JPS62209180A - 高速段ボ−ル用澱粉接着剤 - Google Patents
高速段ボ−ル用澱粉接着剤Info
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- JPS62209180A JPS62209180A JP5064786A JP5064786A JPS62209180A JP S62209180 A JPS62209180 A JP S62209180A JP 5064786 A JP5064786 A JP 5064786A JP 5064786 A JP5064786 A JP 5064786A JP S62209180 A JPS62209180 A JP S62209180A
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Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、部分膨潤澱粉を主体とする段ボール用接着剤
に関するものであり、その目的とするところは、レオロ
ジー特性が改善され、高速貼合適性を備えた段ボール用
接着剤に関するものである。
に関するものであり、その目的とするところは、レオロ
ジー特性が改善され、高速貼合適性を備えた段ボール用
接着剤に関するものである。
〈従来の技術〉
段ボール用接着剤の製糊法としては、スティン・ホール
法(以下r S、H法」という)とノーキャリヤ法(以
下IN、c法」という)に大別することができる。
法(以下r S、H法」という)とノーキャリヤ法(以
下IN、c法」という)に大別することができる。
S、H法はアルカリと熱により完全糊化された澱粉から
なるキャリヤ一部と未糊化澱粉のメイン部との混合液を
コルゲータ−によって塗布、熱圧乾燥して段ボールの貼
合を行なう方法である。
なるキャリヤ一部と未糊化澱粉のメイン部との混合液を
コルゲータ−によって塗布、熱圧乾燥して段ボールの貼
合を行なう方法である。
上記のキャリヤ一部は、メイン部の澱粉の懸濁保持を目
的としており、段ボールの接着はこのメイン部の澱粉が
主体となる。
的としており、段ボールの接着はこのメイン部の澱粉が
主体となる。
一方のN、0法は部分膨潤澱粉と製糊過程中に生ずる1
〜2%の完全糊化源からなる懸濁液をコルゲータ−によ
って塗布、熱圧乾燥して段ボールの貼合を行なう方法で
ある。
〜2%の完全糊化源からなる懸濁液をコルゲータ−によ
って塗布、熱圧乾燥して段ボールの貼合を行なう方法で
ある。
段ボール用澱粉接着剤としてはS、H,法、N、0法共
に現在のところコーンスターチ、小麦澱粉が主に使用さ
れている。
に現在のところコーンスターチ、小麦澱粉が主に使用さ
れている。
しかし近年段ボールの製造機械であるコルゲータ−は増
々大型化し、かつ高速化する傾向にあり、従来の段ボー
ル用接着剤ではこれに適応し得なくなっている。
々大型化し、かつ高速化する傾向にあり、従来の段ボー
ル用接着剤ではこれに適応し得なくなっている。
従来のN、C,方式は接着剤の調整が簡便で自動化出来
、しかも機械的剪断及び温度変化に対する粘度安定性が
優れているという利点を有している。しかし接着剤の保
水性、流動性等のレオロジー特性の面より高濃度化が困
難であり、又初期接着力の面からもコルゲータ−の高速
化に対し対処出来なくなっている。
、しかも機械的剪断及び温度変化に対する粘度安定性が
優れているという利点を有している。しかし接着剤の保
水性、流動性等のレオロジー特性の面より高濃度化が困
難であり、又初期接着力の面からもコルゲータ−の高速
化に対し対処出来なくなっている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
これらの欠点を解決するために例えば、特開昭55−1
6095では尿素等のフロー調整剤を添加する方法も公
知であるが実際にはほとんど効果が見られなかった。
6095では尿素等のフロー調整剤を添加する方法も公
知であるが実際にはほとんど効果が見られなかった。
本発明は、従来のN、C,方式による接着剤の利点を生
かしつつ、レオロジー特性、初期接着剤を改善した段ボ
ール用接着剤を提供することを目的とする。
かしつつ、レオロジー特性、初期接着剤を改善した段ボ
