JPS62211623A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

Info

Publication number
JPS62211623A
JPS62211623A JP5448686A JP5448686A JPS62211623A JP S62211623 A JPS62211623 A JP S62211623A JP 5448686 A JP5448686 A JP 5448686A JP 5448686 A JP5448686 A JP 5448686A JP S62211623 A JPS62211623 A JP S62211623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance
output
signal
light emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5448686A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Ogawa
晴己 小川
Mitsuo Fujiwara
藤原 光郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Optical Co Ltd filed Critical Nitto Optical Co Ltd
Priority to JP5448686A priority Critical patent/JPS62211623A/ja
Publication of JPS62211623A publication Critical patent/JPS62211623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカメラから被写体までの距離を算出する測距装
置に関する。
従来の技術 カメラ前面に設けられた発光素子を発光させて被写体に
投光させる投光回路と、被写体からの反射光を異なる入
射角で受ける一対の受光素子を備え該受光素子からの信
号を処理して被写体までの距離を算出し、レンズ位置信
号を出力する受光信号処理回路とを有する測距装置はよ
く知られている。この装置において、受光信号処理回路
には、一対の受光素子からの信号の比をとって距離の算
出を行うようにするため、各素子の後段には対数圧縮器
が設けられ、この対数圧縮信号の減算を行うことにより
距離を算出していた。
上記のように従来の測距装置では対数圧縮器を必要とす
るため、回路構成が複雑になり、また、誤測定の回避の
ためにノイズ等を厳しく制限する必要があった。
このため、対数圧縮器を用いることなく測距することの
できる装置が提案された。この測距装置の構成は、投光
回路に、発光素子に対して時間の経過とともに徐々に発
光強度を変化するように電力を供給する手段を設け、受
光信号処理回路に、一方の受光素子からの信号が所定の
大きさになる時間を測定する第1の手段と、前記測定さ
れた時間において他方の受光素子からの信号の大きさを
測定する第2の手段と、該両手段からの信号によって被
写体までの距離を判別する手段とで成る。
上記した投光回路を用いた場合、受光素子に入射される
反射光の強度も経時的に変化(例えば増大)する。従っ
て、入射角が異なるように配置された一対の受光素子へ
の入光量は時間の経過とともに増大する(但しその勾配
は異なる)。これにより、被写体の反射率にかかわらず
、測距動作を行うことができる。
発明が解決しようとする問題点 上記した測距装置は、近距離の被写体の測距精度を上げ
るため、発光を2回に分け、第1回目の発光強度を第2
回目の発光強度より低くするようにしている。従って、
第1回目の低い発光強度の場合には、近距離の被写体を
測距でき、また中距離及び遠距離被写体に対しては第2
回目の発光で測距できる。
このような測距法は測距精度が向上するので好ましいの
であるが、近距離測距精度の向上の余地が残っている。
すなわち、受光信号処理回路において、受光素子からの
信号は増幅されるのであるが、このとき信号だけでなく
雑音も増幅してしまい、この増幅された雑音の分だけ測
距精度を低くしてしまっていた。
従って、本発明の目的は、発光を2回行うことのできる
測距装置の測距精度を更に向上することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明による測距装置は、
発光素子を時間の経過とともに徐々に発光強度を変化さ
せ、この発光を2回行うことのできる投光回路を備え、
