JPS622072B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS622072B2
JPS622072B2 JP57051964A JP5196482A JPS622072B2 JP S622072 B2 JPS622072 B2 JP S622072B2 JP 57051964 A JP57051964 A JP 57051964A JP 5196482 A JP5196482 A JP 5196482A JP S622072 B2 JPS622072 B2 JP S622072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
conveyor
cutting
cut
defective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57051964A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58169567A (ja
Inventor
Kunio Nakamura
Kazuhiko Katsube
Katsuhiro Niwa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP5196482A priority Critical patent/JPS58169567A/ja
Publication of JPS58169567A publication Critical patent/JPS58169567A/ja
Publication of JPS622072B2 publication Critical patent/JPS622072B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長尺生地を連続的に送出してこれを
所定長さのもとに切断して裁断生地片を得るに当
り、生地面に存在する不良個所を考慮して、これ
を適切な長さに変更して切断することにより、以
後の取扱い処理が合理的に行なえるようにした新
しい自動化裁断手段の提供に関する。
各種衣料品の製造に当つては、生ず原反である
長尺生地を、目的に応じた長さの定寸生地に切断
し、これを多数枚集積したものに対して型紙に応
じた裁断小裁加工を行なつて後、縫製加工に移る
のが一般的であり、これらの切断、集積、裁断加
工等は何れも一貫した流れ行程下において機械的
かつ自動的に処理されている。処が長尺生地には
その部分は不特定であるが、織疵や編疵等の不良
個所が存在する事は不可避である。このさいかか
る不良個所を含まない品質良好な生地の場合に
は、これを機械的に目的寸法毎に自動切断し、
次々にこれを同一個所に集積すれば足りるのであ
るが、不良個所を含む生地の場合には、無疵の生
地と同様に同一場所に集積することはできないの
で、その不良個所を持つ部分の生地はこれを所要
寸法に裁断して切り落し、後で所謂疵廻しをして
これを目的用途やあるいは転用可能な別用途の生
地片として小裁さして利用することになる。この
事はかかる裁断装置として、例えばある目的の身
頃生地片を得るため、それに応じた一定長さのも
とに連続送出、切断する場合、不良個所を含む生
地部分が現われると、これを別寸法に裁断して切
り落したものを、後で集めて疵廻し作業に運ばな
ければならず、しかもその不良個所は規則的に現
われるものでないため、その一連の取扱いはきわ
めて多くの手数を要することになり、時間と生地
のロスとを生じ易いのである。
本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたものであつて、例えば前記の身頃生地片を
得る裁断装置について見れば、かかる不良個所が
現われた時、その位置を検出し、これに応じて疵
廻し処理すれば身頃生地片として使用可能なもの
は、これを身頃生地片と同寸に裁断して別位置に
集積し、疵廻ししても身頃生地片として使用不可
能なものは、これを例えば袖用生地片として転用
可能なものは、袖用生地片として必要な寸法のも
とに切断して別位置に集積するように、長尺生地
における不良個所の有無、更には不良個所の存在
位置によつて、これを転用可能な適切な寸法のも
とに切断できるようにし、かつそれぞれ別位置に
集積可能として、裁断並び後処理の合理化と能率
化を企図したものであり、従つてその特徴とする
処は、ガイドローラおよび駆動ローラによる長尺
生地の積極送出手段と、前記駆動ローラの下方に
配設されてその駆動並び従動ローラに循環回走可
