JPS6220837Y2 - - Google Patents

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JPS6220837Y2
JPS6220837Y2 JP13087681U JP13087681U JPS6220837Y2 JP S6220837 Y2 JPS6220837 Y2 JP S6220837Y2 JP 13087681 U JP13087681 U JP 13087681U JP 13087681 U JP13087681 U JP 13087681U JP S6220837 Y2 JPS6220837 Y2 JP S6220837Y2
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JP
Japan
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magazine
film
cartridge
camera body
long
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は長尺用マガジンとパトローネ用マガジ
ンを選択的に装着し得る監視カメラに関する。
監視カメラは主として銀行等の金融機関の出入
口、接客窓口、金庫室等に配置され、所定の範囲
の状況を必要に応じて手動でもしくは一定時間毎
に自動的に撮影することにより、犯罪が発生した
時の犯人の割出写真、証拠写真を得るようにして
いる。
ところで、従来は長時間の記録収集と、面倒な
フイルム交換の手間を省くことを目的として長尺
のロールフイルム(例えば46m、3600枚撮り)が
広く使用されているが、この種の長尺フイルムは
用途が限定されるためあまり需要が少なく、大都
市にしか販売されておらず、そのため地方におい
ては入手が困難で監視カメラの設置に大きな障害
となつていた。また、長尺フイルムにおいては昨
今のごとく犯罪の多発に伴いフイルム現像処理の
ため未撮影部分を残して撮影部分を切り取る手間
が面倒であるばかりか未撮影部分を多量に残した
まま現像処理すると不経済であるため、短尺のフ
イルム、すなわちパトローネ内に装填された市販
の35mm版フイルムの使用が望まれている。
しかし、長尺フイルム用と短尺フイルム用の監
視カメラを別個に製造することは、面倒で、部品
点数が増加し、部品管理上好ましくないため、両
フイルムに共通に使用し得る監視カメラが要望さ
れている。
そこで、このような要請に応えるべくほぼ同一
の大きさに形成された長尺用マガジンと、パトロ
ーネ用マガジンをカメラ本体に選択的に装着し得
るように構成することにより、長尺フイルムとパ
トローネ入り短尺フイルムの使用を可能にした監
視カメラ(実願昭56−24023号)が同一出願人に
よつて既に提案されている。しかし、この監視カ
メラにおいてはカメラ本体側の捲取軸等がマガジ
ン装着部内に突出させているため、マガジンをカ
メラ本体の真上からしか装着することができず、
そのためマガジンの着脱操作が行いにくいという
不都合があり、取扱い性に問題があつた。
本考案は上述したような事情に鑑みてなされた
もので、パトローネ用マガジンと長尺用マガジン
が選択的に装着され得るマガジン装着部を有する
カメラ本体に捲取軸とセツトレバーを設けてこれ
らを伝達機構により作動連結し、パトローネ用マ
ガジンの装着後、前記セツトレバーを回動させて
マガジン上に位置させることにより、該マガジン
の抜けを防止すると同時にセツトレバーの回転を
伝達機構によつて捲取軸に伝達し、これを上昇移
動させてマガジン内に突入させ、パトローネのス
プールに係合連結させることにより、マガジンの
水平方向からの装着を可能に、取扱い性を向上さ
せるようにした監視カメラを提供するものであ
る。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る監視カメラの一実施例を
示す一部破断斜視図、第2図は伝達機構の一部破
断側面図である。これらの図において、全体を符