また受光信号処理回路においては、各発光素子と各測定
手段との間に増幅器が設けられ、この増幅器は、第1回
目の発光時と第2回目の発光時とにおいてその増幅度が
変更されるようになっている。
このように構成することによって、第1回目の発光時の
受光信号の増幅度を低くすることができ、これにより第
1回目の近距離の測距において、受光素子からの雑音の
レベルを低くすることができ、測距精度を向上させるこ
とができる。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。第1図は、本発明による測距装置の全体回路図を示
す。
測距装置は、投光回路1と受光信号処理回路2とを備え
、投光回路1にはカメラ前面に設けられて被写体に投光
する発光素子3が含まれる。この発光素子としては、例
えば赤外線発光ダイオードが用いられる。また、受光信
号処理回路2には、被写体からの反射光を受ける一対の
受光素子4.5が含まれる。この受光素子4.5は、被
写体からの反射光を異なる入射角で受けるようカメラ前
面に例えば並置されるもので、同じ被写体からの入光強
度が異なるようになっている。
本発明において、投光回路1は、発光素子3に対して時
間の経過とともに徐々に発光強度を高めるように電力を
供給する手段が設けられている。
この手段は、基本的には、コンデンサ6及び定電流制限
器7と、トランジスタ8と、スイッチとして用いられる
トランジスタ9及び1)と、トランジスタ12とから成
るものであり、これらにより発光素子3はその発光強度
がコンデンサ6と定電流制限器7との放電特性に従って
時間とともに増大するようになっている。発光強度が時
間の経過に従って増大する限り、他の回路を用いること
ができる。例えば、三角波を出力するブートストラップ
回路やミラー積分回路を用いることができるし、また他
の傾斜(ランプ)電圧発生回路を用いることもできる。
本例の投光回路1の詳細については後述する。
受光信号処理回路2には、一方の受光素子4からの信号
が所定の大きさになる時間を測定する手段としての第1
の比較器14と、他方の受光素子35からの信号の大き
さを測定する2つの第2の比較器15.16と、これら
の比較器14.15.16からの信号を受入れて被写体
までの距離を判別する判別器17とが設けられている。
回路2は、基本的には上記構成から成るものであり、対
数圧縮器は必要としない。なお、受光素子4.5はそれ
ぞれ演算増幅器18.19によって電流−電圧変換され
ており、その後の信号処理を容易にしている。この演算
増幅器18.19は、フィルター回路ともすることがで
き、これにより定常光成分を除くようにしてもよい。本
例の受光信号処理回路の詳細については後述する。
本実施例による測距装置の詳細な構成について詳述する
。先ず、投光回路1の詳細な構成について述べる。投光
回路1にはパルス発振器20が設けられている。このパ
ルス発振器20は、発光素子3からの光を定常光と区別
するためにパルス発光させるもので、外来の定常光と区
別できる限り任意の周波数にすることができるが、本例
では30KIIzに設定されている。
パルス発振器20の後段には分周器21が設けられ、パ
ルス発振器20のパルス周波数を例えば500Hzに分
周し、1ミリ秒のパルス幅で2ミリ秒の周期を有するパ
ルスを作り出す。なお、この分周器21には制御人力2
2が設けられ、ここにロー信号が入力されると分周器の
カウンタがリセットされて出力を停止する。
分周器21の出力は切換回路24の端子25に入力され
る。切換回路24は、発光素子3の発光を二回行わせる
ことを可能にする再発光手段であって、分周器21のパ
ルス幅に従って、例えば1ミリ秒発光させた後1ミリ秒
発光を停止させ、再度1ミリ秒発光させることができる
ように構成されている。この切換回路にはリセット信号
入力端子26があり、ここにロー信号が入力されると4
つの出力端子27〜39はロー信号を出力する。
また、切換回路24には制御入力端子31が設けられ、
比較器14の出力が入力されている。
切換回路24には上記の3つの入力端子が設けられ、こ
れらの入力信号に応じて4つの出力端子27〜30にそ
れぞれ出力信号が出力される。既述のようにリセット(
ロー)信号を端子26に入力すると、出力端子27〜3
0は全てロー信号を出力する。次に分周器31から第1
回目のパルス(幅1ミリ秒)が出力されてハイレベルに
され、リセット(端子26)がハイになり、第1比較器
14の出力(端子31)がハイのままであるときには、
出力端子27.28.30がハイにされ、端子29はロ
ーにされる。そして第1比較器14の出力(端子31)
