JPS62207423A - 電気掃除機の床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ブラシを備えた電気掃除機の床ノズルに
関するものである。

従来の技術 従来、この種の電気掃除機の床ノズルは実公昭６９−１
２５３５２号公報に示すような構成が一般的であった。

以下、その構成について図面を参照しながら説明する。

第６図および第６図において、１は上部ノズル部材２、
下部ノズル部材３からなるノズル本体で、本体内の前部
に吸込室４を形成、シ、後部にタービン室６が形成しで
ある。６は吸込室４内に回動自在に配設した回転ブラシ
で、外周にはブラシ毛７が植設され、両端部は軸受で支
持されている。８はタービン室Ｓ内に配設されたエアー
タービンであり、回転ＩＩｖＩ９と一体形成され回動自
在に構成されている。１０は動力伝達手段であるベルト
で、回転ブラシ６の端部に設けた犬プーリー１１とエア
ータービン８の回転軸９の端部に設けた小プーリ−１２
との間に張架しである。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の電気掃除機の床ノズルでは、ノズル本
体１の巾Ａ、および前部Ｂの全面に渡って集塵すること
ができなかった。

すなわち、吸込室４内に配設された回転ブラシ６は、そ
の両端が軸受で支持された構成であり、回転ブラシ６の
側方および前方部は上部ノズル部材２、下部ノズル部材
３によシ壁面が形成されている。そのため、回転ブラシ
６のブラシ毛アはノズル本体１巾Ａおよび前部Ｂの全面
に渡って、被掃除面に対して接触することが出来ず、ノ
ズル本体１の側面および前面の隅部については集塵する
ことができないという、構造に起因する基本的な問題が
発生していた。使用者はその対策としてスキマノズルな
ど局部吸込具と交換して集塵できなかった隅部の掃除作
業を再度行うという、効率の悪い掃除作業を行っていた
ものである。天井などの掃除作業においても同様の問題
が発生していた。

本発明は、このような問題点を解決するもので、隅部集
塵性能の良い電気掃除機の床ノズルを提供することを目
的としている。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、上記問題点を解決するため、回転ブラシを配
設した吸込室と、エアータービンを内蔵したタービン室
と、これら吸込室とタービン室とを連絡する連絡孔と、
回転ブラシにエアータービンからの動力を伝える動力伝
達手段とを備え、前記回転ブラシのを内蔵した吸込室の
両側方部、前方部は開閉自在なカバーで構成してなるも
のである。

作　　用　′ 本発明は上記した構成により、カバーを開くと回転ブラ
シに植設したブラシ毛をノズル本体の側方、前方、下方
より突出させて被掃除面における側壁、家具の隅部が完
全にブラッシングされるものである。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図〜第４図において、１３は上部ノズル部材１４、
下部ノズル部材１６からなるノズル本体で、本体内の前
部に吸込室１６を、後部にタービン室１７をそれぞれ形
成している。また１８はこれら吸込室１６とタービン室
１７との間を連絡する連絡孔、１９はタービン室１７の
後部に回動自在に設けられ、掃除機の吸塵パイプと接続
する継手バイ７７，２０は吸込室１６内に回動自在に設
けた回転ブラシである。回転ブラシ２０は、その中央近
辺に回転軸受２１を有し、上部ノズル部材１４と下部ノ
ズル部材１６の軸受固定部２２．２３により保持固定さ
れている。また中央部には、回転受動用の大プーリ−２
４が回転ブラシ２ｏと一体形成されている。すなわち、
回転ブラシ２０はその中央部に軸受部を有し、左右の吸
込室１６に伸び、さらにノズル本体１３の側方部へ突出
するよう形成されている。左右に形成された回転ブラシ
２０の外周には螺旋状にプ・ラシ毛２６が植毛されてい
る。ブラシ毛２６はノズル本体１３の側方より突出して
いると共に前方部、下方部へも突出しているものである
。２６はタービン室１７内に配設したエアータービンで
あり、ノズル本体１３の側壁部に軸受２７を有し、中央
部には動力伝達用の小プーリ−２８が設けられている。

