JPS622106B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS622106B2
JPS622106B2 JP55061244A JP6124480A JPS622106B2 JP S622106 B2 JPS622106 B2 JP S622106B2 JP 55061244 A JP55061244 A JP 55061244A JP 6124480 A JP6124480 A JP 6124480A JP S622106 B2 JPS622106 B2 JP S622106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
conical
tip
bit
cutter body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55061244A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56159497A (en
Inventor
Hiroshi Kusumi
Yasuaki Ishikawa
Shuichi Ajiro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP6124480A priority Critical patent/JPS56159497A/ja
Publication of JPS56159497A publication Critical patent/JPS56159497A/ja
Publication of JPS622106B2 publication Critical patent/JPS622106B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリバースサーキユレーシヨン工法又は
アースオーガ工法等に使用される掘削ビツトに関
する。
地盤を掘削するビツトのカツタとして、一般土
質の場合はバイト形のもの、硬岩の場合にはロー
ラ形のものが多く使用されている。前者のバイト
形カツタは土砂を刃先で掘り起しながら掘削して
いくために、例えば掘削土質がN値50以上の硬土
質になると、カツタが欠けたり著しく摩耗が進行
したりして掘削速度が低下する。また、カツタが
切削の機能上、翼に溶接等で固定されているため
にカツタ全体が摩耗するのではなく、掘削土砂の
当る一定方向からのみの摩耗が進み、寿命が短い
難点があつた。
これに対して、後者のローラ形カツタは、ロー
ラ本体を掘削すべき地表面上を転動させて、ロー
ラの周囲に埋設した複数個のチツプ、もしくはロ
ーラの周囲に形成したツース形カツタによつて対
面している地層を破砕しながら掘削していくた
め、例えば掘削土質が圧縮強度100Kg/cm2(N値
換算約800)以下の硬土質になると、前記チツプ
間もしくはツース形カツタ間に土砂がつまつて掘
削が困難となる難点があつた。また、大きな押付
け力を必要とするために重錘をビツトの直上に設
けなければならないが、地層の変化の多い現場で
は、掘削ビツトの交換や前記重錘の取付け、取外
し等の段取りが多くなり、作業が繁雑になる欠点
があつた。
これらの欠点を解消するものとして、第1図に
示す円錐形カツタを具えた掘削ビツトが提案され
ている。この円錐形カツタ1は、鋭角をなす円錐
形カツタカツタ本体1aと、該カツタ本体1aの
先端に嵌め込まれ、かつろう付けされた円錐形チ
ツプ1bと、カツタ本体1aに連設するシヤンク
1cとで形成されている。そして、円錐形カツタ
1は、そのシヤンク1cを翼W(または錐)のカ
ツタ取付ブロツク2の取付孔に嵌合し、かつ抜止
めすることによつて、ビツトの回転方向に対して
約45゜の傾斜をもつて回転自在に、かつ着脱可能
にカツタ取付ブロツク2に取付けられる。
前記の円錐形カツタ1を具えた掘削ビツトにお
いては、次のような作用、効果を奏する。即ち、
円錐形カツタ1のカツタ本体1aが、鋭角をなす
円錐形に形成され、かつその先端にチツプ1bを
有しているので、硬土質でもあつてもチツプ1b
によつて地表面を破砕すると共に食い込みがよく
なる。そして食い込んだ際の楔作用によつて掘削
面に対してせん断力による破砕現象を生じさせる
効果が生ずる。また円錐形カツタ1はビツトの回
転方向に対して45゜傾斜しているので、バイト形
カツタの機能である土の掘り起し作用を生み出す
ことができる。さらに硬土質掘削の場合には、円
錐形カツタ1が回転自在となつていることにより
カツタ本体1aの摩耗が平均化して、バイト形カ
ツタに比べて寿命が大幅に延びる効果がある。
従つて、前記掘削ビツトによれば、バイト形カ
ツタ及びローラ形カツタを用いたビツトでは不向
きな土質、例えばN値50以上で、かつ圧縮強度
100Kg/cm2以下の硬土質の掘削が可能となつた。
ところで、近年においては、リバースサーキユ