がローになると出力端子27〜29がローになる。しか
し、第1比較器14の出力(端子31)がハイのままで
分周器21の第1回目のパルスが終了しローレベルが端
子25に入力されると、出力端子30はハイのままであ
るが他の出力端子27〜29がローレベルにされる。
そして分周器21が第2回目のパルス(1ミリ秒幅)を
出力すると、端子25にハイレベルにされ、これにより
、出力端子28はローに、また出力端子30はハイにそ
れぞれそのまま維持され、出力27及び29がハイレベ
ルにされる。この第2回目のパルス期間中に第1比較器
14の出力がローレベルになると端子31にローレベル
が入力され、これにより出力端子27〜29がローレベ
ルになる。しかし、第2回目のパルスの期間中にも第1
比較器14がハイのまであると、該パルスが終了した時
点で端子25がローレベルになり、これにより出力端子
27〜29だけでなく出力端子30もローレベルにされ
る。これらの論理について次頁の表1にまとめて記載す
る。
切換回路24の回路構成について61′!を示さないが
、表1の論理を実行できる限り任(、()構成でよい。
例えばD型フリップフロップを約合せてもよく、フリッ
プフロップとゲートの組合せでも可能である。
切換回路24の出力端子27は、コンデンサ6と並列に
接続されたトランジスタ32のベースに接続されている
。このトランジスタ32はスイッチとして作用するもの
で、端子27がローレベルであるときオンになり、コン
デンサ6の電荷を放電し、またトランジスタ8をオフに
する。
出力端子28は、第1ゲート33の一方の入力端子に接
続されており、ハイレベル信号を送って該第1ゲートを
開かせる。この第1ゲート33の他方の入力には、パル
ス発振器20からのパルスが入力されており、切換回路
24の端子28がハイレベルになると発振器からのパル
スをトランジスタ9に送る。なお、既述のように、パル
スは定常光と区別するためのパルス発光に用いられるも
のであり、定常光と発光素子3からの発光とを区別でき
れば第1ゲート33を除去して端子28をトランジスタ
9に直接接続してもよい。
第1ゲート33の出力がハイレベルになってトランジス
タ9にベース電流が供給されると、トランジスタ9には
トランジスタ8からの電流に従ってエミッタ電流が流さ
れ、後段のトランジスタ12にベース電流を与える。こ
のベース電流を受けてトランジスタ12にコレクタ電流
が流れ、発光素子3はコンデンサ34からの電気エネル
ギーを受けて発光する。
切換回路24の出力端子29は、第2ゲート37の一方
の入力に接続されており、第1ゲート33と同様に、他
方の入力にはパルス発振器20からのパルスが送られる
。この第2ゲート37はトランジスタ1)のベースに電
流を与えてトランジスタ1)の制御を行ない、トランジ
スタ12を付勢して発光素子3を発光させるものである
第1ゲート33とトランジスタ9とで成る回路と、第2
ゲート37とトランジスタ1)とで成る回路とは同一で
あり、基本的にはいずれもトランジスタ12を付勢する
ものであって、他の回路、例えばANDゲートとORゲ
ートの組合せでもよい。
次に受光信号処理回路2の構成について詳述する。受光
素子4と受光素子5とは演算増幅器18及び19によっ
てそれぞれ電圧に変換される。受光素子の共通端子には
電圧■、がバイアスされて、増幅器18.19の出力は
受光素子への入光強度が高くなるにつれてv8から降下
するようにされる。増幅器18.19の後段には交流増
幅器40.41がそれぞれ設けられている。これは、発
光素子3がパルス発光するのに備えて設けられたもので
あり、これにより定常光と発光素子3からの光との区別
をより明確に行うことができる。交流増幅器40.41
の後段にはピークホールド回路42.43がそれぞれ設
けられ、交流増幅器40.41から出力される波形のピ
ークを逐次ホールドして交流波形を除去している。この
ホールドにより得られる電圧は、第4図等に示されるよ
うに、バイアス電圧■、から経時的に降下する直線状に
なる。
本発明において、交流増幅器40.41には、切換回路
24の出力端子28からの信号が入力されており、この
信号により、各増幅器の増幅度を変更できるように構成
されている。これらの増幅器40.41についてその構
成を第2図を参照しながら後に詳細に説明する。なお、
増幅器40.41は交流増幅器でなくともパルス発光し
ない場合には直流増幅器であってもよい。
ピークホールド回路42の出力は第1比較器14の非反
転入力に接続され、この第1比較器14の反転入力には
基準電圧V re f+が入力される。