ール用接着剤を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明者は、澱粉特に地下澱粉に陽性基を導入すると、
(Vセルロースとの反応性が極めて大となる。
■地上澱粉より高置換度製品が得られる。
■地上澱粉より接着性が大である。
等の特徴が現われる点に若目し、上記目的を達成するた
めに鋭意研究を重ねた結果部分膨潤澱粉に所定量の完全
糊化した陽性澱粉を併用すると、従来のN、C,方式で
得られた接着剤の欠点であるレオロジー特性、初期接着
性が大巾に改良出来ることを見い出し、本発明を完成し
た。
めに鋭意研究を重ねた結果部分膨潤澱粉に所定量の完全
糊化した陽性澱粉を併用すると、従来のN、C,方式で
得られた接着剤の欠点であるレオロジー特性、初期接着
性が大巾に改良出来ることを見い出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、部分膨潤澱粉と完全糊化した陽性
澱粉とからなる高速段ボール用澱粉接着剤に関するもの
である。
澱粉とからなる高速段ボール用澱粉接着剤に関するもの
である。
以下、本発明を説明する。
まず本発明で用いる部分膨潤澱粉は澱粉の水懸濁液を加
熱して澱粉粒子を膨潤状態とすることにより得られる。
熱して澱粉粒子を膨潤状態とすることにより得られる。
ここで、膨潤とは、澱粉粒子が相当量の加温水を吸収し
て膨大した状態を指し、具体的には、懸濁液を加熱昇温
せしめた際液中の澱粉粒子の実質的部分が膨大し始め懸
濁液の粘度が増大し始める点から、吸水膨大した澱粉粒
子の実質的部分が崩壊して粒形を消失するに至る点まで
の範囲の状態を指す。このような澱粉粒子の状態は顕微
鏡観察によって容易に確めることができる。澱粉の水懸
濁液を除徐に加熱するとある一定温度に懸濁液の温度が
達したとき急に澱粉粒子は水を吸収し膨潤をし始め液の
温度は上昇しはじめる。この温度を糊化開始温度と云う
。澱粉の種類により、この温度は異なる。糊化開始温度
から更に懸濁液の温度を上昇させると澱粉の膨潤は益々
進み、ついには最高の膨潤状態となり粘度は最高に達す
る。
て膨大した状態を指し、具体的には、懸濁液を加熱昇温
せしめた際液中の澱粉粒子の実質的部分が膨大し始め懸
濁液の粘度が増大し始める点から、吸水膨大した澱粉粒
子の実質的部分が崩壊して粒形を消失するに至る点まで
の範囲の状態を指す。このような澱粉粒子の状態は顕微
鏡観察によって容易に確めることができる。澱粉の水懸
濁液を除徐に加熱するとある一定温度に懸濁液の温度が
達したとき急に澱粉粒子は水を吸収し膨潤をし始め液の
温度は上昇しはじめる。この温度を糊化開始温度と云う
。澱粉の種類により、この温度は異なる。糊化開始温度
から更に懸濁液の温度を上昇させると澱粉の膨潤は益々
進み、ついには最高の膨潤状態となり粘度は最高に達す
る。
更に温度を上昇させると遂には膨潤澱粉粒子は溶解又は
崩壊し粘度は低下しはじめ、ついには均一な糊液となり
完全糊化澱粉液が得られる。
崩壊し粘度は低下しはじめ、ついには均一な糊液となり
完全糊化澱粉液が得られる。
部分膨潤澱粉とは、上記糊化開始温度から最高粘度を示
す温度の範囲内の温度にて糊化せる如(、膨潤せしめた
澱粉をいう。原料澱粉としては、コーンスターチ、小麦
澱粉、〕1イアミローズコンスターチ、ワキシーコンス
ターチ等の地上澱粉、馬鈴薯澱粉、甘しょ澱粉、タピオ
カ澱粉等の地下澱粉ならびにこれら澱粉を熱、酸、酵素
により処理して得られる変性澱粉等のいずれも使用でき
る。次に完全糊化した陽性澱粉とは陽性澱粉の水懸濁液
を最高の膨潤状態となり粘度が最高に達する迄加熱糊化
せしめた澱粉をいう。ここで陽性澱粉は、公知の陽性化
技法によって得られ、通常、原料澱粉をその粒子形状を
保持しながら、好ましくは触媒の存在下に、1級、2級
若しくは3級アミン基、4級アンモニウム基を含有する
1種又は2種以上の陽性化剤でエーテル化又はエステル
化させることによって調製できる。より詳細な製造法は
、例えば、米国特許第2876217号および同第29
35436号に開示されている。
す温度の範囲内の温度にて糊化せる如(、膨潤せしめた
澱粉をいう。原料澱粉としては、コーンスターチ、小麦
澱粉、〕1イアミローズコンスターチ、ワキシーコンス
ターチ等の地上澱粉、馬鈴薯澱粉、甘しょ澱粉、タピオ
