽しむことが出来る。

ネオ・シガレットは鼻孔や口内に塗りつける嗅ぎタバコ
や、口内に入れて噛む噛みタバコとは本質的に異るもの
であり、いわんや、最近はやりの禁煙、節煙用パイプと
はわけが違う。

本発明は、タバコを吸わない人達のために、風味と芳香
の新しい文化を提供しようとするものである。

近時、タバコの健康に及ぼす悪影響を恐れて喫煙者数が
減少しつつあることは周知の事実である。四百年の歴史
を持つタバコという文化が正に崩壊しようとしている。

このことは、タバコという文化がもたらしたさまざまな
恩恵を失う人類の不幸でもある。健康のために禁煙を果
した人達ですら、大切なものを失った空虚感を拭い去れ
ないでいる。タバコが人類に与えて来た恩恵はそれほど
大きかった。

今、世界のタバコ産業は、主流を占める紙巻タバコにお
いて、一酸化炭素、タール、ニコチン等の害を恐れるあ
まりライト化志向が先行して、大切な香りすら忘れ去ろ
うとしている。そして、タールやニコチンを除去した無
害タバコの開発に傾倒しているやに聞くが、いかにも空
しい努力に思えてならぬ。無害タバコの出現が喫煙人口
の増加につながるものと考えているようだが、元来、無
害タバコの出現などあり得ないし、よしんばあったと仮
定しても、それは逆に愛煙家を根こそぎ失うという皮肉
な結果につながるものでしかない。

なぜならば、愛煙家は程度の差こそあれニコチンの中毒
患者であり、ニコチンの除去されたタバコなど求めては
いないからである。もし、タバコを人類の貴重な文化と
して守り続けようとするならば、思い切って発想を転換
し、火をつけて煙を吸う従来のタバコから脱皮し、全く
新しいタバコの楽しみ方を創造するより他に方法はない
。葉タバコ本来の持つ味と香りに他のさまざまな味と香
りをブレンドし、独特の高度な風味と芳香を探究し完成
させることによってのみ道が開けるのである秀れた芳香
は心理的に人の気分を爽快にし、精神を統一し、過度の
緊張をほぐし、又、鎮静効果をもたらすものとされてい
る。更に、秀れた風味は、風味感覚に刺戟を与えること
よって、飢餓的感情に飽満の状態を与えることが出来る
。これらの効能は、これまでタバコにおけるニコチンの
果して来た役割りに似たところがある。ニコチンは体内
に吸収され神経を刺戟して心理的に快感を与え、それが
ストレスの解消や精神的疲労の回復に役立って来たので
ある。

本発明は、従来のタバコが持っていた効能を別の手段で
、しかも、その外観や指先や唇の覚えている感触を借り
て、全く新らしいものを創造しようとするものである。

ネオ・シガレットの内部装置は、第一には生産段階のこ
とを配慮して量産可能な単純軽便なものとし、しかも、
風味物質と芳香物質を装填し易い構造にした。第二には
実用段階においてプライベートに楽しむ嗜好品であると
いう観点から、他人に向けて香りを撒き散らすのを避け
、芳香を軽く自分の鼻先に吹きつけるようにし、又、風
味が強く口内に吸入出来るように構成した。

芳香物質及び風味物質は葉タバコの持つ独特な味と香り
をベースにしたものでなければならないことは先にも述
べたが、ブレンドする味や香りは有効なものであれば、
植物性であると動物性であるとを問わないし、天然もの
であると合成ものであるとを問わない広義のものを使用
すればよい。

香辛料、ハーブ、花、果実、菓子、各種飲み物、更に甘
味料等の調味料にまで広げればよい。ただ、芳香は飽く
まで嗅ぐための芳香として探究完成し、風味は飽くまで
味わうための風味として探究完成しなければならないこ
とは云うまでもない。

本発明における芳香物質から発する芳香は、主に口に入
る前の嗅覚だけを刺戟するのが本来であるが、一部は口
内に吸入され、風味物質に含まれている芳香と一緒にな
って口内から嗅覚を刺戟する。しかし、これらは味覚と
合体して風味を形成する要素となる。

本件の風味や芳香は葉タバコを主原料とするものである
から、タバコ専売法により一般では製造も販売も出来な
いものであるから、一般に製造販売をする場合は、葉タ
バコ本来の味や香りは化学的に合成したものを使用すれ
ばよい。その場合の形態は、葉タバコを模したものでも
、固形のものでも、エッセンスを綿状のものに湿潤させ
たものでもよい。

本発明は、愛煙家を喫煙に誘うことを意図したものでは
なく、飽くまで、タバコの新しい文化を創造しようとす
るものである。ネオ・シガレットはタバコを吸わない人
達のための新しいタイプのタ・バ・コであり、洋の東西
を問わず今の時代が渇望して止まないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図　‐実施例の外観を表わす斜視図第２図　‐実施
例を示す装置の背面図 １・・・・・吸い口部 ２・・・・・先端部 ３・・・・・Ｂ室の穴 第３図　‐実施例を示す装置の底面図 第４図　装置の内部構造を示す断面図 第５図　Ａ・Ｂ及び蓋の各部分を分解した断面図 ４・・・・・Ａ部分 ５・・・・・Ａ室 ６・・・・・吸い口部の蓋 ７・・・・・先端部の蓋 ８・・・・・風味物質 ９・・・・・Ｂ部分 １０・・・・・Ｂ室 １１・・・・・芳香物質 第６図　Ａ・Ｂ及び蓋の各部分を分解した斜視■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ネオ・シガレットは芳香と風味を別々に味わえる新しい
   タイプの嗜好品である。外観及び指先に挟み口に銜える
   感触は従来の紙巻タバコを模し、内部の装置は一実施例
   を示す第５図及び第６図の如く、ＡとＢ二つの部分及び
   吸い口と先端に嵌められる蓋の部分に分れている。Ａ部
   分のＡ室には、一実施例を示す第５図の如く、葉タバコ
   の持つさまざまな独特の味と香りをベースにして広義の
   風味を加えて旨味を出した風味物質を装填し、又、Ｂ部
   分のＢ室には、一実施例を示す第５図の如く、葉タバコ
   の持つさまざまな独特の香りをベースにして香料を加え
   て作られた芳香物質を装填し、吸い口から息を吸い込む
   と、Ａ室内の風味が口内に吸入されて風味感覚を刺戟す
   ると同時に、Ｂ室内の芳香も少量吸入されて風味の巾を
   増す。 このＢ室の芳香はＢ室の穴を塞げば遮断することが出来
   る。又、吸い口から軽く息を吐き出すと、Ｂ室の芳香が
   穴から鼻先に吹き出て嗅感覚を刺戟する。以上のように
   構成されていることを特長とするネオ・シガレットであ
   る。