従って、ピークホールド回路42からの出力電圧P1が
V re hより高い間は第1比較器14の出力はハイ
のまま維持される。そして、出力電圧P1がVrehに
至りそれよりも降下すると比較器14の出力はローに転
じる。比較器14の出力は、後段の判別器17の入力端
子45に接続されるとともに、投光回路1の切換回路2
4の制御入力端子31に接続される。
ピークホールド回路43の出力P2は2つの第2比較器
15.16の非反転入力に送られる。比較器15.16
の反転入力端子には、それぞれ基$電圧Vrefz、V
rer3が与えられる。なお、これらの基準電圧Vre
r+、 Vref2、V re hは、本例においては
、V B> Vref2> Vrefa >reaI>
 Oに設定されるものとする。比較器15.16の出力
は判別器17の入力端子46.47にそれぞれ接続され
る。
判別器17には、上記3つの入力端子45〜47の外に
、投光回路1の切換回路24の出力端子30からの信号
を受ける端子48が設けられている。判別器17は、比
較器14の信号を受け、この信号がローに変った時点で
第2の比較器15.16からの信号のレベルを見て被写
体距離が、近距離であるか、中距離であるか、遠距離で
あるかを判別する。その判別後、判別器17からは、近
距離である場合には出力端子49から近距離位置信号が
出力され、中距離である場合には出力端子50から中距
離位置信号が出力され、遠距離である場合には出力端子
51から遠距離位置信号が出力される。なお、これらの
出力端子49〜51にはそれぞれ発光素子52〜54を
接続して表示するようにしてもよい。また、第2比較器
は図示の例において2つ設けられているが、1つにして
もよく、または3つ以上の任意の数にして測距精度を上
げるようにしてもよい。更に、破線で示すように、最遠
距離位置信号を出力端子55から出力するようにしても
よい。これらの位置信号はレンズ位置決め装置(図示せ
ず)に送られて、レンズ位置を決める。判別器17の入
力と出力との関係についてその一例を以下の表2に示す
判別器17は前記の論理が実行できる限り任意の構成で
よい。例えば、デコーダとラッチとを組合せることによ
ってできる。
なお、装置への電源の供給はレリーズ釦と連動させるよ
うにし、また、釦を押したとき、例えば5ミリ秒間リセ
ット信号(ロー)が出るようにされる。
次に、第2図を参照しながら、本発明の測距装置に用い
る増幅器40.41の構成について述べる。第2図にお
いて、増幅器40(または41)は、演算増幅器61と
、増幅度を定める抵抗62.63.64と、増幅度を変
更する電子スイッチ65と、入力部の直流成分遮断用の
コンデンサ66とで成る。なお、先に説明したように、
受光素子4.5への入光強度が高くなるにつれて受光信
号がv3から降下するようにされているため、演算増幅
器61の入力端子も電圧■、でバイアスされている。
電子スイッチ65はハイレベルの信号が入力されない限
りオフになっており、抵抗63だけが負帰還抵抗となっ
て増幅器61の増幅度を定める。
しかし、電子スイッチ65にハイレベル信号が入力され
ると抵抗62が抵抗63に並列に接続され増幅器61の
増幅度を下げる。
今抵抗64の抵抗値をR,とじ、抵抗63の抵抗値R,
とじ、抵抗62の抵抗値R1とすると、電子スイッチ6
5がオフのとき(入力信号がローレベル)の増幅度A、
は、 R8 となる。反対に電子スイッチ65がオンのとき(入力信
号がハイレベルのとき)増幅度A2は、となる。ここで
、増幅度A1及びA2の大きさを計算すると となり、抵抗値R+ 、Rz 、R’sは全て正の値で
あるから、 At  −Az =>0 となり、A +  > A !であり、電子スイッチが
オフのときの方がオンのときより増幅度が高いことが分
る。
今抵抗値R+ 、Rz 、R3を RI>>R2=R3=R と定めると、増幅度A、とA2との比はAt    2 Az    1 となり、増幅度A2を増幅度A、の約2にすることがで
きる。本例においては、説明の便宜上、A、:A2 =
2 : 1であるとする。
前述の表1に示すように、切換回路24の出力端子28
がハイレベルになるのは一回目の発光時すなわち事象■
のときであり、このとき、電子スイッチ65がオンにさ
れ、増幅器61の増幅度はA2と低くなって出力には低
い電圧を出力する。
従って、信号の値だけでなく雑音のレベルも低く抑える
。しかし、出力端子28がローレベルにある二回目の発
光時には電子スイッチはオフにされ、増幅器AIは所定
の高い値になり、中距離や遠距離の測距を行うことがで
きる。
なお第2図の例では、出力端子28からの信号を用いた
