JPS6221266Y2 - - Google Patents

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JPS6221266Y2
JPS6221266Y2 JP1978131347U JP13134778U JPS6221266Y2 JP S6221266 Y2 JPS6221266 Y2 JP S6221266Y2 JP 1978131347 U JP1978131347 U JP 1978131347U JP 13134778 U JP13134778 U JP 13134778U JP S6221266 Y2 JPS6221266 Y2 JP S6221266Y2
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circular
blade
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JP1978131347U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新しい触点機構を備え特に理髪用に好
適する鋏に関する。
従来の技術 鋏を構成する一対の刃体の枢着部には触点が形
成され、その触点機能により刃体切刃間に刃元か
ら刃先に至る剪断力が生じる。ところが、触点を
刃体枢着部の対向面に一体形成した場合、剪断力
の調節が難しく強弱にバラツキがでたり、また使
用により触点が摩減して剪断力が低下すると新し
い鋏に交換しなければならない。
そこで剪断力の調節容易化、触点機能部のみの
交換可能化を図つて刃体枢着部間に触点機構を介
装することが行われ、例えば実開昭48−21286号
及び特開昭51−75196号において、一枚または二
枚の板ばねを刃体枢着部間に介装してその先端を
刃体の小穴に係止したことが開示される。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、斯かる板ばね式の触点機構は、
鋏を開いた状態で板ばねが外部に大きく露出して
いるため、外観性が悪く、更にその露出した部分
の先端を小穴に対し斜めから僅かに差し込んで係
止するだけなので、不安定な係止となつて板ばね
が外れやすいといつた問題がある。
そこで本考案の目的は、特に触点機構を外部に
露出することなく内部に収納して外観性を向上す
るようにした鋏を提供するにある。
問題点を解決するための手段 以上の問題を解決して目的を達成すべく本考案
は、鋏1を構成する一対の刃体2,3の枢着部に
おける相対向面に貫通孔24,34を中心に有す
る平底状の円形凹部25,35を形成し、該円形
凹部25,35の平底面26,36には小穴2
7,37を形成し、該小穴27,37に係合する
突起47,57を平坦状の下面46,56に備え
貫通孔44,54を中心に有して対をなす剛性体
製の円形仲介部材4,5を前記円形凹部25,3
5内に収納し、該円形仲介部材25,35の上面
を刃体切刃21,31側の最薄肉部42,52か
ら連続的に肉厚が変化して刃体柄22,32側が
最厚肉部43,53となる傾斜面41,51に形
成し、該傾斜面41,51を相接触させ或いはそ
の間に扁平なる剛性体製の円形中間部材6を挟ん
で前記円形仲介部材4,5を前記円形凹部25,
35の平底面26,36間に介装して前記刃体
2,3を前記貫通孔24,34,44,54にお
いて枢着結合するとともに、前記円形仲介部材
4,5の最厚肉部43,53の肉厚の和H或いは
前記円形中間部材6を含む肉厚の総和Hを前記円
形凹部25,35の平底面26,36の深さの和
hよりも大に設定したことを特徴とする。
作 用 このようにして鋏1を構成し、特に最厚肉部4
3,53を刃体柄22,32側にして剛性体製の
円形仲介部材4,5を、刃体2,3の枢着部にお
ける相対向面に形成されて貫通孔24,34を中
心に有する平底状の円形凹部25,35間に介装
したため、鋏1を閉じるに従つて円形仲介部材
4,5がそれぞれの刃体2,3と一体に回動し、
最厚肉部43,53が円形中間部材6を介して相
近寄る方向に移動し、そのリフト作用により刃体
2,3の柄22,32側が拡開押圧力を受ける。
これにより切刃21,31の剪断力が刃元から刃
先へ向かつて徐々に高まり、最厚肉部43,53
の位相が一致する刃先部分での剪断力が最も高く
なる。
しかも円形仲介部材4,5及び円形中間部材6
は刃体2,3の枢着部対向面の円形凹部25,3
5内に収納され、その平底面26,36の小穴2
7,37に突起47,57で係合されているた
め、触点機構が外部に露出することなく鋏1の外
観性は良好なものとなり、触点機構の収納保持も
確実である。
実施例 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図及び第2図は鋏の外観図と分解図を示
し、鋏1は理髪用のもので、静刃と動刃をなす一
対の刃体2,3を枢着結合して成り、刃体2,3
には切刃21,31、柄22,32及び指環2
3,33が形成され、刃体2,3の枢着部の相対
向面には貫通孔24,34を中心に有する平底状
の円形凹部25,35が形成され、円形凹部2
5,35の平底面26,36の刃体柄22,32
側には小穴27,37が形成され、斯かる円形凹
部25,35内に触点機構が収納される。
触点機構は一対の円形仲介部材4,5と一枚の
円形中間部材6から成り、これらは硬質樹脂また
は金属の剛性体製で、特に円形仲介部材4,5は
第3図のように上面を傾斜面41,51に形成
し、中心に貫通孔44,54を有し、また外周面
45,55と直交する平坦状の下面46,56に
は突起47,57が備えられる。傾斜面41,5
1は円形仲介部材4,5の肉厚を最薄肉部42,
52の肉厚dから最厚肉部43,53の肉厚Dに
連続して変化させるもので、下面46,56の突
起47,57は最厚肉部43,53側に設けられ
る。また扁平なる円形中間部材6も中心に貫通孔
64を有する。
そして斯かる触点機構は円形凹部25,35内
に第4図のようにして収納される。
即ち小穴27,37に突起47,57を係合し
て円形凹部25,35内に円形仲介部材4,5を
それぞれ収納するとともに、その傾斜面41,5
1間に円形中間部材6を挟んで枢着ピン7を貫通
孔34,54,64,44,24に通し、その先
部のねじ部71にナツト部材8を螺着して刃体
2,3を枢着結合する。
斯くして傾斜面41,51間に円形中間部材6
を挟み、且つ最薄肉部42,52を刃体切刃2
1,31側にし、特に最厚肉部43,53を刃体
柄22,32側にして円形仲介部材4,5を円形
凹部25,35間に介装する。