能にかつ両ローラ周面とベルト内面との間に蛇行
防止用ガイド溝およびガイド突条の係合を介して
張架させた生地送出コンベアと、同コンベアの生
地送出端側に配置されかつ生地を幅員方向に亘つ
て定寸切断するための切断カツターと、前記送出
コンベアの長手方向に亘つて配設され前記生地の
不良個所に対応して生地側に付設した不良個所検
知用マークを感知するための、かつ前記切断カツ
ター位置を起点とする所要切断定寸Lの全長にお
ける前部、中央部および後部の各部を分担して配
置される少なくとも3個以上の感知部材と、前記
送出コンベアの下位に配置されて前記切断カツタ
ーおよび各感知部材を介し選択切断された定寸L
の不良個所皆無の切断片、定寸Lのかつ不良個所
を持つ疵回し処理用切断片および定寸Lよりも短
かい長さlのかつ不良個所を持つ転用切断片を共
通に吸着搬送するための、そのキヤリヤ面に吸着
手段を持つ搬出用コンベアと、同コンベアの前記
キヤリヤ面の下位に並設された前記各切断片のた
めのかつ各別の収容部材とから成る点にある。
以下図示の実施例について本発明を詳述すると
第1図乃至第4図に例示したものは、本発明を実
施する長尺生地裁断装置の1例を示したものであ
り、これら各図において、折畳み積層状の長尺生
地1は、所要のガイドロール2,2、ガイドロー
ル3,3を経て、一対の送出用駆動ローラ4,4
を介し送出用コンベア5上に移乗され、同コンベ
ア5によつて第1図において、図向つて右側より
左側に送り出されることになる。このさい長尺生
地1が筒状メリヤス生地のような場合には、図示
のガイドローラ3,3と駆動ローラ4,4との間
において点線で図示するように、型枠6を配して
位置規制を行なつてもよく、また生地1が織物生
地等の場合には、生地1の長手方向側辺を感知
し、これにより駆動ローラ4,4を軸方向に左右
動させることにより、送出コンベア5側に移行す
る生地1の位置規制を行なうようにしてもよい。
送出コンベア5は駆動、従動ローラ7,7によつ
て循環回走自在かつ停止自在とされるが、このさ
い第3図および第4図に示すように、コンベア5
をなす広巾ベルトの内面にベルトと平行にかつベ
ルト長さ方向に亘つて複数条のガイド突条8を列
設し、このガイド突条8を駆動、従動ローラ7,
7の周面に対応して列設したガイド溝9側に嵌支
させることにより、コンベア5の蛇行、従つて送
り出される生地1の蛇行を防止するようにしてい
る。
前記送出コンベア5の生地送出端側の下方に
は、第1図並びに第4図に例示するように、コン
ベア5の生地送出端から垂下する生地1を内外両
面より挾んで切断する固定下刃10aと可動上刃
10bとによるカツター10が定位置に設置さ
れ、エアシリンダ等の開閉用駆動部材11を可動
上刃10b側に連結することによつて、生地1の
切断が行なわれ、この切断は生地1を幅員方向に
亘つて切断するものであり、更に、このカツター
10による切断位置を起点として、これより送出
コンベア5に亘つて適宜間隔下に複数個の光電管
その他による生地不良個所の検出部材が、第1検
出部材12、第2検出部材13、第3検出部材4
のように配設されるのである。
また前記送出コンベア5の下位には、同コンベ
ア5と平行してかつ前記切断カツター10を挾ん
で吸着手段を具備した搬出コンベア15が配設さ
れる。同コンベア15は第1図並び第2図に例示
するように、広巾ベルトの全面に多数の小孔16
が列設された孔明ベルトによつて形成され、送出
コンベア5と反対に下面となるキヤリア面の内部
にはコンベア全長に亘つて吸引ボツクス17が配
設され、吸引パイプ18によつて吸引自在とされ
たボツクス17の前記キヤリア面に接する底面に
は小孔16と対応する吸引孔19が列設されるこ
とにより、先に述べた切断カツター10により切
断された裁断生地片を吸着し、かつコンベア15
の移動によつて、第1図向つて左側より右側に向
つて裁断生地片を搬送自在とするのであり、2
0,20はコンベア15の駆動、従動ローラ、ま
た21はコンベア15の入口側に配設した裁断生
地片のガイドプレートを示している。
更にこの搬出用コンベア15の前記吸着、搬送
するキヤリア面の下方には、適宜間隔を置いて各
異なつた寸法毎、乃至は目的毎の裁断生地片の集
積台22,23、収納ボツクス24が配設され、
この内の集積台22,23は昇降自在のものとさ
れるのである。
本発明方法を実施するに当つて、最低必要とさ
れる部材並び機構による裁断装置は略前記の通り
であるが、勿論これには後述するような各種の設
計的変更が可能であり、これのみに限定されるも
のではない。また前記した送出用コンベア5と搬
