JPS6220564B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6220564B2 JPS6220564B2 JP53042427A JP4242778A JPS6220564B2 JP S6220564 B2 JPS6220564 B2 JP S6220564B2 JP 53042427 A JP53042427 A JP 53042427A JP 4242778 A JP4242778 A JP 4242778A JP S6220564 B2 JPS6220564 B2 JP S6220564B2
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- Japan
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- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は数値制御プログラムの誤りをチエツク
するテープチエツク装置に関するもので、スピン
ドル軸線方向の早送り指令値の適否をチエツクす
るとともにプログラムに誤りがあつても修正指令
値を形成して適正な送り制御を自動的に達成する
ことを目的とする。
するテープチエツク装置に関するもので、スピン
ドル軸線方向の早送り指令値の適否をチエツクす
るとともにプログラムに誤りがあつても修正指令
値を形成して適正な送り制御を自動的に達成する
ことを目的とする。
従来の数値制御工作機械においては、新たに作
成したプログラムで初めて運転を開始するに当つ
て、プログラム作成に誤りがないかのチエツクが
行われている。1つのチエツク方法として、運転
モードをシングルブロツクモードに切替えておき
主軸前進方向の早送りに先立つて、作業者は工具
刃先とワーク加工面間の距離をスケールで測定
し、数値データに基づく工具の早送り前進位置に
対して適正なエアギヤツプが形成されるかどうか
を確認した上で、主軸前進方向の早送りが行われ
ていた。こうすることによりプログラムミスがあ
つても工具とワークが早送りで衝突することは防
止できることになる。また工具の進む経路も作業
者は絶えず監視しプログラムミスの発見に努める
ことになる。ところでプログラムミスが発見され
ればプログラムの修正が行われるが、前述の工具
早送り前進位置におけるエアギヤツプが適正でな
かつた場合においては、早送り前進送り量及び後
退送り量を単に延長するか短縮すれば良いのであ
るが、かかるプログラム修正であつても手動で行
うと極めて煩雑であり、プログラムが紙テープに
記憶されている場合には紙テープを作り直さなけ
ればならなかつた。
成したプログラムで初めて運転を開始するに当つ
て、プログラム作成に誤りがないかのチエツクが
行われている。1つのチエツク方法として、運転
モードをシングルブロツクモードに切替えておき
主軸前進方向の早送りに先立つて、作業者は工具
刃先とワーク加工面間の距離をスケールで測定
し、数値データに基づく工具の早送り前進位置に
対して適正なエアギヤツプが形成されるかどうか
を確認した上で、主軸前進方向の早送りが行われ
ていた。こうすることによりプログラムミスがあ
つても工具とワークが早送りで衝突することは防
止できることになる。また工具の進む経路も作業
者は絶えず監視しプログラムミスの発見に努める
ことになる。ところでプログラムミスが発見され
ればプログラムの修正が行われるが、前述の工具
早送り前進位置におけるエアギヤツプが適正でな
かつた場合においては、早送り前進送り量及び後
退送り量を単に延長するか短縮すれば良いのであ
るが、かかるプログラム修正であつても手動で行
うと極めて煩雑であり、プログラムが紙テープに
記憶されている場合には紙テープを作り直さなけ
ればならなかつた。
本発明はかかる前述のテープチエツクを作業者
の手を煩わすことなく自動的に達成せしめ、適正
なエアギヤツプが形成されないようなプログラム
ミスがあつてもそのプログラムには何ら手を加え
ることなしに適正な送り制御を達成せしめるよう
にしたもので、以下実施例に基づいて説明する。
の手を煩わすことなく自動的に達成せしめ、適正
なエアギヤツプが形成されないようなプログラム
ミスがあつてもそのプログラムには何ら手を加え
ることなしに適正な送り制御を達成せしめるよう
にしたもので、以下実施例に基づいて説明する。
第1図において、1はコンピユータを内蔵する
数値制御装置、2はテープリーダ、3は数値制御
工作機械、4は工具交換装置、5は工具交換装置
の制御回路、6はサーーボモータの駆動ユニツ
ト、7はサーボモータ、8は工具とワークが接触