カ澱粉等の地下澱粉ならびにこれら澱粉を熱、酸、酵素
により処理して得られる変性澱粉等のいずれも使用でき
る。次に完全糊化した陽性澱粉とは陽性澱粉の水懸濁液
を最高の膨潤状態となり粘度が最高に達する迄加熱糊化
せしめた澱粉をいう。ここで陽性澱粉は、公知の陽性化
技法によって得られ、通常、原料澱粉をその粒子形状を
保持しながら、好ましくは触媒の存在下に、1級、2級
若しくは3級アミン基、4級アンモニウム基を含有する
1種又は2種以上の陽性化剤でエーテル化又はエステル
化させることによって調製できる。より詳細な製造法は
、例えば、米国特許第2876217号および同第29
35436号に開示されている。
陽性化のための原料澱粉としてはコンスターチ、不変澱
粉、ハイアミローズコンスターチ、ワキシーコンスター
チ等の地上澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉
等の地下澱粉ならびにこれら澱粉を熱、酸、酵素により
処理して得られる変性澱粉等のいずれも使用できるが、
特に地下澱粉が好ましい。
粉、ハイアミローズコンスターチ、ワキシーコンスター
チ等の地上澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉
等の地下澱粉ならびにこれら澱粉を熱、酸、酵素により
処理して得られる変性澱粉等のいずれも使用できるが、
特に地下澱粉が好ましい。
オニウム塩型地下澱粉の完全糊化方法としては、ドラム
ドライヤー等でα化した製品を使用方法あるいは、従来
から用いられているキャリヤタンク、メインタンクを用
いて糊化する方法のいずれをも採用できる。部分膨潤澱
粉と完全糊化した陽性澱粉との配合割合は、部分膨潤澱
粉100重量部に対し、完全糊化した陽性澱粉が1〜1
0重量部、好ましくは5〜8重量部であることが望まし
い。完全糊化した陽性澱粉の使用量が1重量部以下では
、出来上りの糊が非常にショートなものとなり糊の飛散
が起こり、又初期接着性も低下するので好ましくない。
ドライヤー等でα化した製品を使用方法あるいは、従来
から用いられているキャリヤタンク、メインタンクを用
いて糊化する方法のいずれをも採用できる。部分膨潤澱
粉と完全糊化した陽性澱粉との配合割合は、部分膨潤澱
粉100重量部に対し、完全糊化した陽性澱粉が1〜1
0重量部、好ましくは5〜8重量部であることが望まし
い。完全糊化した陽性澱粉の使用量が1重量部以下では
、出来上りの糊が非常にショートなものとなり糊の飛散
が起こり、又初期接着性も低下するので好ましくない。
一方、10重量部以上では、糊がロングとなり、又温度
低下時の増粘が激しく使用に耐えられないものとなる。
低下時の増粘が激しく使用に耐えられないものとなる。
〈発明の実施例〉
実施例1゜
メインタンクに35°Cの温水1000fと苛性ソーダ
10 kgを投入して撹拌を行なう。これに第4級アン
モニウム塩型タピオカ澱粉(D、S、0.06)を30
ka加え、約5分間撹拌して完全糊化させる。更にコ
ーンスターチ500kgを投入した抜水15olに苛性
ソーダ6.4 kaを溶解した水溶液を5分間かけて加
え、コーンスターチを膨潤させる。所望の粘度に達した
後、硼酸7.4kgを投入してコーンスターチの膨潤を
停止させる。
10 kgを投入して撹拌を行なう。これに第4級アン
モニウム塩型タピオカ澱粉(D、S、0.06)を30
ka加え、約5分間撹拌して完全糊化させる。更にコ
ーンスターチ500kgを投入した抜水15olに苛性
ソーダ6.4 kaを溶解した水溶液を5分間かけて加
え、コーンスターチを膨潤させる。所望の粘度に達した
後、硼酸7.4kgを投入してコーンスターチの膨潤を
停止させる。
比較例1゜
実施例1で使用した陽性澱粉の代わりにコーンスターチ
を使用し、他は実施例1と同様にして段ボール用糊液を
得た。
を使用し、他は実施例1と同様にして段ボール用糊液を
得た。
これら糊液を使用L −c K280 x 5cpls
o X280 (7)原紙構成のシートを実機で貼合を
行ない速度評価を行なった。その結果を表1に示す。
o X280 (7)原紙構成のシートを実機で貼合を
行ない速度評価を行なった。その結果を表1に示す。
表 1
実機で貼合を行なった時、比較例1の糊では貼合速度1
50 m1分でグルーマシンに於て、糊飛びが発生しシ