出用コンベア15の駆動走行に当つては、両コン
ベア5,15におけるローラ7,20の回転数、
即ち一定の回動角度を検出し、これをオートカウ
ンタによつてカウントするような制御手段を具備
させ、両者の周速度を同一としかつそれぞれ駆動
停止自在とするのである。
第1図乃至第4図に示した装置例を用いての本
発明による裁断内容を詳述すれば、第5図乃至第
7図に示すようにして行なわれる。第5図は本発
明による裁断1例を示したものであり、長尺生地
1を切断してその定寸長さLとされた身生地A
と、不良個所の存在によつて身生地Aの長さLよ
りも短かい長さの定寸長さlとされた袖生地Bと
が選択的に切断可能とされ、更には全く不良個所
のない身生地Aと、不良個所はあるが疵廻しその
他によつて使用可能とされる身生地A1も得ら
れ、かつこれら生地A,A1,Bをそれぞれ別位
置に区分して集積可能とした場合の生地形態を示
したもので、同図イに示したものはその身生地A
乃至A1であり、定寸長Lの身生地は左右両端の
寸法l1,l1部分と中央の寸法l2部分とから成り、
斜線で示したのは寸法l1,l1部分において後に裁
断される裁断除去部aを示しており、同図ロに示
したものはLより短かい長さlの袖生地Bであつ
て、斜線で示したのは後に裁断される裁断除去部
bであり、またcは幅員方向に亘る同じく後に裁
断される小裁切断線であつて、これにより複数個
の袖片B′が得られることを示している。またこの
場合長尺生地1は筒状メリヤス生地とされる。
第6図イ〜ホは生地1の進行切断状態を順次平
面的に示したものであり、第7図イ〜ホは前記第
6図イ〜ホに示した状態を第1図乃至第4図に示
した装置に即して対応的に示したものであるが、
先ず第6図イおよび第7図イにおいて、第5図イ
に示した定長Lの身生地Aを裁断する場合、切断
カツター10が切断動作を終つて開いた後、生地
1は駆動ローラ4,4送出コンベア5の駆動を介
して両図イ〜イに示すように矢印方向へ、その切
断された生地前端がカツター位置を起点として定
長Lだけ送出されることになる。この定長Lの送
出の間、その送出生地面に全く不良個所が存在し
ない時には、第1・第2・第3検出部材12,1
3,14は全く作動しないので、生地1は定長L
だけ送出され、送出コンベア5側において先に述
べた回転数カウント等によつてLの長さを検出し
た時、送出用コンベア5駆動ローラ4,4、搬出
用コンベア15を同時に停止させ、切断カツター
10を駆動して送出された生地1をこのカツター
位置で切断することにより、定長Lに切断された
無疵の身生地Aは第7図イに示すように下位の搬
出用コンベア15側に吸着ボツクス17による吸
引によつて吸着保持状態にある。
次いで再び駆動ローラ4,4送出用コンベア5
搬出用コンベア15を駆動させて生地1の送出を
行なうのであり、このさいその送出長さは先の定
長Lを基準として行なう事になるが、この時後続
して送られる生地1側において、第6図イ,ロに
示すように、切断後の長さLに亘る生地部分にお
いて、長さl1の部分に編疵等の不良個所d1がある
時、このl1の部分は第6図ロに示すように切断カ
ツター10の近傍に位置しているため、第2・第
3検出部材13,14はこの不良個所d1を感知し
ないが、第1検出部材12が、予じめこの不良個
所d1に対応して生地1の一側辺に貼着してある不
良個尋感知マーク25を感知することによつて同
個所d1を検出することになり、この場合その切断
カツター10の位置から生地1が長さLだけ移動
して第6図ハの状態に達した時、駆動ローラ4,
4送出用コンベア5搬出用コンベア15が停止さ
れ、同時に切断カツター10によつてこの不良個
所d1を含む長さLの身生地A1が切断されること
になる。尚先に第6図イ、第7図イにおいて完全
無欠の身生地Aが切断された後、搬出用コンベア
15のみを単独駆動して、身生地Aを第7図イか
ら同図ロに示すように吸着搬送し、同図ロのよう
に同身生地Aが最初の集積台22上に正対した
時、搬出用コンベア15の停止と吸引ボツクス1
7における吸引停止によつて、身生地Aはこの集
積台22に落下集積されることになる。第7図ロ
においては、身生地A1の前端がちようど切断カ
ツター10の位置にあり、第6図ハにおいて述べ
た定長Lの移動とカツター10による切断がこの
後に行なわれ、第7図ハが第6図ハと相応する状
態を示し、身生地A1はこの状態で搬出用コンベ
ア15側に吸着され図の状態でコンベア15の停
止と共に停止される。
第6図ハおよび第7図ハで示したように、l1
分に不良個所d1のある定長Lの身生地A1を切断
