JPS6221291Y2 - - Google Patents

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JPS6221291Y2
JPS6221291Y2 JP7024683U JP7024683U JPS6221291Y2 JP S6221291 Y2 JPS6221291 Y2 JP S6221291Y2 JP 7024683 U JP7024683 U JP 7024683U JP 7024683 U JP7024683 U JP 7024683U JP S6221291 Y2 JPS6221291 Y2 JP S6221291Y2
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JP
Japan
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core
membrane
liquid filter
heat
filter
Prior art date
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JP7024683U
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JPS59176614U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は液体用フイルター、特に取替え自在
のいわゆるカートリツジ型のフイルターに関する
ものである。
各種液体のフイルター装置において、フイルタ
ーのろ過機能が低下した場合に、フイルターを自
由に取替えられるようにしたカートリツジ型フイ
ルターは、従来から知られている。
第1図はこのようなフイルターを使用した従来
のフイルター装置であり、同装置はケーシング1
内に円筒型フイルター2を挿入し、これに液入口
3及び液出口4を有する蓋5を螺合したものであ
る。ケーシング1の底面及び蓋5の下面に、それ
ぞれ環状のパツキン6,6を挿入し、その上下両
パツキン6,6の間にフイルター2を介在してい
る。蓋5の入口3は、ケーシング1内のフイルタ
ー2の外周に連通し、また出口4はケーシング1
内のフイルター2の中心部分に連通している。し
たがつて、入口3から供給された液体は、矢印で
示すようにフイルター2を通過し、出口4から流
出する。
上記のフイルター2は、第2図に拡大して示す
ように、多孔質のコア7の周りにろ過用メンブラ
ンと適宜な補強材とにより形成されたプリーツ状
のろ過層8を形成し、その外周にガードネツト9
を設けたものであり、その下端においてそれぞれ
シール材11,11を介してキヤツプ12,12
を取付けている。
上記のごときフイルター装置において、耐薬品
性、耐溶剤性を向上させるために、ろ過層9のメ
ンブランを四弗化エチレン樹脂等の弗化エチレン
系樹脂により形成したものが効果的であることが
知られている。
しかしながら、従来のフイルター2において
は、ろ過層8とキヤツプ12,12との間にシー
ル材11,11を介在させることが必要であり、
しかもシール材11,11として耐薬品性に優れ
たものを得ることが難しいことから、例えば、エ
ポキシ樹脂が使用されているが、エポキシ樹脂の
耐薬品性、耐溶剤性は弗化エチレン系樹脂に比べ
著しく劣るものである。
ところで、弗化エチレン系樹脂製メンブランの
優れた耐薬品性、耐溶剤性の特性を十分に発揮せ
しめ、フイルター装置全体の性能を向上させるた
めには、上記のシール材11,11のみならず、
ケーシング1、蓋5、コア7、パツキン6,6等
の素材も総合的に開発する必要があるが、この考
案はそのうちでも困難な問題の一つであるシール
部における問題点を解消し、耐薬品性、耐溶剤性
に優れたフイルター装置の完成に資することを目
的としている。
従来の円筒型フイルター2においてシール材1
1,11はろ過層8の上下端とキヤツプ12,1
2の間においてろ過層8のプリーツ部分に充填さ
れるものであり、ろ過層8の上下端にプリーツが
存在する限り、このシール材11,11は不可欠
のものとなるが、この考案はろ過層8の上下端部
においてコア7の周りにメンブランを密着せし
め、その密着部分に熱収縮チユーブを被せこれを
熱収縮することによりコア7に固着した構成とす
ることにより、シール材11,11を省略するこ
とに成功したものである。
以下、第3図以降の図面に基づいてこの考案の
実施例を説明する。
第3図はこの考案に係る円筒型フイルターの第
1実施例である。
この場合は多孔性のコア13の周りに筒状メン
ブラン14を密に嵌め又は被せてろ過層を形成
し、コア13の上下端部においてメンブラン14
の周りに弗化エチレン系樹脂等の耐薬品性のある
熱収縮チユーブ15を被せて熱収縮させたもので
ある。熱収縮チユーブ15を被せるコア13の端
部には、図のように波型の凹凸部16を設けるこ
とが、結合力を向上させるうえで望ましい。ま
た、熱収縮チユーブ15は第4図のように、コア
14の端面に達するように被せてもよい。
上記のように構成すると、コア13の上下端面
においてメンブラン14はコア13の周りに密着
され、その部分には従来のごときプリーツが存在
しないので、キヤツプを嵌める必要がなく、した
がつてシール材も不要である。
第5図から第7図に示す第2実施例は、コア1
3の胴部にプリーツ状凹凸17を形成し、上下両
端部にテーパ部18を経て前述の凹凸部16を形
成したものである。上記胴部の周りに凹凸17に
沿つてメンブラン14を密着すると共に、メンブ
ラン14の端部をテーパ部18と凹凸部16のお
よそ半分の範囲にわたり、一方向にひねつて沿わ
せると共に、そのひねり部19のメンブラン14
自体をヒートシールすることによりひねり形状に
変形せしめ、その後コア13の端面から凹凸部1
6又はテーパ部18にわたり、ひねり部19の端
部を被う範囲に第1実施例の場合と同様の熱収縮
チユーブ15を被せ、加熱収縮せしめる。
上記の実施例によると、コア13の胴部に設け
たプリーツ状凹凸17により第1実施例の場合に
比べろ過面積が広くなる利点がある。
また、第8図に示した第3実施例は、サポート
ネツト20によつて補強されたメンブラン14を
プリーツ状に形成し、その外周にガーネツト21
を被せたものであり、コア13上下端の凹凸部1
6をプリーツ部分22から上下に突出せしめてい
る。メンブラン14はプリーツ部分22よりも上
下に長く形成され、プリーツ部分22の端面にお
いて半径方向に引寄せ、その状態でヒートシール
することにより形付けし、更にコア13の凹凸部
16に沿つてひねり部19を形成し、前記各実施
例の場合と同様に熱収縮性チユーブ15をひねり
部19の端部に被せ、熱収縮させている。