号1で示す監視カメラは、箱形に形成されて上
面、前面上側中央部分および後面上側部分が開放
し、内部が水平なマガジン受板3によつて上下に
仕切られたカメラ本体2と、カメラ本体2を被う
開閉自在なケース蓋4を備えており、前記マガジ
ン受板3とカメラ本体2の底板(図示せず)との
間の空間5には後述する伝達機構6、電気回路、
図示しないフイルム巻取り機構等が収納されてい
る。一方、マガジン受板3の上方空間は後述する
パトローネ用マガジンおよび長尺用マガジンがカ
メラ本体2の後方から選択的に装着されるマガジ
ン装着部7を構成している。また、前記マガジン
受取3の上面前端部中央には、カメラボデイ9が
レンズ8をカメラ本体2の前面開口部より外部に
突出させて配設されている。このカメラボデイ9
はフイルム送り用の第1スプロケツト10および
フイルム送り確認手段11を内蔵し、また該ボデ
イ9の背面には所定の大きさの画面窓12とガイ
ドレール13を有するプレート14、電源スイツ
チ15およびギヤロツクレバー16が配設されて
いる。そして、前記第1スプロケツト10の歯の
一部およびギヤロツクレバー16はプレート14
の下辺に設けたアパーチユアから突出し、マガジ
ン装着部7に臨んでいる。
前記伝達機構6は第2図に示すようにマガジン
受板3の下面に固定されたブラケツト17に中間
部が水平な枢軸18を介して上下方向に回動自在
に枢支され、かつねじりコイルばね19によつて
常時図中時計方向の回動習性が付与された第1レ
バー20と、この第1レバー20の左端に軸21
によつて回動自在に枢支された第2レバー22を
備えている。第1レバー20の右端には係合ピン
23が植設されており、この係合ピン23はセツ
トレバー24の下端部周面に形成されたカム溝3
2に常時係入されている。セツトレバー24は、
マガジン装着部7の一側寄りに配設され、下端部
が前記マガジン受板3の孔25によつて回転自在
に軸支された円筒部24Aと、円筒部24Aの上
面に一端がねじ止め固定されたレバー24Bおよ
び前記カム溝32とで構成され、レバー24Bは
マガジン装着時においてマガジンの邪魔にならぬ
よう先端部が第1図に示すようにカメラ本体2の
側方に突出される。前記カム溝32は両端部が水
平で、中間部が右斜め下方に所定の傾斜角度で傾
斜し、セツトレバー24を回動させることによ
り、前記係合ピン23がカム溝32に沿つて上下
移動し、これによつて第1レバー20を上下方向
に揺動させるように構成されている。一方、第2
レバー22の右端は第1レバー20の左端側中間
部下縁に紙面と直交する方向に折り曲げ形成した
係合部26上に載置係合し、これによつて第2レ
バー22が第1レバー20と一体的に時計方向に
回動するように構成されている。第2レバー22
の左端には係合ピン27が植設されており、この
係合ピン27は捲取軸28の下端部外周面に形成
された環状溝29に常時係合している。前記捲取
軸28はパトローネ用マガジン使用時に該マガジ
ン内に装填されたパトローネ30のスプール31
と係合しフイルムを巻取るためのもので、上端面
にスプール31と係合し得る係合凹部33が設け
られている。また捲取軸28の外周面中央部には
巻戻し時に駆動モータ45からの回転が図示しな
い遊星ギヤを介して伝達される伝達ギヤ34が形
成されている。そして、捲取軸28はマガジン受
板3の下面に固定された略L字形の取付部材35
の水平部上に通常載置されると同時に、下端面に
突設された軸部36が前記水平部に穿設された軸
孔に回転自在にかつ上下移動自在に挿通保持され
ている。前記軸部36の周囲には捲取軸28の下
端面に開口するばね収納凹部37が形成されてお
り、このばね収納凹部37には捲取軸28を上方
に向つて付勢する圧縮コイルばね38が収納され
ている。しかし、通常は係合ピン23のカム溝3
2との位置関係により、捲取軸28は下方に位置
され、マガジン装着後セツトレバー24を回動操
作しカメラ本体2内に収納した時、第1および第
2レバー20,22の時計方向への回動により上
方に押し上げられ、係合凹部33がマガジン受板