レーシヨン工法では適さないとされた玉石層まで
の掘削も要求されるようになつた。この玉石層を
掘削するには、大きな玉石を排土管の内径より小
さな径に破砕して排出可能にする必要がある。
この要求に対しては、前述した円錐形カツタが
大きな破砕効果を上げた。
しかしながら、破砕時の衝撃力が大きいため、
チツプ1bを保持しているカツタ本体1aの先端
部分が摩耗すると、チツプ1bの保持力が弱ま
り、時には1本の杭穴を掘り終わらぬうちにチツ
プ1bがカツタ本体1aから脱落してしまうおそ
れがあつた。
しかるに前記チツプの脱落防止対策として、カ
ツタ本体の先端部に、溶接による硬質肉盛を施す
ことが考えられるが、これはカツタ本体先端部の
耐摩耗性が向上する反面、前記硬質肉盛を施す際
の熱影響によつて、カツタ本体にろう付されたチ
ツプの溶着力が弱まつてしまう難点がある。
本発明は、円錐形カツタの特長を損わず、しか
もカツタ本体が摩耗しにくくてチツプの保持力を
長く維持できる掘削ビツトを提供することを目的
とする。
この目的を達成するために、本発明の掘削ビツ
トは、ドリルパイプに連結する中空縦軸と、中空
縦軸の下部から適宜の上反り角をもつて放射状に
延びる複数の翼と、中空縦軸の下端部に固設され
たビツト中心を定める錐と、翼もしくは翼及び錐
のカツタ取付ブロツクに、ビツトの回転方向に対
して約45゜の傾斜角をもつて回転自在に、かつ着
脱可能に取付けられた円錐形カツタとで構成さ
れ、前記円錐形カツタは、先端部が鋭角をなす円
錐状となされた円柱形カツタ本体と、該カツタ本
体の円錐部先端に植設された円錐形チツプと、カ
ツタ本体の円錐部から円柱部に至る肩の円周部分
に等間隔をもつて植設されたボタンチツプとで形
成されていることを特徴とするものである。
以下、本発明の詳細を図面に従つて説明する。
第2図は本発明掘削ビツトの一実施例を示す平面
図、第3図は第2図の正面図、第4図は第3図の
−線における拡大断面図、第5図は第4図の
−線矢視図である。第2図及び第3図におい
て、11は中空縦軸で、その上端が掘削力の伝達
と掘削物の排出とを兼ねたドリルパイプ(図示省
略)に連結されて該ドリルパイプと一体で回転す
るようになつている。また中空縦軸11は、その
下部に放射状に延びる複数(図示では4枚)の翼
12をビツトの回転方向に対して約45゜に傾斜さ
せて取付けていると共に、下端部にビツトの中心
を定める錐13を取付けている。そして中空縦軸
11と翼12とを剛に連結するための補強板14
を溶接してある。
前記の各翼12及び錐13には複数のカツタ取
付ブロツク15が溶着されており、各カツタ取付
ブロツク15には、円錐形カツタ16がビツトの
回転方向に対して約45゜の傾斜角をもつて回転自
在に、かつ着脱可能に取付けられている。
次に前記円錐形カツタ16の構造及びその取付
けの詳細を第4図及び第5図により説明する。円
錐形カツタ16は、先端部分に鋭角(図示では約
85゜をなす円錐部を形成した円柱形カツタ本体1
6a及びカツタ本体16aに連設するシヤンク1
6bと、カツタ本体16aの円錐部先端に植設さ
れた円錐形チツプ16cと、カツタ本体16aの
円錐部から円柱部に至る肩の円周部分に等間隔を
もつて植設された複数個のボタンチツプ16dと
で形成されている。
前記カツタ本体16aは、その円柱部の直径を
シヤンク16bの直径よりも大きくしてあり、シ
ヤンク16bとの連設部分を円錐部16eに形成
してある。
前記円錐形チツプ16cは、ローラ形カツタの
チツプと同様に耐摩耗性特殊合金で作られて、カ
ツタ本体16aにろう付されている。また円錐形
チツプ16cは、カツタ本体16aから突出する
刃先の最大径をd2をカツタ本体16aへの埋め込
み部の径d1より大きくしてある。
前記ボタンチツプ16dは、円錐形チツプ16
cと同様の耐摩耗性特殊合金もしくは他の耐摩耗
性合金で作られて、カツタ本体16aにろう付さ
れている。またボタンチツプ16dは、その頭が
カツタ本体16aの円柱部から少し突出した状態
で取付けられている。
一方、カツタ取付ブロツク15には、円錐形カ
ツタの取付孔17がビツトの回転方向に対して約
45゜に傾斜して穿設されている。該取付孔17
は、カツタ本体16aの円柱部及びシヤンク16
bの直径に対応する孔径を有している。
そして、前記取付孔17にカツタ本体16aの
円柱部及びシヤンク16bを挿入し、かつ取付孔
17から突出するシヤンク16bに抜け止め用リ
ング18を取付けることによつて、円錐形カツタ
16は、カツタ取付ブロツク15にビツトの回転
方向に対して約45゜の傾斜角をもつて回転自在に
取付けられる。また前記抜け止め用リング18を
取外すことによつて円錐形カツタ16を、カツタ
取付ブロツク15から取外すことができる。また
円錐形カツタ16は、掘削の際に作用する掘削反
力を前記円錐部16eと、取付孔17の円錐部と
で受けて、カツタ自体の回転を阻害しないように