したことを検出する接触検出器、9は操作盤であ
る。前記数値制御装置1にはメモリ10と中央プ
ロセツサ11が設けられており、メモリ10には
中央プロセツサ11をして数値制御機能をなさし
めるシステムプログラム及びテープリーダ2から
入力された数値制御プログラムが記憶されてい
る。前記システムプログラムを中央プロセツサ1
1が実行することにより、数値制御プログラムの
1ブロツク内に与えられた数値データによりパル
ス分配を行い、指令された送り軸の駆動ユニツト
6に送り指令パルスを出力する。これによつてサ
ーボモータ7は駆動され、数値制御工作機械3の
工具を保持する主軸とワークを保持するテーブル
の相対運動が制御される。また数値制御プログラ
ム中に与えられている工具交換等の指令を制御回
路5に出力し、この制御回路5によつて工具交換
装置等のシーケンス動作の制御も行われる。前記
接触検出器8は工具とワークが接触することによ
る電気的な導通状態を検出するもので、接触検出
信号は数値制御装置1に与えられ、後述するテー
プチエツク時に利用される。操作盤9は運転の起
動、停止、自動運転モード、各個運転モード、シ
ンブルブロツクモード等を切替えるスイツチ類が
設けられ、本発明におけるテープチエツクモード
のオン、オフ切替えスイツチもこの操作盤9に設
けられている。これらのスイツチのオン、オフ及
び接触検出信号は前記システムプログラムによつ
て中央プロセツサが監視し、所定の制御動作を行
うようになつている。
数値制御装置、2はテープリーダ、3は数値制御
工作機械、4は工具交換装置、5は工具交換装置
の制御回路、6はサーーボモータの駆動ユニツ
ト、7はサーボモータ、8は工具とワークが接触
したことを検出する接触検出器、9は操作盤であ
る。前記数値制御装置1にはメモリ10と中央プ
ロセツサ11が設けられており、メモリ10には
中央プロセツサ11をして数値制御機能をなさし
めるシステムプログラム及びテープリーダ2から
入力された数値制御プログラムが記憶されてい
る。前記システムプログラムを中央プロセツサ1
1が実行することにより、数値制御プログラムの
1ブロツク内に与えられた数値データによりパル
ス分配を行い、指令された送り軸の駆動ユニツト
6に送り指令パルスを出力する。これによつてサ
ーボモータ7は駆動され、数値制御工作機械3の
工具を保持する主軸とワークを保持するテーブル
の相対運動が制御される。また数値制御プログラ
ム中に与えられている工具交換等の指令を制御回
路5に出力し、この制御回路5によつて工具交換
装置等のシーケンス動作の制御も行われる。前記
接触検出器8は工具とワークが接触することによ
る電気的な導通状態を検出するもので、接触検出
信号は数値制御装置1に与えられ、後述するテー
プチエツク時に利用される。操作盤9は運転の起
動、停止、自動運転モード、各個運転モード、シ
ンブルブロツクモード等を切替えるスイツチ類が
設けられ、本発明におけるテープチエツクモード
のオン、オフ切替えスイツチもこの操作盤9に設
けられている。これらのスイツチのオン、オフ及
び接触検出信号は前記システムプログラムによつ
て中央プロセツサが監視し、所定の制御動作を行
うようになつている。
本発明におけるテープチエツクでは、次のよう
な制御を自動的に行う。数値データにて指令され
るZ軸(主軸軸線方向の送り軸)の早送り前進指
令の場合にのみ、その数値データに係わらず、ワ
ークと工具が接触しても工具を損傷させない比較
的遅い速度でZ軸の送り動作が行われるとともに
接触検出信号が出力されるまでの送りパルスが計
数され、工具がワークに接触するまでの送り量が
測定される。この測定値と早送り指令値との差を
演算し、適正エアギヤツプ量と比較する。適正エ
アギヤツプ量に対する過不足分を補正値として工
具ナンバーに対応した前記メモリの補正値記憶エ
リアにこれを登録する。この補正値をZ軸の早送
り前進指令及び後退指令がある度に早送り指令値
に対して加減算して修正指令値に変換する。この
修正指令値によつて早送り前進後退動作は制御さ
れ、プログラムの修正なしにZ軸の早送り移動量
が自動的に変更される。この結果、エアギヤツプ
量はプログラムミスがあつたとしても適正量に保
たれ、早送り速度で工具とワークが衝突すること
はなくなる。
な制御を自動的に行う。数値データにて指令され
るZ軸(主軸軸線方向の送り軸)の早送り前進指
令の場合にのみ、その数値データに係わらず、ワ
ークと工具が接触しても工具を損傷させない比較
的遅い速度でZ軸の送り動作が行われるとともに
接触検出信号が出力されるまでの送りパルスが計
数され、工具がワークに接触するまでの送り量が