3の孔39から上方に突出し、パトローネ30の
スプール31と係合するように構成されている。
前記フイルム送り確認手段11は第3図に詳細
に示すように上下一対の突片40a,40bを一
対に有し、その内部にそれぞれ発光素子および受
光素子(図示せず)を収納してなる光電検出器4
0と、前記一対の突片40a,40b間に一部周
縁が臨むことにより通常発光素子から出射し受光
素子によつて受光される光を遮つている正逆回転
可能な第2スプロケツト41とで構成され、この
第2スプロケツト41の周縁寄りでかつ軸対称な
位置には発光素子からの光を通過させる一対の小
孔42が穿設されている。したがつて、この小孔
42を通過した光は受光素子によつて受光され、
これによつてフイルムの送りが確認検知され、光
電検知器40からパルス信号が送出される。な
お、第2スプロケツト41の一部の歯はプレート
14(第1図参照)の上辺に穿設されたアバーチ
ユアから外部に突出され、第1スプロケツト10
と共にフイルムのパーフオレーシヨンと係合す
る。
前記電源スイツチ15はマガジン装着部7にマ
ガジンが装着された時、これを検知して動作する
ように構成されている。前記ギヤロツクレバー1
6は長尺用マガジンによつて押圧されることによ
りカメラボデイ9内に没入し、その内端には図示
しない遊星ギヤが設けられている。この遊星ギヤ
はギヤロツクレバー16が長尺用マガジンによつ
て押し込まれた時モータ45の回転を第1スプロ
ケツト10の軸に伝達させるように構成されてい
る。そして、ギヤロツクレバー16は復帰習性を
付与されているため、長尺用マガジンから解放さ
れると、元の状態に復帰し、遊星ギヤによるモー
タ45と第1スプロケツト10との連結関係を解
除する。
前記マガジン受板3の略中央部には第1図に示
すように孔46が穿設されており、この孔46か
ら長尺フイルム用の巻取軸47がわずかに突出
し、マガジン装着部7に常時臨んでいる。また、
マガジン受板3には孔48が穿設されており、こ
の孔48にはフイルム切換用のマイクロスイツチ
49が配設されている。
パトローネ用マガジン50は第4図および第5
図に示すように合成樹脂によつて深底箱形に形成
され、上面および前面中央部が開放してなるマガ
ジン本体50Aと、このマガジン本体50Aの上
面開口部に嵌合され一対の止めねじ51によつて
該マガジン本体50Aに固定される蓋体50Bと
で構成されている。前記マガジン本体50Aの前
面開口部52にはこれを塞ぐ如く圧板53が配設
されており、この圧板53は後方に立設された壁
54に一対の板ばね55を介して固定されてい
る。そして、圧板53には前記第1および第2ス
プロケツト10,41に対応して長孔56,57
が穿設されている。
前記マガジン本体50Aの内部でかつ前記壁5
4の両端部には外径の異なる小径ローラ58およ
び大径ローラ59が回転自在に配設されており、
前記小径ローラ58の後方には市販の36枚撮りフ
イルム60を装填してなるパトローネ30を収容
する円筒体61が配設されている。この円筒体6
1はマガジン本体50Aの成形後該マガジン本体
50Aの内底面62に接着剤等によつて固定され
る。そして、円筒体61の前記小径ローラ58に
近接した部分にフイルム引出し用の溝FMが該円
筒体61の内孔61aの接線方向に形成されてい
る。
一方、前記大径ローラ59側には該ローラ59
を取り囲む略半円形の遮光リブ63と大きな直径
を有するフイルム容器64が配設されている。こ
のフイルム容器64は金属板を折曲げることによ
り略円形に形成され、その両端を離間させて前記
遮光リブ63の端部63aおよび壁54の大径ロ
ーラ側端部にそれぞれ近接もしくは接触させて固
定することにより、フイルム出入口64aを有し
ている。なお、フイルム容器64は前記円筒体6
1と同様、マガジンの組立工程においてマガジン
本体50Aの内底面62に固定される。前記円筒
体61に挿入されるパトローネ30の未露光フイ
ルム60は前記フイルム引出し用溝FMから円筒
体61の外部に引出されて小径ローラ58の周面