なつている。
尚、錐13のカツタ取付ブロツク15において
も、円錐形カツタ16が前述と同様に取付けられ
る。
しかるに、本発明による掘削ビツトにおいて
は、その円錐形カツタ16のカツタ本体16a
が、鋭角をなす円錐部に形成され、かつ円錐部先
端にチツプ16cを有しているので、硬土質であ
つても前記チツプ16cによつて地表面を破砕す
ると共に食い込みがよくなる。そして食い込んだ
際の楔作用によつて掘削面に対してせん断力によ
る破砕現象を生じさせる効果が生ずる。また円錐
形カツタ16はビツトの回転方向に対して45゜傾
斜しているので、バイト形カツタの機能である土
の掘り起し作用を生み出すことができる。さらに
硬土質掘削の場合には、円錐形カツタ16が回転
自在となつていることによりカツタ本体16aの
摩耗が平均化して、バイト形カツタに比べて寿命
が大幅に延びる。
そして、本発明による掘削ビツトでは、円錐形
カツタ16の最も摩耗し易い部分、即ちカツタ本
体16aの円錐部から円柱部に至る肩に複数個の
ボタンチツプ16dが配置されているので、該肩
部の摩耗が低減する。また、カツタ本体16aに
おける円錐形チツプ16cとボタンチツプ16d
との間は、両チツプの影響を受けてAの如く半円
状に摩耗し、夫々のチツプ16c,16dの周囲
のカツタ本体部分は残ることになる。そして前記
半円状の摩耗は、その速度が初期には進展が早く
ても次第にゆるやかになる。従つて、カツタ本体
16aによる円錐形カツタ16cの保持力の低下
がゆるやかになり、該円錐形チツプ16cの直径
d2が小さくなるまで、即ち円錐形チツプ16cの
摩耗がかなり進展するまで保持されるので、カツ
タ寿命が飛躍的に増大する。
またボタンチツプ16dが等間隔をもつて配列
されることにより、カツタ本体16aの摩耗が半
円状に進展するので、該カツタ本体16aの円錐
部に凹凸が交互に形成されて、カツタ自体を回転
させる機能を向上させ、円錐形チツプ16cの偏
摩耗を防止できる。
更に、カツタ本体16aの円錐部に、従来の如
き硬層肉盛を施す必要がないので、円錐形チツプ
16cをろう付する際の熱影響に対する配慮も少
なくてすむ。
尚、前述の実施例では、円錐形カツタ16を翼
12及び錐13に取付けた例を示したが、円錐形
カツタ16を翼12のみに取付けるようにしても
よい。
以上説明したように、本発明によれば、円錐形
カツタの特長を損うことがなく、カツタ寿命を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の掘削ビツトにおける円錐形カツ
タの拡大断面図、第2図は本発明掘削ビツトの一
実施例を示す平面図、第3図は第2図の正面図、
第4図は第3図の−線における拡大断面図、
第5図は第4図の−線矢視図である。 11……中空縦軸、12……翼、13……錐、
15……カツタ取付ブロツク、16……円錐形カ
ツタ、16a……カツタ本体、16c……円錐形
チツプ、16d……ボタンチツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドリルパイプに連結する中空縦軸と、中空縦
    軸の下部から適宜の上反り角をもつて放射状に延
    びる複数の翼と、中空縦軸の下端部に固設された
    ビツト中心を定める錐と、翼もしくは翼及び錐の
    カツタ取付ブロツクに、ビツトの回転方向に対し
    て約45゜の傾斜角をもつて回転自在に、かつ着脱
    可能に取付けられた円錐形カツタとで構成され、
    前記円錐形カツタは、先端部が鋭角をなす円錐状
    となされた円柱形カツタ本体と、該カツタ本体の
    円錐部先端に植設された円錐形チツプと、カツタ
    本体の円錐部から円柱部に至る肩の円周部分に等
    間隔をもつて植設されたボタンチツプとで形成さ
    れていることを特徴とする掘削ビツト。 2 前記円錐形チツプは、その露出部の最大径
    を、カツタ本体に埋め込まれた埋め込み部の径よ
    り大きくしてあることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の掘削ビツト。
JP6124480A 1980-05-10 1980-05-10 Excavating bit Granted JPS56159497A (en)

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JP6124480A JPS56159497A (en) 1980-05-10 1980-05-10 Excavating bit

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JPS56159497A JPS56159497A (en) 1981-12-08
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