が、二回目の発光時(事象■)だけ所定増幅度A、にな
るように出力端子29からの信号を用いてもよい。この
場合には、電子スイッチ65は通常時オンにされ、信号
到来時オフにされるものを用いることになるであろう。
また、スイッチ65は電子スイッチに限らず、小型リレ
ースイッチでもよく、入力信号で増幅度を変えることが
できる限り任意のものでよい。
これらの構成で成る測距装置の動作について説明する。
レリーズ釦を押すと、装置へ電源が供給され、投光回路
1と受光信号処理回路2がを効にされる。投光回路1で
はパルス発振器20から30KHzのパルスが分周器2
1と第1ゲート33及び第2ゲート37に送られる。分
周器21はパルス幅1ミリ秒のパルスを2ミリ秒の周期
で切換回路24に送る。まず、切換回路24は、レリー
ズ釦を押してから約5ミリ秒間リセット(ロー)信号を
受ける。これにより、表1の事象■に示すように、切換
回路出力端子27〜30がローにされる。出力端子27
がローにされるのでトランジスタ32がオンになりコン
デンサ6は放電されまたトランジスタ8はオフにされる
。また出力端子28.29がローであるのでゲート33
.37も閉じており、トランジスタ9.1)及び12も
オフにされる。更に、このリセットの間に、コンデンサ
34の充電も行われる。出力端子30のローにより、分
周器21と判別器17がリセットされる。
リセット信号がなくなって分周器21からの第1回目の
パルス(1ミリ秒幅)が切換回路24の端子25に送ら
れると、表1の事象■に移る。これにより、出力端子2
9はローのままであるが、出力端子27及び28がハイ
レベルになる。出力端子27がハイにされるとトランジ
スタ32がオフにされ、コンデンサ6は一定電流で充電
され、この充電が進むにつれて、第3図の2段目に示す
ようにトランジスタ8は徐々に導通して行く。出力端子
28がハイになるので第1ゲート33の出力は第3図の
3段目に示すように一定期間に渡ってパルスを出力する
。これによりトランジスタ9のベースにはパルスが入力
され、他方トランジスタ8からはコレクタに時間の経過
とともに上昇する電流が与えられ、これによりトランジ
スタ9は30KHzの周波数でオンオフしながら徐々に
飽和状態へ導通し、この波形はトランジスタ12によっ
て増幅される。上記の通り、トランジスタ12は 30
KHzのパルスで変調されつつ徐々に導通ずるので、第
3図で示すように、発光素子3はコンデンサ34の電荷
を受けてパルス発光しながら徐々にその発光強度を増し
ていく。なお、第3図の下から2段目の波形は、パルス
発光しない場合の発光素子の発光強度を示している。
第1回目の発光が上述の通り行われると、受光信号処理
回路2では、一対の受光素子4.5に被写体からの反射
光が入光される。これらの受光素子4.5からの信号は
増幅器18.19によって電圧に変換され、交流増幅器
40.41に送られる。
増幅器40.41は、既に説明したように、切換回路2
4の出力端子28がハイレベルになっている事象■では
、その増幅度がハイレベルでない場合(例えば事象V)
の増幅度の2にされている。
この増幅器40.41は、また直流成分が遮断されてい
るので定常光等のノイズが除去される。増幅器40.4
1からの出力は、それぞれピークホールド回路42.4
3によって、バイアス電圧V富から経時的に降下するほ
ぼ直線状の出力P、 、Ptを得る。
これらの出力PI、Pgについて被写体距離が相違する
場合(第4図)について、及び被写体の反射率が相違す
る場合(第5図)について考察する。
第4図は、被写体距離の変化による出力P、及びP2の
特性を示す。(a)は近距離にある場合で、出力P、は
短い時間Taで基準電圧V re f+に達する。これ
は反射光による受光素子4への入光強度が高いからであ
る。出力P2もその勾配は急ではあるが、出力P1に比
較すると相当に穏やがである。これは、被写体が近い場
合には反射光の受光素子5への入射角が受光素子4への
入射角よりも相当に大きく、それにより受光素子への実
質的な大光強度が受光素子4へのそれよりも相当に少な
くなるからである。従って、出力P、が基準電圧Vre
f−に達する時間Taの時点での出力P2の電圧■、は
電圧Vref2より高くなる。これが近距離時のパター
ンである。
被写体が遠距離にある場合には、第4図の(C1に示す
ように、出力P、は長時間(Tc)がかって基準電圧V
 re hに達する。すなわち、出力P、の勾配は相当
に緩やかになる。これに対して、出力P、は出力P、よ
り穏やかな勾配を有するもののその差は小さくなる。こ
れは被写体が遠距離である場合において、受光素子4.