に添設された後、圧板53の前面を通つて大径ロ
ーラ59と遮光リブ63の間隙に挿入され、フイ
ルム出入口64aからフイルム容器64内に導か
れる。
前記マガジン本体50Aの内部には蓋体50B
に取付けられた前記一対の止めねじ51に対応し
てねじ孔を有する一対のスタツド67が一体に突
設されている。一方、マガジン本体50Aの底面
(下面)68には前記パトローネ用の捲取軸28
に対応して貫通孔69が形成されており、この貫
通孔69の中心と前記円筒体61の中心とは一致
している。また、前記底面68には前記マイクロ
スイツチ49に対応してピン70が突設されると
共に前記長尺フイルム用の巻取軸47を逃すため
の円形凹部71が形成されている。
前記蓋体50Bの裏面には側板72に沿つて嵌
合兼遮光リブ73が全周に亘つて一体に形成され
ると共にパトローネ押え74が配設されている。
長尺用マガジン80は前記パトローネ用マガジ
ン50と同一の金型によつて成形されるためこれ
と同一の大きさを有するマガジン本体80A(第
6図参照)と、図示を省略した蓋体で構成される
ものであるが、前記パトローネ用マガジン50と
異なつた後加工が施されることにより、その構成
を幾分異にしている。すなわち、マガジン本体8
0Aの前面下部には第1図に示したギヤロツクレ
バー16を押圧するための突起(図示せず)が前
面下部中央に設けられ、内部には小径ローラ58
を取り囲む半円形の遮光リブ81が設けられてい
る。また、マガジン本体80Aの底面には前記長
尺フイルム用の巻取軸47に対応して貫通孔82
が設けられている。そして、マガジン本体80A
においては、繰り出しスプール84がフイルム容
器64内に装填され、これにより繰り出される長
尺のロールフイルム85が大径ローラ59と遮光
リブ63の間に通されて圧板53の前面に導か
れ、さらに小径ローラ58に添接されて巻取りス
プール86に巻付けられる。したがつて、第4図
に示したパトローネ用の円筒体61は設けられて
いない。また、長尺用マガジン80の蓋体におい
ては、第4図に示したパトローネ押え74が不要
とされる。なお、他の構成はパトローネ用マガジ
ン50と同一である。
なお、パトローネ用マガジン50と長尺用マガ
ジン80はセツトレバー24のレバー24Bより
も若干低い高さを有している。
第7図は上記構成による監視カメラ1の電気回
路図で、90はJ−Kフリツプフロツプ回路、L
は電磁リレー、91,92はスイツチ、93はフ
リツプフロツプ回路、94は撮影枚数をカウント
するカウンター、95は表示回路、96は警告回
路、97は110駒カウンタ、TR1,TR2はトラン
ジスタである。この場合、110駒カウンタ97は
使用するパトローネ用フイルム60の長さによつ
て適宜駒数を切換え得るように構成されている。
また、本カメラ1においては、一般のカメラと異
なり36枚撮りのパトローネ入フイルム60を用い
た場合、110駒撮影できるように1駒の大きさが
小さくなつている。
次に、上記構成による監視カメラの撮影動作に
ついて説明する。
先ず長尺のロールフイルム85による撮影につ
いて説明すると、第6図に示す如くマガジン本体
80A内に繰り出しスプール84および巻取りス
プール86を装填して長尺フイルム85を大径ロ
ーラ59の周面、圧板53の表面および小径ロー
ラ58の周面に添設し、その始端を巻取りスプー
ル86に巻付けた後蓋体を該マガジン本体80A
にねじ止め固定し、長尺フイルム85の装填を完
了する。ついで、長尺用マガジン80を第1図鎖
線で示すようにカメラ本体2の後面開口部よりマ
ガジン装着部7に装着する。この時、セツトレバ
ー24のレバー24Bはカメラ本体2の外部に突
出されており、装着後鎖線で示すように第1図時
計方向に所定角度回動され、長尺用マガジン80
の上方に位置することにより該マガジン80の上
下方向への移動を防止すると共にケース蓋4の閉
蓋を可能にする。また、長尺用マガジン80が所
定位置に装着されると、電源スイツチ15が閉成
されると同時にギヤロツクレバー16が押圧され
てカメラボデイ9内に没入され、このレバー16