測定される。この測定値と早送り指令値との差を
演算し、適正エアギヤツプ量と比較する。適正エ
アギヤツプ量に対する過不足分を補正値として工
具ナンバーに対応した前記メモリの補正値記憶エ
リアにこれを登録する。この補正値をZ軸の早送
り前進指令及び後退指令がある度に早送り指令値
に対して加減算して修正指令値に変換する。この
修正指令値によつて早送り前進後退動作は制御さ
れ、プログラムの修正なしにZ軸の早送り移動量
が自動的に変更される。この結果、エアギヤツプ
量はプログラムミスがあつたとしても適正量に保
たれ、早送り速度で工具とワークが衝突すること
はなくなる。
第2図はこの関係を示すもので、Nzは早送り
量の数値データ、lは工具T1の刃先とワークW
間の距離、Agは適正エアギヤツプ量であり、仮
にNzとすべきところをNz′と誤つてプログラムし
てしまつたとすると、早送り速度で工具はワーク
に衝突することになる。しかしながらテープチエ
ツクモードで接触検出信号が得られるまでの送り
量lを測定し、補正値εを演算するとε=l―
Nz′―Agとなり、この補正値εをT1の補正値と
して登録する。これ以降のZ軸早送り指令値はこ
の補正値εによつて修正され、修正指令値に変換
されてz軸早送り移動量が制御される。
量の数値データ、lは工具T1の刃先とワークW
間の距離、Agは適正エアギヤツプ量であり、仮
にNzとすべきところをNz′と誤つてプログラムし
てしまつたとすると、早送り速度で工具はワーク
に衝突することになる。しかしながらテープチエ
ツクモードで接触検出信号が得られるまでの送り
量lを測定し、補正値εを演算するとε=l―
Nz′―Agとなり、この補正値εをT1の補正値と
して登録する。これ以降のZ軸早送り指令値はこ
の補正値εによつて修正され、修正指令値に変換
されてz軸早送り移動量が制御される。
かかる制御を達成するための制御プログラムを
第3図によつて説明する。第3図のルーチンは運
転開始指令が与えられることにより実行され、ス
テツプ1では中央プロセツサ内のアキユムレー
タ、各種レジスタ等の初期化が行われ、ステツプ
2では1ブロツク分の数値データを読込む。ステ
ツプ3では読込んだデータがプログラムエンドの
データかどうかを判別し、プログラムエンドでな
い場合にはステツプ4に進み、プログラムエンド
である場合にはステツプ3−1に進み、運転を停
止する。ステツプ4では読込んだデータがZ軸の
早送り前進指令であるかどうかを判別する。Z軸
の早送り前進指令である場合にはステツプ5でテ
ープチエツク指令がオンかどうかを判別し、テー
プチエツク指令オンであれば、ステツプ6にて工
具とワークが接触しても損傷しない速度の送り運
動を与えるべくZ軸前進方向にゲート切替えを行
い、送りパルスを駆動ユニツト6に対して出力す
る。送りパルスを出力する度にステツプ7でカウ
ンタを歩進させ、ステツプ8で接触検出信号がオ
ンかどうかを判別し、オンしていなければステツ
プ6に戻り送りパルスを繰返し出力する。接触検
出信号がオンになるとステツプ9に進む。この間
にカウンタには工具がワークに接触するまでに移
動した送り量lが記憶されている。このカウンタ
の内容lからZ軸指令値Nzと適正エアギヤツプ
量Agを減算し、補正値εを算出する。この補正
値εはステツプ10にて主軸に挿着された工具
T1に対応するメモリ10の補正値記憶エリアに
登録される。その後Z軸後退方向にゲートを切替
えエアギヤツプ量Ag分後退動作される(ステツ
プ11ないし13)。これによつてプログラムミ
スのないZ軸早送り前進指令によつて送られたの
と同じ位置に位置決めされる。次にステツプ2に
戻り次のブロツクの数値データを読込む。通常Z
軸の早送り前進指令の次のブロツクにはZ軸の切
削送り指令が与えられているので、ステツプ4か
らステツプ20,21に進み、送り軸及び送り方
向を判別してゲート切替をする。ステツプ22で
は数値データに基づき送り速度指令に応じた送り
パルスを駆動ユニツト6に対して出力し、1パル
ス毎にカウンタを歩進させる。ステツプ24では
このカウンタの内容と送り指令値が一致したかを
判別し、一致するまで送りパルスの出力を繰返え
す。一致すれば再びステツプ2に戻り次のブロツ
クの数値データが読込まれる。次のブロツクはZ
軸の切削送り戻しであるので、ステツプ3,4,
20,21……と進み、数値データで指令された
だけの送りパルスが出力され、Z軸戻しが行われ
る。再びステツプ2に戻り次のブロツクの数値デ
ータが読込まれる。このデータがZ軸の早送り戻
し指令であると、ステツプ3,4,20,30に
進む。ステツプ30では工具T1に対応した補正
値記憶エリアから補正値ε1を読出し、ステツプ