5への大光強度は弱いものの入射角にはあまり差がなく
なり、実質的な受光強度の差が少なくなるからである。
従って、第4図の(alに示す近距離の場合とは異なり
、出力P1が基準電圧V re hに達する時間Tcに
おける出力P2の電圧v2は基準電圧Vrefsより低
くなる。
第4図(b)に示す中距離の場合には、近距離と遠距離
との中間となって、出力P1が基準電圧V re Ir
に達する時間Tbは時間TaとTcとの間にあり、時間
Tbにおける出力P2の電圧v2も基準電圧Vrehよ
り低いが基準電圧Vrehより高くなる。
ところで、被写体からの反射光の強度は、被写体距離と
被写体反射率とに依存するが、被写体反射率による影響
は取除かれている。この点について、出力P、とP2と
を用いて説明する。第5図は、同一距離にある被写体の
反射率を変化させた場合の出力P、とP2の特性を示し
ている。第5図(a)は高反射率の場合を、同図(b)
は低反射率の場合である。高反射率の場合、出力P、は
その勾配が急であり基準電圧V re hに達する時間
(To)は短かい。この時間T0における出力P2の電
圧をv2とする。低反射率の場合、基準電圧VrcJに
達する時間(T、)は反射光強度が低くなる分だけ長く
なる。しかし、この時間T1における出力P2は、高反
射率における時間T0での出力PRの電圧と同じ電圧v
2となる。これは、同一距離においては、受光素子4と
5へのそれぞれの入射角は同じであり従って出力P、に
対する出力P2の比は、反射率を変化させても同じであ
ること、及び出力P2の電圧を測定をした時点は、高反
射率でも低反射率でも出力P+の電圧(Vref+)が
同じになったときであることによるものである。
従って、投光強度を経時的に変化させてこれにより受光
素子の出力の値を経時的に変化させるようにし、加えて
、一方の受光素子からの信号の値が一定値に達する時点
で他の受光素子からの信号の値の大きさを測定すると、
そのまま距離の情報を得ることができ、反射率の変化に
は影響されない。これに対して、従来の装置では、反射
率の変化の影響をなくするため、2つの受光素子からの
信号の比をとるように、それぞれの信号を対数圧縮し、
その対数圧縮した2つの値の減算を行っていた。すなわ
ち、ここに示した装置では、上記のような対数圧縮器の
必要性が全くないことが理解されよう。
上述の原理に基いて、受光信号処理回路2の比較器14
〜16及び判別器17は、被写体距離を算出する。既述
の表2は、上記の原理に基いて作られたもので、例えば
被写体距離が近距離である場合には、第4図(a)に示
すように、出力P1が基準電圧V re hに達すると
第1比較器14の出力がハイレベルからローレベルに転
じ、この時間(Ta)を判別器が判別してそのときの第
2比較器15.16の出力がハイレベルであることを判
別すると、判別器17は端子49に近距離位置信号を出
力し、発光素子52を発光させて表示を行う。また中距
離の場合には、第1比較器14がハイからローに転じた
時点(Tb )での第2比較器15.16の出力を見て
比較器15がローレベルであり比較器16がハイレベル
であると判別すると、端子5゜に中距離位置信号を出力
し、また発光素子53を発光させる。遠距離の場合には
、比較器14が反転する時点(Tc)で、比較器15.
16の出力がいずれもローであることを判別し、端子5
1に遠距離位置信号を出力し、発光素子54を発光させ
る。なお、表2にも明らかなように、切換回路24の出
力端子30はハイレベルを出力している。
第1回目の発光によっ゛て、第1比較器がローになった
場合には、既述の表1の事象■に示すように、投光回路
1の切換回路24の出力端子27〜29がローレベルに
なり、発光素子3の発光は停止する。更に詳しく述べる
と、端子27がローになるとトランジスタ32がオンに
なり、コンデンサ6が放電させられまたトランジスタ8
もオフにされる。また端子28.29がローであるので
ゲート33.37が閉じ後段のトランジスタ9.10.