した後、これに続く生地1の送出を行なうことに
なるが、この後続する生地1において第6図ハに
示すように、今度はその定長Lに亘る長さの中央
のl2部分に同様の不良個所d2がある場合、第6図
ロ,ハの対比で明らかなようにこの不良個所d2
第1検出部材12と第3検出部材14では検出さ
れないが、中間の第2検出部材13によつて同不
良個所d2はその不良感知マーク25を介して検出
されるので、この場合はその不良個所d2が中央部
分l2に存在することにより、身生地としての使用
は困難であるため、第6図ニに示すように、定長
Lよりも短かい長さのlである袖生地Bとして転
用すべく、駆動ローラ4,4送出コンベア15の
駆動送出に当り、コンベア15の送出長さをlの
長さだけ送出して停止させることにより、ここに
第5図ロで示した袖生地Bの定寸切断が得られる
ことになる。尚このさい前述の第6図ハに示すよ
うに、疵のある身生地A1を切断した後、駆動ロ
ーラ4,4および送出用コンベア5側のみを停止
させ、送出用コンベア15のみを駆動し、第7図
ニにおいて示すように、この身生地A1は送出用
コンベア15の図向つて右側の搬出端まで吸着搬
送し、身生地1の前端からコンベア15のローラ
20における非吸引により、身生地1は順次垂れ
下がつて、収納ボツクス24内に収容させるので
あり、これが終つてから搬出用コンベア15を停
止させるのである。
前記第6図ニで説示したように、定長lの袖生
地Bを切断カツター10の位置から長さlだけ送
り出した後、駆動ローラ4,4送出用コンベア5
を停止したさい、搬出用コンベア15のみを駆動
させることにより、第7図ホに図示するように、
同袖生地Bを身生地Aの集積台22の次位に配設
した集積台23位置まで搬送し、この位置で搬出
用コンベア15を停止し吸引ボツクス17による
吸引を停止することにより、袖生地Bはこの集積
台23上に落下集積されることになる。
また第6図ニで袖生地Bを定寸切断した後、後
続する生地2の新たな送出を行なうことになる
が、図示のようにその長さLに亘る部分におい
て、Lの後端におけるl1部分に不良個所d3がある
時、第1・第2検出部材12,13においてはこ
の不良個所d3を示す不良感知マーク25は検出さ
れないが、第3検出部材14によつて同マーク2
5が検出されるので、この場合は定長Lの疵を持
つ身生地A1として駆動ローラ4,4送出用コン
ベア5の駆動停止によつて、第6図ホに示すよう
に身生地A1の切断が行なわれ、この身生地A1
先に述べたと同様に第7図ハ,ニに示したと同様
に、収納ボツクス24内に搬出用コンベア15の
駆動停止を介して収容されることになる。次いで
前記第6図ホに示した身生地A1の切断が行なわ
れた後、生地1の新たな送出を行なうに当り、同
図に示されるように、後続生地の長さLに亘る部
分において、そのl1部分とl2部分との両者におい
てそれぞれ不良個所d3不良個所d4が存在する時、
駆動ローラ4,4送出用コンベア5による生地1
の送出により、これら不良個所d3,d4はその不良
感知マーク25,25により、第1検出部材1
2、第2検出部材13によつて検出される。この
ような場合は身生地A,A1としては使用困難で
あるため、先に第6図ハ,ニで説示したように、
定長lに止まる袖生地Bとして、駆動ローラ4,
4送出用コンベア5によつてlの長さだけ送り出
し、停止切断して袖生地Bを得ることになり、こ
の袖生地Bは同じく第7図ホで示したように搬出
用コンベア15の駆動停止を介して、袖生地用の
集積台23上に集積させることになる。
以上のようにして本発明による長尺生地の裁断
が連続的に行なわれることになる。即ち第5,
6,7図に示した実施例においては、筒状メリヤ
ス生地による長尺生地1の裁断に当り、同生地1
における編疵の有無・また編疵があつた場合、そ
の存在位置によつて、主目的である定長Lの身生
地Aとして、その全面に全く不良個所のない身生
地Aの他、若干の不良個所はあるがその位置によ
つて疵廻しその他の修整によつて身頃として使用
可能である身頃地A1、更には身生地としては使
用困難であるが袖用生地として使用可能な袖生地
Bの3者が、選択的に裁断されかつこれら各生地
A,A1,Bがそれぞれ別位置に集積される一連
の裁断作業を全自動的に処理できることになる。
従つて集積台22上に集積された無疵の身生地A
と、集積台23上に集積された袖生地Bは、それ
ぞれその多数集積状態のままこれを小裁工程に廻
し、第5図イ,ロに例示するように身頃および袖
としての所要の裁断が行なわれて、縫製工程に廻
されることになる。また収納ボツクス24内に収