31にてZ軸早送り指令値にこの補正値ε1を加
算して修正指令値を演算する。ステツプ32,3
3,34にてこの修正指令値に基づきZ軸に送り
パルスを出力し、早送り後退させ、修正指令値と
カウンタの内容が一致するとステツプ2に戻り、
引続くブロツクの数値データによる送り制御が行
われる。
第3図によつて説明する。第3図のルーチンは運
転開始指令が与えられることにより実行され、ス
テツプ1では中央プロセツサ内のアキユムレー
タ、各種レジスタ等の初期化が行われ、ステツプ
2では1ブロツク分の数値データを読込む。ステ
ツプ3では読込んだデータがプログラムエンドの
データかどうかを判別し、プログラムエンドでな
い場合にはステツプ4に進み、プログラムエンド
である場合にはステツプ3−1に進み、運転を停
止する。ステツプ4では読込んだデータがZ軸の
早送り前進指令であるかどうかを判別する。Z軸
の早送り前進指令である場合にはステツプ5でテ
ープチエツク指令がオンかどうかを判別し、テー
プチエツク指令オンであれば、ステツプ6にて工
具とワークが接触しても損傷しない速度の送り運
動を与えるべくZ軸前進方向にゲート切替えを行
い、送りパルスを駆動ユニツト6に対して出力す
る。送りパルスを出力する度にステツプ7でカウ
ンタを歩進させ、ステツプ8で接触検出信号がオ
ンかどうかを判別し、オンしていなければステツ
プ6に戻り送りパルスを繰返し出力する。接触検
出信号がオンになるとステツプ9に進む。この間
にカウンタには工具がワークに接触するまでに移
動した送り量lが記憶されている。このカウンタ
の内容lからZ軸指令値Nzと適正エアギヤツプ
量Agを減算し、補正値εを算出する。この補正
値εはステツプ10にて主軸に挿着された工具
T1に対応するメモリ10の補正値記憶エリアに
登録される。その後Z軸後退方向にゲートを切替
えエアギヤツプ量Ag分後退動作される(ステツ
プ11ないし13)。これによつてプログラムミ
スのないZ軸早送り前進指令によつて送られたの
と同じ位置に位置決めされる。次にステツプ2に
戻り次のブロツクの数値データを読込む。通常Z
軸の早送り前進指令の次のブロツクにはZ軸の切
削送り指令が与えられているので、ステツプ4か
らステツプ20,21に進み、送り軸及び送り方
向を判別してゲート切替をする。ステツプ22で
は数値データに基づき送り速度指令に応じた送り
パルスを駆動ユニツト6に対して出力し、1パル
ス毎にカウンタを歩進させる。ステツプ24では
このカウンタの内容と送り指令値が一致したかを
判別し、一致するまで送りパルスの出力を繰返え
す。一致すれば再びステツプ2に戻り次のブロツ
クの数値データが読込まれる。次のブロツクはZ
軸の切削送り戻しであるので、ステツプ3,4,
20,21……と進み、数値データで指令された
だけの送りパルスが出力され、Z軸戻しが行われ
る。再びステツプ2に戻り次のブロツクの数値デ
ータが読込まれる。このデータがZ軸の早送り戻
し指令であると、ステツプ3,4,20,30に
進む。ステツプ30では工具T1に対応した補正
値記憶エリアから補正値ε1を読出し、ステツプ
31にてZ軸早送り指令値にこの補正値ε1を加
算して修正指令値を演算する。ステツプ32,3
3,34にてこの修正指令値に基づきZ軸に送り
パルスを出力し、早送り後退させ、修正指令値と
カウンタの内容が一致するとステツプ2に戻り、
引続くブロツクの数値データによる送り制御が行
われる。
このようにしてデータチエツクモードがオンに
なつていれば、Z軸の早送り前進指令のあるとき
だけステツプ4ないし13のルーチンを実行し、
接触検出信号にもとづき工具がワークに接触する
までの送り量を検測し、この検測値に基づき補正
値εを算出して使用工具に対応した記憶エリアに
登録し、他の場合はステツプ4,20ないし24
のルーチンまたは4,20,30ないし34のル
ーチンを実行し、数値データに基づいて送り動作
が制御される。テープチエツクモードがオンでな
い場合には、Z軸の早送り前進指令であつてもス
テツプ4,5,30ないし34のルーチンが実行
され、登録されている補正値εに基づき送り指令
値Nzが修正され、この修正指令値に基づいて早
送り前進動作が制御される。このため適正エアギ
ヤツプが得られないようなプログラムミスがあつ
ても、Z軸の早送り前進端においては、工具刃先
とワーク間に適正エアギヤツプが形成されること
になる。尚このルーチン(ステツプ30ないし3
4)はZ軸の早送り後退が指令された場合にも実
行され、早送り量に対し補正値が加減算され、前
進送り量と同じだけ後退送りされる。したがつて
Z軸の早送り前進の開始点と早送り後退の終点と