に設けられている遊星ギヤがモータ45の軸およ
び第1スプロケツト10の軸に固定されている各
歯車と噛合する。また、長尺用マガジン80の装
着により、巻取軸47はマガジン本体80Aの貫
通孔82に挿入されて巻取りスプール86と結合
する。圧板53はカメラボデイ9のプレート14
に圧接され、第1および第2のスプロケツト1
0,41の歯が長尺フイルム85のパーフオレー
シヨンに係入する。
なお、長尺用マガジン80の装着後セツトレバ
ー24を回動してカメラ本体2内に収納すると、
伝達機構6の第1および第2レバー20,22が
第2図時計方向に回動し、捲取軸28を押し上げ
るが、マガジン本体80Aの底面には捲取軸28
に対応して孔が形成されておらず、したがつてマ
ガジン本体80A内に侵入することはない。ま
た、長尺用マガジン80の装着時においては、適
宜なクラツチ機構の切換えにより駆動モータから
の回転が捲取軸28の伝達ギヤ34に伝達されな
いようになつている。また、マイクロスイツチ4
9(第1図)は長尺用マガジン80の装着時にお
いて開成されている。
このような長尺用マガジン80のセツト状態に
おいて、カメラボデイ9のシヤツターが自動ない
し手動操作によつて切られると、第7図に示すス
タート信号(レリーズ信号によりシヤツターが閉
成することにより発生する)98がフリツプフロ
ツプ回路93のs端子に入力信号として加えられ
る。このため、TR1がオン(ON)になつてモー
タ45が駆動すると、このモータ45の回転が第
1スプロケツト10および巻取軸47に伝達され
てこれを回転させる。したがつて、巻取りスプー
ル86は巻取軸47と一体に回転して長尺フイル
ム85を巻上げる。この時、第2スプロケツト4
1はパーフオレーシヨンの移動に伴つて回転す
る。長尺フイルム85が1駒分巻上げられると、
光電検出器40によつて送出されたパルス信号が
第7図T1位置に送られてカウンタ94を動作さ
せ、撮影駒数「1」を計数すると共にTR1をオフ
(OFF)とし、モータ45を停止させる。
そして、撮影の度毎に上記動作が繰返され、あ
らかじめ設定された駒数の撮影が終ると、カウン
タ94から警告信号が警告回路96に送出され、
フイルム残量の少ないことを警告ランプおよびブ
ザーで知らせる。これにもとずき、長尺用マガジ
ン80はマガジン装着部7から取り出され、長尺
フイルム85を現像にまわすと共に新しい長尺フ
イルムが装填される。
なお、長尺用マガジン80の使用時においては
スイツチ91,92の可動接点が接点aに接続さ
れているので、電磁リレーL,TR2,J−Kフリ
ツプフロツプ回路90等は動作されない。
次に、パトローネ用マガジン50を使用する場
合には、先ずパトローネ30を円筒体61に挿入
してパトローネ用フイルム60を小径ローラ5
8,圧板53および大径ローラ59に添接し、そ
の始端を出入口64aよりフイルム容器64内に
臨ませた後、マガジン本体50Aに蓋体50Bを
覆せてこれを止めねじ51で固定し、フイルムの
装填を終了する。次に、パトローネ用マガジン5
0をマガジン装着部7に長尺用マガジン80と同
様にカメラ本体2の後方から装着する。このマガ
ジン50の装着後セツトレバー24を回動操作
し、カメラ本体2内に収納すると、該レバー24
の回転が伝達機構6を介して捲取軸28に伝達さ
れるため、該軸28は上昇して貫通孔39よりマ
ガジン本体50A内に入り、パトローネ30のス
プール31に結合する。
また、パトローネ用マガジン50の装着に伴つ
てマイクロスイツチ49がピン70によつて閉成
されると、J−Kフリツプフロツプ回路90のC
端子がハイレベルからローレベルとなり、Q端子
がハイレベルとなり、TR2がオン(ON)とな
り、電磁リレーLを動作させる。この結果、スイ
ツチ91,92がa端子からb端子に切換つてモ
ータ45を回転させる。また、電磁リレーLが働
くと、モータ45の歯車と第1スプロケツト10
の歯車とが噛合するようにあらかじめ構成されて
いるため、第1および第2スプロケツト10,4
1は逆回転され、これによつてパトローネ30内