容した身生地A1は何れもその生地長さの左右両
端における長さl1部分に不良個所を持つものであ
り、このままでは身生地Aと同様に使用すること
はできないが、この場合第5図イに例示したよう
に、身生地においてはその左右両側のl1部分にお
いて斜線で示した裁断除去部aのように、後の小
裁工程において裁断屑として除去する部分がある
ので、収納ボツクス24内に集積した欠陥身生地
A1は、これを取出してその不良個所dの部分が
かかる裁断除去部aに位置するように、筒状メリ
ヤス生地であることを利用し、所謂疵廻し作業を
して後、これら身生地A1群を積層して小裁工程
に廻し、身頃として裁断すれば使用可能となるの
である。これに反し定長Lの中央部分l2部分に不
良個所dがあると、かかる修整が利かないので、
本発明は第5図ロに示した寸法も短かくかつ裁断
除去部bが多数生じる袖生地Bに転用すべく、定
長lの袖生地Bとして裁断して用いることにな
る。このようにすればその長尺生地1において主
目的の身生地Aのみに固執することなく、これを
別の袖生地Bとしても裁断できることになるの
で、生地1の全長において無駄のない合理的な裁
断内容を容易に得られることになり、その利点は
きわめて大であり、しかもこれらの選択乃至切換
え裁断は、実施例で述べたように全自動的に処理
されてゆくので、その能率的な作業が可能である
ことはいうまでもない。
次に本発明方法における各種の実施例内容につ
いて逐次説示する。即ち第6,7図で示した作業
手順において、生地1を定長L乃至定長lの各生
地に裁断してこれを目的位置に搬送集積するに当
り、駆動ローラ4,4送出用コンベア5を停止さ
せて後、吸着手段を具備した搬出用コンベア15
を単独駆動して吸着搬送を行なつているが、これ
は第8図にその1例を示すように、生地1を切断
カツター10で切断した後、駆動ローラ4,4送
出用コンベア5を駆動させ、カツター位置より前
方の裁断生地と切断位置より後方の裁断後の長尺
生地1をそれぞれ搬送し、裁断後の長尺生地1の
前端が搬出用コンベア15における入口側のガイ
ド21位置まで図示のように到達した時、駆動ロ
ーラ4,4送出コンベア5側を始めて停止させ、
搬出用コンベア15は引続き駆動してその裁断さ
れた生地を目的位置まで搬送するようにしてもよ
いのである。図中1aは身生地A,A1または袖
生地Bの何れかに該当するその裁断生地を示して
いる。
第9図イ〜ヘに示した実施例は、第1図乃至第
4図実施例で述べた吸着手段を具備した搬出用コ
ンベア15を、第9図イに示すように前段の搬出
用コンベア15Aと後段の搬出用コンベア15B
との2段に分割構成した1例を示し、各搬出用コ
ンベア15A,15Bにはそれぞれ吸引ボツクス
17,17が付設され、前段コンベア15Aの入
口側にガイド21が設けられる他、両コンベア1
5A,15Bの接続部においては、下方に裁断生
地の連続用支承プレート26が設けられると共に
両コンベヤ15A,15Bの接続間にも間隙を閉
鎖するガイド27が配置され、また前段コンベア
15Aの吸着搬出端においては、その吸引ボツク
ス17とローラ20との間に非吸着部材28が配
置される。かかる搬出用コンベア15の2段分割
方式によれば、先に述べた身生地A,A1並びに
袖生地Bの各裁断、吸着搬送については、以下の
ようにして行なわれることになる。
即ち第9図イにおいて、切断カツター10の位
置から無疵の身生地Aがその定長Lだけ送出され
た時、駆動ローラ4,4送出用コンベア5及び前
段コンベア15Aが停止されて、身生地Aの後端
がカツター10により定長Lのもとに裁断され、
次いで再び駆動ローラ4,4送出用コンベア5及
び前段コンベア15Aが駆動して、裁断された身
生地Aと生地1が送出移動され、第9図ロに示す
ように裁断身生地Aが所定の集積台22上に到達
した時、駆動ローラ4,4送出用コンベア5及び
前段コンベア15Aは停止し、コンベア15Aに
おける吸着解放によつて同身生地Aは集積台22
上に落下集積され、この間後段コンベア15Bは
停止状態のままとされる。次に第9図ハに示すよ
うに不良個所のある欠陥身生地A1が所定の長さ
Lのもとに、同じく駆動ローラ4,4送出用コン
ベア5及び前段コンベヤ15Aにより送出され、
停止後、切断カツター10により身生地A1の後
端が切断された後、第9図ニに示すように、停止
された駆動用ローラ4,4送出用コンベア5及び
前段コンベア15Aと、更に後段コンベア15B
との全てを駆動し、裁断身生地A1と生地1を送
出し、このさい生地1側に不良個所があつてそれ
が袖生地Bとしてしか用いられない状態の時、生