は一致し、引続くブロツクのデータの基点をずら
すことがないので、数値データに基づき引続く加
工を正しく行うことができる。
なつていれば、Z軸の早送り前進指令のあるとき
だけステツプ4ないし13のルーチンを実行し、
接触検出信号にもとづき工具がワークに接触する
までの送り量を検測し、この検測値に基づき補正
値εを算出して使用工具に対応した記憶エリアに
登録し、他の場合はステツプ4,20ないし24
のルーチンまたは4,20,30ないし34のル
ーチンを実行し、数値データに基づいて送り動作
が制御される。テープチエツクモードがオンでな
い場合には、Z軸の早送り前進指令であつてもス
テツプ4,5,30ないし34のルーチンが実行
され、登録されている補正値εに基づき送り指令
値Nzが修正され、この修正指令値に基づいて早
送り前進動作が制御される。このため適正エアギ
ヤツプが得られないようなプログラムミスがあつ
ても、Z軸の早送り前進端においては、工具刃先
とワーク間に適正エアギヤツプが形成されること
になる。尚このルーチン(ステツプ30ないし3
4)はZ軸の早送り後退が指令された場合にも実
行され、早送り量に対し補正値が加減算され、前
進送り量と同じだけ後退送りされる。したがつて
Z軸の早送り前進の開始点と早送り後退の終点と
は一致し、引続くブロツクのデータの基点をずら
すことがないので、数値データに基づき引続く加
工を正しく行うことができる。
本発明によれば、新たに作成したプログラムで
初めて数値制御工作機械を運転する場合にはテー
プチエツクモードをオンにして起動させれば、Z
軸の早送り前進指令にプログラムミスがあつても
早送り速度で工具がワークに衝突するような事態
は完全にさけられるばかりでなく、早送り前進端
にて適正エアギヤツプを得るべく補正値が自動的
に算出され、使用中の工具に対応した記憶エリア
に登録される。したがつてテープチエツクモード
が解除された通常の自動運転モードにおいては、
登録された補正値によりZ軸の早送り指令値が修
正され、修正指令値を形成して早送り量が制御さ
れるため、プログラムミスがあつてもプログラム
の修正操作を作業者が行わなくても正しい早送り
制御が達成される。これによつて従来自動化でき
なかつたテープチエツクを自動化することがで
き、作業者の負担を大幅に軽減するばかりでな
く、テープチエツク、プログラム修正に要する時
間が著しく短縮される利点を有する。
初めて数値制御工作機械を運転する場合にはテー
プチエツクモードをオンにして起動させれば、Z
軸の早送り前進指令にプログラムミスがあつても
早送り速度で工具がワークに衝突するような事態
は完全にさけられるばかりでなく、早送り前進端
にて適正エアギヤツプを得るべく補正値が自動的
に算出され、使用中の工具に対応した記憶エリア
に登録される。したがつてテープチエツクモード
が解除された通常の自動運転モードにおいては、
登録された補正値によりZ軸の早送り指令値が修
正され、修正指令値を形成して早送り量が制御さ
れるため、プログラムミスがあつてもプログラム
の修正操作を作業者が行わなくても正しい早送り
制御が達成される。これによつて従来自動化でき
なかつたテープチエツクを自動化することがで
き、作業者の負担を大幅に軽減するばかりでな
く、テープチエツク、プログラム修正に要する時
間が著しく短縮される利点を有する。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
数値制御システムのブロツク線図、第2図は工具
とワークの関係を示す線明図、第3図は制御プロ
グラムの流れ図である。 1……数値制御装置、2……テープリーダ、3
……数値制御工作機械、6……駆動ユニツト、7
……サーボモータ、8……接触検出器、9……操
作盤、10……メモリ、11……中央プロセツ
サ。
数値制御システムのブロツク線図、第2図は工具
とワークの関係を示す線明図、第3図は制御プロ
グラムの流れ図である。 1……数値制御装置、2……テープリーダ、3
……数値制御工作機械、6……駆動ユニツト、7
……サーボモータ、8……接触検出器、9……操
作盤、10……メモリ、11……中央プロセツ
サ。
Claims (1)
- 1 数値制御工作機械のスピンドル軸線方向の早
送り指令値の適否をチエツクするテープチエツク
装置において、送り指令データを判別し主軸軸線
方向の早送り前進が指令されている場合に工具と
ワークが接触しても工具を損傷させない比較的遅
い速度に切替える速度切替手段と、前記スピンド
ル軸線方向の送り指令パルスを発生し前記遅い速
度にて工具とワークを相対送りするパルス発生手
段と、このパルス発生手段より送出されるパルス