の未露光フイルム60が引き出され、マガジン5
0内の空所、すなわちフイルム容器64内に送り
込まれる。この時、フイルムの送り量、換言すれ
ば撮影可能な駒数は、光電検出器40からのパル
ス信号にもとずき110駒カウンタ97でカウント
され、110駒目でJ−Kフリツプフレツプ回路9
0のQ端子出力を反転させ、TR2をオフとし、モ
ータ45を停止させると共に電磁リレーLを切つ
てスイツチ91,92をb端子からa端子に切換
える。そして、カウンタ94はリセツト信号によ
つてリセツトされ、捲取軸28の伝達ギヤ34が
遊星ギヤを介してモータ45の歯車と噛合し、撮
影待機状態となる。
手動もしくは自動操作によつてシヤツターを切
ると、前述したと同様スタート信号98によつて
モータ45が回転して捲取軸28を回転させるた
め、パトローネ用フイルム60を巻上げる。フイ
ルム60が1駒分巻上げられると、光電検出器4
0からのパルス信号によつて上記したと同様モー
タ45を停止させると共に撮影枚数をカウンタ9
4でカウントする。撮影が繰り返され80駒をカウ
ントすると、残量警告ランプとブザーが鳴り、さ
らに100駒目まで撮影し終ると、残りは自動的に
フイルム60がパトローネ30に完全に巻上げら
れるまで空撮りし、モータ45を自動的に停止さ
せる。
かくして、このような構成からなる監視カメラ
1によれば、パトローネ用マガジン50および長
尺用マガジン80をカメラ本体2のマガジン装着
部7に水平方向から装着することができ、またセ
ツトレバー24はカメラ本体2内に収納されてマ
ガジン50,80の上方に近接もしくは接触する
ことによりこれらマガジン50,80の脱落を防
止する。しかも、パトローネ用マガジン50の装
着時において、セツトレバー24が係止位置まで
回動しないと、捲取軸28とパトローネ30のス
プール31とが完全に係合連結しないので、マガ
ジン50の装着が完全であるか否かを容易に確認
することができ、かつセツトレバー24のレバー
24Bがカメラ本体2の外部に突出している場合
にはケース蓋4の閉蓋を阻止し、セツト状態が不
完全であることを知らせることができる。
加えて、パトローネ用マガジン50と長尺用マ
ガジン80を選択的に装着し得るため、市販のパ
トローネ入フイルム60と長尺のロールフイルム
85の使用が可能で、大都市以外の小さな町、村
等においても監視カメラ1を設置使用することが
でき、特にパトローネ入フイルム60を使用した
場合には途中で現像処理する場合、未撮影部分が
少ないので、経済的である。また、パトローネ用
マガジン50と長尺用マガジン80をセツトする
のみで、フイルムのモード切換を自動的に行うこ
とができる。
第8図は本考案の他の実施例を示すパトローネ
用マガジンの一部破断斜視図である。この実施例
はパトローネ30内の未撮影フイルム60を該パ
トローネ30からあらかじめ引き出しておいて撮
影の度毎に巻戻すようにした上記実施例と異な
り、撮影の度毎に長尺用ロールフイルム85と同
様、巻上げていくように構成したものである。そ
のため、パトローネ用マガジン100の各構成部
材は第4図および第5図に示したパトローネ用マ
ガジン50の構成部材と左右逆に配置される。な
お、構成部材自体は案内板101を除いて全く同
一に形成されるため、同一符号を以つて示し、そ
の説明を省略する。前記案内板101は板ばね等
によつて円弧状に形成され、その一端がフイルム
容器64の出入口64aの一方に固定されてお
り、これに沿つてフイルム容器64内にフイルム
60が受容されるようになつている。特に、巻取
りスプールを持たないパトローネ入フイルム60
の使用においては、薄いフイルム60がフイルム
容器64内で幾重にも巻き重なつてくると、フイ
ルム6の腰が弱いため、フイルム60を送り込め
なくなる虞れがあるが、フイルム容器64に比べ
て曲率半径が小さい前記案内板101を付設する
と、このような不都合を解消でき、フイルム60
を最後まで確実に送り込むことが可能である。
なお、パトローネ用マガジン100の使用にお
いては、カメラ本体2の構成、特に捲取軸28、