地1は先に述べた本発明の検出、制御手段によつ
て定長lだけ新たに送り出されて停止するので、
この停止位置において切断カツター10によつて
送出された生地1側を切断することによつて、定
長lの袖生地Bの裁断が行なわれることになる。
次いで停止していた駆動用ローラ4,4送出用コ
ンベア5前段コンベア15A後段コンベア15B
を駆動して、裁断された身生地A1次いで裁断さ
れた袖生地B及び生地1側を第9図ホに示すよう
に送出させるのであり、このさい生地1側で無疵
であるため定長Lの身生地A分だけ送り出された
場合、駆動ローラ4,4送出用コンベア5前段コ
ンベア15A後段コンベア15Bの全てが停止
し、切断カツター10位置で無疵の身生地Aの後
端の裁断が行なわれる。次いで駆動ローラ4,4
送出用コンベア5前段コンベア15A後段コンベ
ア15Bの駆動により、最先の身生地A1、これ
に続く袖生地B、新しく裁断された身生地A及び
生地1側の送出が開始され、第9図ヘに示すよう
に、新しく裁断された身生地Aが集積台22上に
到達した時、駆動ローラ4,4送出用コンベア5
及び前段コンベア15Aを停止させ、かつコンベ
ア15Aの吸着を開放することによつて同身生地
Aは台22上に落下集積され後段コンベヤ15B
はそのまま移動を続行することにより、最先端の
身生地A1は同コンベア15Bの吸着搬出端に達
した時、ローラ20側の非吸引性と相まつて前端
から順次垂下状に解放されて身生地A1のための
収納ボツクス24内に収容され、またこれに続く
袖生地Bは目的の集積台23上に到達した時、同
コンベア15Bの停止、吸引停止によつて台23
上に落下集積されるのであり、身生地Aの集積台
22上への落下の後、再び駆動ローラ4,4送出
用コンベア5と共に前段コンベア15A側も駆動
されることになるのであり、このように吸着手段
を具備した搬出用コンベア15を多段に分割すれ
ば、より多様な裁断内容とこれに応じた分別集積
も容易に可能であるように、その機能の拡大と制
御操作の容易化とが可能である。
また本発明において、その長尺生地1における
不良個所dを予じめ付設した不良感知マーク25
とこれを感知する光電管その他による複数個の検
出部材12,13,14によつて検出するに当
り、その個数は以下のように変更して用いること
が可能である。
即ち第10図イに示すように、切断カツター1
0位置に設ける第1検出部材12に続いて、第2
検出部材13第3検出部材14の他に、更に第4
検出部材29を増設し、例えば定長Lの身生地A
乃至A1における全長を、l1部分、l2部分、l3
分、l1部分のように更に細分して看視するように
し、これら各部分にそれぞれ不良個所dがある場
合、例えば図例の第2検出部材13または第3検
出部材14によつて不良個所dを検出した時、第
10図ロ,ハに示すようにその不良個所dの位置
に応じ、袖生地BとしてL1の長さに裁断した袖
生地B1、あるいはこれより大きなL2の長さに裁
断した袖生地B2のように、その不良個所に応じ
てより有効に活用できるように袖生地Bを細分
し、これら袖生地B1,B2を分別集積することも
できるのであり、更には第10図ニに示すように
切断カツター10位置に設ける第1検出部材12
の1個のみとして、全ての不良個所の検出を行な
うことも、多少その制御操作は面倒となるけれ共
可能であるように、検出部材の位置と数とに関し
ては自由に設定できるものである。また検出部材
としては、光電管の他に例えばパルスカウンター
とマイクロコンピユーター等の機構も用いられる
ように、限定されることなく集中制御可能な検出
方式を採用することは自由である。
また本発明では、実施例として長尺生地1より
身生地及び袖生地の選択裁断を行なうものについ
て説示したが、勿論かかる身頃用や袖用の裁断の
みに限られる事はなく、各種衣料品分野に応じて
その裁断の具体的目的物は変るのであり、原反で
ある長尺生地から、その生地面において生じる不
良個所に応じて、これを適切な長さ寸法のもとに
選択的にかつ生地幅員方向に亘つて横断状に裁断
する全ての場合に本発明は好適に利用可能であ
る。
本発明によれば、原反である長尺生地1から、
その長さ方向において異なつた寸法の大小生地片
の裁断、また不良個所を含む生地内容に対して
は、その長さ方向における不良個所の存在位置に
よつて、これを有効に転用できるような適切な寸
法のもとに選択的に変更して裁断することが容易
に可能となるものであり、しかもこれらの目的に
応じて異なつた長さを持つ各裁断生地片を各別の
位置に集積可能であることにより、事後処理や加