1).12をオンにすることがない。従って発光素子3
はその発光を停止する。
しかし、この第1回目の受光信号の増幅度は、既述のよ
うに低くされている。これは被写体が高反射率である場
合または近過ぎる場合において受光素子からの信号が飽
和するのを防止し、測距精度を高めるためである。従っ
て、被写体の反射率が低かったりまたは遠い場合におい
て、第1回目の発光時間(1ミリ秒)では出力P、が基
準電圧に達しないことがある。この場合には、表1の事
象■から事象■に進む。すなわち、第1回目の発光が完
了しても判別器17からは何等の信号も出力されないま
ま、切換回路24の分周器入力端子25はローにされる
。これにより切換回路24の出力端子27〜29がロー
にされ、発光素子3は一定時間(1ミリ秒)その発光を
停止する(第3図も参照されたい)。
発光の停止(事象■)後事象Vへ進み、表1に示すよう
に、切換回路24の出力端子27と29とがハイレベル
にされ、出力端子28はローのままにされる。従って、
トランジスタ32がオフにされコンデンサ6への充電に
従って徐々にトランジスタ8がオンにされる。また、出
力端子29がハイになるのでゲート37が開き、第3図
の4段目の示すパルスを出力する。これによりトランジ
スタ1).12がパルス変調されつつ徐々にオンになり
、発光素子3は第3図の最下段の事象■に示すようにパ
ルス発光する。この第2回目の発光強度は、第1回目の
発光強度と同じである。
第2回目の発光により、被写体から反射した光は受光信
号処理回路2の一対の受光素子4.5に入光される。こ
の受光素子4.5からの信号は増幅器18.19により
電流/電圧変換され、この信号が増幅器40.41に送
られる。増幅器40.41では、電子スイッチ65(第
2図)にオフにされているので高い増幅度(A1)にさ
れ、これにより入力された信号を所定のレベルに増幅す
る。
この信号がピークホールド回路42.43に送られ、出
力P、 、P、を得る。
この受光信号処理回路2での処理は、第2回目の発光で
も出力P、が基準電圧V re hに達しない場合を除
いて、第1回目の発光時と同じであり、同一部分につい
ては説明を省略する。すなわち、第1比較器14がロー
レベルに転じると表2に従って、距離位置信号が判別器
17から出力され、その後表1の事象■に移って発光を
停止しで測距を停止する。
しかし、第2回目の発光においても出力P1が基準電圧
V re f+に達せず、第1比較器14がハイのまま
になる場合がある。この場合には表2の右端の論理に示
すように判別器17から端子51に遠距離位置信号を出
力させるようにする(なお、最遠距離位置信号を端子5
5から出力することもできる。)すなわち、表1の事象
■に示すように、第2回目の発光を終えるとその出力が
ローになり、切換回路24はその出力端子30がロー信
号を出力する。この端子30は、分周器21の制御端子
22に接続されて分周器21をリセットして切換回路2
4を事象■のまま維持して以後の発光を停止する。また
切換回路24の出力端子30は判別器17の入力端子4
8にも入力されており、これにより、判別器17は、遠
距離(最遠距離でもよい)であると判別するようになっ
ている。
上述の通り、測距動作には次の表3に示すように、3つ
の態様を採る。
スーーー影 上記の説明は各発光ともパルス発光させた場合について
行ったが、パルス発光させなくても、対数圧縮器を除去
できることは勿論である。この場合には、発光素子3は
、第3図の下から2段目に示すパターンで発光される。
そして、受光信号処理回路2において、増幅器40.4
1にはコンデンサ66 (第2図)が不要になり、ピー
クホールド回路42.43は不要になるであろう。しか
し、パルス発光させた場合には、定常光等のノイズを確
実に除去できる利点がある。
また、発光を2回行えるように構成したが、測距精度の
向上のために、3回以上発光させてもよい。
更に、発光強度は、経時的に増大するものとして例示し
たが、経時的に減少するようにしてもよいし、また漸増
(または漸減)するのであれば直線状でなくてもよい。
発明の効果 本発明によれば、カメラにおいて最も高い測距精度が要
求される近距離被写体の測距に対し、受光信号処理回路
の受光信号の増幅器の増幅度を低くすることによって、
ノイズを低く抑えることができ、ノイズによる測距誤差
を少なくすることができる。すなわち、近距離被写体の
場合、発光素子から投光されて被写体で反射した光の強
度は高く、受光信号は大きいので増幅器が低くても測距
を行うことができ、また増幅度が低いのでノイズ成分も
低く抑えることができる。また、高反射率の被写体に対
しても同様に測距精度を高(することができる。
また本発明においては、1回の発光期間における発光強
度は経時的に変化するように構成されており、これによ
り受光信号処理回路に対数圧縮器を必要としない利点を
有し、これにより、測距精度を向上させている。更に、
二面の発光期間を設けているために、近距離あるいは高
反射率の被写体に対して高い精度で測距できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による測距装置の回路図、
第2図は、受光信号処理回路の増幅器の詳細な回路図、
第3図は、投光回路における主要部の波形図、第4図(
al〜(C)は被写体距離を変えた場合の出力P、及び
P2の時間対電圧の特性を示すグラフ、第5図(a)及
び(b)は被写体の反射率を変えた場合の出力PI及び
P2の特性を示すグラフである。 1・・・投光回路、     2・・・受光信号処理回
路、3・・・発光素子、   4.5・・・受光素子、
6・・・特定用コンデンサ、7・・・定電流制限器、1
4・・・第1比較器、  15.16・・・第2比較器
、17・・・判別器、    20・・・パルス発振器
、21・・・分周器、    24・・・切換回路33
.37・・・ゲート、 40,41・・・増幅器、61
・・・演算増幅器、   65・・・電子スイッチ。 第4図 第5図 遠距離 Tc時間 (c)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カメラ前面に設けられた発光素子を発光させて被
    写体に投光させる投光回路と、被写体からの反射光を異
    なる入射角で受ける一対の受光素子を備え該受光素子か
    らの信号を処理して被写体までの距離を算出し、レンズ
    位置信号を出力する受光信号処理回路とを有する測距装
    置において、 前記投光回路には、発光素子に対して時間の経過ととも
    に徐々に発光強度を変化するように電力を供給する手段
