JPS62208772A

JPS62208772A - 文字放送受信装置

Info

Publication number: JPS62208772A
Application number: JP5036086A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Tabata; 邦晃田畑
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1986-03-10
Filing date: 1986-03-10
Publication date: 1987-09-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は文字放送受信装置に係り、特に、映像と文字を
用いた教育、ゲームなどに好適な装置に関する。

〔従来の技術〕

文字放送（文字多重放送、テレテキスト）は、文字や図
形で構成される情報を、テレビ映像信号の垂直帰線期間
に多重化して放送する情報サービスであり、すでに、昭
和５８年１０月から試験放送を開始している。この文字
放送が開発された背景には、 ■文字や図形の静止画によって多様な情報サービスを、
新しい電波を使わずに放送できること、■テレビの普及
により、テレビ受像機を家庭用情報端末として有効利用
できること。

■半導体技術の発達により、ＩＣメモリが簡易な画像メ
モリとして期待できること、などの利点や期待がある（画像電子学会誌、第１２巻４
号、　ｐ、　３１８．１９８３）　−〔発明が解決しよ
うとする問題点〕文字放送は、「一対不特定多数」の通信であり、ニュー
スや天気予報、お知らせ等の文字画面が提供されている
（日経産業新聞、昭和５９年１０月３１日）、これらの
従来の文字放送で伝送される情報は、文字や図形による
ものに限られており、字番組を除いては、映像をともな
う情報サービスは実現されていない、また、放送局から
の一方向的な情報伝達であって、利用者が示す反応には
対答しない、これらの制約があったため、従来の文字放
送は、対話処理が必要な教育やゲーム等には適用できな
かった。

〔発明の目的〕

本発明は、文字放送受信装置において、利用者の対話処
理機能を実現することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は次の手段を用いることにより、上記目的を達成
するものである。

（１）　マイクロプロセッサ内蔵のテレビ受信機に対し
、そのマイクロプロセッサが実行すべき処理プログラム
とデータを、テレビ映像信号の垂直帰線期間に多重化し
て放送する。

（２）利用者の反応を入力するための入力装置（英数字
キーなど）と映像をあらかじめ記録した映像ファイルを
テレビ受信機に接続する。

〔作用〕上述の如き構成により利用者の反応を上記（１）のプロ
グラムが処理し、その処理結果をテレビ受信機に表示す
る。また、この処理結果に応じた映像を映像ファイルか
ら読出してテレビ受信機に表示する。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の原理を実施例により説明する。

第１図は、本発明の一実施例における装置のブロック構
成図である。図中、１は文字放送の受信部、２は復号部
、３は主メモリ、４はマイクロプロセッサ、５はキーボ
ード、６は映像ファイル、７は画面メモリ、８は表示制
御部、９はディスプレイ、１０は課金装置を示す。

受信部１で受信したテレビ映像信号の第１６Ｈ（Ｈ：水
平走査周期）と第２１Ｈの２本の水平走査線上に文字信
号が挿入されているので、これを復号部２で抽出する。

これらの文字信号は第２図のような構成をもち、ヘッダ
一部と情報データ部からなる０文字放送の形式には、文
字等を画素単位に分解し、画素ごとに伝送する「パター
ン伝送方式」と、文字等に符号を割り当てて伝送する「
コード伝送方式」とがあるが、各方式におけるテレビ映
像信号のヘッダ一部と情報データ部のデータ形式は文献
（画像電子学会誌、第１２巻４号。

ｐ、　３２４．１９８３）に詳しいので、ここでは説明
を省略する。

第２図の情報データ部は（上記の文献にも示されるよう
に従来、番組番号やページ番号１文字画面を構成する文
字符号、図形符号などを格納する領域として利用されて
いるが、本発明では受信装置のマイクロプロセッサ４が
実行すべきプログラムとデータをも、この情報データ部
に格納するところに特徴がある。受信部１が受信したテ
レビ映像信号を復号部２が解読し、上記の情報データ部
に挿入されたプログラムとデータを復号部２が抽出して
、主メモリ３に格納する。

このようにして、主メモリ３に格納されたプログラムと
データを用いてマイクロプロセッサ４が処理を実行する
。その処理フローの一例を示したものが第３図であり、
処理内容は次の通りである。