工においてきわめて有利であり、更にこれら一連
の作業を連続かつ自動的に処理可能とするため一
般の各種編織生地を用いての多品種少ロツト生産
のための裁断等において、きわめて能率的に処理
できるのであり、これによつて長尺生地をその全
長に亘り無駄なく有効に裁断し、従来のように裁
断屑やロスを多く生じる不経済性をも解消できる
のであり、長尺生地の裁断における問題点を解消
したものとして優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置1例の全
体側面図、第2図は同搬出用コンベア要部の横断
側面図、第3図は同送出用コンベア実施例の横断
側面図、第4図は同切断要部の斜面図、第5図は
同裁断生地1例の説明図、第6図は本発明方法実
施例の裁断状態説明図、第7図は同裁断生地の送
出集積状態説明図、第8図は同送出手段1例の説
明図、第9図は同搬出用コンベア多段方式による
裁断送出集積状態の説明図、第10図は不良個所
検出手段実施例の説明図である。 1……長尺生地、5……送出用コンベア、10
……切断カツター、12,13,14,29……
検出部材、15……搬出用コンベア、17……吸
引ボツクス、22,23……集積台、24……収
納ボツクス、A,A1……身生地、B……袖生
地、d……不良個所、29……不良感知マーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガイドローラおよび駆動ローラによる長尺生
    地の積極送出手段と、前記駆動ローラの下方に配
    設されてその駆動並びに従動ローラに循環回走可
    能にかつ両ローラ周面とベルト内面との間に蛇行
    防止用ガイド溝およびガイド突条の係合を介して
    張架させた生地送出コンベアと、同コンベアの生
    地送出端側に配置されかつ生地を幅員方向に亘つ
    て定寸切断するための切断カツターと、前記送出
    コンベアの長手方向に亘つて配設され前記生地の
    不良個所に対応して生地側に付設した不良個所検
    知用マークを感知するための、かつ前記切断カツ
    ター位置を起点とする所要切断定寸Lの全長にお
    ける前部、中央部および後部の各部を分担して配
    置される少なくとも3個以上の感知部材と、前記
    送出コンベアの下位に配置されて前記切断カツタ
    ーおよび各感知部材を介し選択切断された定寸L
    の不良個所皆無の切断片、定寸Lのかつ不良個所
    を持つ疵回し処理用切断片および定寸Lよりも短
    かい長さlのかつ不良個所を持つ転用切断片を共
    通に吸着搬送するための、そのキヤリヤ面に吸着
    手段を持つ搬出用コンベアと、同コンベアの前記
    キヤリヤ面の下位に並設された前記各切断片のた
    めのかつ各別の収容部材とから成ることを特徴と
    する生地の裁断装置。
JP5196482A 1982-03-29 1982-03-29 生地の裁断装置 Granted JPS58169567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5196482A JPS58169567A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 生地の裁断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5196482A JPS58169567A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 生地の裁断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58169567A JPS58169567A (ja) 1983-10-06
JPS622072B2 true JPS622072B2 (ja) 1987-01-17

Family

ID=12901544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5196482A Granted JPS58169567A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 生地の裁断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58169567A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278256A (ja) * 1985-09-25 1987-04-10 株式会社 羽島 布地切断機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551374A (en) * 1978-11-21 1980-01-08 Gunze Kk Constant length lettinggoff and removing method of long fabric