セツトレバー24等の配設位置が左右逆になると
共に、あらかじめフイルム60を巻上げる必要が
ないので、電気回路も簡略化することができる。
上記実施例においては伝達機構6の第1レバー
20をねじりコイルばね19によつて付勢した場
合について説明したが、このばね19はかならず
しも必要としない。
以上説明したように本考案に係る監視カメラ
は、長尺のロールフイルムを収納する長尺用マガ
ジンと短尺フイルムが装填されたパトローネを収
納するパトローネ用マガジンを選択的に装着し得
るように構成したので、長尺のロールフイルムの
入手が困難な地域においてもカメラの設置が可能
である。また、セツトレバーと、パトローネのス
プールに係合する捲取軸とを伝達機構によつて作
動連結しているので、捲取軸とスプールとの連結
ミスを防止することができ、しかもセツトレバー
はカメラ本体から外部に突出している際、ケース
蓋の閉蓋を阻止し、カメラ本体内への収納時にマ
ガジンを係止するため、マガジンの装着が確実で
ある。また、マガジンはマガジン装着部に水平方
向から装着されるため、装着操作が垂直方向から
の装着に比べて容易であるなど、その実用的効果
は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る監視カメラの一実施例を
示す一部破断斜視図、第2図は伝達機構の一部破
断側面図、第3図はフイルム送り確認用手段の一
実施例を示す斜視図、第4図はパトローネ用マガ
ジンの一部破断斜視図、第5図は第4図に示した
マガジン本体の下方から見た斜視図、第6図は長
尺用マガジン本体の平面図、第7図は監視カメラ
の電気回路図、第8図は本考案の他の実施例を示
すパトローネ用マガジンの一部破断斜視図であ
る。 1……監視カメラ、2……カメラ本体、3……
マガジン受板、6……伝達機構、7……マガジン
装着部、9……カメラボデイ、11……フイルム
送り確認手段、24……セツトレバー、28……
捲取軸、30……パトローネ、31……スプー
ル、50……パトローネ用マガジン、80……長
尺用マガジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺用マガジンとパトローネ用マガジンが選択
    的に装着されるマガジン装着部を備えたカメラ本
    体と、前記マガジン装着部に配設されたレンズを
    備えるカメラボデイと、このカメラボデイに配設
    された長尺用マガジンのためのフイルム送り確認
    手段と、前記パトローネ用マガジン使用時に該マ
    ガジン内に装填されたパトローネのスプールと連
    結し得る捲取軸と、前記カメラ本体に回動自在に
    配設されたセツトレバーと、このセツトレバーと
    前記捲取軸とを作動連結し、該レバーの回転を捲
    取軸に伝達する伝達機構とを具備してなり、前記
    セツトレバーはパトローネ用マガジンのカメラ本
    体への装着時に該カメラ本体外に一部が突出され
    て前記マガジンの装着を可能にし、装着後回動さ
    れてカメラ本体内に入り前記マガジンの上方にて
    停止されることにより該マガジンの取り出しを不
    能にすると同時に該レバーの回転が前記伝達機構
    によつて前記捲取軸に伝達され、これによつて該
    軸が上昇してパトローネ用マガジン内に突入し、
    前記パトローネのスプールと係合連結することを
    特徴とする監視カメラ。
JP13087681U 1981-09-04 1981-09-04 監視カメラ Granted JPS5838134U (ja)

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JPS5838134U JPS5838134U (ja) 1983-03-12
JPS6220837Y2 true JPS6220837Y2 (ja) 1987-05-27

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