第9図に示した第4実施例は、プリーツ部分2
2′を周方向に形成したものである。他の構造は
第3実施例の場合と同様であるので、同一部分に
同一符号を付し、その説明を省略する。
第10図から第12図に示した第5実施例は、
多孔性のコア13に2枚合せのメンブラン14の
中央部分を挿入し、コア13の両側に張出したメ
ンブラン14の部分を矢印方向に巻き、第11図
に示すように、多層に巻付けたものである。この
場合も、メンブラン14の端部を第12図に示す
よう熱収縮チユーブ15により固定する。
なお、この考案のフイルターを使用したフイル
ター装置において、第1図に示すケーシング1、
蓋5、パツキン6,6及びコア7,13等を四弗
化エチレン樹脂等の弗化エチレン系樹脂で形成す
れば装置全体としての耐薬品性、耐溶剤性を一層
向上することができる。しかし、弗化エチレン系
樹脂は高価であるので、ケーシング1、蓋5等に
おいては、ガラス繊維や炭素繊維を混合すること
により、当該樹脂の使用量を減少し、コストの低
減を図ることができる。
また、コア7,13は磁器又は多孔性ガラスに
よつて形成してもよい。
以上述べたように、この考案はメンブランの両
端部をコア両端部周囲に密着せしめ、その密着部
分の端部とコア間にわたつて熱収縮チユーブを被
せ、これを加熱収縮した構成としたものであるか
ら、コア端部にプリーツが存在しない。そのた
め、コア端部のキヤツプを省略できると共に、従
来性能向上を図るうえで一つの問題とされていた
シール材を省略することができ、この点でこの考
案は弗化エチレン樹脂系メンブランを使用したフ
イルター、及びそのフイルターを使用したフイル
ター装置の耐薬品性、耐溶剤性向上のために資す
るところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフイルター装置の断面図、第2
図は同上のフイルターの横断拡大断面図、第3図
はこの考案の第1実施例の一部省略断面図、第4
図はその変形例の一部断面図、第5図は第2実施
例のコアの一部省略正面図、第6図は同上のメン
ブラン装着時の一部省略正面図、第7図は第2実
施例の一部省略断面図、第8図は第3実施例の一
部省略断面図、第9図は第4実施例の一部省略断
面図、第10図は第5実施例の製作途中の断面
図、第11図は第5実施例の横断面図、第12図
はその縦断面図である。 13……コア、14……メンブラン、15……
熱収縮チユーブ、17……プリーツ状凹凸、19
……ひねり部、20……サポートネツト、22…
…プリーツ部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多孔性コアの囲りに弗化エチレン系樹脂製メ
    ンブランによりろ過層を形成した液体用フイル
    ターにおいて、上記メンブランの両端部をコア
    両端部周囲に密着せしめ、その密着部分の端部
    とコア間にわたつて熱収縮チユーブを被せ、こ
    れを加熱収縮せしめたことを特徴とする液体用
    フイルター。 (2) 上記コアの胴部にプリーツ状の凹凸を形成し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の液体用フイルター。 (3) 上記メンブランを補強材と共にプリーツ状に
    形成し、コア胴部の囲りに取付けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    液体用フイルター。 (4) 上記メンブランをコアの周りに多層に巻付け
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の液体用フイルター。 (5) 上記コアを弗化エチレン系樹脂とガラス繊維
    又は炭素繊維との混合物により形成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項から
    第4項のいずれかに記載の液体用フイルター。 (6) 上記の補強材を弗化エチレン系樹脂とガラス
    繊維又は炭素繊維との混合物により形成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第3項
    に記載の液体用フイルター。
JP7024683U 1983-05-09 1983-05-09 液体用フイルタ− Granted JPS59176614U (ja)

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JP7024683U JPS59176614U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 液体用フイルタ−

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JP7024683U JPS59176614U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 液体用フイルタ−

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Publication Number Publication Date
JPS59176614U JPS59176614U (ja) 1984-11-26
JPS6221291Y2 true JPS6221291Y2 (ja) 1987-05-29

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ID=30200402

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JP7024683U Granted JPS59176614U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 液体用フイルタ−

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JPS6197003A (ja) * 1984-10-19 1986-05-15 Jun Taga カ−トリツジフイルタ−
ES2742686T3 (es) * 2005-03-04 2020-02-17 Pall Corp Método para preparar paquetes corrugados de tratamiento de fluidos

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JPS59176614U (ja) 1984-11-26

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