    が設けられ、前記受光信号処理回路には、一方の受光素
    子からの信号が所定の大きさになる時間を測定する第1
    の手段と、前記測定された時間において、他方の受光素
    子からの信号の大きさを測定する第2の手段と、該両手
    段からの信号によって被写体までの距離を判別する手段
    とが設けられ、更に、投光回路の電力供給手段は、一定
    の期間に渡って発光素子を発光させ、その後間隔を置い
    て再度発光素子を一定の期間発光させることのできる再
    発光手段を含み、受光信号処理回路には、一方の受光素
    子と第1測定手段との間に、および他方の受光素子と第
    2測定手段との間にそれぞれ増幅器が設けられ、各増幅
    器は増幅度切換手段を備え、前記再発光手段からの信号
    が増幅度切換手段に入力されて、第1回目の発光時の増
    幅度と第2回目の発光時の増幅度とを変えるようになっ
    たことを特徴とする測距装置。
  2. (2)第1回目の発光時の増幅度は、第2回目の発光時
    の増幅度より低くされていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の装置。
JP5448686A 1986-03-12 1986-03-12 測距装置 Pending JPS62211623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5448686A JPS62211623A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 測距装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5448686A JPS62211623A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 測距装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62211623A true JPS62211623A (ja) 1987-09-17

Family

ID=12971973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5448686A Pending JPS62211623A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 測距装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62211623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01206210A (ja) * 1988-02-12 1989-08-18 Canon Inc 焦点調節用信号処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142413A (ja) * 1983-02-03 1984-08-15 Copal Co Ltd 測距装置
JPS59192215A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 焦点調節装置用発光制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142413A (ja) * 1983-02-03 1984-08-15 Copal Co Ltd 測距装置
JPS59192215A (ja) * 1983-04-15 1984-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 焦点調節装置用発光制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01206210A (ja) * 1988-02-12 1989-08-18 Canon Inc 焦点調節用信号処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5612779A (en) Automatic noise threshold determining circuit and method for a laser range finder
US6057910A (en) Self-calibrating precision timing circuit and method for a laser range finder
US5652651A (en) Laser range finder having selectable target acquisition characteristics and range measuring precision
KR100278806B1 (ko) 레이저범위탐지기
JPS62211623A (ja) 測距装置
US5572012A (en) Distance measuring device for camera using integration of reflected light
JPS62182729A (ja) 測距装置
JPH0618665A (ja) 距離計測装置
US6192199B1 (en) Rangefinder apparatus
JPH11132846A (ja) 光電センサ及びカラーセンサ
US20020101575A1 (en) Distance-measuring apparatus
US6195510B1 (en) Rangefinder apparatus
JPH01206212A (ja) 距離測定装置
US6292256B1 (en) Distance measurement system
US6188844B1 (en) Rangerfinder apparatus
JPH0675131B2 (ja) ゾーンフォーカスカメラの測距装置
JPH0119112Y2 (ja)
JPS59202731A (ja) 光電スイツチ
US6188842B1 (en) Rangefinder apparatus
JPS6177711A (ja) オ−トフオ−カス装置
JP3283569B2 (ja) 光電スイッチ及び光電スイッチ制御装置
US6173123B1 (en) Rangefinder apparatus
JPH0226726B2 (ja)
JPH01138406A (ja) 距離測定装置
JP3234999B2 (ja) カメラ用測距装置