すなわち、エアータービン２６は左右に分割された構成
となり、吸込室１６、回転ブラシ２０．連絡孔１８、エ
アータービン２６、タービン室１７がノズル本体１３内
の左右でそれぞれ構成されている。２９はエアータービ
ン２６の小プーリ−２８と回転ブラシ２０の大プーリ−
２４との間に張架した動力伝達手段のベルトである。３
０は前記回転ブラシ２０の前方および側方部をおおいか
ぶせるカバーであり、ゴム材などの軟質材より形成され
、上部ノズル部材１４に固定されている。カバー３０は
、回転ブラシ２０の三方を囲うもので、吸込室１６の気
密性を高め、塵埃の吸込性を向上させる役目と、さらに
、カバー３０を上部ノズル部材１４の上部へ折り返えす
よう形成されており、回転ブラシ２０の前方、側方を開
６させ、ブラシ毛２６が被掃除面の壁面隅部にも完全に
接触しブラッシングが可能なよう構成されている。

上記構成において、動作を説明すると、吸込室１６より
吸引された空気は吸込室１６から連絡孔１８を通りター
ビン室１７内に流入する。タービン室１７内に流入した
気流は、エアータービン２６に衝突し、その下方を継手
パイプ１９まで高速で吸引され、エアータービン２６が
回転するものである。その動力が小プーリ−２８、ベル
ト２９、大プーリ−２４を経て回転ブラシ２０へと伝え
られるのである。

被掃除面が壁側、家具の隅掃除などの場合は、ノズル本
体１３の前方に形成したカバー３０を上方部へ折り返し
て回転ブラシ２０の前方、側方部を開口させた状態にす
る。ノズル本体１３を隅部へ近づけ掃除作業を行うので
あるが、回転ブラシ２０のブラシ毛２６はノズル本体１
３の巾寸法よυ大で、その側面より突出しているため、
ブラシ毛２６は隅部の側壁に当接することになる。なお
、壁面とカバー３０がいち早く当接するが、カバー３０
の弾力がクッションの役目を行い、壁面の傷付けなど防
止すると共に、ブラシ毛２６と壁面との当接の力加減が
出来るものである。以上隅部は完全にブラッシングされ
集塵されることになる。

本実施例では、吸塵口、すなわち連絡孔１８をノズル本
体１３の左右の側面近くに形成したことにより、ノズル
本体１３の側面より連絡孔１８までの距離が非常に短か
いため、ノズル本体１３の側方部集塵性能が従来の中央
部に連絡孔が形成された床ノズルに対していちぢるしく
向上したものである。また、回転ブラシ２ｏのブラシ毛
２５がノズル本体１３の下方、前方、側方へと突出して
いるため、天井、壁面、凹凸部の掃除作業などにおいて
も隅々までブラッシングが行えると共に掃除作業の姿勢
も他方向から行え、広範囲で効率の良い掃除作業が行え
るものである。さらに天井掃除の際上部ノズル部材１４
の上方部へ折り返したカバー３０が天井から落下する塵
埃を受は止めるなどの効果も有る。

平面掃除の場合は、カバー３０を元の形状に戻し、回転
ブラシ２０の前方、側方をおおうため、従来の床ノズル
と同様に使用することが出来るものである。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、回転ブラシの前方、
側方の開口部を開閉自在に形成するカバーを構成したこ
とにより、被掃除面における壁面隅部の集塵性能を向上
させることができ、平面。

天井、壁面、凹凸部の掃除など広範囲で効率の良い掃除
が可能となるなど、使用性のすぐれた電気掃除機の床ノ
ズルを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電気掃除機の床ノズ
ルの側断面図、第２図は同内部構成を示す正断面図、第
３図は同動力伝達手段を示す側断面図、第４図は同外観
斜視図、第６図は従来の電気掃除機の床ノズルの外観斜
視図、第６図は同内部構成を示す正断面図である。 １３・・・・・ノズル本体、１６・・・・・・吸込室、
１７・・・・・・タービン室、１８・・・・・・連絡孔
、２０・・・・・・回転ブラシ、２６・・・・・・エア
ータービン、２９・・・・・・動力伝達手段（ベルト）
、３０・・・・・・カバー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第３図 どσ 第４図　　　　　　　　　ｌデ 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ブラシを内蔵した吸込室と、エアータービン
   を内蔵したタービン室と、これら吸込室とタービン室と
   を連絡する連絡孔と、前記回転ブラシにエアータービン
   から動力を伝える動力伝達手段とを備え、前記回転ブラ
   シを内蔵した吸込室の前方および両側方部は開閉自在な
   カバーで構成した電気掃除機の床ノズル。
2. （２）回転ブラシおよびカバーの両側面部はノズル本体
   の両側面部より突出させた特許請求の範囲第１項記載の
   電気掃除機の床ノズル。
3. （３）カバーはゴムあるいは軟質塩化ビニール等の軟質
   材料で形成した特許請求の範囲第１項記載の電気掃除機
   の床ノズル。