（ａ）　　１１０：ディスプレイ９に初期画面を表示し、利用者に対しキー
ボード５からの入力を要求す、この画面情報（文字や図
形など）はプロセッサ４が画面メモリ７に書込み、これ
を表示制御部８が映像信号に変換してディスプレイ９に
表示する。

（ｂ）　　１２０：キーボード５からの入力を待つ。

（ｃ）　　１３０：キーボード５から入力されたデータが終了指示の場合は
処理を終了し、その他の場合は処理１４０に進む。

（ｄ）　　１４０：利用行からの入力されたデータを処理する０例えば、教
育番組の場合は、出題に対する回答を利用者が入力する
わけであるが、その正誤を判定する。

（ｓ）　　　１５０：処理結果をディスプレイ９に表示する。

（ｆ）　　１６０：映像の表示が必要な場合は処理１７０に進み、不要な場
合は処理１２０に戻る。

（ｇ）　　１７０：映像ファイル６に格納された静止画または動画を選択し
てディスプレイ９に表示するにの時、プロセッサ４が出
力する文字や図形と映像アファイル６からの映像とを合
成表示する。

なお、映像ファイル６には、テレビ映像信号からの映像
を受信部１から出力してあらかじめ格納しておく、映像
ファイルとしては、追記型や書替可能型などの様々な装
置を利用できる０例えば、電子用カメラ用に開発された
ビデオフロッピーを利用すれば、小型（２インチ）で安
価な映像ファイルが実現できる。あるいは、再生専用の
ビデオディスクなどを映像ファイル６として利用するこ
ともできる。当然ながら、映像の他に音宮や音響データ
を映像ファイルに格納してもよい。

本機能を有料サービスとして提供する場合には番組開始
時にＩＣカード（あるいは磁気カードなど）の挿入やＩ
Ｄ番号のキーボード入力を利用者に求めて、サービス提
供の可否を判定する処理をマイクロプロセッサ４が行う
、第１図に示す課金装置１０は、このＩＣカードの内容
を読取り、利用に応じた課金情報をＩＣカードに記録す
る装置である。ＩＣカードは別途、自動販売機などによ
り販売する。

第４図は本装置の外観を示したもので、本体２０とキー
ボード５．ディスプレイ９で構成される。本体２０は、
第１図に示した受信部１．復号部２．主メモリ３．プロ
セッサ４．映像ファイル６、画面メモリ７、表示制御部
８．？Ｉｌ金装置！ｆｌＯなどを内蔵し、選局スイッチ
２１９機能スイッチ２２、カード挿入口２３．映像ファ
イル挿入口２４などを持つ。

〔発明の効果〕

本発明によれば次の効果がある。

（１）従来の文字放送は、放送局からの一方向的な情報
伝達に限定されていたが、本発明では処理プログラムと
データを映像信号に挿入して受信機に送出し、受信機内
のマイクロプロセッサがこれをもとに処理を実行するの
で、利用者の反応に応じた対話処理機能を実現できる。

（２）本発明では受信機に接続した映像ファイルを利用
することにより、文字や図形の他に静止画や動画などの
映像情報をも利用者に呈示することができる。

（３）本発明では、処理プログラムとデータを映像信号
に挿入して受信機に送出し、受信機内のマイクロプロセ
ッサがこれをもとに処理を実行するので、放送局から送
出するプログラムやデータの内容を変更することによっ
て、各種の教育やゲームなどを始めとして多様なサービ
ス機能を実現することができる。また、有料サービスと
して提供するための課金処理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の受信装置のブロック構成図。第２図は文字放送におけるテレビ映像信号のデータ構成
図、第３図は処理フロー図、第４図は受信装置の外観図
である。１・・・受信部、２・・・復号部、３・・・主メモリ、
４・・・プロセッサ、５・・・キーボード、６・・・映
像ファイル、７・・・画面メモリ、８・・・表示制御部
、９・・・ディスプレイ、１０・・・課金装置。

Claims

【特許請求の範囲】

符号化情報が垂直帰線期間に多重化されたテレビ映像信
号の受信装置において、受信信号中に多重化された指令
とデータを分離−復号する第一の手段、該指令とデータ
にもとづき演算・制御を行う第二の手段、映像信号を記
憶・再生する第三の手段を設けたことを特徴とする文字
放送受信装置。