ートを汚してしまった。
50 m1分でグルーマシンに於て、糊飛びが発生しシ
ートを汚してしまった。
実施例2゜
メインタンクに35℃の温水1400/と苛性ソーダ3
.1kgを投入して撹拌を行なう。これに第4級アンモ
ニウム塩型馬鈴薯澱粉(D、S、0.07)のα化品3
0 kgとコーンスターチ470kgの混合品を投入す
る。
.1kgを投入して撹拌を行なう。これに第4級アンモ
ニウム塩型馬鈴薯澱粉(D、S、0.07)のα化品3
0 kgとコーンスターチ470kgの混合品を投入す
る。
水250!!に苛性ソーダ12.4 kgを膨潤させる
。所望の粘度に達した後、硼酸7ksを加えてコーンス
ターチの膨潤を停止させる。
。所望の粘度に達した後、硼酸7ksを加えてコーンス
ターチの膨潤を停止させる。
比較例2゜
実施例2で使用した陽性澱粉のα化品の代わりにコーン
スターチを使用し、他は実施例2と同様にして段ボール
用糊液を得た。
スターチを使用し、他は実施例2と同様にして段ボール
用糊液を得た。
これら糊液を使用してに220 X 5CP120 X
3 XK220の貼合を実機を使用して行ない比較を
行なった結果を表2に示す。
3 XK220の貼合を実機を使用して行ない比較を
行なった結果を表2に示す。
実機で貼合を行なった時、比較例2の糊ではB型SFで
糊飛びが原因と思われる糊玉が多量に発生した。
糊飛びが原因と思われる糊玉が多量に発生した。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、N、C方式によ
る接着力の利点を生かしつつ保水性、流動性等のレオロ
ジ特性の改善され、かつ高速貼合適性を備えた段ボール
用接着剤が得られる。
る接着力の利点を生かしつつ保水性、流動性等のレオロ
ジ特性の改善され、かつ高速貼合適性を備えた段ボール
用接着剤が得られる。
Claims (1)
- (1)部分膨潤澱粉と完全糊化した陽性澱粉とからなる
高速段ボール用澱粉接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064786A JPS62209180A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 高速段ボ−ル用澱粉接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064786A JPS62209180A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 高速段ボ−ル用澱粉接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62209180A true JPS62209180A (ja) | 1987-09-14 |
Family
ID=12864732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5064786A Pending JPS62209180A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 高速段ボ−ル用澱粉接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62209180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226809A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Rengo Co Ltd | 段ボール貼合用澱粉糊 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP5064786A patent/JPS62209180A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226809A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Rengo Co Ltd | 段ボール貼合用澱粉糊 |
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