尚、ナツト部材8と刃体2間にはピン7通し用
の長穴91を有するばね板9が介設され、ばね板
9は一端に備える下方への突起92が刃体2の柄
22側表面の小穴29に係合され、また他端に備
える上方への突起93がナツト部材8下面の複数
の小穴(不図示)に弾発係合される。
以上において、第4図に二点鎖線で示される円
形凹部25,35の平底面26,36の深さの和
hに対し、円形仲介部材4,5の最厚肉部43,
53の肉厚dと円形中間部材6の肉厚の和Hを大
きく設定する。
ここで鋏1を大きく開いた状態では最厚肉部4
3,53の位相も大きく離れており、その状態で
の斯かる介装物の厚さは平底面26,36の深さ
の和hと略等しいか僅かに小となつている。
このように触点機構を構成したので、鋏1を閉
じるに従つて円形凹部25,35内に収納され、
その平底面26,36の小穴27,37に突起4
7,57で係合した円形仲介部材4,5がそれぞ
れの刃体2,3と一体に回動し、最厚肉部43,
53が円形中間部材6を介して相近寄る方向に移
動するため、そのリフト作用により第4図に矢印
で示すように刃体2,3の柄22,32側が拡開
押圧力を受ける。これにより切刃21,31の剪
断力が刃元から刃先へ向かつて徐々に高まり、最
厚肉部43,53の位相が一致する刃先部分での
剪断力が最も高くなる。
しかも円形仲介部材4,5及び円形中間部材6
は刃体2,3の枢着部対向面の円形凹部25,3
5内に収納され、その平底面26,36の小穴2
7,37に突起47,57で係合されているた
め、触点機構が外部に露出することなく鋏1の外
観性は良好なものとなり、触点機構の収納保持も
確実である。
そして円形仲介部材の傾斜面の角度、肉厚等は
髪質や使用する人の好み等に応じて各種設定され
得るので、これを交換して適宜の剪断力に調節で
き、また使用による摩減に対しても鋏を交換する
ことなく円形仲介部材を交換するだけで足りる。
以上の実施例では中間部材を用いたが、第5図
に示すように円形凹部25,35を浅くし、傾斜
面41,51を相接触させて円形仲介部材4,5
のみを収納した場合でも前記と同様の作用効果が
得られ、この場合も勿論、円形凹部25,35の
平底面26,36の深さの和hより円形仲介部材
4,5の最厚肉部43,53の肉厚dの和Hを大
きく設定する。
尚、枢着構造については実施例に限られず任意
のものを採用し得る。
考案の効果 以上のように本考案の鋏によれば、特に刃体の
枢着部対向面の円形凹部内に剛性体製で上面を傾
斜面とした円形仲介部材を収納して触点機構を構
成したため、触点機構が外部に露出することなく
鋏の外観性を向上できるとともに、触点機構の収
納保持の確実化も達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は鋏の外観斜視図と分解斜視
図、第3図は円形仲介部材の拡大斜視図、第4図
は第1図の−線に基づいて作用を端的に示す
縦断面図、第5図は変更実施例の同様の縦断面図
である。 尚、図面中、1は鋏、2,3は刃体、21,3
1は切刃、22,32は柄、24,34は貫通
孔、25,35は円形凹部、26,36は平底
面、27,37は小穴、4,5は円形仲介部材、
41,51は傾斜面、42,52は最薄肉部、4
3,53は最厚肉部、44,54は貫通孔、4
6,57は下面、47,57は突起、6は円形中
間部材、7は枢着ピン、8はナツト部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の刃体の枢着部における相対向面に貫通孔
    を中心に有する平底状の円形凹部を形成し、 該円形凹部の平底面には小穴を形成し、 該小穴に係合する突起を平坦状の下面に備え貫
    通孔を中心に有して対をなす剛性体製の円形仲介
    部材を前記円形凹部内に収納し、 該円形仲介部材の上面を刃体切刃側の最薄肉部
    から連続的に肉厚が変化して刃体柄側が最厚肉部
    となる傾斜面に形成し、 該傾斜面を相接触させ或いはその間に扁平なる
    剛性体製の円形中間部材を挟んで前記円形仲介部
    材を前記円形凹部の平底面間に介装して前記刃体
    を前記貫通孔において枢着結合するとともに、 前記円形仲介部材の最厚肉部の肉厚の和或いは
    前記円形中間部材を含む肉厚の総和を前記円形凹
    部の平底面の深さの和よりも大に設定したこと、
    を特徴とする鋏。
JP1978131347U 1978-09-25 1978-09-25 Expired JPS6221266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978131347U JPS6221266Y2 (ja) 1978-09-25 1978-09-25

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JPS5548431U JPS5548431U (ja) 1980-03-29
JPS6221266Y2 true JPS6221266Y2 (ja) 1987-05-29

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226051Y2 (ja) * 1978-10-27 1987-07-03
JPS5649550Y2 (ja) * 1978-11-02 1981-11-19
JP2004283262A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk 鋏における開閉中心部の構造

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JPS4821286B1 (ja) * 1968-07-25 1973-06-27
JPS5175196A (ja) * 1974-12-26 1976-06-29 Hasegawa Hamono Seisakusho Kk Kyosaatsukinatsusochiosonaetajiguzagubasami

Family Cites Families (1)

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JPS4821286U (ja) * 1971-07-17 1973-03-10

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JPS5548431U (ja) 1980-03-29

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