にて移動される工具とワークが接触したことを検
出する接触検出手段と、前記パルス発生手段より
送出されるパルスを計数し前記接触検出手段にて
接触検出がなされる位置までの送り量を検出する
計数手段と、この計数手段にて検出された送り量
と前記早送り指令値との差を演算するとともに適
正エアギヤツプ量に対する補正値を演算する演算
手段と、この演算手段にて演算された補正値を記
憶する補正値記憶手段と、この補正値記憶手段に
記載された補正値によりテープチエツク後の自動
運転の際の早送り指令値に対する修正指令値を形
成し前記スピンドル軸線方向の送りを制御する送
り制御手段とを設けたことを特徴とするテープチ
エツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242778A JPS54134272A (en) | 1978-04-11 | 1978-04-11 | Tape checker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242778A JPS54134272A (en) | 1978-04-11 | 1978-04-11 | Tape checker |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54134272A JPS54134272A (en) | 1979-10-18 |
JPS6220564B2 true JPS6220564B2 (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=12635755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4242778A Granted JPS54134272A (en) | 1978-04-11 | 1978-04-11 | Tape checker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54134272A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57196313A (en) * | 1981-05-26 | 1982-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | Automatic compensating device for backlash amount |
JPS57196316A (en) * | 1981-05-26 | 1982-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | Measuring device of backlash amount |
JPS57196315A (en) * | 1981-05-26 | 1982-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | Automatic compensating device of backlash amount |
JPS58125106A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-26 | Yamazaki Mazak Corp | マシニングセンタにおける試し加工制御方法 |
JPS59194207A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | Fanuc Ltd | 数値制御におけるサ−ボ系の遅れ誤差補正方式 |
JPS60229113A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御装置 |
JPS61114315A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-02 | Okuma Mach Works Ltd | 数値制御装置のテ−プ入力方式 |
JPS6257805U (ja) * | 1985-09-28 | 1987-04-10 |
-
1978
- 1978-04-11 JP JP4242778A patent/JPS54134272A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54134272A (en) | 1979-10-18 |
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