JPS55137259A (en) * 1979-04-06 1980-10-25 Gunze Kk Fabric cutting apparatus

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS551374A (en) * 1978-11-21 1980-01-08 Gunze Kk Constant length lettinggoff and removing method of long fabric
JPS55137259A (en) * 1979-04-06 1980-10-25 Gunze Kk Fabric cutting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58169567A (ja) 1983-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5295586A (en) Apparatus for separating a sheet from an array of sheets
JP2006346779A (ja) 平盤打抜き装置
JPH01246096A (ja) 帯状材料から裁断片を切断する方法及び装置
DE19731538C2 (de) Anlage zum Herstellen von Laminaten, insbesondere von Industrielaminaten
US11505419B2 (en) Reel-holder unit and apparatus for preparing edges of reels of web material including this reel-holder unit
JPS622072B2 (ja)
EP3177458B1 (en) Device for separating flexible packaging products
US3410421A (en) Sheet stacker
CN111392513A (zh) 一种自动插纱机器人装置
JPS622071B2 (ja)
JP4154036B2 (ja) 欠陥のある平らな物品を排除し、欠陥のない平らな物品のスタックを形成するための装置
US3288312A (en) Method and apparatus for the sorting, collecting and stacking of sheet materials
JP4857474B2 (ja) 果実の選別装置
EP0401828A1 (en) Roving Bobbin Carrier System including a Residual Roving Removing Device
CN110582358B (zh) 用于剔除有缺陷的矿物纤维板材的方法和设备
EP2243731A1 (de) Vorrichtung zum schichtweisen Palettieren von Stückgutlagen
KR102220257B1 (ko) 판형 요소를 위한 방향 변경 및 샘플링 기기와 방법
US2772612A (en) Sheet piling mechanisms
US3733868A (en) Method and apparatus for forming sheet material
US11479429B2 (en) Method and apparatus for preparing edges of reels of web material
US5456193A (en) Apparatus for automatically manufacturing panel assemblies
CN212076007U (zh) 一种自动插纱机器人装置
KR102656633B1 (ko) Pcb 양산용 다열식 핸들링 시스템
JPH03131418A (ja) シャーリングマシンの板材集積装置
EP1120373A2 (en) Method of stacking strips of flexible material